カイマクルの鬼   作:セッル@ポケモン熱発生中!

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柱稽古前の事前試験と結果を発表
九鬼大和視点です。前回は竈門炭治郎視点だったので、内容の半分が英文になりました。


試験結果と柱の評価

強制学習会(不死川は不参加)から三週間後。

ついに、

 

「それでは…試験を始めます。制限時間は1時間、【外交特権】についての基礎知識です。教科書を読んでいたら普通に合格点には届きます。また、全盲の悲鳴嶼行冥さんは、別室での口頭質問による解答です。では…始め!」

 

この試験の結果で、最終決戦における前線配置か、後方配置かが確定する。

それもあり、柱の面子も全て真剣に取り組んでいる。

 

(雲取山の後見人を探すのには、あっさりと候補は絞れたが、そこに更に、口が固く、不老不死の妙薬を私的利用しない人格者を探すのに、時間がかかり過ぎた。柱の国際条約への理解度が心配だったが…この反応なら、問題はなさそうだ。)

 

心の中で試験内容に取り組む柱たちの様子に、安心感を覚えていた九鬼警視は、思考に余裕を持てたことで別のことを考えていた。

 

(問題は竈門兄弟の処遇だ。最終決戦の時までは、今の立場でいい。鬼殺隊は傭兵部隊だ。鬼舞辻無惨を殺すまでは、鬼殺隊士で固定してもらった方が、管理も楽だ。それに彼の鼻の能力を使わせてもらえば、反対派の心情を理解できるからな。)

 

雲取山の件があった日から、少ない人員を何とか確保して、再度《竈門炭治郎》について調べ直したのだ。

その中で発覚した特殊能力《嗅覚が異常に優れている》《人の感情が分かる》ということ。

 

(反対派の筆頭不死川実弥に対する対抗策はあるが、胡蝶しのぶの上弦の弐へ対する殺意と策略に抜かりがない。

そして、これと言った弱みがないのも厄介だ。

栗花落と呼ばれる少女は、炭治郎君と親しいから、あの子を利用したら、炭治郎君がこちらに非協力的になってしまう。それに…炭治郎君案件で身辺調査をした結果、我妻善逸、嘴平伊之助の能力も最終戦後の世界でこそ、脅威となる。敵に回して、他国に取られた方が厄介だ。

ローズマリー様はそれを理解していたから、炭治郎君を勧誘しなかったのかもしれない。)

 

試験に取り組む柱を監視しながらも、そんな事を考えていた。

そして、時間は進み、

 

「終了!筆を下ろしてください。」

 

「終わったわー」

「ふう、中々に疲れますねぇ。」

「喉…乾いた」

「ちぃ!ちまちました問題ばかりだ。」

「問題ない、問題ない」

「派手に解けたぜ!」

「……」

 

甘露寺、胡蝶、時透、不死川、伊黒、宇髄、冨岡の順で、緊張の糸が溶けたのか、試験問題の回収中に会話が始まっていた。

 

「これで試験は終了です。明日、結果を渡しますので、後は柱稽古に移ってください。」

 

「それに関して質問なんだが?」

「何でしょうか、宇髄さん?」

「政府代表さんよぉ、()()()3()()()()()()()()()を集めて、なぜ軍隊教育をしているんだ?俺たちは【傭兵】だって最初に言っていただろう。」

 

「それは…あなたなら理由をお分かりでは?」

「まあ、わかっちゃいるが、【傭兵】の最大の利点は【縛られない】だからなぁ。軍人のように【動きを固定】されると困る。」

 

「それについては問題ありません。指示が通らない場所では各々の行動を黙認すると言っていますから。質問はそれだけですか?」

 

「そうだ、それと…柱稽古を始めてもいいのか?」

「ええ、問題ありません。()()()に対して、偏見を持たせなければ」

「そうか…なら、俺は稽古があるから帰るぜ」

 

「なら…私たちも帰りましょうか。」

「そうね、しのぶちゃん」

「帰らせてもらう」

「チィ」

「帰る」

「準備しないと」

 

 

 

 

 

 

 

パラパラ

「凄い…な」

今回の結果で、点数が悪ければ、強制で後方支援に回すと言っていたのもあるが、宇髄天元、甘露寺蜜璃、悲鳴嶼行冥の解答は予想内だったが、話下手な冨岡義勇、反対派寄りの中立派な時透無一郎も、模範解答から更に一歩乗り出している。それと、

 

「不死川実弥…知性も理性も全くなさそうだったのに、全て模範解答にできるような完璧な答えだ。」

 

あの男…帝大の模範解答を盗んできたんじゃないかと、疑うくらいには完璧な解答で提出している。

鬼殺隊への評価を少し変更しなければならないな。

 

甘露寺蜜璃  85点

胡蝶しのぶ  80点

宇髄天元  100点

悲鳴嶼行冥 100点

冨岡義勇  92点

不死川実弥 100点

時透無一郎  92点

伊黒小芭内  79点

 

「70点以下を不合格とする…としていたから、全員合格だ。」

 

(そして…1番試さないといけない事があるが、内容が内容だからな。許可を得る手段を考えよう)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▽▽▽

柱への試験結果の報告をしに、特例大使館に移動した。

 

『ごきげんよう、ローズマリー様』

『ごきげんよう、大和さん。ところで今日は何の御用でしょうか?』

 

鬼については、最終選別とかいう狂った試験会場で【本来の鬼】を見たから知っている。本来はアレが普通の存在だということを。

理性ある鬼に会ったこともあるが、アレはアレで《番を亡くした狼》のようで、いつまでも飢えが満たされない目をしていたな。

「鬼になれ!」という割には、本人?は戦いに快楽を見出している目ではなかった。それに私の

 

『大和さん?』

『あっ…これは失礼しました。』

 

しまった、客人の前でボーとするなど、警戒心が散乱している。

本題に移らないと。

 

『ローズマリー様、リアムさん、イーサン軍医、こちらをご覧ください。英文に翻訳したハシラと呼ばれる、鬼殺隊上級幹部の試験結果です。』

 

『これは、ウィーン条約ですか。』

『内容は外交特権ですか、模範的な解答です。』

『しのぶと呼ばれる少女が、私を睨みつけてきた理由はこれですか。』

 

胡蝶しのぶ…本当に何をしているのだ!

感情一つ隠せないのに、幹部だと?医療班だったのが幸いだが、これは後で詳しく聞かなければ。

 

『はい、皆さまご覧の通り、幹部の全員が外交特権の七割を理解しています。ですが、それはあくまでも理解です。行動に移せるかは不明です。』

 

『つまり…私を鬼殺隊の本拠地で、柱に面と向かって会え…と?』

『…はい』

 

『あんな無法者の本拠地だと!』

『大使のお嬢様相手に何という要望を!』

 

護衛2人の反応は当然だ。リアム氏は基本的に、特例大使館に滞在しているローズマリー様の通訳兼護衛だから、鬼殺隊本拠地に行ったのは、公用車に石を投げつけられたあの日しかなかったし、イーサン氏は、ローズマリー様の血と検査結果を聞きに珠世と愈史郎、胡蝶しのぶを匿っている研究室によく行っているが、通路の隠や、剣士からの目線がキツイし、何より反対派の胡蝶しのぶがいる研究室だ。

危害こそ加えないが、雰囲気が悪いとの報告がある。

 

『皆様がご覧のテスト結果のように、鬼殺隊への教育は万全の対応です。初対面のように()()()()()()()()()()()()()()()するような不始末は、もうおこさせません。

だからこそ、上級幹部と顔を合わせてほしいのです。

もちろん、護衛は置きます。殺意を向けたら即刻威嚇射撃をします。

お嬢様…いえ、ローズマリー特命連絡員にも、利益になる話です。 

このままの評価では、とても合同軍事演習などできません。』

 

最初こそ【お飾りの特命連絡員】と認識して、護衛の方に監視をつけていたが、彼女の行動力はお飾りで収められる範囲を超えている。

父親の指示通りに動いているだけ…とするには、あまりにも言動がはっきりとしすぎている。

護衛も諜報員の役割を担ってやってきているのは事実だが、だとしても、ローズマリー様が【日本】にとって有益な情報を渡す理由はない。

そんな事を、他国大使が命じる理由がないのだから…。

つまり、私に来る情報は全て、彼女が国元に知らせずに、独断で横流ししている。そして、特例大使館内に留まりながら、鬼殺隊士の勢力図を知っているのにも関わらず、国が派遣した護衛に、その情報が渡っていない。彼女は自力で情報を得る手段を持ちながら、それを誰にも言っていない。

炭治郎君の話で、私も認識を改めた。

彼女は……お飾りでもなければ、罠の一つでもない。

本物の1人の外交官だ。

だからこそ、この提案は断れないはずだ。

 

『分かりました、私たちがここに留まる最大の理由は、【合同軍事演習】と【鬼の消滅】を確認するためです。

鬼殺隊本拠地へ向かいます。この解答用紙を返却すればよいのですね?』

 

『はい、お願いします』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▽▽▽

「おい…憲兵さんよぉ、これは一体どういう意味だぁ?」

「試験結果の返却ですよね、なぜ鬼が待っているのですか?」

「変な雰囲気がしたが、これか。」

「南無」

「まあ!可愛い服!」

「そうだな…甘露寺」

「セーラー服」

「どうでもいい」

 

「ええ、普通に試験問題の返却ですよ。手渡す相手が私ではないというだけの話です。試験の内容を理解したあなた方ならお分かりでしょう?最適な行動というものが。」

 

一種の賭けだ。万が一の事があれば、日米関係に致命傷を負わせるが、どの道試さないといけない。先延ばしにできる案件ではないのだ、どの道合同軍事演習でこの国にやってくる米兵は、お飾りとはいえ【大統領が任命した連絡員】に挨拶にくる。その際に、逆上されては困る。

 

『ローズマリー様、お願いします。』

 

『ええ、では、甘露寺蜜璃さん』

「私ね、はい!」

『宇髄天元さん』

「おう、」

 

賛成派の2人は、全く心配していない。だが、これからが本題だ。

 

『冨岡義勇さん』

「ああ…」

『時透無一郎さん』

「…!」

 

中立派の2人は合格…か。次は、

 

『伊黒小芭内さん』

「チッ…はい…」

『胡蝶しのぶさん』

『はい。』

 

目の前で危害を加えなかった。舌打ちはしたが、甘露寺蜜璃の手前、野蛮な姿は見せられないという感じか。

胡蝶しのぶは言動は問題ないが、殺意を隠しきれていない。

そして、1番の問題児は、

 

『不死川実弥さん』

『チィ!』 

  

シューー

 

この音は、確か《呼吸》と呼ばれるもの…!

「ローズマリー様!総員、構え!」

 

ガタガタ

 

私も銃のセーフティを抜いて構えていたのを、気にせず、

 

「あ…ありがとう…御座い…ます…チィ」

 

腕には血管が浮かび、顔はまさに()()()()()という比喩が似合う状態だが、腕を震えさせながらも、

お礼を言った。

評価を改める、不死川実弥は、学べば実践に移せる。

唯一、口頭だった為、解答用紙がない悲鳴嶼行冥は、今回の試しは出来なかったが、彼は元々賛成派の筆頭、今回殺気すらなかったから合格だ。

 

「で?もう終わりだな。帰らせてもらうぞ。」

 

「いえ、この後君たちには()()()()として話すべき事があります。」

『ローズマリー様、ありがとうございました。』

『いえ、確かに変わりましたね、お父様にもお伝えします。』

『ローズマリー様、車が到着しました。指定場所まで移動しましょう』

 

カツンカツン

 

 

 

 

 

 

 

▽▽▽

「九鬼警視、アメリカの護衛は全て特例大使館内へ移動を終えました。」

「ご苦労様でした、では外の監視に移ってください」

「はっ!」

 

「それでぇ?俺たちにあんな茶番をさせておいて、まだ用があるってか?」

 

反対派の筆頭である不死川実弥は、見るからにイラついている。

 

「まさか、鬼に解答用紙を渡させるなんて、思いもよりませんでした。」

「鬼相手に返事をしなければならないとは…嘆かわしい」

 

2人も反応は似ている。特に胡蝶しのぶは顔だけは笑顔なのが、逆に怖い。それに比べて、

 

「白いセーラー服可愛かったわー」

「南無」

「わざわざ初対面時の服を着るとは…随分となぁ。」

 

甘露寺蜜璃、悲鳴嶼行冥、宇髄天元は冷静な状態だ。

特に鬼に対して個人的な感情がない甘露寺蜜璃は、鬼よりも服の方に意識が向いている。

宇髄天元は、さすがだ…。服の意図に気づいたか。

 

「驚いた」

「よく呼べたね」

 

中立派はどちらかと言うと、【他国の要人】を呼び出す事が出来たことの方に驚いている。

7人中、5人は落ち着いている。なら、これからの映像を見せても問題ないだろう。胡蝶しのぶと不死川実弥が心配だが、いざ暴れても今ならいるのは私たち日本人だけだ。隠し通せる。

 

「今から君たちには、【米国から見た鬼】を見せます。落差がありますが、それが()()()()()から見た鬼です。覚悟して見てください。まあ…胡蝶しのぶさんにとっては理想が叶った形ですが。」

 

「「「「「「「はっ?」」」」」」」

 

「映像を回します」

さあ、ここからが本番だ。




九鬼大和
政府公認傭兵部隊となった鬼殺隊の教師役にして、特高の警視
外務省が派遣した護衛兼通訳の1人なので、よく
特例大使館に出入りしている。
竈門炭治郎に面会の話を詳しく聞かせられたので、懐柔ではなく、挑発に移った米国大使館の意図に、ローズマリーが関わっていると確信した。
また、それにより【お飾りの特命連絡員】ではなく、【歴とした1人の外交官】と評価を改めた。

ローズマリー・ベネット
本作の主人公
特例大使館内から外に出ることはないが、桜情報網で手に入れた情報の一部を、日本側に提供している。
表向きの九鬼大和に渡す書類や手紙は、【欲しい物リスト】
今回は、ウィーン条約の解答用紙を柱に提出するだけだった。
初対面時の服を着たのは、どれほど変わったのか知りたかったから。

悲鳴嶼行冥
テスト結果は100点
全盲なので、別室での口頭質問に答えるスタイルだった。
弟子の玄弥に教えるために、岩を押し進めながら念仏の代わりにウィーン条約を唱えてあた。
最適がわかるため、何事もなかったかのように対応した。

甘露寺蜜璃
テスト結果は85点
柱稽古は、まだ宇髄の元に隊士がいるので結構暇。
女学校に戻ったみたいで楽しく勉強していた。
とはいえ、女学校の勉強内容と違いすぎるので苦戦した。
たまたまいた伊黒さんと一緒に勉強会を開いていた。
まあ、可愛いセーラー服!と思っていた。(口に出ていたと自覚していない)

伊黒小芭内
テスト結果は79点
鬼を守る条約なので、勉強にやる気がおきず、かと言って赤点を取れば後方支援に回されるので、高得点を得なければならずという複雑な心境だったが、甘露寺との勉強会で無様な姿を見せるわけにはいかないので、頑張って勉強した。 
甘露寺は賛成派なので、目の前の鬼に傷をつける事ができなかった。

宇髄天元
テスト結果は100点
他の柱とは違い、最初から理解していたので、勉強に苦戦している他の柱のフォローに回っていた。
解答用紙を【大使の御息女】に渡させるという政府代表の暴挙の方に、意識が向いていた。

冨岡義勇
テスト結果は92点
元々賛成派寄りの中立派なため、【人を喰わない鬼】なら守られるのも当然の措置と思っている。
禰豆子も同じ立場だ。
なので、ウィーン条約は普通に勉強していた。
口下手でも文章では発揮されないため、高得点となった。
【他国の要人】をあんな無礼な態度で接した俺たちの元に、会わせる事を了承させた、九鬼警視の手腕に驚いていた。

時透無一郎
テスト結果は冨岡と同じく、92点
どちらかというと、反対派寄りの中立派
炭治郎君の妹はまだわかるけど、あの鬼はちょっと…という心境。
とはいえ、記憶が戻った事により、見える世界が広がったので、【他国の要人】を襲えば、とんでもないしっぺ返しをされると理解しているので、鬼はいないと念じながら耐えた。

胡蝶しのぶ
テスト結果は80点
反対派の次点だが、憎っくき上弦の弐を討つ為には、何としてもこの試験を合格しなければならないので、死に物狂いで勉強した。
元々医者を名乗っていただけに、知識量は豊富なので覚えるだけなら簡単だったが、いざ実践に移すとなると殺意を隠しきれなかった。
原作では、禰豆子との交流で【人と共に生きれる鬼】を認める事が出来たが、この作品は、深い交流期間の前に政府役人による隔離が行われたため、
しのぶは禰豆子の人間らしさを深く見ることができなかった。
その分、原作よりも殺意増し増しである。
姉の希望は炭治郎君に託したので、今は自分の信念だけに尽くせば良いと思っている。

不死川実弥
テスト結果は100点
反対派の筆頭
地頭はいいのと、悲鳴嶼さんによる有難いお説教の結果、【殺して良い鬼】と【傷をつけたら外交問題になる鬼】の区別をつける事ができた。
鬼を守る条約を学ぶ気は無かったが、政府代表による「落第点をとったら後方支援に回す」の一言で、必死に勉強した。
解答用紙を持った鬼に、殺意を隠しきれなかった上に、呼吸をしてしまったが、ギリギリで理性が勝ったので、嫌々ながらもお礼を言った。





















大正コソコソ噂話
九鬼大和による柱の評価+α

甘露寺蜜璃
安全牌
ちょっと世間ずれをしているけど、常識がある。

宇髄天元
ローズマリー様の服の意図に気づくとは流石だな。

悲鳴嶼行冥
人格者
流石は最年長であり、冤罪で死刑になりながらも子どもを養っているだけはある。複雑な心境を表に出さない、その鋼の心は憧れる。

冨岡義勇
甘露寺蜜璃と同じくらいの安全牌
賛成寄りの中立派なのもあるが、竈門禰 豆子の為に命をかけるその姿勢は、まさしく武士。
最終決戦で生き延びたら、陸軍の士官学校の教官にするのも良いかも?
推薦しようかな。

時透無一郎
ちらりと殺意がしたが、理性で抑えた。
若いなりには立派な姿だ。
反対寄りの中立派だが、その年で理不尽な世界を受け入れる姿勢は、将来大成するだろう。

伊黒小芭内
反対派だが、流れで付いている感じだし、2人ほど熱量はない。
ローズマリー様に舌打ちをしたが、それだけだったし、甘露寺蜜璃というストッパーがついている限り、闇討ちをするような性格ではない。
ある程度、監視を外して別に回した方が効率的だな。

胡蝶しのぶ
危険人物
精神病患者をNo.2につけるとか…正気なのか?
姉の意志はガン無視だし、毒使いだから、ある意味不死川実弥よりもタチが悪い女。
ローズマリー様はまだ鬼だから分かるが、イーサン軍医は人間だ。
大使館に運ばれる食品の検査をもっと厳重にしよう。
ローズマリー様には藤の毒が効かないことは知っているが、人間にも藤の毒は有効だ。そちらに効果があった方が、解毒薬を必要とする人間の方が立場上、厄介だ。

不死川実弥 
反対派の筆頭
殺意は出た、呼吸の音もした、だが柱の中で唯一、お礼を言った。
最初は、知性も理性も全くない男だと評価したが、実は誰よりも常識的な男なのかもしれない。
常識的だからこそ、鬼を殺すべき存在だと認識しているのかもしれない。過去がアレなのに、鬼相手に礼を言った。
もしものことがあれば、尊属殺人罪で死刑判決を出させる予定だったが、その必要はなさそうだ。

ローズマリー様
炭治郎君に聞いた話では、随分と変わったと評価されていたが、私が知っているローズマリー様の姿と違いすぎている。
そもそも外交の場で、「単刀直入」など使わない。
よっぽどの緊急案件ならまだしも、炭治郎君はただの傭兵だ。その気にならば、場所が大使館内だ、その場で去勢手術を行えばいいもの。
軍医もついているのだから。
つまり、あの姿こそが偽り。
父親の傀儡だとするには、余りにも行動に一貫性があるし、日本にとって有効な情報を与える意味がない。
あの子は父親の指示通りに従うだけの人形ではない。
1人の外交官として接する必要がある存在だ。
もう、ローズマリーお嬢様と呼べる相手ではない。
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