せっかくTSしたので親友(♂)を全力で落とそうと思う 作:らびっとありす
朝投稿です。続き書くために。
「疲れたぁぁぁ!!」
「こんなに勉強したの久しぶり。」
「逆に2人はいつも勉強しなさすぎなんじゃない?」
土曜日。期末テストまで2週間を切った俺たちは今、俺の家で勉強をしていた。
「それにしても優くんの教え方ってすっごい分かりやすいよね。」
「そう?あー、中学時代あいつに勉強教えてたからかも。」
「白井くんって頭良いのに?」
「あいつ、中学時代頭悪かったんだよ?努力して今は学年10位になったけど。」
「え?そうなんだ。」
高校から知った人はやっぱり驚くんだ。まぁあいつも初めから完璧超人って訳じゃなかったし。才能マンだけど努力家なのは変わらないし。
「そういえば優くんのお母さん初めて見たけどすごく可愛くない?なんか、女の子になってあんなに可愛くなったのすごい納得したというか。」
「俺どちらかといえば父さんよりだよ?ほらこれ。」
「「「うぇぇぇぇ!?え!?」」」
まぁ。そりゃ驚くよね。俺の父さん、はたから見たら女の子だし。
「はえ?ちょっ。まって。性別バグりそう。おとこ??え?おとうさん?」
「父さん、家が女兄弟しかいないから。」
「いやいやいや。それでもこれはおかしいでしょ!?」
「何歳なのこれで。」
「32歳。」
「どうなってんの……。優くん一家。」
「あれ?島崎さんって隠れがちだけどハイパースペック?」
「いやそれは無い。無い無い。あ、俺飲み物取ってくるね!」
「「「いってらー。」」」
友達が泊まりに来るとお母さんに言ったお母さんが『優が!!優が徹君と葵くん以外に友達が!!』って凄い大袈裟に喜んでくれた。俺は本当に恵まれていると思う。きっと女の子にならなかったら3人ともあんなに仲良くなれなかったし。
「うおっと。持ってきたよ。母さんが適当に食べててって。」
「これ作ったの?凄っ。」
「お母さん張り切っちゃって。俺、友達家に呼ぶことなんて葵以外無かったし。それに俺友達少ないから。」
「大丈夫だよ!今後は私達もいるから!」
「そーそー。後でお礼言いに行こ!みんなで。」
「「 「賛成!」」」
「母さん喜ぶよきっと。よし。休憩入りますか。」
みんな勉強してて疲れただろうし。
「ていうか優くんの家って大きいというか、ここら辺の家全体的に大きくない?」
「ここら辺、お医者さんとか弁護士とか多いから。」
「優くんの両親も?」
「俺の父さんは医者だよ。母さんは研究者。」
「あ、だから島崎さんの部屋って論文多いんだ。」
「母さんの影響が大きいね。」
今思えば俺が論文漁ったりするの好きなのは母さんの影響が大きいかも。
「え?じゃあ葵くんも?」
「葵はね。両親普通……。いや道場持ってるし普通ではないか。」
「白井くんって家系が全員そういう武道系なんだ。」
「そうそう。」
「だからあんなに強いのか。」
あいつの戦闘能力はほんとに頭一つ抜けてるよなぁ。
「あ、そういえば寝る部屋とかはどーする?俺の家、来客用の部屋とかもあるけど。」
「ここでいいよ。」
「うちもうちも。どうせ泊まるんだから色々話したいし。」
「あーわかる!」
「それじゃ、母さんに後で伝えとく。」
「なんか修学旅行みたいだね。」
「修学旅行ってまだじゃ……。」
「それは言わないお約束。」
「あ、すんません。」
「よし。そんじゃ、勉強再開しますか。」
「「「りょー。」」」
あいつもいま真面目に勉強してるんだ。俺も頑張らないと。
「とりあえず、夕方3時くらいまで頑張ろ!」
「「「おー!!」」」
「上がった!」
「俺。お嫁に行けない……。」
「「何があったの!?」」
「揉みがいがある胸でした。」
「変態セクハラ!!」
「早坂、めちゃくちゃ満足げじゃん。」
「我が人生に一遍の悔いなし。」
お風呂はとりあえず効率的に2人ずつ入った方が良いと思ったけど。これはこれで予想外だった。
「よーすよす。布団に潜らないで。ごめんねぇ早坂が変態で。」
「あんたほんと中学からそこは変わらないわよね。」
「中学からなんだ。もう癖じゃん。」
「いやー。それほどでも。」
「「「褒めとらん。」」」
くっそ揉まれた。まぁ別にいいんだけど女子だし。
「そういえばさ。神楽坂の家もここら辺なの?」
「いや?神楽坂は隣町。中学はね、境目だったからどっちも行けたんだよね。」
「へぇ。そうなんだ。あ、だから渚同じ町なのに学校違うんだ。」
「そうそう。」
あっ。あいつからメッセージ来た。
AoI『勉強捗ってるか?』
Y/u『今日はもうお勉強終わったよ。今はみんなでのんびりしてる。』
AoI『そうか。友達出来て良かったな。』
お前は俺の母親か。
「葵くんから?」
「うん。」
「あ、そうだ!みんなで写真撮って白井くんに送ろうよ!」
え?
「良いじゃんそれ!」
「向こうは男二人なんでしょ?自慢げに送ろ。」
「えぇ……。」
みんなすごい乗り気だ。……まぁいいか。
「どーする?ポーズとか。」
「各々で良いんじゃない?」
「どーせならみんなで統一しない?」
「指ハートとか?」
「「「それだ!!」」」
「優くんさっすが!」
「みんな寄ってー!いくよー!」
自撮りなんて何年ぶりだろ。友達と写真を撮るなんてほんとに片手で数えれるぐらいしかない。
「めちゃくちゃいい写真。」
「ふふっ。神崎変な顔。」
「はぁ?これでも真面目ですぅ。」
「あ、これ送って!」
「うん!送ったよ。」
「あざまーす!よし。アイコンにした!」
「早いなぁ。私もしとこ。」
早速自分のアイコンにしてる。凄っ。みんな行動力の化身だ。あっそうだ。これを送るんだっけ。
Y/u『4人で指ピースしながら撮ってる写真』
Y/u『こんな感じだよ。楽しい。』
おっ。既読ついた。……なかなか返信きないな。
AoI『楽しそうだな。神楽坂と姉さんが送れ送れって言ってうるさいから俺も送っとく。』
「ぶふぉっ。」
「え?どうしたの?」
相変わらずこの姉弟、距離感がおかしい。てか顔面偏差値高すぎるだろ。神楽坂もなかなかイケメンの部類なのにこの姉弟の顔面偏差値が異常すぎる。つか対抗してそっちも指ハートしてるし。
「……相変わらずだなこの2人。顔面偏差値が異常すぎる。」
「え?この女の人誰!?」
「「女の人!?」」
「あー。この人、葵の姉ちゃん。」
「「「姉ちゃん!?」」」
初見の人はそういう反応するよね。俺も初めて見たとき同じ反応したもん。
「うん。白井ゆず。多分名前は聞いたことあると思う。」
「え?……うそ。ゆずってあの?モデルの?今すごい話題の?」
「そっ。合気道が異常に強すぎるモデル。」
「「「えぇぇ!?」」」
「まって。まって。まって。じゃああの時。自宅紹介の時にたまたまテレビに映った人って、あおいくん?」
「うん。写ってんなぁって思ってた。」
あの時、Twitterとインスタ凄かったなぁ。『あのイケメン誰!?』とか『芸能人じゃないの?あれで?』とかめちゃくちゃ言われてたっけ。本人全然気にしてなかったけど。
「えっと。当時の写真がこれか。」
卒業アルバムにたしか載ってたっけか。
「うわ。ほんとだ。でもあれ平日だったよね?」
「前日、不良グループと抗争して全員少年院送りと病院送りにしたから1週間停学処分食らってた時だから。」
「何があったの……。」
「聞かないでくれると助かる。」
まぁ。うん。色々あった。
「まぁあいつも昔は普通の男の子ぐらいヤンチャしてた時があったの。」
「なるほど。その頃から好きになったと。」
「うん。まぁそうなんだけ………って渚急に何言い出すの!?」
「おっと。口が滑った。」
「まぁもう良いけどさ。バレてるし。」
「おらおらー。観念して色々はけぇ。」
そうだよねぇ。この時期の女子ってこういう話大好きだよねぇ……。
「多分、もっと前から好きだったと思うけど自分で自覚したのはその頃ぐらいだと思う。」
「そういや2人っていつあったの?」
「えっとね。確か小学3ぐらいだったかな。たまたま一緒のクラスになって。なんだかんだ話してたらいつの間にか暇さえあれば一緒にいた感じ。」
「ほんとにずっと一緒なんだ。」
「うん。俺ってこう。なんて言うかいじられる体質で中学時代に2度すごいエスカレートした時期あって。あの時かな?俺が初めてあいつが怒ってるの見たのは。あいつがブチ切れって言う訳では無いけど切れたの。授業中に急にガーンって机飛ばして『なにしてんの。お前。』ってすげぇガチトーンって言ってさ。その時、周りの生徒と教師の顔今でも覚えてんもん。今まで優等生だった奴が急にガチトーンで切れるもんだからめちゃくちゃ怖がってた。」
「私なら泣く自信ある。」
「その後、それっきり弄られるのは無くなったんだけど3年生の時にいじめられて。それ言ったら葵が『場所教えろ。』って。まぁあとはお察しだよ。」
「……ほんとに最強のボディガードだ。」
「昔からだよ?キレたらすげぇ怖いのは。だからその頃の先生、怒らせないようにって凄い怖がりながら接してたもん。まぁ普段温厚だからすぐ誤解は解けたんだけど。」
普段温厚な人っていざ切れたらすごい怖いんだよね。
「優くんはそんなに怒らないよね。」
「俺だって怒るよ。葵が馬鹿にされたら。それ以外は基本怒らないかなぁ。」
「ほんとに白井くんのこと好きなんだ。」
「うん。大好きだよ。今も昔も。…………やべ。くっそ恥ずい。」
「あー!また布団に潜り込んだ。」
「もうやめない?すごい恥ずかしい。」
「自爆しただけじゃない?」
「それはそうなんだけど。なんか雰囲気に任せて言っちゃった。………でもあいつ、俺の事絶対意識してない。はぁ。」
全力で振り向かせるって宣言したのはいいものの。全くと言っていいほどそんな気がしない。
「逆にこんな美少女を意識しないってほんとに白井くんって欲あるの?」
「多分ないんじゃないかな?あいつ、人間の三大欲求のうち睡眠欲しかないし。あいつ、めちゃくちゃ寝るの好きだし。趣味が寝ることって自分で言ってるくらい。」
「食欲と性欲がかけてる……。」
「俺でも人並みはあるって言うのに。あいつホント人間なの………。」
「え?優くんってした事あるの?」
「え?………………。はぁ!?いやした事ないわ!!何言い出すの!?」
急に下ネタぶっこむじゃん。
「早坂。あのねぇあんたは性欲が強すぎるのよ。いやあんたの場合はまた違うわね。」
「変態欲です。」
こいつ。ほんとこいつ。
「脈。あんのかなぁ……。」
「でも白井くん、すごい過保護じゃん。もしかしたらあるかもよ?」
「多分あいつの過保護なのは俺を子供だと思ってるからだと思うよ。……こうなったら海で見返してやる。」
「見てろよニブチンって顔に書いてる。」
「俺ってそんなに顔に出るのか……。」
「表情豊かだよね。白井くんのこと話してる時めちゃくちゃ幸せそうな顔いつもしてるし。」
「………………~~~っ!?」
(((顔赤くなった。)))
「うぁぁぁぁぁ!!やめてぇ!!その話は!!ほんと!その話だけは!!」
「すっごい照れてる。」
「今思ったらあいつと話してる時っていつもこんな顔してるんだよな………。あぁぁぁぁ!まって。まって。恥ずかしくなってきた。恥ずかしすぎて死にそう。うぅぅぅ……。もう寝る!!おやすみ!!」
「あらら。寝ちゃった。」
「完全にふて寝じゃん。かわい。」
「じゃあ私達も寝ますか。おやすみー。」
「「おやすー。」」
………はぁ。くっそはずかし。でも、あいつも悪いんだからな。俺がそんな表情しても気づかないアイツが。
「……ほんと鈍感。あいつなんて食べてるアイス溶ければいいんだ。ばーか。気づけアホ。」
おまけ
「いやすまんな。こんな時間に。」
「いや。いいんだよ。お前言うて家ちょっと遠いだろ。俺はただコンビニに用があっただけだし。」
「ほんと甘いもん好きよなぁ。」
「甘味は人を幸せにするからな。………うおっ。」
「どないしたん?」
「急にアイス溶けた。」
「んなアホな。誰かが呪いでもかけたんちゃう?しゃーないから俺が買って来たるわ。ついでに。」
「さんきゅ。」
仲良し4人組って良いよね。わかる。
最近、out of control って曲聴いてます。クソかっこよくておすすめです。