SCP:IRON.SAGA.   作:野生のムジナは語彙力がない

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お帰りなさい、指揮官様!
今回はテッカマンコラボで何かと話題になっている『テッカマンエビ』についての記事を書かせていただきました。本来は(ブラスターテッカマン)エビルなんですけど、名前が長すぎてステージ上での表記がエビになっているせいで生まれたSCPです。

これはダッチーが悪いです

それでは、続きをどうぞ


SPC−620–IS−J 『テッカマン海老』

SPC(甲殻類を捜索してパンチする)財団

Search for and Punch Crustaceans

 

 

 

[SPC財団活動記録]

 

 

 

アイテム番号:SPC−620–IS−J

『テッカマン海老』

甲殻類クラス:shrimp Neutralized(粛清済)

 

 

甲殻類特別殴打:

(Special Punching for Crustaceans)

SPC−620–IS−Jは通常の手順によって殴打され、基底現実から粛清が予定されています。粛清されました。詳しくは[交戦記録:SPC−620–IS−J]を参照して下さい。

 

 

 

説明:

SPC−620–IS−Jはヒューマノイド型の甲殻類実体で、分類はその名の通り『海老』です。体表は黒と赤の人工的な甲殻で構成されており、主な武装としては長槍、腕部には自動追尾機能を持つホーミングレーザーを搭載、さらに胸部からは未知の光線を放ちます。

またSPC−620–IS−Jは海老ルカウンターや海老ルシールド、海老ルストライクなどと言った多種多様な技を持ち、甲殻類スカウターで計測されたその戦闘力は、我が方の対甲殻機動隊3個分に匹敵すると推測されます。

現時点でSPC−620–IS−Jの出自は不明です。しかしSPC−620–IS−Jが未知の超科学を行使していることと、████地方にて空間震が検出された直後にその存在が確認されたことから、SPC−620–IS−Jは基底現実とは別の世界、いわゆる異世界から転移してきたものと推測されます。転移した理由については不明ですが、甲殻類であることに加えて、SPC−620–IS−Jは人類に対して非常に敵対的であることから、SPC−620–IS−Jの終了処分がC5評議会により満場一致で決定しました。

 

 

 

補遺1.甲殻類認定手続きにおける異議申し立て:

<記録開始>

 

ユウキ研究員:申し上げます。SPC−620–IS−Jは甲殻類、もとい海老ではないと考えられます。

 

Dr.イブキ:説明したまえ

 

ユウキ研究員:解析の結果、SPC−620–IS−Jの外骨格内部には……

 

Dr.イブキ:ぷりっぷりの身がぎっしり詰まっていたのだろう? 実に腹ただしいな!

 

ユウキ研究員:いえ、そうではなく……外骨格内部からは人間のものと思わしき生体反応が確認されました。つまり、SPC−620–IS−Jは海老ではなく、海老のようなパワードスーツに身を包んだ人間なのではないのでしょうか?

 

Dr.イブキ:なるほど。では聞こう……SPC−620–IS−Jは、いかにも甲殻類らしい刺々しい見た目をしている。そうだな?

 

ユウキ研究員:はい

 

Dr.イブキ:意味もなく無駄に無数のダサいアクセサリー触覚を生やし、赤や黒など、いかにもロブスターっぽい色をしている。そうだな?

 

ユウキ研究員:[ため息]はい……

 

Dr.イブキ:ならばそれは海老だ。例えそれがパワードスーツだったとしても、その外見が甲殻類を彷彿とさせる時点で既に結論は出ているのだ。

我々の目的は、人々の生活と命を脅かす甲殻類を殴打する事にある。そしてSPC−620–IS−Jは人類に対して敵対的だ、だからこそ粛清しなければならない……なによりも『テッカマン海老』という名前がそのいい証拠だ。これほど分かりやすいものは他にないだろう?

 

ユウキ研究員:海老はビームを撃ちません!

 

Dr.イブキ:それは甲殻類識別方にない

 

ユウキ研究員:ですが、あれは明らかに人……

 

Dr.イブキ:奴は海老であり甲殻類だ。分かるね?

 

ユウキ研究員:しかし……

 

Dr.イブキ:[語気を強めて]分かるね?

 

ユウキ研究員:……はっ!

 

<記録終了>

 

 

 

交戦記録:SPC−620–IS−J

SPC−620–IS−J出現から2日後、███地方を進行するSPC−620–IS−Jに対して作戦行動が実施されました。3つの対甲殻類機動隊がSPC−620–IS−JをDr.イブキの待ち伏せするエリアへと誘導し、その場でDr.イブキによる粛清を計画しています。

 

作戦は成功しました。

Dr.イブキ(生身)の放った『海老殴り神拳』により、SPC−620–IS−Jは一撃の下に粉砕・粛清されました。

 

また作戦の最中、SPC−620–IS−Jに酷似した外見を持つ甲殻類らしき実体が2体出現しました。しかし、SPC−620–IS−Jの破壊に成功したDr.イブキが甲殻類のアレルギー反応に苦しんでいる間に2体はエリアから脱走、対甲殻類機動隊の追撃を振り切りました。

現在、逃走した甲殻類に対して追跡が予定されています。

 

 

 

補遺2.他組織とのコンタクト記録

SPC−620–IS−Jの粛清から3日後、『SCP委員会』という我が方と名前がよく似た組織がコンタクトを取ってきました。作戦担当であったDr.イブキはアレルギー治療の為、財団傘下の病院にて入院していおり、委員会との交信はC5幹部数名が立ち会いの元、病室にて行われました。

<記録開始>

 

イシュメール博士:お初にお目にかかります、ファウンデーションの皆様。私はSCP委員会所属、イシュメールと申します。博士です。

 

Dr.イブキ:はじめましてドクター。私はイブキ、SPC財団所属の同じく博士です。

 

イシュメール博士:イブキ博士、先日はテッカマンエビル……いえ、あなた方がSPC−620–IS−Jと呼称していた実体の討伐、お見事でした

 

Dr.イブキ:いや、人類に対して脅威となる甲殻類を殴打することが我々の使命であり、この世の全ての忌まわしき存在(甲殻類)を粛清することが役割であるのだ。つまり、我々は当然のことをしたまでという事だ。

 

イシュメール博士:……甲殻類?

 

Dr.イブキ:それよりもドクター。アレは一体何だったのかお分かりですか?

 

イシュメール博士:まあいいや……ええ、説明しましょう。あなた方もご存知の通り、アレは基底現実……つまりこの世界固有のモノではなく、異世界から転移してきた実体でした。

 

Dr.イブキ:やはりそうでしたか。では、我々の作戦エリアに出現した他2体の実体も……?

 

イシュメール博士:ええ同じく。しかしご安心を、例の2体は我々の手によってこの世界から追放されました。もう2度と、この世界に現れることはないでしょう

 

Dr.イブキ:おお! それは吉報ですな。なるほど……つまり、奴らはこの世界の生態系のバランスを乱す外来種だったというわけですか。

 

イシュメール博士:外来種……そうですな、的確な表現です。しかし、この世界は過去幾度となくそういった漂流者、裂生獣……外来種どもの侵略を受けてきました。これには我々もかなり手を焼いているのが正直なところです。

 

Dr.イブキ:いいでしょう。我々といたしましても、外来種(甲殻類)によってこの世界の生態系が荒らされることは許容できません。あなた方との連携を私から評議会に提案しておきましょう

 

イシュメール博士:感謝します。博士

 

Dr.イブキ:はい、それではドクター

 

イシュメール博士:人類の平穏を守る為に

 

Dr.イブキ:そして甲殻類から世界を守る為に

 

イシュメール博士:え?

 

Dr.イブキ:は?

 

<記録終了>




というわけでSCP委員会ならぬ、SPC財団でした。
本家の方でサメ殴りだったので、こっちはテッカマンエビに合わせて甲殻類を殴る組織を作ろうと思って、ちょうどいい具合にSPCのCに当たる部分が甲殻類(Crustaceans)と合致していたので、SPC(甲殻類を捜索してパンチする)財団が結成されました。
記事はリヴァイアサンのものを参考にさせてもらってたり……

また本記事はオリジナルと同様、アイテム番号の後ろにもあるようにJ(ジョーク)記事なので、色々と悪しからず。またエビルが破壊されたので、こっち側からあっちの世界は飛び込むという展開もありません。以上。よかったねカーズ!無理しなくて済んだよ。

それでは、また……
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