さて、ひとまず、目の前で起こったことを話すとしよう。俺の目の前では俺たちを助けてくれたNo.1ヒーローがいたんだが、一瞬で煙がモクモクと出て、物理法則を無視して縮んでいる。
俺「どういうことだ?というか、オールマイトで合ってるよな?」
オールマイト「あぁ、私はオールマイトさ。よくプールで腹筋が力み続けている人がいるだろう?あれさ。」
緑谷「ウソダー‼︎」
ウゾダドンドゴドーン‼︎
なんか出たな?そんな事はさておいて、爆豪は喋ってないが...気絶してるな。まぁ、いいか。
俺「で、なんで、そんな状態になってるんだ?どこか怪我してるのか?」
オールマイト「5年前に負わされた怪我があってね。それがなくても、これが私の本来の姿さ!」
ミルコ「5年前?なんかあったっけ?」
緑谷「毒々チェンソーによってつけられたんですか?」
オールマイト「詳しいね!だが、あんなチンピラにやられはしないさ!」
俺「多分だが、公表されてないんじゃないか?オールマイトは曲がりなりにもNo.1ヒーロー、弱っている姿を見せればヴィランが活気付く、そのヴィランを助けようと動く。だから公表しない、とかじゃないか?」
オールマイト「桐生少年は賢いね!その通りさ!だがそいつは、私が紙一重で殺したからね、助ける事は不可能さ。」
俺「本当に殺したのか?亡骸は火葬したのか?」
エボルトも倒しても倒せてなかったからな。
オールマイト「いや、火葬はしてないが...まさか。」
俺「そのまさかはあり得るかもしれないな。それはさておいて、どんな傷なんだ?」
オールマイト「呼吸器官半壊、胃袋全摘、私のヒーローとしての活動時間が1日三時間となってしまっている。」
緑谷「オールマイトが...そんな怪我を...?」
俺「ありえない話じゃないな。それにしてもそいつは強すぎるが。」
オールマイト「あぁ、私のヒーローとしての師匠もそいつに殺されてしまった...」
ミルコ「オールマイトにも師匠はいたんだな...」
暗いな。それでいて、辛い話だ。
俺「それで?ここまで話すって事は何かしら俺たちに要求するものがあるんじゃないのか?」
緑谷「戦兎くん⁉︎」
俺「同情を誘うだけなら俺は帰る。
オールマイト「HAHA、厳しいね。まぁ、要求と言うほどでもないさ。それにみられた以上は話すしかないだろう?」
俺「ほどでもない、と言う事は何かあるってことだな。」
オールマイト「緑谷少年にね。ヘドロヴィランの時、君たちの中で最初に出たのは緑谷少年だった、だろ?」
俺「そうだな。作戦会議をしようとしたら無視して飛び出して行った。だからか?」
緑谷「え、え?どう言う事?」
俺「どうせ、あんたの後継に選びたかったから話したって言いたいんだろ?そいつは無個性だ。これまでそんな重圧に晒される事はなかった。
だからやめておいてやれ。」
オールマイト「惜しいね!後継に選びたいというのは正解さ!それと君たち、プロヒーローはいくつか逸話を残すものもいる。彼らは揃って言った。
『体が動いていた』
と、ね。緑谷少年もそうだったんじゃないか?」
緑谷「っ!...はい...!」
オールマイト「だから、後継に選ぼうと思った。それにだ。君になら私の個性を渡してもいいと思った!」
爆豪「個性を」
ミルコ「渡すだって⁉︎ボケてんのか?オールマイト!個性なんて渡すことできねえだろ!」
俺「恐らくだが、そう言う個性なんじゃないか?ただ渡すだけ、ではなく、力を譲渡する個性。」
オールマイト「正解さ。私の個性はONE・FOR・ALLという、個性を譲渡し、また違うものへと譲渡し、力を紡いでいく個性。それを、緑谷少年なら受け取ってくれると思っている。もちろん君の意思を尊重するがね。」
緑谷「お願いします!」
次の日
緑谷「で...なんで、この海浜公園に?」
オールマイト「君の体は多少なりとも鍛えられている。だけど、まだ個性を受け取れる器じゃない。だからその器を完成させる為の運動として、と言うのが」
俺「第二の理由、だろ?」
オールマイト「そう言うことさ!第一の理由は分かるかい?」
俺「奉仕活動、か?」
オールマイト「正解さ!やはり君はどこか大人びてるね!というより、ヒーローらしい!」
緑谷「そういえばヒーローの先輩としてアドバイスって言ってたけど...」
俺「悪いがそれは秘密だ。変に話しても混乱させるだけだからな。きちんと話せるようになったら話してやる。」
初めて多機能フォームを使ったけど、どうなってるかな?
またミスった...ドライブと間違えるんよな...ラスボス
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