自分に足りないものは何か
そう考えた理由は単純だ。どんな物語でもドラゴンっていうのは必ず負ける存在なのである。
ドラゴンの脅威はその大きさにある。巨大な足を踏みならせば、あらゆる者の動きをとめ、強力なアゴが獲物にくらいつく。剣や弓による攻撃は鱗が弾き、距離をとればブレスによる広大な範囲攻撃。
そんな力強く、硬く、巨大な最強種とよばれる竜。
それは何故か。答えは──
巨大=的だ。つまり大振りの技でも普通に当たる。当たらなければ問題ないものも余裕で当たる。
だから竜人形態がほしい。あ?本音を話せ?いいぜ、そこまで言うなら言ってやるよ!
『
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すみません取り乱しました。そう、俺だ。
ところで最近ゴリラが二足歩行になった。もしかしたらこの世界での人間の先祖はチンパンでもサルゥでもなくゴ・リラなのかもしれない。
ちなみに今はさっき上げた声に反応して群がってきた奴らを薙ぎ払っている最中だ。
【毒霧吐息】に【猛毒生成】で麻痺毒を生成し、襲ってきた群れに状態異常をばらまく。さらに【豪腕】【鎧硬化】で強化した左腕で一体を掴みとり【
今回、吸収したのはタダノガニというカニのモンスターである。コイツは幻術が得意で群れで襲ってくるように見せるのだ。
最初にエンカウントしたときは逃げまくっていたが、たまたま尻尾が当たったのに感触がなかったから【看破者】を使って倒せたんだよね。
わざわざカタカナ表記にしたが元は漢字で多堕乃我似と書くらしい。
敵を吸収するこの流れもなれてきたものだ。まぁ、10年もやっていればなれない訳もないが。
そういえばオレって属性系統の能力ないよな。
一番簡単そうな“炎”と親の能力の“毒”はあるけどそれ以外は兆候すらない。全くの皆無だ。
しかしまぁ、出来ないなら仕方がない。せめて手から炎を出せるくらいにはしておきたい。
今持っている火系のスキルは【火炎吐息】ぐらいだ。そう、
つまり炎は口から出るのであってもし人化できて、さらに魔法アリな世界だとしたら。口から炎を出すのは怪しまれないわけがない。なんならオレだって疑う。
だから手から炎を出す練習をしようって話。うん、ナニモオカシクナイ。
思い立ったらすぐ行動。善は急げ。
「『メラゾーマ!』」
※しかしなにもおこらなかった
次!
「『マハラギダイン!!』」
※しかしなにもおこらなかった
次ィ!
「『ファイガ!!!』」
※しかしなにもおこらなかった
...次ィ!
「『ファイヤァボルトォ!!!!』」
※しかしなにもおこら(ry
つぎ!
「『インフェルノ!!!』」
しかしなに(ry
「『ブラストバーン!!!』」
しか(ry
........................
「『
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────────
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すみません取り乱しました。(二回目)
取りあえず半径10キロにわたって窪地になったから練習場は確保できた。ナニガアッタンダロウネー
いや、そもそもが間違ってるんだよなぁ
過程を何も考えずに炎を出そうとするからダメなんだよ。【火炎吐息】を入手したときもそうだったけど大事なのは『過程とイメージ』だな。
指先に
今の俺の姿を考えてみよう。発達した前足(片方欠損)に前足の半分もない後ろ足。あとは硬く、ゴツくなった鱗と尻尾ぐらいか。
...指先と考えられるものがない。片方しかない前足を上にあげると後ろ足だけでは支えられないし、尻尾の先はヒ●カゲみたいになるからなんかヤダ。
人化のスキルが使えるようになってから考えよう。
なお人化のスキルも過程とイメージが考えられないので出来ないと気づいたのは三年後だった。まる
そろそろあのトリ野郎を倒さなきゃとは思ってる
幻術を得意とする青い甲殻をもったカニのモンスター。目撃されるのは群れだが、一体を除いて全て幻術なので単独でしか行動しない。自分のテリトリーまで追い詰めエサにする。
ヴェルダナーヴァの一人称って?
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僕(作者はコレ)
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私
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オレ(主人公と分けるため、カタカナ)
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我
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ナーヴァ
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拙僧
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一人称ナシ(作者の負担が増大)