せっかくTSしたので親友(♂)を全力で落とそうと思う   作:らびっとありす

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お久しぶりです。やっと書いてた話のプロットが纏まったので新しい新シリーズです。今回はちゃんと完結させます。タイトルが長いので《しんおと》と略させてもらいます。というわけで一次創作シリーズです。TS物のBLです。

恋愛くそざこ脳のTS主人公君が鈍感な親友(♂)を全力で落とそうと頑張る話です。暖かい目で見守ってやってください。


朝起きたら見える世界が変わった話
プロローグ


「はよ。」

 

「おはよ。」

 

俺の名前は島崎優。ゲームとアニメと漫画と論文が好きなどこにでもいるごくごく普通の男子高校生。小説で言うと主人公の親友キャラである。

 

「今日のアニメ見たか?めちゃくちゃいやーあれで泣くなって言われる方が無理だわ。」

 

「お前もそう思う?そーだよなそーだよな!特に最後の泣きながらお互いに抱き合うシーンとか最高。」

 

「分かる!すげぇ分かる!」

 

和気あいあいと俺の横で話してるのは俺の幼馴染であり親友である白石葵。女の子みたいな名前だと言われるがれっきとした男。まぁたしかにちょっと女の子っぽいけど。小説で言うと主人公である。

 

主人公と言うぐらいなのだから彼のスペックは本当にすごい。部活は軽音部。家事も出来て運動神経も抜群。何をやらしても普通の人以上に出来るしおまけに性格もお人好し。頭はさすがに天才という訳では無いけどそれでも補習は1回もなったことは無い。

 

……っと彼はそんな前世で何をしたというレベルのバケモノスペックで周りの人達から好かれていた。もちろんだが何回も告白されてる。挙句の果てには誰もが羨む学校一の美女とかからも。

 

でも彼は頑なに誰かと付き合おうとしない。前に理由を聞いても教えてはくれなかった。

 

「お前ってほんとに何者なんだよ。」

 

「は?何いきなり。」

 

「別になんでも。」

 

時々こいつの隣に俺がいてもいいのかなんて不安になることもある。こんな完璧スペックの男の親友がこんなどこにでもいる一般人でいいのかと。

 

「お前また俺なんかって思ったか?」

 

「え。なんで分かったんだよ。」

 

「流石に10年以上一緒にいんだからそれぐらいわかる。」

 

……はぁ。こいつほんとずるいわ。

 

「俺はお前が親友で本当に良かったと思う。お前ぐらいだからなこうやって本音で話せるの。」

 

「……そっか。」

 

「あ、お前今照れたろ?」

 

「は?照れてねぇし。」

 

「嘘だな。お前照れるとわかりやすいんだよ。」

 

「~~~~~~~~っ!!」

 

「後、俺にだって嫌いな奴なんて山ほどいる。そんな奴らに対してもこんな態度じゃ気持ちがもたねぇよ。」

 

「それは俺も知ってる。お前態度露骨なんだよ。」

 

「え、俺そんなに露骨か?」

 

「おう。」

 

そんな優しさが自分だけに向いて欲しい。そう思ってしまう事だって多々あった。でもそんな自分の気持ちにそっと蓋を閉じた。俺とこいつはただの親友で男同士で。きっとこいつは俺に失望してしまうからだ。

 

「そういや葵さ。前に告白されてたけど「断ったよ。」」

 

「なんでお前はそんな頑なに断んだよ。」

 

「付き合いたくないから。というより今に満足してるからな。恋人が欲しいとか今まで思ったことないよ。」

 

「そうなんだな。」

 

内心ほっとした。別にこいつが幸せなら俺は別にいいんだけどなんというか。

 

「……どうしてくれんだよ。おまえきらい」

 

「え!?なんでだ!?」

 

……ほんとこいつ。

 

「羨ましいよ……。ほんと。」

 

「え。なんで。」

 

お前のその超鈍感なところが羨ましいんだよ。

 

 

 

 

 

 

教室。俺たちの席は窓際でそこには俺たちより早く来ていた1人の男性がいた。

 

「よーっす。あおっち。」

 

「はよ。神楽坂。」

 

この人は神楽坂徹。葵のちょうど前の席で見ての通りクラスのお調子者である。でもある程度節度は守ってるし話しかけやすいのは事実。俺も別に嫌いじゃない、俺には珍しい普通の友達と言うやつである。

 

「お前ほんとにゆーくんだけよな下の名前で呼ぶの。」

 

「家族は下だが。」

 

「いやそりゃ当たり前やろ。あれか?心を許してる的なやつか?」

 

「心を許してるっつうか幼なじみで親友だからか?つか優も俺の事下の名前で呼ぶし。慣れだよ慣れ。10年以上は一緒だからな。」

 

「もうそこまで来たら夫婦だな。」

 

夫婦って。

 

「こいつと夫婦だったら周りの女子に俺殺されんだが。」

 

「優それどういうこと?」

 

「ふっはっ。そりゃ違いないわ。」

 

こいつほんとに自分のことに関しては無頓着すぎるだろ。

 

「あ、そういや昨日ゆーくんに勧められた漫画読んだけど面白かったよ。」

 

「え?ほんと?」

 

「おうおう。初めの入りとかめちゃくちゃ好き。後は『お前に俺は越えれない』のセリフとかめちゃくちゃかっこよかった。」

 

「あー俺それ読んでねぇんだよな。」

 

「あおっち読んだ方がいいよ?あれ読まないのは人生損してるレベル。」

 

「うそまじ?」

 

普通に学校に一緒にいて行って。何気ない趣味の話とか授業とか受けて。普通に学校から帰って。俺はそんな日々が好きだった。かっこいい親友がいて気軽に話せる友人がいて。そんな生活が俺は好きだった。

 

でも、そんな日常がある日。

突然、一夜にして音を立てながら変わっていった。

 

 

 

 

 

「………んっ。んんぅ〜〜。」

 

朝というのは本当に気持ちがいい。日差しは気持ちが良くて風も涼しい。小鳥のさえずりを聴きながら目を覚ますのは朝早く起きる時の特権だろうか。

 

「朝ごはん食べるか。」

 

そう思い体を起こしてみると何やら体に謎の違和感を感じた。

 

「んんっ。」

 

声がおかしい。寝てる時に喉でも乾燥したのか?

 

部屋にあった鏡を見てみると、同じくらいの身長で銀髪で胸がある女性が立っていた。

 

「寝ぼけてるのか?目の前には女の子がいる。」

 

……なんだろうか。すごい嫌な予感がする。

 

口を動かすとその鏡に映ってる少女も口を動かした。腕を上げたり首を傾げたりしてみたりすると予想通り鏡に映った少女も動いた。

 

「………はっ?」

 

どういうことだ?

 

「…………うぇ?」

 

頭の理解が追いつかない。どういうこと?え。こんな話論文にも載ってなかったぞ。

 

「……え。えっ。えぇぇぇぇぇぇ!?!?」

 

俺の体は一夜にして全く別の体になってしまった。

 

「あ、あわあわ。ど、どどうしよ。……えっと。とりあえずあいつに連絡入れようそうしよう。」

 

とりあえず俺は親友である葵に連絡を入れた。

 

「………はぁ。どうしよこれ。」

 

気持ち悪がられないだろうか。軽蔑されないだろうか。信用しきっているのに自分の中でそんな思いがグルグルと回っていた。そんなことを思っていたらガチャガチャと扉が悪音が聞こえてきた。

 

「……優!!大丈夫か!?」

 

そしてこれが俺のもう1つの違う人生の始まりの瞬間だったことをこの時の俺は知る由もなかった。




n煎じネタだろコレ。とりあえずプロローグってことで2500文字程度です。次からは3000とか書きます多分。

BL布教用に描きました。BL流行れ流行れ。

私はハピエン厨兼純愛大好きマンなんで畜生展開なんて言うものはドブに捨ててきました。まぁ胸糞悪い話はちょこっとだけあるかもです。
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