前話の説明が不足してると思ったのでちょっと追記しました。
だいたい決着後の描写です。
ChapterⅩⅢ【悪夢が醒めて】
「疲れた」
帰宅してソファへと直行し、どさりと寝転ぶ。
珍しくキッチンに立っていた父から、おかえりの声と共に労いが飛んでくる。
「お疲れさま。今日は君の好物を用意したから好きなだけ食べるといい」
「そりゃどーも」
気遣いは嬉しいが、好物程度で回復できる気力も残っていない。
張り詰めっぱなしだった緊張の糸が切れた反動が押し寄せている。
十二魔女眷属との交戦とそれに伴う渇望真理の解放。
それだけでも寝込みたくなるほどに体力を消耗していたところにさらなる面倒ごと。
閉じていく視界と沈みゆく意識の中、私はこの一日の出来事を思い返していた。
◇
「粛清機関、神浜担当の紺染福詠だ。此度の一件について事情聴取に協力してもらいたいのだが、良いかね?」
紺染福詠。
水名教会の神父であり、この神浜の魔法少女事情を一手に管轄する粛清機関の監督官。
只人の身でありながらも浄化の奇跡を再現する術を修得し、血の滲む修練を経て身体能力と戦闘技術を身に着け、聖別された十字剣とアサルトライフルを携えて魔女との戦いに身を投じる聖堂騎士。
彼のカソックに付着する真新しい傷と汚れからは、ここまでに何度か魔女と戦闘を行ったと思わしき痕跡を感じ取れる。
恐らくは簒奪騎士の暗躍に伴い、街中にも相応の異変があったのだろう。
その原因を追ってここまでたどり着き、つい先ほどあの騎士が開けた結界の穴から入ってきたというところか。
非常にまずい展開だった。
最も関わってきてほしくない組織が直々に乗り込んできた。割と最悪のタイミングで。
魔女の殲滅、神秘の監視と隠匿を掲げる粛清機関がマギウスの翼をどう考えるのか。
これについては実際のところ非常に頭を悩ませていた問題だった。
魔法少女の魔女化を回避する手段が神浜内だけでも確立されている以上は彼らもその目的に理解を示すだろう。しかしそこに至るまでの手段となれば話は別だ。
ウワサによって一般人からエネルギーを蒐集したり、自動浄化システムの根幹を成すのがイヴという真理に至るだろう半魔女であることが露見すれば問答無用で潰しに来るかもしれないし、システムは認めるが主導権は自分たちが握ると言って奪取しようとする可能性も考えられる。
少なくとも現在最も遭遇率が高いであろう聖堂騎士はガチガチの武闘派である最強の魔法少女、紺染音子だ。彼女が素直に神浜で魔女の生育などという所業を見逃すかと言われれば……私は首を横に振る。妥協案など論じるまでも無く、その鉄拳があらゆる企みを真正面から粉砕するだろう。
そういったリスクを把握しているからこそ、ウズメさん達はこの事が粛清機関に知られないように暗躍を続けていたわけだし、それ以外の勢力が大体イヴの力を嗅ぎつけてきたハイエナどもだったことを考えれば正しいことだったとしか言えないわけで。
だからこそ今、ここに神父がやってきたことは簒奪騎士との死闘よりも組織存亡の危機であると言えるのであった。
「おや、おや。おっとり刀で駆け付けましたか。相変わらずの嗅覚、見習いたいものです」
「……君か、葛葉殿」
「ええ、ええ。久方振りですね、神父様」
顔見知りらしく挨拶を交わす二人。だがその間に漂う雰囲気は決して穏やかなものにあらず。
陰陽寮と粛清機関。
私もそこまで詳しいわけではないが、密やかに国に仕え続けてきた陰陽師と、近代になって国外から派遣されて幅を利かせる聖堂騎士の間には政治や宗教的な軋轢が存在し、自分たちの領土を侵している聖堂騎士を陰陽師たちは快く思っていない。この手の組織にはよくある話っちゃあ話である。
「神父……」
「去年ぶりだな、梓くん。このような場所で再会するとは、奇遇というべきか」
みふゆさんは神父の姿を認めて視線を逸らした。
最後に出会ったのは、チーム解散後に個人的な相談を受けたっきりだという。それでこの状況は気まずいとかそういうレベルじゃない。
「さて、私は神浜の監督役として街に起こっている魔女の異常なまでの活性化について調査中の身であり、痕跡を追った途中にこのような結界があったため足を踏み入れた訳だが。これほどの人数の魔法少女に加え、上級魔女と思わしき存在との戦闘の痕跡が見られることに対して説明を求めさせてもらおうか」
「であれば、私が説明いたしましょう」
一歩、ウズメさんが私たちの前に出る。
簒奪騎士へ立ち向かうと決めた時もそうだが、この人は誰よりも臆することを知らない――じゃないか。
この人はガッチリと覚悟がキマっている類の人間だ。人としての怒りも喜びはあるし、恐怖だって感じている。そしてその芯には揺るぐことのない護るべきものがある。そのためなら自分の身を削ってでも恐怖を踏み越えて歩いていく。
人の前を歩んでいく人間が持つ英雄の相。師と同じそれを持っていることが、私が少なからず悪くない感情をウズメさんに抱いていた理由だ。
「なるほど。君がこの魔法少女たちを率いる者か」
「沙羅ウズメと申します。以後お見知りおきを、紺染さま」
物腰は丁寧だが、纏う雰囲気は剣呑の一言。
何かあればすぐに斬りかかれるように、神父の一挙一動に意識を向けている。
神父も自然体を務めてはいるが、誰かが不意を打ったとしても即座に反応するだろう。長年魔法少女の相手をしている経歴は伊達ではない。
そんな緊張感を孕みつつ、ウズメと葛葉の二人を主導とした今回の一件についての説明が行われる。
「つまり君たち『マギウスの翼』は、魔女を率いて襲撃を仕掛けてきた簒奪騎士アルファルドと交戦し、これ撃退したということだな?」
「端的に言えばそのようになります」
「……フー」
眉間の皺を増やした神父は顔色を変えることなくため息をついた。
これまで自分たちの手を焼かせ続ける十二魔女。その中でも筆頭の眷属が魔法少女たちによって知らぬ間に討伐されていた。粛清機関という身分からしても、神浜市の監督役という肩書からしても頭を悩ませる事態であることは想像に難くない。
神父は私たちから視線を反らし、ホテルのほうを見やる。
顔を向けられた羽根たちの半分は、居心地が悪そうにする。
例えば天音姉妹であったり、七瀬ゆきかであったり、観鳥令であったりだ。
特に月夜は水名教会とも歴史的な関係がある水名女学園の生徒、少なからず面識はあるだろう。
それ以外にも彼が見知っている魔法少女は大勢いる。ここにいる羽根のおよそ半数以上、神浜出身の魔法少女であれば、彼と面を通したことのない者の方が少ないのだから。
露わになっているもの。フードに隠されたもの。そのすべての顔を確認した後、神父は改めて眉間を押さえた。
自分たちが把握していない魔法少女の勢力が形成されていた。それもここまでの規模というのは中々に見ない。
既に数だけで言えば神浜のほとんどの魔法少女がここにいると言っても過言ではなく、とうに彼らが秘密裏に対処できる範囲を超えているのだろう。もし私が敵対側だったら同じぐらい頭を悩ませているはずだ。
「確かに、この戦闘痕跡からして尋常でない魔女が出現したのは疑いようもない。さらにそこに転がっている剣は簒奪騎士が持つ得物と特徴も一致する。君たちが言う通りの事態が起こっていたのだろうな」
と、簒奪騎士の討伐を神父は信じたらしい。
この人は過去に十二魔女との戦いに参加していると聞く。ならば経験として私たちの言葉が嘘ではないというのも呑み込めるのだろう。
「とはいえ、その言葉を信じるならば、かの十二魔女が手下を送り込むほどの何かを君たちは隠し持っていて、その存在は監督役である我々が一切把握していないという話になるのだが、そちらについても説明を求めさせてもらおうか」
「今更我が物顔で管理者面ですかな?
剣の切っ先めいた神父の視線と、蛇のように細められた葛葉の視線がぶつかり合う。
暫しの睨み合いの後、神父は仕方ないという表情で結論を告げた。
「よかろう。今回の一件は突発的な魔女の活性化と、それに伴う上位個体の討伐。それ以上でも以下でもない。ここに十二魔女が目をつけるような存在など無く、簒奪騎士が襲来してきたというのは荒唐無稽な噂話だった。それでいいな?」
神父はこの一件を見なかったことにすると言った。
その言葉に安堵すると同時、あまりに潔く引き下がったことへの不安が浮かび上がってくる。
「……いいんですか?」
同じことを思ったのか、みふゆさんが問いを口にする。
「梓くん。確かに私は神浜の監督役だ。しかし結局のところは一都市の監督を任されているだけで、既にこの国の組織が管理しているものに強制執行を行えるだけの権限は持ち合わせていない。
あきらかに不本意ですという感情は透けて見える。
彼個人としては介入の意志を示そうとは思っているのだろうが、組織のしがらみと対外関係による圧力で下手に動くことはできないのだろう。
この結果を分かっていたように葛葉が満足そうな表情で頷いているのがその証拠だ。
「そういうわけで、私は失礼させてもらう。君たちの目的が何かは皆目見当もつかないが、それが
神父はその言葉を最後に踵を返して去った。
うーん、これ明らかに釘刺して消えてったな。今は見逃すけどなんかやらかしてるのを見つけたら即座に義妹を突っ込ませるぞってことじゃん。
「……ふぅ、間一髪でしたねぇ」
「白々しい。最初から圧力を回していたでしょうに」
「それが私の役目ですので」
あっけらかんと言い放つ葛葉に、ウズメは呆れたような視線を向けた。
◇
そういうわけで。
今度こそ脅威は去ったわけだが、ここから先も一息つく暇もないほどに忙しかった。
まず戦闘の後処理。
外周部は戦闘訓練で破壊されることも多く大して時間はかからないらしいが、今回ばかりは簒奪騎士という常識外の相手でそれに伴う戦闘の痕跡は中々に深い。ヤツが撒き散らしていた呪詛による汚染や結界そのものに刻んだ破損もあって、完全な修復には結構なリソースと時間を要するとのこと。
オマケにここへ侵攻する途中で街の霊脈を汚染したらしく、エネルギーの回収効率もズタズタになっていると能面のように固まった葛葉が告げた途端、マギウスの二人からは珍しい悲鳴が上がった。
簒奪騎士が従えていた羊の魔女の軍勢からドロップした大量のグリーフシードはこの激闘の報酬とするにはいささか割に合わなく思えたが、命があっただけ贅沢というものだろう。
そして次は負傷者の治療。
特に前衛を張り続けた双樹は最後のダメ押しで魔力が枯渇しかかっており、既に自然治癒すら進んでいない。魔法少女だからかろうじて生きているような状態であり、治癒魔法が使える羽根たちによって担ぎ込まれた。
最初の一撃で深手を負わされたアリナのほうはむしろ魔力の消耗自体は少なく、戦闘が終わったころには意識を取り戻して悪態をつくぐらいには無事だった。
というかアイツ、ぶった切られてからずっとそこに倒れてたのか……。
そして四肢がぶっ壊れた宴は数人の羽根たちが結界の外まで運んでいった。なんでも、外に迎えが来ているとのことだ。
私とみふゆさんは魔力の消耗は激しいものの負傷は浅く、陣頭指揮を執るウズメさんの補佐をしながら復旧に動いた。というかあれだけ切った張ったしてまだバリバリに指示出せるこの人の気力がおかしいわ。
そうして何とか最低限の補修を済ませた後、地下聖堂では最後の締めが行われていた。
「ふぅ、ひとまずの応急処置はこれで良いでしょう」
「どうにかウワサの結界が崩れないように補修はできましたね」
「まさかホテルの土台まで汚染されてただなんてびっくりだにゃー」
「とんだ置き土産だったよ。とはいえ、これでようやく落ち着いて話ができる」
と、こちらを射貫くようにして見つめてくるマギウスの二人。
これは、まさか。
「それで、あの魔法はどういうことかなー? 鶴喰夜鴉」
「君が簒奪騎士を封じ込めるのに使用した力……カルマデザイアについての説明を求めるよ」
……色々とゴタゴタしていたからもしやと思ったが、やはり誤魔化せてはいなかったか。
無論、ここは黙秘を貫く。
「悪いがその質問には答えられない。これは私の持つ秘中の秘である故、おいそれと他人に明かすつもりはない」
「そんな言い訳が通用すると思ってるのかな? わたくしにそれを見せた以上、探求心を止めることは不可能なんだよ?」
「灯花の好奇心はともかく、僕も同じ気持ちだ。さっきまでは緊急事態だったから問いたださなかったけど、あれは魔法少女が持つにはあまりに強力な代物だ。そんな力を持つ君が何を考えて僕たちに接触してきたのか、僕たちは組織の長としてそれを追及する義務がある。だから重ねて問おうか鶴喰夜鴉、
逃がしはしないという意志を込めた問いが投げかけられる。
灯花はともかく、ねむの言葉は最もだ。
いくら対魔女に使用したとはいえ、この力は攻め込んできた十二魔女が持っていたものと同じ分類であり、それは転じてイヴに対しても害をもたらしうるということ。
マギウスから見れば自分たちに致命的な被害を与えうる爆弾を抱え込んだ者が身内にいたと判明したようなもの。そんな不穏分子の素性を検めるのは、魔法少女の解放を担う身としては当然の振る舞いだ。
さてどうするか、と思考が巡る。
抵抗は可能か。果たして今の疲労が解消できていない状態で、万全の魔法少女二人から逃げ出せるかどうか。異形顕現はあとどれだけ使える? 魔力の残量は? 彼女たちの魔法への対策は? 骨喰を解禁するか?
「申し訳ありません、お嬢さまがた。鶴喰についてはそれ以上の追及をおやめください」
そんな思考を打ち切ったのは、追及を行おうとしている彼女たちの忠実な従者だった。
「……ウズメ、どういうこと?」
「事前の契約です。切り札を使わせる代わりに、一切の追及を行わない。そうした確約を彼女と結びました。不服であるのならば、それはその取引を承諾した私めの責任にございます」
ここはどうかお見逃しを、と告げた後、ウズメさんは深々と頭を下げたまま動かない。
それは例え主であってもこの義理立てを破るのは看過しない、という意志表示だ。
灯花もその意図を読み取ったのだろう。不承不承といった様子ではあったが、彼女は従者の懇願に頷いた。
「わかったよ。ウズメが言うなら、これ以上は問い詰めない」
「仕方ないか。簒奪騎士の対処を君たちに任せたのは僕たちの判断だからね。その力が何であれ、君は僕たちを護るために使ってくれた。だから改めて聞き直そう。鶴喰夜鴉、君は何のためにマギウスの翼に来たのかな?」
「――魔法少女の解放、その真実を知るために」
嘘偽りなく答える。
魔女を飼いならし、ウワサを使い、人から力を集めて。その先にある真相を知る。
それが自分の目的なのだと宣言し、同時にマギウスへと突きつける。
お前たちが掲げる目的がまやかしではないことを。運命への叛逆を成しうるのだと示すことを。
この呪われた因果を断ち切って、私の得難き友が生を謳歌できる理想の未来があるのだと、私は知りたかったのだ。
「……うん。分かった。その言葉を信じて、鶴喰の力について問いただすことはやめることにしよう」
「心より感謝する」
「アリナがいなくて幸運だったね。彼女なら自分の結界に閉じ込めるぐらいはしてもおかしくない。後で彼女にも伝えておくけど、そこからは君自身で自衛してほしいかな」
「……承知した」
あいつにつき纏われるの嫌なんですけど。
みふゆさんは度々デッサンモデルをしているとは聞いたけど、よくもまあ付き合えるものだ。
◇
と、紆余曲折あってようやく帰ってこられたのは日が沈んでからだった。
改めて思えば、随分と大仰な話になったと思う。
魔法少女の解放。陰陽師。ビクトリーグループ。
幾つもの勢力が関わり、数多の思惑がひとつの街を牛耳った組織の中で渦巻く中、嵐のように現れた十二魔女。
解放の真実を突き止める、と宣言したものの。
その先に待ち受けるものを知って尚、それを言えたものだなと自嘲する。
エンブリオ・イヴが育ち、自動浄化システムが世界中に広まれば、魔女化という概念はこの星から消滅する。
この世界の魔女は増えることは無くなり、弱い魔女はいずれ殲滅される。
そうなれば、次に起こる事は何か。
魔女を倒し続けた先、その最後に残るもの。
古くよりこの世界に君臨し続ける災厄、黄道十二魔女。
彼女たちとの勢力圏が衝突した時、その時は魔法少女と十二魔女による戦争が起こるのだろう。
時間にしては半日にも満たない時間。
刹那の攻防。一瞬の切り結び。
一秒後には命が潰えるような極限の状況を、私たちはどうにか乗り越えることに成功した。
――そしてその直後に、本物の脅威というものを見せつけられた。
自分たちが死力を尽くして倒した騎士を軽く上回る、災厄の権化が如き存在。
千年を超えて生き続ける正真正銘の怪物たち。
普通の魔女とは一線を画した、少女一人が抱く希望なんて容易く摘み取ってしまえるモノ。
たった一体ですら、街ひとつを壊滅させて足りる暴威を振るう
そんなものが、最低でも世界にあと9体。
圧倒的なまでに不利で、気の遠くなるような状況。
限られた手札を使い切り、今を凌いで奇跡的に生存を掴み取ったとしても、明日は分からない。
しかもそれは解放を実現しても変わることなく、自分たちの前に横たわり続ける。
普通ならばその事実に打ちのめされ、絶望に膝を屈するのだろう。
あるいは背を向けて逃げ出し、非日常から目を背けて自分には関係のないことだと言い聞かせるのだろう。
……けれど。
あの場にいた誰一人として、諦めた者はいなかった。
簒奪騎士と対峙した私たちだけではない。
あの広場で魔女の軍勢から生き残ったすべての魔法少女が。
私たちを信じて送り出したマギウスが。
沙羅ウズメの雄姿を見届けた羽根達が。
皆、魔法少女の解放を信じ続けている。
自分たちが絶望を乗り越えられるという希望を胸に抱いていた。
その理由を、私は知っている。
英雄として災厄に立ちはだかったあの背中に、皆が勇気を受け取ったから。
どれほどの相手でも臆することなく、果敢に挑んだ少女たちの姿があったから。
そしてその中に自分がいたのだとしたら……それは少し誇らしい。
例えそれが一瞬のまやかしであっても。
彼女たちを裏切るかもしれないという不安を抱えていたとしても。
(少しはあなたに近づけましたかね、音子さん)
かつて自分が憧れた師のように。
誰かの勇気を灯せたのなら、それは良いことなのだと思えたからだ。
【ブラックナイト・ナイトメア】 終わり
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