奇麗に二分割できませんでした。
今回に繋がるあらすじ
オレギア「地球の為にヴィランギルドの計画妨害しちゃうぞ!」
ヴィランギルド「もう我慢の限界。絶対にあいつ潰すわ」
チブル星人マブゼ「全力支援あざーっすwwwwwww」
オレギア「嘘でしょ一番放置できない奴が特定できなくなってる……」
「おおやったぞ!!あの憎きトレギアを一撃でノックアウトだ!!」
「やったやったーい!!」
「ビデオビデオ!!」
ニセウルトラマンベリアルによる強力な飛ぶ爪撃(技名称不明)により、地に沈むトレギアに大はしゃぎする宇宙人3人。
ゴドラ星人はガッツポーズをとり、ザラブ星人は無邪気に喜び、スラン星人はスマホでカメラ撮影する。
アジトの隣で戦闘が起きているわけだが逃げる素振りすらない。トレギアの苦しむ姿に夢中のそれは完全に慢心していたが、それだけ煮え湯を飲まされた証拠とも言えた。
「ざまぁありませんねぇトレギア!!」
「お、チブル」
「直接見に来ましたよ。チブル星人の頭脳を愚弄した輩の断末魔を聴くためにね!!」
煽られた怒りが歓喜に代わる美酒を味わおうと、チブル星人も最前席に現れる。
チブル星人の隣には、ベリアル因子集束機とは別に新たな機械も鎮座していた。
「チブル、それは?」
「ダメ押しの要素ですとも!天才は幾重も備えをするものだと奴に教えてやるのです!!」
◇
「トレギア、しっかりしろ!」
「オルァア!!」
「くっ……こいつ本当にベリアルなのか!?」
『パワーでいくなら、私に任せろ!!』
「ウルトラララララララララ!!!!」
「ベリベリベリベリベリベリ!!!!」
タイガがタイタスにバトンタッチしてなんかおらおらラッシュと無駄無駄ラッシュやり始めてるなか、俺は地面をのたうち回っていた。
クッソ恥ずかしいしめっちゃ痛い。無意識にかばってしまったけど、こういうことすると自分が防御するって難しいんだな……勉強になったよガフッ。
ニセベリアルとタイタスによる激しい殴り合いは、ニセベリアルがタイタスの両拳を受け止め、捻り上げたあげく腕を起点にドロップキックで蹴り飛ばすことで終わった。ニセウルトラマンベリアルというのは、本人の魂が入っていないため、実質バーサーカーのようなものだったはずだが、戦闘センスもDNAに刻まれてるとでもいうのか? チブル星人の調整か? くそ、わからん……!
「知性も感じさせないくせに、力だけはあるようだな木偶の坊が……!!」
「ア゛ア゛!?」
立ち上がりながら挑発すれば、タイタスへの追撃をやめてこちらを睨んでくる。やりやすくて助かるよ。
忌々しいが、闇堕ち俺のような戦い方は俺にもよく合っているようだ。あいつの経験を得られていない以上、陳腐な真似にすぎないが、使える手は使う。
「オゥルアァ!!」
「フン!!」
突進しながら殴りかかってくるニセベリアル。挑発に乗ったような攻撃などさばくのは容易い。直撃すれば仮面の1つは余裕で砕けそうだが、払いのけてカウンター気味に膝蹴りを打ち込む。さらに首にクロスチョップ、トドメに後ろ廻し蹴りだ!!
「……フハハハハ!」
効果はあまりないみたいだ……。かゆいと言わんばかりに食らった位置を掻いている。いや硬すぎんだろ!? ギーストロンより硬いぞどうなってやがる!!
そらタイガが見事に蹴り決めたのにダメージ引きずってないわけだ。
「ア~ン?」
「あ゛?」
効いてないぞとせせら笑うニセベリアル。クッソムカつくんだが?
ならこれはどうだおら、そのバナナみたいな指蹴り砕いてやる!!
「いやお前が挑発乗ってどうすんだよらしくないな」
「む……フーマか」
こっちから突撃しようとしたら肩を抑えつけられた。
タイタスからバトンタッチしたらしい。なんか久々に見た気もするのは気のせいだろうか。
「うわ気持ちわる、なにその反応」
失礼なこと考えたかなと思う前に、すぐに手を放して自身の身体を抱えて震えるもっと失礼な真似をされる。喧嘩なら買うぞ?
放置プレイが嫌だったのか、ニセベリアルが突進してきた。俺が対処する前に、フーマが光波手裏剣を乱射して牽制する。斬撃系は甘く見るべきではないと本能だけで悟ったらしく、足を止めて全弾を爪で弾いている。
「フン!」
一度距離を取るように離れると、ビルを取り……ちょ、待て待て!! ビルもぎとって即席の盾とかふざけんなよ!! 崩落とかでなく、もぎとられたらペガ星人の修復技術効かないじゃん!!
フーマも手裏剣乱射するんじゃねぇよ!! 中に人いないかわかっててやってんのか!? 周辺一帯は避難テレポートかけたが万一あったらどうする!?
慌てて邪神探査かけて、ビルがとっくに無人であることを安堵するが、そんな隙を見逃されるはずもなく。
「オラァ!!」
「「グハァッ!?」」
ビルごと吶喊してきたニセベリアルによってフーマ共々吹っ飛ばされました。
◇
「いいぞいいぞ、圧倒的ではないか!!」
「うわすごいジャンプしたかと思ったらフーマの顔面に両ひざ叩き込んだよー!」
「やれやれー!!」
「立ち上がれないフーマを置いてのトレギアへのラッシュパンチだ! 2対1でも圧倒的じゃないか」
「む、しかし奴も雑魚ではない。全部いなしてカウンター気味に足払いからの首に踏みつけだ。ぬぅ」
「うわぁ、痛そう……」
「いえ、ベリアルがその足を掴んで直接エネルギー攻撃を流しましたよ! トレギアたまらず転倒です!!」
「フーマがタイガに切り替わったが、完全にあしらっている、いいぞいいぞ!!」
「あ! タイガに放ったパンチをトレギアに絡めとられた! 捻って倒してる!」
完全に単なる野次馬と化している侵略宇宙人3名。
一進一退の攻防に両腕を振り回しながら楽しんでいる。電波ジャック中のカメラしっかり回っているが大丈夫か。
「ちょっと皆さん、そろそろダメ押しと行きましょう」
お茶の間に醜態をさらす宇宙人組を放っておきながら、新たに持ち込んだ機材の準備を終えるチブル星人。
スイッチを押したところで、興奮しっぱなしの同胞へ声をかけた。
「ダメ押し?」
「どうみても優勢だぞ。勝てるのにやるのか」
「でも勢いを維持するのは大事ですよね。で、何を?」
「私の最高傑作であるあのベリアルにさらに因子を注ぎ込み、加えてもう1体召喚します!!」
自信満々に頭を張るチブル星人を前に、3人のスットコ組はドン引きを隠せない。
ベリアル因子は劇物である。あのニセウルトラマンベリアルを発現させる前に、準備の完了していない因子をわずかに吸っただけのザラブ星人が泡を吹いて昏倒する事故すらあったほどだ。
加えて、複数の宇宙を巻き込む大戦争を引き起こしたあげく、宇宙そのものを崩壊させかけたような実績を持つのがウルトラマンベリアル。その複製体により力を注ぎこむことは、暴走フラグではないか。はしゃいでいた心も正気を取り戻すほど、チブル星人の提案は危険なものに感じたのだ。
「え……やりすぎでは」
「何を言うか!! 私が受けた屈辱は徹底的に返してやらねばなりません!!」
やんわりと止めようとするも、強い言葉で跳ね返される。
それだけでスラン星人は諦めた。元々あのニセウルトラマンベリアルを生み出したのはこのチブル星人だし、明らかにトレギアが最初にした挑発への怒りがおさまっていない。つまりこの逆さパイナップル宇宙人は、思い通りにならないことを激しく嫌い、かつ侮辱と感じた事には苛烈な報復を行うタイプだ。下手に抵抗したら後に処分される危険性すら孕んでいた。
「わかった、乗るよ。で、これなに?」
「ゼットンの遺伝子とペダニウム、キングジョーのバトルデータですね。ゼットン星人からいただきました」
「「「えっ」」」
やばい、安請け合いした。
そう3人が悟るも、チブル星人は全く意に介さず、3本の足をばしばしと床にたたきつける。
「ほらさっさとしないか!! 私の研究の集大成よ、今ここに!!!」
「「「は、はい!!」」」
◇
「チッ、追い討ちのつもりか」
ニセウルトラマンベリアルのカラータイマーに更にベリアル因子が撃ち込まれ、より一層強化されていく。
隙を見出せなかったのが本音だが、チブル星人がやってきた気配を察した時点であのビルを叩き壊しておくべきだった。
ニセベリアルの両手のバナナが更に強く伸び、凶悪なものに変わる。外見の変化はそれだけだが、ただでさえ厄介なバーサーカーのステータスが跳ね上がったのは間違いない。
「まぁいい。手強いのは事実だが、所詮は1体……」
「はっはっは、トレギア!! これで終わりだと誰が言ったぁ!!」
「は?」
ニセベリアルの隣に新たなベリアル因子の結晶が放たれる。なにそれそんなの前世記憶にないぞ。
今まで生じなかった明確なイレギュラーの発生に一瞬呆ける。発生までに撃ち落とせばよかったと思うも後の祭りだった。
力が集束し、弾けて混ざる。ぼふんと白い煙が噴き出す中、それを掃う様に現れたのは。
「ゼットーン……ワジャ、ワジャ……」
ゼットンにキングジョーの武装が食い込んだような怪獣。だが頭や両肩から飛び出る角は禍々しい紅、両手は本物のベリアルを思わせる5本爪。なるほど、ベリアル、キングジョー、ゼットンの要素を併せ持つ複合怪獣か。
隣のニセベリアルにも負けない威圧感に、前世記憶が危険信号を発するかのように奴の情報を流れ込ませてくる。
怪獣コンピュータチェック! (CV:青野武)
チェックします! (CV:赤木優)
名前:ペダニウムゼットン
種別:ベリアル融合獣
身長:65メートル
重さ:3万4000トン
能力:山1つ消し飛ばす火球
いやなにこれ!? アーカイブとしての利用しすぎたせいか、前世記憶が変な挙動をしてくる。怪獣コンピュータってなんだよ!?
イレギュラーな事態が起きた衝撃も忘れる勢いで己の記憶に激しく困惑する。それをみて、チブル星人は俺が絶望を前に絶句しているとみたのだろう。
高揚を隠さない様子で勝利宣言している。
「ペダニウムゼットン、ニセウルトラマンベリアル、みたかトレギア!! チブルの科学力は宇宙一イイイイイイイ!!!」
「タイガ、気を付けろ。簡単にいくのは難しくなった」
「わかってる。いくぞ!!」
地球の神秘の力を宿した輝かしい鎧を身にまといつつ、タイガが吶喊する。
いや素直すぎない? 聖人かお前。
先のコミュニケーション失敗したんだが、なんで素直なの? もっとこう疑ってきてもいいんだぞ。それはそれでおじさん辛いけど。
「ハァッ!!」
「オラァ!!」
「フン!」
「ピポポポポポ!!」
フォトンアース形態となったタイガと凶悪さが増したベリアル、ペダニウムゼットンと俺がそれぞれ激突する。
鈍重そうな見た目と違って、ペダニウムゼットンの挙動は速く、攻撃は荒々しい。
前世記憶がおかしな警告を発するほどだ。俺だけならば、苦戦は免れないであろうスペックを宿しているのは間違いないだろう。
「(/・`ω・)/」
「いいサポートだ!」
「!?」
体内に蠢く邪神の力が、俺の腕を通してペダニウムゼットンへ襲い掛かる。神経を焼き切らんとばかりに蒼い炎が燃え広がり、慌てたようにその巨体が距離を取った。炎はすぐに掃われたが、相当警戒したように唸っているのがわかる。
そう、俺は独りではない。強化されたニセベリアル相手にも引けを取らないタイガと、有難いことに手を貸してくれる邪神グリムドがいる。元来の契約者である闇堕ち俺のように純然たる力として使うのが非効率的と感じるほどに協力的で今更ながら吃驚する。
「ゼットーン……」
「_φ( ̄ω ̄ )」
わかりやすく、ゼットンのワープ能力を利用し消滅するペダニウムゼットン。恐らくは背後にでも回ろうとしたのだろうが、そのワープにグリムドが干渉した。転移先は俺の目の前だ。
「こんにちは」
「!?」
わかりやすく動揺するペダニウムゼットンに、トレラケイルポスの重ね撃ち技であるトレラアルディガを撃ち放つ。
ゼットンに光線技は禁物だが、超至近距離からの速射技には対応できまい!!
想定通りに直撃を受け、ばちばちとスパークを弾けさせながらペダニウムゼットンが仰向けに倒れ込む。機能停止したわけではなさそうだが、少しは時間を稼げただろう。機械を混ぜたのは失敗だったようだな?破壊電磁波がしっかり効いて嬉しい。なんでギーストロンやニセベリアルは効かないんだよ邪神の力だぞおかしいだろ。
「ともかく、今がチャンスだな」
ゆっくりと、美蘭フーズ本社へ目を向ける。
◇
「おい、トレギアがこっち見てるぞ!!」
「あ、まずいのでは? あんな光線技食らったらここはひとたまりも……!!」
「ウルトラマンが人間サイズの俺たちに光線技放つなんて暴挙するのか!?」
「いえ、ウルトラマンジャックが人間サイズのブラック星人をハンドビームで爆殺してますね」
「え、なにそれこわい!! 逃げよう!!」
ダメ押しで勝ったと確信したら、追加要因のペダニウムゼットンが返り討ちにあい、トレギアがフリーになるという緊急事態。ようやく自分たちが死地にいると自覚した宇宙人たちはパニックに陥った。
「落ち着きなさい! 私がここに来るにあたって防御の備えを疎かにしたとでも!?」
だがチブル星人だけは冷静だった。目の前のコントを見ていられないとため息をつきつつ、持ち込んでいた機材のボタンを押す。
機材にあるランプが怪しく輝き、どこかのパソコンで聞いたような特徴的な起動音と共に美蘭フーズ本社がピラミッド型の青いバリアに覆われた。
「「「おお~!!」」」
「見たか! ゼットン星人ゾリンは私に最高の支援をしてくれたのです!! その名も『ゼットンシャッター』!!」
ゼットンシャッター。かつてウルトラマンマックスの抹殺計画においてゼットン星人が差し向けたゼットンが使用した鉄壁のバリアである。
瞬時に展開される上、防いで消耗した分も張り直す度に全回復する高性能バリアで、マックスの攻撃を悉く跳ね返し、援軍としてきたウルトラマンゼノンの必殺光線すら無効化した。弱点は展開中1歩も動けない為、万一割られてしまうとゼットンシャッターを砕くほどの攻撃が直撃してしまうことぐらいだ。ちなみに自動展開もされており、不意打ち気味に放たれた攻撃に対しても発動している。
マックスは、ゼノンより託されたマックスギャラクシーの超貫通必殺光線ギャラクシーカノンによりこのゼットンの討滅に成功したが、ゼノンが来なければ詰みであった。
今回展開されたゼットンシャッターは、そのデータをゼットンの遺伝子ごと提供されたチブル星人が完全再現したものである。
「これでトレギアも怖くないな!」
「や~いや~い!!」
「これだけではありませんよ! このフロア1つ借り切っての完璧な防御陣です!」
「え、なにそれ聞いてない」
ここの管理してるの俺たちのはずなんだけど、というスラン星人のぼやきも今のチブル星人には入らない。自ら組み上げた防衛措置を力強く、そして誇らしく語りだす。
「ゼットンシャッターの内側には高密度バリア24層、高エネルギー炉3基、猟犬変わりのチブロイド数十体、無数のトラップに、廊下の一部は四次元空間化を施しています!!」
「え、それ僕たちちゃんとお家帰れるの?」
「ま、まぁ仮に侵入されたとしても対策は万全ということだな!!」
「その通りです!! ふはははは、ペダニウムゼットンも再起動しますよ!! ざまぁみろトレギアアァ!!」
「スゥ──……」
もはや勝利は揺るがない地球は我々のものだとテンションを最高潮へと運ぶチブル星人。
退勤時にちゃんと防衛システムの機能をオフにしてくれるのか心配なザラブ星人。
トレギアの視線が正直怖いが情けない姿は見せたくないから強気に振る舞うゴドラ星人。
そしてチブルの言動に言いようの知れない嫌な予感を強く覚えて今からでも撤退したいスラン星人。
哀しきかな、スラン星人の直感は正しく働いており、そしてもはやどうしようもなかった。
◇
なんかすごいバリアが張られてるけど、よくあんなもの再現できたな。腐っても天才かチブル星人。
あれを砕くのに力を使い切ってくたばれという狙いもまぁあるのだろう。
関係ないけど。
「アジト特定されてるのに、地下の対策作らないのは駄目だったね」
邪神の力を指先に宿し、パチリと鳴らす。
エーテルの波動を再現するように生じた波は仰々しいバリアを容易く素通りし……奴らのビル地下に隠された爆弾にスイッチが入った。
起爆。
閃光。
轟音。
美蘭フーズ本社の底より凄まじい爆炎爆風が発生し、バリア内の全てを飲み込む。
出口を失った結果、内部を荒れ狂う破壊のエネルギーは飲み込んだ全てを崩壊させた。
「!?」
「!!?」
「ピポポポポポ……?」
ピラミッド型のバリアが砕けるように消滅していく。守るべき中身は何一つ残っていない。バリアが消えると同時に強い風が起こり、残骸と思わしき塵を派手に散らしている。文字通り消滅したこの結果に犯人ながらちょっと震えている。
「Oh」
想定以上の破壊力だった。基盤破壊して崩落させる程度を想定していたが、建物全てを消し飛ばしている。爆発の指向性持たせてたはずだけど、多分意味なかったレベル。
あの張られていた強固なバリアが爆風を防がなかったら、周辺被害が出たかもしれない。結果的に助かったな。というかあのバリア、内側からも働くタイプだったのか。爆発の威力完全に閉じ込めきってたから、対象の全てを焼き尽くす結果になっている。あれは助からないだろう。
「トレギア、今のはなんだ!?」
「昔ウルトラ戦士に向かって使用した爆弾と同じ奴だよ。対ウルトラ戦士用のトラップ爆弾だったから建物1つ潰すには過剰だったようだね」
「あれか……!」
闇堕ちした俺、勢い余って単騎で光の国へ襲撃かける無謀行為をかつてやらかしたらしく、その時案の定複数のウルトラ戦士たちに大苦戦している。不利な立ち回りの中、逆転に成功したきっかけがトラップだ。ウルトラ戦士たちが着地した小惑星に無数の強力爆弾をしかけており、それで一網打尽にしている。
今回使用したのはその余りである。今更だが、俺が散財している資金や物品は全部闇堕ちした俺が四次元空間に溜め込んでいたものだ。慰謝料代わりに全部使わせてもらっております。
「さぁ、飼主は仕留めた。残るは貴様らだけだぞ!」
「アァン?」
「ゼットーン……!!」
憂いは絶った。あとはタイガと共にこいつらを仕留めれば大勝利だ!! 見ているかNo.6!! お前の息子と親友が共に戦っているぞ!!!
ピコーンピコーン。
「えっ」
ちょっと待ってくれタイガ。もう時間なの?
え、やばくない? ゼロはまだなの!!? ちょっと────!!?
ウルトラマンたちのカラータイマーは割と気分で鳴ってるところがある。
なんなら昼から戦って夕焼けになるまで戦闘してたこともある。
・オレギアさんの戦い方
邪神グリムドと共闘するような戦法。
スペック確認などはしているがそもそもグリムドを宿してまだまだ日が浅い上に、より効率的な力の引き出し方を元来のトレギアから得ていないから実はスペック上は元来のトレギアより劣っている。経験値も足りてないから当たり前。
しかしどういうわけかグリムドが非常に協力的なので、街にバリア貼りながら戦ったり、グリムドが直接支援するような戦闘が可能になっている。
・愉快な侵略宇宙人達全滅
原作ではチブル星人が慢心しまくって防御の全てを疎かにしてたのもあり、ヴィランギルドアジトたる美蘭フーズ本社があっさり崩落したので、ちょっと強化させました。ただ原作の哀れな退場はトレギアが上手かったと評価するべきでしょう。自ら攻撃しようとしたらバリアぐらい貼ったかもしれません。ニセベリアルに誤爆誘発させたからこそ間に合わなかったとみています。
本作は材料も資金も全て豊富だからこのくらいはやるはず。ペダニウムゼットンも繰り出せるならゼットンの因子持ってるだろうしゼットンシャッターの再現とかやってくれるという信頼。
でもケイネスムーヴやらかしたせいで即死しました。是非もなし。
・ケイネス
型月作品のfate/zeroに出てきた魔術師。様々な実績を順調に積み上げていた稀代の天才にしてエリート。得意分野に篭っていれば死ぬまで栄光を買い物に行く感覚で手にしていたと思われるが、戦績という箔を求めて聖杯戦争に手を出した結果、文字通り全てを失った色んな意味で不幸な人。
チブル星人の防御自慢は彼の台詞をパロったもの。自信満々に語った防衛システムの全てが爆弾で陳腐化する悲劇。ただ元ネタのケイネス先生は爆破されても生き残りはした。