愛と平和のために戦い続けるヒーロー   作:忍野扇

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今回は長いよー。その前に戦兎くんの見た目紹介。とはいえ前作とほぼ似ているけど。

戦兎's髪:青い髪に赤いメッシュが入ったビルド風。もちろん興奮すると跳ねる
戦兎's目:赤と青のヘテクロミナって奴。ただし、ボトルを生成すると一瞬そのボトルの成分の色になる。
戦兎's見た目:ビルドの時と色が変わっただけ。まぁ、身長と体重は普通の人のそれになっている。顔も中性的な感じに変わっており、女性と見られる事もしばしばある。


2の二乗=4話 復讐するヴィラン

あの後、俺は帰ってすぐに寝た。爆豪との勝負?逃げた。というか、また後日になった。実際終わった時にはもう暗くなっていたからな。それはさておき、学校に着いた。なんか金髪のガリガリの人が誰かを探しているのか校門の前の突き当たりで隠れていたが。まぁ、教師も異形系の個性(熊)を持つ新しい人になり、新しい平和な学校生活の幕開けだ。

...そうだったらよかったのに...放送室の所から流れるスピーカーにボイスチェンジャーでも使ってるのか女性の声で、

 

「この学校は乗っ取った。返して欲しければ桐生戦兎と緑谷出久を化学室まで連れて来い。」

 

と男性口調で学校占拠宣言が流れた。え、行くべき?

 

新しい先生「これは私が行くわ。二人ともここで待ってて。」

 

いや、それは危険だろ。

 

俺「それならこのボトルを持っていってください。ミルコの個性の成分です。振ればとても速くなる。」

新しい先生「ありがとう。」

 

少し経った後

 

「何故か先ほど呼んだ二人ではなく、教師が三人来たが、お前ら馬鹿か?占拠したって言ってんだろうが、解放して欲しいならなぜ、二人を出さない?これでお前らにも効く人質ができたぜ?」

俺「緑谷、これは罠だ。恐らくこの声は前の先生が声を変える機械を使って俺たちに復讐しようとしてる。」

緑谷「じゃあどうするの?」

俺「ラビットボトルはあれ一つじゃない。あの後寝る前ににミルコに電話してみたんだ。最初の時の後にもしかしたら、プロヒーローの成分だから取ろうとする輩がいるかもしれないって言ったら電話番号を教えてくれた。そのおかげでバックアップを取れたんだ。これをお前に渡す。恐らくあのヴィランは人質がいるからと喜んでいる。だが、俺は個性を成分にする。あの先生の個性も成分に変えているから弱点はわかる。だから俺は警戒されているだろう。だが、無個性のお前なら、警戒されない。それどころか最初の時点で人質にするつもりだったんだろう。それを利用する。」

緑谷「なるほど。だったらラビットボトル以外に、何か錠の様な個性ってある?」

俺「ない。その前に、爆豪。」

爆豪「んだよ?」

俺「これを渡す。振れば一定時間その個性を扱える。中身は俺の父だ。よく考えて使え。逆に、爆豪の個性を緑谷に渡す。作戦はこうだ。俺と緑谷が、ヴィランのところに行く。当然戦闘になるだろうが、緑谷のラビットの力で助ける。それで無理なら爆豪の幽体離脱で助ける。その個性は幽体と自身の体を入れ替える事も可能だからな。その後は俺が戦う。」

爆豪「分かった。」

緑谷「うん。」

 

突然だが、これは表向きの作戦だ。もし、俺の考えが的中していたらそれをしようとする二人は捕まる。考えすぎだとは思うが嫌な予感がする。だから俺はミルコに電話をしたんだ。もしも危険に陥ったら、録音ボトルを振ってその時の作戦を伝えるって。録音ボトルは違うボトルからも録音した声が出てくるが、電話より少し機能が悪く、振らないとその声は聞こえない。だが、身に付ければヒーローとして体を動かす以上、それは関係がない。これで伝わったはずなので、助けてもらうつもりだ。

 

化学室

 

化学室まで着いたが...ひとまずノックをしよう。

コンコン

 

「入れ。」

 

やっぱ後ろに隠れてたよな。

 

俺「入るぞ、緑谷。」

緑谷「うん。」

 

俺「それで、俺たちはどうしたらいい?」

「それより後ろを向け。」

俺「分かった。」

 

後ろを向くとそこには...新しい担任がいた。

 

緑谷「なんで⁉︎」

俺「悪い予感が当たったか...最悪だ。だが、俺の勝ちだよ。」

新しい担任「ほう?そうなのか?」

俺「ミルコに連絡したからな。」

新しい担任「悪いが監視カメラから見ていた。そんなハッタリは通用しないぞ?」

俺「どっちでもいい。あんたら四人の共同か?それとも三人?いや、一人か?」

新しい担任「何故、二人だと思わない?」

俺「少なくとも、あの先生は、教師免許を剥奪されただろう。だから、ここには一人の手引きがあっても、入らないはずだ。少なくとも二人の協力が有れば可能になる。だが、あの先生から何か吹き込まれて俺たちに危害を加えようとあんた一人で考えているかもしれない。その際に他の先生二人が止めようとして逆に丸め込まれて三人になったかもしれない。あの先生のために三人であの先生を入れて、四人で企てたものかもしれないからな。まぁ、二人の可能性は最も低いと考えただけだ。」

緑谷「なんで教えてくれなかったの?」

俺「監視カメラから音声を聴かれるかもしれなかったからな。一人でどうにかしようと思った。」

緑谷「じゃあ‼︎」

俺「あぁ、対抗策はある。立て篭もりについてはもう二人のヒーローにバレてるはずだし...爆豪は俺の意図を汲み取って他のところを探してくれてるだろうしな。」

 

プルルルルプルルルル

電話だ。

 

俺「なんだ?」

爆豪「他の先生二人もヴィランだった様だ。」

俺「なるほど、予想通りだ。爆豪は個性で逃げろ。俺の考えが正しければ、その二人は事務の人間だ。個性は分からない。」

爆豪「確かに事務のやつだ。逃げる。」

新しい担任「何故事務だと思った?」

俺「俺たちに敵意向けているのはその二人だからな。」

 

かたや、問題を起こす実験中毒者(そう思われている)

かたや、いつまでも夢を見続けるみっともない子供

そりゃあ個性があっても夢を掴み取れず、しかも事務仕事を増やされれば、俺たちに敵意を向けるのは当たり前だよなぁ?

 

俺「緑谷、俺からヒーローの先輩としてアドバイスだ。」

緑谷「何?」

俺「見返りを求めたらそれは正義とは言えないし、もし私怨に塗れたら、それこそ正義ではない。だからこそ、間違えても、こうなった原因を恨むな。」

緑谷「え?」

俺「あの夜に寝る前に作り途中のものを作り終えたんだ。新しい担任の個性は異形系、それも動物、あの時の少女に成分をもらっておいて良かった。」

新しい担任「何を言っている?」

俺「俺の個性にあった武器だ。ドリルスラッシャーは危険だからな。ビートクローザーで戦う。」

新しい担任「勝てるとでも?」

俺「あぁ。それとーーー緑谷、あっちを相手してやれ。」

緑谷「うん!」

俺「まぁ、その必要は無いだろうが。」

緑谷「え?」

爆豪「チッ!化学室まで誘き寄せられたか。」

事務1「袋の鼠だな。問題児三名。」

俺「まだ上があるけどな。」

事務2「悪いけど上は私の個性の操鉄で塞いだ。」

俺「鉄を壊すヒーローがいないとも限らないけどな。」

前の担任「何?まだヒーローが来ると思っているのか?問題児。」

俺「問題なのはあんただけどな。」

 

バギィィィ‼︎

 

ミルコ「あー痛て、なんでこの学校、鉄で塞がれてんだ?」

俺「ヴィランが籠城を完璧にするためらしいですよ?」

ミルコ「そうか。まぁ、いい。おーい、オールマイトー!こっち開いたぞー!」

前の担任「オールマイトだと?そんな一度ならず二度までもそいつらを助けるために来ると思うか?」

俺「なんか見覚えあると思ったらオールマイトか。いや、体が違ってたが...エボルトの様なものか。」

緑谷「エボルトって誰?」

俺「都合が悪い時は味方面する星の破壊者だよ。多分ここにはいないだろうが。」

オールマイト「私が来たー!いやぁ、また君達か。今回は何があったんだい?」

俺「前の担任の逆恨み及び事務の先生の八つ当たり。」

事務1「いや、八つ当たりでは無いぞ⁉︎お前らが悪いんだから八つ当たりじゃ無い‼︎」

オールマイト「...何をしたんだい?」

俺「実験しまくって化学室の崩壊が2回。教室が焦げたのが、53回ほど。」

オールマイト「それは...暴動を起こす事務も事務だが君も君だよ?」

事務2「私はそれもあるけど、そっちの子供はもどかしい。」

俺「あー、なりたいと言っているだけで努力しないから、ってことか?」

事務2「そう。だから、わざと悪役を買って出た。」

俺「いや、どこのヤンデレだよ。」

緑谷「ヤンデレは違うと思うよ⁉︎」

事務2「ハァ、どうせ捕まるだろうから先に言っておく。緑谷くん、君は私たちと違って心はとても綺麗。だけど、個性がないからヒーローになるのは難しい。けど鍛えれば可能性は少ないけどある。だから努力をしなさい。」

オールマイト「女性の事務の方は私から罰として君の先生をしてもらう様に言っておこう。」

俺「なんでだ?」

オールマイト「個性無断使用はいけないが、生憎ここは学校。それも閉ざされていたからそれを見たものは少ない。だからそれを口封じればいい。とはいえ、目には見えなくても悪いことをしたしその自覚があるのだから罰は与えられるべきだ。だから、君の運動の先生をしてもらうのはどうかと思ってね。」

事務1「俺は⁉︎」

オールマイト&俺「[君は/お前は]、だめだろ。」

事務1「ショボーン。」

 

いや悪いのあんただから。

 

ミルコ「担任二人は問答無用で捕まえる!」

 

事件後

 

俺「あー疲れた。」

ミルコ「そうだな!けどナイス判断!情報が少ない中よく、正しい判断が出来たな!」

緑谷「教えてくれなかった理由は分かったけど、多少はヒントをくれる?」

俺「まぁ、それがなくても爆豪は分かってたから。」

オールマイト「それもそうだゲボーーーー!!し、しまった!」

 

やっぱ縮んでる。

 

ミルコ「オールマイト⁉︎なんだよ!?その姿www!」

オールマイト「ミルコ!周りには言わないでくれ!?」

ミルコ「分かったよwwwヒー腹痛ーwww。」




中途半端な所で終わってしまった...緑谷くんには、オールマイトよりも説明が得意そうな人が必要だと思ったので事務の人を利用しました。
いやー、長い...

またミスった...ドライブと間違えるんよな...ラスボス

  • 蛮野
  • 星の夢(カービィロボボ)
  • キルバス
  • オリジナルライダー
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