2000字程度で短く済ませる初期プロット通りに投稿しようと思っていましたが、ちょっと書きたい事をつけ足していたら、約8000字に伸びました。
悪癖ですね、すみません。
50話で完結、というのは偶然なんですけど、狙ってたという方がかっこいいので狙ってたことにします。
「陛下の
その言葉は、俺の心に美しい陽光を差し込ませた。だが、狂喜狂乱するわけでもなく、静かに受け止める。
実感が心身隅々まで染み渡ると、『元の宇宙に戻りたい』という願いを抱えてから数万年に至ったかのような錯覚すら覚えた。
「そうか……やはりタロウは正しかったか」
あのタイガの父であるタロウを思い出す。
元の宇宙に戻るための大きなきっかけ。それを与えてくれたのが他でもないタロウなのは、中々に嬉しいものがあった。
それはガタノゾーアとの戦いを終え、長々とした説教も終えてタロウとの有意義で幸福な雑談を堪能していた時だった。
俺が、タロウに最終目的について話していた頃である。
◇
「元の宇宙に戻ることが、トレギアですらそこまで苦労するものだったとはな」
「スペアボディ扱いで無作為に引っ張り込まれた上に融合した事で、存在がここのトレギアとして認識されているようでな。戻る道筋で最も重要な縁が途切れているんだ」
「故に只管無限に等しい様々な世界を総当たりするしかない、と」
「ああ。だが、類似性の高い世界が見つかっていないという成果を得ている。つまり、私と同じ経歴を有したトレギアがいた世界がそのまま元の宇宙である可能性が高いわけだ」
タロウに大本の願いを吐露した俺は、これまでの経緯、研究成果を要点をかいつまんで説明していた。
途方もない塵のような可能性には、流石のタロウも腕を組んで唸るほどだ。
絶望的ではあるが、それでも俺が諦めていない事を理解してくれているようで、下手な気遣いはない。能天気で前向き思考な友人だが、決して空気が読めないわけではないのだ。たまにそれが悪く働くケースがあるだけで。
しかし一緒に考えてくれているというのはこう、すごくうれしいな。やはりどこの世界にいるタロウも最高の太陽だ。
……ちょっと撮影してもいいだろうか。いいよな? 新しいグッズ作成の資料にもなるし、伸ばして壁紙にもしたい。
そんな少しばかりの欲求が脳内で検討され始めた矢先、ふとタロウが俺に視線を戻した。
「しかしトレギア。一応確認するのだが」
「なんだ」
「転移までの経緯を聞く限り、恐らく唯一無二であろう、君の力を込めたウルトラカプセル。それをビーコンにはできなかったのか?」
「ああ、ウルトラカプセルの仕様は君も知っているだろう? 暴発暴走を阻止する為、あれは起動状態にならないとその力が外部へ洩れる事はない。あの試作品を試運転する直前に融合事故が起きたからな、ビーコンとしての期待は……」
「それはつまり起動状態にさえなっていれば、ビーコンになるということでは?」
「…………」
「Σ( ・`д・´;)」
沈黙、そして硬直。
俺の顔は完全に間抜け面で固まっていた。
「おい、トレギア……」
ちゃうねん。
「いや、ち、違うぞ? 確かにその可能性は完全に失念していたが」
「忘れてたんだな?」
「タロウ、その『こいつまた初歩的な部分の見落としミスやったのか』みたいな顔やめてくれないか。ビーコンとしての期待はもてないと結論付けてから見向きもしなかったのは事実だが!」
「つまり元の宇宙で起動状態になった瞬間、それはビーコンとして機能するわけだろう?」
「……そうなる」
やめてくれタロウ、その憐憫の視線は俺に効く。やめてくれ。
恥ずかしすぎて両手で顔を覆う。やめて、肩ぽんぽんしないで。
正直に言おう、完全に忘れていた。
確かに、あれは試作品とはいえ俺の力を込めている。起動実験の直前にスペアボディ転移被害を受けたとはいえ、理論上は星の爆発ですら壊れない代物だ。
唯一無二にして、『俺がいた宇宙』以外で存在する可能性が極めて低いカプセルと言えるだろう。何故なら、そのトレギアカプセルはグリムドと混ざる前の、純粋なるトレギアの力だけが宿ったカプセルだからだ。
タロウの言う通り、起動状態にならないことが永劫ないわけがない。俺のタロウが使う可能性、研究員が使う可能性……脆弱すぎて使っても無駄だろうがジードが使う可能性。一度でも起動したならば、いけるかもしれない。つまり、この力を常に探知するように並行世界探査システムを組みかえれば……!!
なんで気づかないの俺ェ!!? 研究者だろ!? 確かに何がきっかけで発見、進展されるかわからないものが科学ってものだけどさぁ!!
深呼吸。荒れ狂った脳を宥めていく。羞恥を鎮めた後は、帰還したい欲望を落ち着かせる。じゃないとまた暴走しかねない。ぬか喜びで終わりたくないからこそ、大本命に至る可能性へは冷静に、だ。
ここで騒げば、距離を置いてなにやら駄弁っているオムニバーシアン達にも色々気づかれて煽られまくる気がする。
声に出して叫ばなくて本当に良かった。メフィラスもタイガと話していて聞こえてないようだし。
「スゥー……非常に有意義な意見感謝するよ。確かに、トレギアカプセルという唯一無二に等しいアイテムを探知し続ける事は無駄ではなさそうだ」
キリッとした態度で再開すれば、タロウが拳を口に当てて笑っていた。
俺お前がそんな風に笑うの初めて見たんだけど。
「正直、気休めにもならない助言だろうと思っていたのだが……どうやら少しは恩を返せそうで良かったよ」
「恩?」
迷惑をかけた自覚こそあるが、恩などあったか?
「自覚がないのかい? 君は多くを救ったじゃないか。タイガ、この地球、私……そして、私の親友をね」
「光の国が掲げる理念、正義観とは程遠いさ。結果論に過ぎない」
首を横に振れば、タロウは耐えきれないと言った様子で大きく笑った。
いちいち俺の持論や反応でオーバーすぎやしないか!? 俺は嘘を言ってないぞ!?
俺も結局のところは
ウルトラマントレギアという男は、根本が自分の為で動いている。好奇心とタロウ狂いで虚無に堕ちた
人命救助は、ウルトラマンとしての責務だから特に誇る事でもない。しかも運命論軽視したり、ゴロサンダー呼び寄せたりした分の尻拭いでしかなかった。
まぁ頑張った分は褒めてもらいたい気持ちもあるが。
だからそこまで笑うこともないじゃないかタロウ。何がそんなにおかしいんだ。
「なんだわからないのか」
「わからないよ。馬鹿にされている気分だが、タロウはそんな笑いはしないのでなおのことだ」
「それはすまない。君も
……え、なにこの太陽。俺を尊死させる気なん?
俺のタロウもこんな想い抱いてくれてるのかと思うと狂おしい程の感情がカラータイマーから吹き出しそうになるんですけど!?
というかそんなそっくりか!? 一応俺は他のトレギアと違って地球人だった前世を自覚しているんだが!?
「そっくりだよ」
顔に出てたようだ。タロウからばっさり断言された。
「私が褒めると卑屈になるのはどこのトレギアも同じなんだなぁと……本当におかしかった。彼も光の国へ連れ帰ったら、治療と併せてそこの改善を意識する必要があるかな」
「お、おう……」
自虐的側面あるのは、認めざるを得ないが……。
その、
「そうだ、一応君の親友の処遇についてだが……」
「ああ、君から何か意見があるならば……」
「……」
「……」
「(─ω─)zzz」
◇
「……ああ、あんな話もあったな。ふふふふふ」
「(;・ω・)」
「陛下、そろそろ回想から戻ってくれませんかね?」
ハッ。
しまった、最大の情報を得てからきっかけまで意識がタイムスリップを。
きっかけだけを思い返すつもりが、ついついその後まで思い出を振り返ってしまった。
気が付けばメフィラスが困ったようにこちらを見ている。悪いことしたな。
「あー……すまない」
「いえ、宿願叶うともなれば当然でしょう。此方こそ、無粋な横槍をいたしました。あと皇帝が軽々しく謝罪せぬように」
謝罪しながら小言も併せていく悪質宇宙人。
こいつが俺を皇帝として担ぎ上げてくるのはもう流石に慣れてしまったし、諦め受け入れてはいるが。
生命の慣れとはすごいものだな。まだカオスデスポテースを自称するのは恥ずかしいけど。
「しかし、トリップしていただいたおかげで、かつてのガタノゾーアの一件であったような、暴走はなくて一安心しました」
「暴走などしないさ、大本命だからこそ冷静に、だ。辿り着き、俺のタロウに会って初めて歓喜の渦に呑まれて消える」
「いや消えないでもらえます?」
メフィラスのツッコミは笑って流す。
冗談のようでいて、マジで感動による消滅しかねない自覚がある。
気を付けないとな……。
「俺が元の宇宙に帰った後のオムニバーシアンについてだが、当然存続する。元の宇宙、オムニバース、あのタイガの宇宙……基本この3つを俺は活動圏とすることになるな」
「我々を救った責任を投げ出さない事に感謝いたします」
「本当に俺の責任だからな……不在時の基本運営はメフィラスに全権を委ねるが、一応お目付け役としてはゴロサンダーとスネークダークネス。そして、『グリムドの目』を玉座に置く。オムニバース全体を監視する邪眼だが、俺への緊急連絡手段にもなっている。非常時や介入相談は『目』に語り掛けるように」
転移する前に、この世界とオムニバーシアンについての方針を改めて伝える。
繰り返すが、元の宇宙に帰ったら用済み! なんて不義理はしないし、アブソリューティアン対策としてバリバリ働いてもらわないといけない。
元の宇宙、運命が軌道修正かけていないなら、ロッソとブルは初代のままだし、グリージョはグルジオのままだし、タイガ達はヒロユキに会うのかすらもわからない。変わった運命分の仕事は、俺やオムニバーシアンが果たしていくことになるだろう。
俺の方針には、メフィラスも満足気に頷いている。
意見が変わっていないことに安堵もしているようだ。
「お任せください。しかしお目付け役に監視ですか、信用されていませんねぇ」
「お前はこうした方が、落ち着けるだろう。監視無しで全権委任されたらお前はどうする?」
「当然、ウルトラマンとメビウスへの報復にこの世界と組織を全面運用いたします」
なんという曇りなき眼。冗談でもなんでもなく本気で言ってやがる。
「満面の笑顔やめろ。俺はお前を信用しているが、信頼はしない。それがお互い一番うまくいく」
「ええ、まったく」
本当悪質だなお前!!
◇
探査に成功した経緯と、探査結果の情報を読む。
タロウが推測した通り、トレギアカプセルが起動状態になった為に探査システムが反応したようだ。
マジで作っててよかった。手遅れだったらどうしようかと。
探査結果では、やはりこの世界ではトレギアが光の国に帰還した後、再度行方不明になっている事が判明している。
Dr,ヘロディアの計算では、9割以上の確率で俺が追い求めた故郷だ。もしこの世界が違ったとしても、この世界を見つけた以上は類似並行世界を探査していけば良い。
皇帝の装束であるマントを外し、仮面を取る。
顔だけはかつての俺を取り戻して、準備は万端だ。
「では、行ってくる……いや、帰るとしよう」
「いってらっしゃいませ陛下」
『サイズ差が著しい為、メカゴモラから失礼します。どうか、陛下の世界でありますように』
「ダメだったら残念会ここで開いてやるから安心しろゴロ」
「キシャー」
「ヌガーヌガー」
「モガーモガー」
見送りにはオムニバーシアン達が集ってくれた。
わざわざ丁寧な事だが、悪い気はしない。改めて、トレギアである俺が、グリムド以外でこういう仲間を持つというのは本当に意外でもある。
タロウ成分不足でトチ狂ったのがきっかけだったが、お前たちを助けて部下にしたのは間違いじゃなかった。
「さぁグリムド! 探知システムが示した世界へ、俺の世界へ帰るぞ!!」
「(・ω・)ノ」
トレラ・スラーを発動し、世界と世界を繋ぐゲートを作る。ゲートの先では混沌の道が、望む世界まで延びていく。
俺は万感の想いをもって、この希望の道を踏み出した。
「!? うん!? あれ、ここって……!!?」
「……それで、僕のところに?」
星雲荘*1の中央指令室。
凄まじく長かった俺の話を飽きることなく、最後まで聴いた凄まじい精神力と善性の持ち主、朝倉リク君。
彼の言葉に、俺──霧崎の姿を取っている──は頷いた。
「確かに元の世界だったが、宇宙が違ったわけだ。カプセルをビーコンにした都合、ここに来る可能性も0ではなかった。想定されている中でも次善の結果だったな」
「(・ω・)」
結論から言おう。
トレギアカプセルを起動したのはリク君だった。結果として俺はここにいる。
今はこうして落ち着いた行動をとれているが、転移直後は割と荒れていた。
寸前でお預け食らった気分なのだから当然である。またグリムドエネルギー撒き散らすような癇癪起こさなかっただけ褒めてもらいたい。
リク君がトレギアカプセルを所持していた都合か、転移先が地球、しかも街中だった為、出現した時は大分焦った。
すぐに人間態へ変身したが、当然AIB*2だのリク君のサポートAIやってるレム*3だのに即特定されている*4。
多分ベリアルにもバレたので、余計な事件引き起こす可能性に至ってしまった俺は、調査に出向いていたリク君とAIB構成員に即接触。AIB構成員には名刺と簡単な自己紹介資料で済ませ、リク君の住まいである星雲荘へ移動した。そして事の経緯を未来情報に抵触しないようにしつつ説明していたわけだ。
こうなった以上はジードの物語にも介入せざるを得ないだろうと判断している。
悪く言えば、ここまで来てまだ戻れない。良く言えば、元の世界には帰ってこれた。
悪く捉えれば発狂したいほどだが、やはり前向きにとらえるべきだろう。
ともかくリク君にはお礼が肝要だ。
「君がそのカプセルを起動してくれたおかげで、私はなんとかここまで戻ってこれたわけだ。本当にありがとう」
「いやいや! 僕はただいつものようにカプセルを手に入れただけなんで……」
頭を下げる俺に、リク君は慌てた様に両手を振っている。
タイガのいた宇宙でのリク君は
リク君がトレギアカプセルを有していたのは意外でもある。
俺はタロウの事だからあのカプセルはタロウが後生大事に持っていると信じていたのだが、クライシスインパクトの騒動か、あるいはストルム星人が盗み出したか、結果としてこのサイドスペースの地球に存在していたようだ。
どっちが原因でも俺のタロウが凹んでいそうなのですぐにでもかけつけ抱きしめてやりたいところだが、今は耐えねばならない。
「この地球も、まだまだ不安があるようだ。しばらく滞在するから、協力できることがあれば言ってほしい」
「大丈夫ですよトレギアさん! 僕だけじゃなくてゼロもいます! ずっと帰りたかったなら、帰る事を優先しても良いじゃないですか」
苦渋の決断で、しばらく地球に滞在することを伝えると、彼はやはり気にしないでほしいと帰還を推奨してくれた。優しい。
だが、様々な観点から俺はそれを呑み込めない。
「リク君の言葉はありがたい。だが、君が私のカプセルを保有している事……私がこの宇宙に来た意味を思えば、すぐ帰還することはあまりに無思慮な行為だろう」
「意味、ですか」
「そうだ。物事には意味がある。それに、ウルトラマンはこういう時、無視するような存在じゃないだろう?」
リク君からの話と、今彼が保有しているカプセルの数からキメラベロス戦後である事は確定。
ウルトラマンゼロカプセルの代わりにトレギアカプセルでしたみたいな最悪の事態でなかったのは幸いだが、不安な要素は少なくない。運命の変動、バタフライエフェクト、潜在的脅威……あげればキリがない。
杞憂であり、寧ろ俺がいる分イージーモードになるならばそれが一番良いが、それを知るのは少なくともアトロシアス戦後だろう。ぶっちゃけ変身させる気はないが、必死に阻止してもどうせアトロシアスにはなるんだ俺は詳しいんだ。
なにより、俺はタロウにはなれないが、タロウの親友として恥じない俺でありたい。そばにいてくれる事が、苦しくない俺でありたい。
ウーラーを救う決断に繋がったこの想いは、今も変わらず俺の信念として存在している。
だからタロウ、もう少しだけ待っていてくれ。
必ずお前の元に帰るから。なあに、この若きウルトラマンの成長を見届けたら、今度こそ帰るよ。
「というわけで、改めまして……ウルトラマントレギアだ。この姿では霧崎と呼んでくれ」
「(*・▽・)ノ」
笑顔でリク君に握手を求める。鏡あったらすっげぇ胡散臭い顔が映るんだろうな。
「わかりました霧崎さん。僕は朝倉リクです、ウルトラマンジードやってます!」
だが、そんな胡散臭い笑顔も気にせずにこやかに握手に応じてくれるリク君。
ヒロユキ君といい、善性高い青年たちは本当に微笑ましく、羨ましい。
彼等の為にも、できることを頑張らなくてはな!! とりあえず戦闘時の街の保護は任せてくれ!!
……うん? どうしたグリムド?
「(・ω・)」
「……ああそうだな。確かに、それは大切な事だった」
「?」
「すまないリク君、早速で悪いのだが」
「この辺で一番美味しい店って知っているだろうか」
「えっ」
ウルトラマンならば、地球に来たならば、まずは美味しいものを食べねばな!!
全てが解決した後のこと。
偉大なる2人の巨人と共に、蒼い巨人は地球を発った。
道中、蒼い巨人の道程と現状について様々な問答こそあったが、雰囲気は終始和やかだった。
最も、蒼い巨人は「パワハラにしか思えない」と疲労困憊を隠さぬ様子だったが。
偉大なる巨人の片割れは「息子に吉報を2つも届けられる」と喜び、更に片割れは「あの混沌が共生の道を歩み出すとは」と感心していた。
邪神は、偉大なる巨人の片割れにかつての“光”を見出し慄くも、その巨人は邪神と
彼の言葉は、その場にいた3者の心に深い安堵を与え、彼は満足気に頷くと一足先に消えていった。彼の住む星は、光の国とは違う星である。
2人の巨人はゆっくりと、しかし浮つくように速く宇宙を飛んでいく。
やがて暖かな輝きで迎える母星が視界に入る。
その輝きから、真っ先に飛び出した太陽が蒼い巨人を迎え入れた。
「……! おかえり、トレギア……!!」
「ああ、ああ! ただいまタロウ……!!」
トレギアだけど、元の宇宙に帰りたい ~完~
ウルトラの父「タロウ、パパも帰ってるんだけど」
タロウ「あ、おかえり父さん」
オレギア「大隊長、空気読んでくれませんか」
・オレギア、痛恨の見落とし
感想欄では察してる方いましたが、空気読んで黙っててくださり本当に感謝しています。
唯一戻れるキーアイテムがトレギアカプセルでした。タイガスパークと違って、トレギアカプセルは、オメガアーマゲドン期間にトレギアがいなければ存在しません。つまりオレギアみたいに闇堕ち回避したトレギアが必須になります。
・オムニバーシアン、存続。
これから先、彼らがギャラクシーレスキューフォースみたく活躍する機会もあるでしょう。うっかり間違えると大変な事になるのでオレギアの監督責任は大きい。
その後の彼らは、番外編でまた書けたらいいな。
・ジード編
初期プロットに存在してなかった話。
トレギアカプセルは本文中であったように、「タロウが大切に持っている」設定だったので、探知即タロウの前に帰還という感動エンドの予定でした。というか最初はそう書いてました。
タロウの前に転移したことで、タロウがトレギアカプセルを大切に持っていたことに感激したオレギアが歓喜して気持ち悪いことになってましたが。
わざわざそれを変更して、打ち切り要素みたいにジード編交えたのは、読者向けの行間妄想を作りたかったからです。読者様に結構ジード編とか望まれていた方もいましたので、楽しんでいただいたお礼も兼ねて可能性はちゃんと作っておこうかなと。
プロットは全然ありませんが仮に書くとすれば、多分ベリアル側が強化されてます。ダークネスファイブあたり生存してる。
・ウルトラマンキング、ヤバい。
“光”そのものではないだろうが、その一端である可能性を示唆。
プラズマスパーク建設に携わったウルトラ族長老なんだけど、明らかに他のウルトラ族と格が違う為、ただの超人化した存在ではないと思われる。
彼が、グリムド関連で困った時は力になる事を約束してくれた為、ウルトラの父もオレギアもグリムドも安堵した。キングの保証というワイルドカード。
これにてオレギアの物語も一応完結です、読んでいただきありがとうございました。
以下、作品について。
この作品のコンセプトは最終回(一度目)で書いた通りですが、今回も、書きたいことを書いていきました。
『せっかく作ったトレギアの強化形態を活かす』、『強い怪獣と戦う』、『ウルトラファイトやりたい』、『他の円谷作品ネタにしたい』、そして『ガタノゾーアでタイガ劇場版再構成したい』……。トリガーでラスボス被る可能性出た時は焦りました。
タイガ劇場版編は5話程度で終わるはずでしたが、これにオムニバーシアンや内原戸というすごく書きやすいネタができたことで、とても伸びました。よく初期プロットの構成ぶっ壊れなかったと思います。いや、内原戸の格落ち描写は初期より大分ひどくなりましたが。
今後は番外編を思いついたらちょくちょく書いたりしていくかなと思います。
帰還を書いたら後は蛇足です。蛇足大好きですけど。もし書くとすればその時は、かなり枷を外した話になると思いますので、お好みでお楽しみください。
改めまして、本作を楽しんでいただいた皆様に感謝申し上げます。ありがとう!!