ここから原作と乖離した内容になってゆきます。
「あーあァ、羨ましいことだぜぇ、なんで俺は上弦に遭遇しねえのかねえ」
この度の柱合会議は、普段の場所とは異なり、柱は全員室内に入って畳の上での会議だった。
「こればかりはな、遭わない者はとんとない。甘露寺と時透その後、体の方はどうだ、後なぜお前までいる宇髄?」
「あっ、うん、ありがとう随分とよくなったよ」
「僕も…まだ本調子じゃないですけど…」
「冷たいなぁ、あまね様に呼ばれたから来たんだよ」
「これ以上柱が欠ければ鬼殺隊が危うい…死なずに上弦二体を倒したのは尊いことだ」
「今回のお二人ですが傷の治りが異常に早い、何があったんですか?」
「その件も含めてお館様からお話があるだろう」
「大変お待たせ致しました。」
鈴のような声を持つ人、この人の名は、
「本日の柱合会議、産屋敷耀哉の代理を産屋敷あまねが務めさせていただきます。」
産屋敷あまね、産屋敷当主の妻である。その後ろには、
「そして、こちらの方は、」
「特別高等警察所属、階級は警視。そして外務省職員として特例で2つの役職を持つことが許可された、鬼殺隊の監視役の1人、九鬼大和です。」
スーツの左胸には黄色に輝く中に一本の黒い線が入った特有の桜が3つ彫られたバッチ。
所謂、階級章だ。
「警察?あまね様一体どういうことですか?」
「甘露寺さんに同意します。そして、何故鬼殺隊に監視役がついたのですか?」
「私からも、説明を求めます」
柱の甘露寺、胡蝶、悲鳴嶼の3名が場違いな警察官の存在に疑問を問いかける中、
「それは甘露寺様、時透様に現れた【痣】の説明を終えてからお話いたします。そして、当主の耀哉が症状の悪化により、今後皆様の前へ出ることが不可能になった旨、心よりお詫び申し上げます。」
この言葉を皮切りに、本来いてはならない警察官の存在は一時的にだが、忘れられた。
「承知…お館様が一日でも長く、その命の灯火燃やしてくださることを祈り申し上げる…あまね様も御心強く持たれますよう…」
「柱の皆様には心より感謝申し上げます。」
その後は、戦国の時代まで遡って【痣】の効果と、【例外なく25で死ぬ】というデメリットも説明された。
▽▽▽
九鬼大和side
強すぎる感情なら、こちらでも試せる可能性があるが…
【心拍数200以上】
【体温39度以上】
この状態で動き回れる者が、痣を発動できる…か。
徴兵逃れが多く、身体検査の不正も相次ぐ軍部で試すほどメリットがない。
一応、報告はするが、現実的ではないし、25で死ぬメカニズムが解明されない限り、実戦で使われることはないだろう。
「それでは、次はこちらの方について説明いたします。」
「初めまして、この度
「おい…待てヤァ」
「特高の御仁、説明を願います。」
さて、本題の話が終わったとなると、次の話題に移る。
「あまね様、何故、政府非公認である鬼殺隊に特高の奴が監視役なんざぁついたのですかねぇ」
特高所属であるクキヤマトと呼ばれる男を睨みつけつつ、なるべく丁寧な言葉を話す不死川実弥。それを気にもしない男は、
「説明します、まずこの中にいる方で【米国全権大使の御息女襲撃殺人未遂事件】をご存知の方はいらっしゃいますか?」
「えっと…その事件って、7日前くらいに起こった事件でしたっけ?」
「確か新聞の端の方に載っていたような?」
「南無…私は新聞が読めない故、知らぬ。」
7日前と言えば、上弦戦の最中だった。
新聞を読む暇がある人員がいなかった上に、元々鬼殺隊は教育の差が激しい組織なのもあり、そもそも文字が読める人が少数派であった。
そのフォローは組織がしているのもあり、鬼殺隊士はあまり気にしていなかった。
だが、今回の質問に関して言えばこの答えは不正解だった。
「世間を騒がせないために情報統制はしていましたが……仮にも、当事者の関係者でありながら、反応が…それとは。」
「当事者?」
「関係者?」
「しかし、新聞では襲ったのは【一般人女性】としか書かれていませんでしたが?」
「しかもその女性は確保済みで、特高で管理していると」
「表向きはそのようになっていますが、実際は異なります。」
スゥと空気が凍ったかのような声色になり、
「襲撃者が【一般人女性】であること、
これは間違ってはいません。
ただ、現在その襲撃者は米国大使館に保留されている状態であること。その襲撃者に襲撃を唆した黒幕がいることにより、現在の米国には我が国に宣戦布告なしで攻め込む事が可能であること、そして…【米国大使の御息女】が襲われた元凶が【産屋敷耀哉伯爵】であること。」
「お館様が?」
「本当なのですか、九鬼さん」
「特高の人やぁ、嘘もほどほどにせぇやぁ」
「そうか…」
「南無…それが事実ならば、特高が来るのもわかる」
「お館様が、そのようなことを仕出かすとは思えません」
「派手な話だな」
「特高って、何?」
柱の面々は、お館様の実績と【先見の明】という能力の効果を一番実感している。だからこそ、いくら特高警察の言葉とはいえ信じることはなかった。
平時ならば、この鉄の結束とも言うべき団結力は賞賛されていただろう。
だが、今の産屋敷は戦犯。このような発言は、
「君たちが…いや、鬼殺隊がなぜ政府公認にならないのか不思議でしたが、現状がここまで酷いならば、当然の判断ですね。」
特高や外務省どころではない。大日本帝国という名の一つの国を敵に回した。
「あん?」
「そうか…」
「どのような点で…しょうか?」
「えっ!何でそう思ったの?」
「鬼殺隊を公認組織にしなかったのは政府の判断じゃねぇか。」
「公認でなければならない理由でもあるのか?」
「甘露寺を困らせるな、特高といえども容赦はしない」
「特高って何?」
急に関係のない《鬼殺隊が公認組織にならない理由》を唐突に話した特高に目が点になっている中、まるで川のせせらぎのように静かに話し始めた。
「我が国の約250年に及ぶ、徳川の支配を終えた後遅れを取り戻すために臣民は文字通り、血反吐を吐く勢いで【一流国家】に近づいた。
その過程にはこれまでのこの国の伝統を崩し、破壊する行為も含まれていた。だが、それよりも近代化を推し進めた結果が、清との戦争で勝ち利権を獲得し、ロシアとの戦争ではギリギリの攻防戦だったとはいえ、総合評価では勝ちを得ることが出来た。
それにより我が国はアジアで唯一【一流国家】の仲間入りを果たした。
ここまではご存じですよね。」
「ええ、」
「だから?」
「南無」
(ネチネチ)
「常識だろ」
「…」
「?」
「?」
「なぜ…我が国がそこまで【一流国家】であることに拘ったのか分かりますか?
それは、国を守ることができれば、そこに住む人々を守ることができるからですよ。そして、【未開な蛮族が住む土地】ならいくら侵略しようとも問題がないというのが、大日本帝国以外の【列強国】の常識です。
つまり…【国を守ること】が引いては【臣民を守ること】になるのです。
だから、この国は【一流国家】であり続けなければならなかった。」
「かった?」
「過去形?」
「?」
「?」
「南無」
(ネチネチ)
「だから?」
「ねぇ、いい加減特高って何?」
「今の我が国の評価がどうなっているかご存じですか?ないでしょう?
【無抵抗の10歳の少女を殺しにかかる野蛮国家】ですよ。」
「「「「「「「はっ?」」」」」」」」
「米国全権大使の御息女は10歳、しかも襲われた場所が昼間の往来が盛んな場所だったのもあり目撃者が多数。その上その少女は元はこの国の臣民の1人でしたが、【日本人による迫害】により米国に国籍を移さなければならない人でした。
そこで教会の神父が職場の伝手を使って、イタリア国籍にした後、神父の母国である米国国籍にして、教会所属の孤児にしたという経歴があります。その後、その数奇な道のりを歩み、それでも信仰と善性を失わなかった話を聞いた米国大使が、少女の【不屈の精神】を気に入り、養女として迎え入れたという経緯があり、米国に派遣している諜報員からの情報によれば、この経歴を米国政府は異常なまでの早さで宣伝しているとか。」
「政治的工作…か」
宇髄天元は元は忍である。情報に関する使い方を一番熟知していた。
「そうです、向こうの言葉ではプロパガンダ。
ただでさえ、大使の身内となれば国際条約により、守らなければならない義務が生じます。これを守れなかった我が国はこの時点で列強国から責め立てられる理由がある。ましてや相手が一般人ともなれば、警備の質が低いと言われ、自国民を守る為という名目で増員を求められても断る口実がありません。
その上、大使の娘から見れば【迫害から逃れてようやく掴んだ幸せを
これは相手国の民衆から見れば、我が国の民衆は【10歳の少女が不幸の道から逃れた所を執拗に潰しにかかる野蛮な民族】と印象付けるのに時間はかからない。」
「そこまでの話は理解したが、何故それで鬼殺隊に監視役がつくんだぁ?」
不死川実弥の言葉に、
「何故、米国政府が国を挙げて、この話を宣伝するとお思いか。この襲撃事件の黒幕が日本の貴族、即ち産屋敷耀哉伯爵であることが理由です。」
「「「「「「「はぁ!?」」」」」」」」
柱全員(元柱も含む)の息のあった驚愕の言葉に、
「襲撃者の女性には、行方不明の娘がいました。
あなた方ならお分かりでしょう?」
「鬼に喰われたのね」
「ええ、ですが問題はこの後です。産屋敷の子息とここにいる奥方がそれを教えて、かつ
「待て…お館様が動いたという事は、その外交官の娘は…」
不死川実弥の言葉に特高は、
「鬼です。ただし、太陽を克服する代わりに鬼としての戦闘能力と肉類を摂取できなくなった鬼…ですが。」
「鬼であると分かった上で守るのですか?」
胡蝶の質問に、
「当然です。例え【人喰い鬼】であったとしても、【他国外交官の娘】である以上、守る義務が生じます。私たちが護るのは【国】です。
例え民間人が数100人程度犠牲になろうとも、それよりも優先するのは【国家の安泰】です。」
「例え、人喰いなんかしてなくてもよぉ、鬼だぜ、
不死川実弥の正気か確かめるような質問には、
「正気じゃないのは君たちのほうでしょう、鬼の被害は年間でも精々数100人程度ですが、戦争ともなれば戦死者は簡単に一万人を超えます。
例えば清との戦争では、戦闘による死者は軍属の戦死 1,132、戦傷死 285、病死 11,894、戦傷病 3,758、合計13,488人、服役免除(疾病、刑罰等)3794人軍人・軍属の戦死、戦傷死、病死の合計死者数は13,311人です。ロシアとの戦争では更に増えて、戦死者8万8,429人。
どちらも大体一年の戦争による死者数です。
鬼なんて、こちら側から見れば《存在は困るけど、すぐ様全滅させる必要性があるほどの脅威》とは認識されていません。
だからこそ、鬼殺隊がこの時代まで生き残れたのですよ。
ですが…それももう終わりです。
他国にましてや列強国に【鬼の存在】を知らされた上に、国家の安泰を犯す
鬼殺隊士になる者は大別して2ついる。
一番多いのは、鬼に親族を殺されたから
2つめは、給与が高く浮浪児でも真っ当に稼ぐことが出来るから
2つめの「真っ当な金か?」と言われればグレーゾーンだが、少なくとも盗んでいないので、真っ当ともいえる。内容はアウトだが。
例外枠で、煉獄杏寿郎などの家業枠もいるが、基本一代限りで終わるのが通例だ。
「それで…どうするつもりだ?これまでの千年、幕府や政府は鬼を放置していた。そんな組織が千年かけて鬼を狩り続けた鬼殺隊を率いることができるとでも?」
宇髄天元の言葉に柱は続いた。
「そうだなぁ、日輪刀で首を斬る以外では死なない鬼をどうやって狩ると?」
「毒もありますが、それは弱い鬼限定ですからね」
「ふ、普通の人がどうこうできる相手ではないわよ」
「南無…鬼は…強い…」
「そもそも鬼を放置していたのは国だ、今更対策できるとでも?」
不死川、胡蝶、甘露寺、悲鳴嶼、伊黒の順で反論が続く中、政府関係者代表は、
「君たちは今日をもって【産屋敷家の私兵】ではない。この組織はもはや、国公認の傭兵部隊です。」
「へっ?」
「傭兵部隊…ですか?」
「今更、急に国軍に加えると」
宇髄、胡蝶、伊黒が反応する中、
「正確には国軍ではありません。今回の件で一番怒り浸透なのは軍部ですからね、なんと言っても自分達が命をかけて闘い、守った結果を、米国は『鬼の軍人を量産できるなら勝てて当然』と軍人の意地と矜持を潰した戦犯を身内に加えることに反対しましたから。」
「待て、
「鬼は団体行動が取れないのに?」
「それよりも、実際にいるのか?鬼の軍人が。」
不死川、甘露寺、宇髄の順で続いた質問に、
「いるわけないでしょう。」
一刀両断した。
「ならば、何故他国から鬼の軍人がいると思われているのだ?」
意外なことに、この場で最も冷静だった冨岡義勇の言葉に、
「今回の騒動における中心人物である大使の娘は、鬼です。
ですが、彼女は協調性が高く、穏やかで基本的には従順な性格です。
人を喰べるどころか、肉類を受け付けられなくなったのと、太陽を苦手としてはいますが浴びる事ができます。
【米国から見た鬼】とは、そんな存在なのです。
こちら側がいくら【鬼】について本当の事を語ろうとも初めて会った鬼がアレでは、米国が信じないのも当然のこと。
そして、皮肉な話ですが、我が国があまりにも強い事が【鬼の軍人】がいる。と確信させる原因になりました。
たった数十年で【列強国】の仲間入りを果たした我が国の強さを恐れる国が多い中での【不老不死者の実在】。
穏やかで従順で話が通じる不老不死者、その存在を国が放置するとは誰も思わない。軍事大国として急成長した裏に【鬼】がいると思われるのも当然の話です。
だからこそ、
「理由は分かった。だが、相手側にはどう対応するつもりだ?
鬼殺隊を放置していたのは事実、急に国営にしたところで疑惑が消えるとは思えない。」
宇髄の言葉に対して、特高は、
「ええ、だから向こうの要求を受け入れる事になりました…。」
苦々しい顔で言った特高に柱の面子は、
「「「「「「「「向こうの要求?」」」」」」」」
ザワザワ
「なんだぁ?外が騒がしいなぁ」
「人の気配が増えましたね」
「なんか…ピリピリするな」
「隠さん達どうしたのかしら?」
「俺は帰らせてもらう…」
「この状況で帰るだと?お前はいつも」
「少し…匂いが違う?」
「南無」
「向こう側の要求…まさか」
柱が嫌な予感にざわつく中、外から外国語が聞こえた。
「I'm Rosemary Bennett, who has been appointed as a liaison officer to report to the embassy about the demon slayer.」*1
日が当たる場所で、複数の護衛に守られ、白い日傘をさし、動きやすい洋服を着た少女がいた。
それだけならば誰も気にしなかっただろう、
その少女が…縦長の瞳でなければ。
「なっ…!」
「鬼が何故…!」
「いや、日傘を横取りすれば…!」
そんな隠の反応をよそに、特高は声高々に言った。
「お待ちしておりました、ローズマリーお嬢様」
九鬼大和
鬼殺隊の監視役の1人
職業軍人を鬼殺隊に派遣する際の橋渡し役も兼ねている。
政府非公認とはいえ、戦闘能力だけは軍隊よりも高いと認識しているので、将来性が高く、感情的に動かない軍人をこれから派遣してゆく。
宇髄天元
お館様が国を敵に回した事を早々に察した。
引退しているとはいえ、柱だった経歴から政府命令で呼び出されていた。
冨岡義勇
実は最も冷静だった人
竈門兄弟の例もあるので、「特定条件を満たせば鬼が太陽光を克服することが出来る」と確信していたのもあり、2人目の太陽を克服した鬼に関しては、無関心に近い。
鬼殺隊が公認組織になるのは時代背景を考えれば当然と思っている。
胡蝶しのぶ
これまでは無関心だった政府関係者が急にやって来て、「これからは傭兵ね」と言われて混乱した。
だが、それよりも他国から思いっきり鬼を誤解されている事の方が大問題だった。
まさか、鬼となっても人の心を保つ鬼がいるとは思わなかったので、大使の娘でなければ毒物の実験体にしたかった。
最後に登場した【太陽を克服した鬼】二体目に政府関係者がいなければ襲っていた。(柱集会議に集中するために刀を置いてきた)
不死川実弥
鬼を《従順で穏やかで話が通じる》と誤解されているのに一番怒り浸透。相手が特高でなければ胸ぐら掴んで刀を向けていた。
最後に現れた【異人の鬼】が当たり前のように《人に守られている姿》をみて、大切なものが壊されているようだったという。
悲鳴嶼行冥
政府から見れば、自分達の存在が疎ましいし、時代錯誤な組織であると自覚している。
産屋敷への恩義で仕えている分、産屋敷にとって自分が損になる重荷になると思ったら、早々に鬼殺隊を離れる決意を固めている。
それはそれとして、最後に現れた少女には度肝を抜かれた。
伊黒小芭内
家庭が家庭だったので、鬼を利用する人間の存在を理解しているし、特高の言葉が真実ならば、疑われるのも無理はないと思っている。
だが…自国民よりも他国の娘を守ると言い切った特高にはモヤモヤとした思いを抱えている。
最後の主人公登場では、言葉は分からずとも大切な事を言っているのは理解した。
甘露寺蜜璃
鬼に対して、個人的な恨み辛みがないので、ある程度は冷静。
でも、急に鬼殺隊国営化にはビックリ!
教養はあるので、鬼殺隊が時代錯誤な組織ではあると思っており、国営化に反対はしないけど、効率が悪くならないか心配。
【外国人の鬼】は人と対して変わらない感性なら良し。と言った感じ。
時透無一郎
炭治郎のお陰で1番大切な記憶が戻った分、身内を鬼に殺された1人の人間としては複雑な気持ち。
鬼殺隊が私兵だろうが、傭兵だろうが、これまで通り鬼を狩れるならどちらでもいい。
主人公登場では、「何言ってるの?」と思っていた。
ローズマリー・ベネット
ようやく登場した本作の主人公
大使館に鬼殺隊のアレコレ情報を提供する連絡係となった。
自国(アメリカ)がつけた軍人に守られて登場。
いずれ鬼殺隊とは面会しないといけないと思っていたが、自分の演出ながら派手だなと思いつつ、ちゃんと広告塔をした。
【鬼殺隊】
内閣管理の政府公認【傭兵部隊】
鬼殺隊士はこれより先、公式記録上では【剣士】ではなく【傭兵】となります。
軍人との違いは、軍人は【国家公務員】であり、公務で死んだら【戦死者】になり親族へ遺族年金が支給され、家族の身の安全を国が保障するのに対し、鬼殺隊士は元は貴族の私兵であることから、国は何一つ保障しない。保障は産屋敷当主との話し合いにより決まります。
それも必ずしも守られるものではない、という前提があります。
鬼殺隊は傭兵部隊なので、窮地に陥れば真っ先に捨てられます。
その代わり、基礎給与額は軍人の倍です。
自由度も高く、個性を活かしたいならば鬼殺隊がおすすめです。
また、鬼殺隊士が陸海軍に移動したい場合は、特例で【徴兵】の形で軍籍に移動できます。
鬼殺隊士なら本来除外されている女性でも軍籍への移動が認められています。
ただし、女性兵は前線に立つ事は認められず、軍人とはいえ、情報部への移動となります。
大正コソコソ噂話
アメリカは国を挙げて【ローズマリー・ベネットの人生録】を宣伝しています。
アメリカンドリームという言葉があるように、アメリカは日本よりも成り上がりに対して敬意を込めて接するお国柄という事もあり、【迫害されていた孤児から大使の娘】まで出世したローズマリーの不屈の精神に感動したこと。
成り上がり方もキリスト教の考え方で【信仰を捨てなかった善人が報われる展開】という教義的に好まれる美談であること。
そして、アメリカはプロテスタントが多い国ですが、プロテスタントも元はカトリックの派生、カトリックの司祭が本部に送った【ローズマリーを守りたい】という申請書と一緒に撮った写真が公開されたのもあり、上手くできすぎた内容が間違いなく実話であることが証明されていること。
この3つの条件から、大人から子供まで爆発的に内容が広まりました。
アメリカがプロパガンダの意味も込めて、アニメ化したのも大きかったです。