「「「「「「「絶対に違う!!」」」」」」」
アメリカから見た鬼の映像を再生します。
日本人の、言うならば鬼殺隊士の印象との落差が激しいです。
カラカラ
《とりあえず、グサっとすればいいのですか?》
大使の自宅の背景だが、映像に映る少女が座る椅子は、木で作られた安価な物だ。これだけでもかなり浮いて見える。
《ええ、あのレンズに向けて思いっきりやってください》
《わかりました…うぐっ…!!!》
「何をしているんだァ?」
「そもそも言葉が分からないわ」
「同じくです。しかしこの映像は、」
「自決の練習?」
「南無…この声は男性だ。父親なのか?」
「背景が都心だ、あの鬼の父親か。」
「間違いないな、あれはハリス全権大使、ローズマリー・ベネットの父親だ。」
《はい、治癒してください》
《わかりました…》
動画内は顔色一つ変えずに淡々と進んで、
《何度も見ますが、相変わらず…凄い回復力ですね。》
《私はこれでも遅い方ですよ、だって…人間を喰べないから。》
《ちなみに、早いオニはどの程度で回復するのですか?》
《そうですね…例えるならば、瞬きをする間に…でしょうか。》
《確かにそれに比べれば、ローズマリーは遅い方ですね。》
「養女とはいえ、顔色一つ変えないなんて!」
「あの目は観察者の目です。父親としての心はないのでしょう」
「鬼が死なないとはいえ、自決の練習などするのか。」
「むしろアレを命じているのは、父親だろう。」
「南無…」
「回復力を示すためとはいえ、随分と派手にやってるなぁ」
「白い服を多く与えている理由はこれか。」
そう…ローズマリー様の服は、先ほどの白いセーラー服に加えて、礼服も白を基調とした物が多い。肌が白く、緑の髪だ。他の色が加えられた服だと色がごちゃごちゃして、見栄えが悪いという理由もあるが、1番の理由は、怪我をした際に分かりやすいからだ。
《よし、全回復完了!それでは、初めまして大統領並びに各貴人方、私はこの度ハリス・ベネット大使の養子に迎えられましたローズマリー・ベネットと申します。
先ほどの映像から分かるように、私は人ではありません。
一緒に送られた資料をご覧ください。》
「誰に話しかけているのかしら?」
「所作が丁寧ですね、少なくとも格上の存在宛の映像ですか。」
「目に注目するような撮り方だな。」
「随分と綺麗な画質だ、こりゃぁ、縦長の瞳もよく見える」
「映像に音が入るのもすごい…な。」
「何かを訴えている声だ。」
「何を話しているんだろう?」
胡蝶しのぶ、宇髄天元、不死川実弥は映像の撮り方が、意図的な物だと気づいたのか。勘が鋭い。
対して、甘露寺蜜璃、時透無一郎、冨岡義勇は、どちらかというと映像を撮った機種の方に向いているな。元々、【人を喰べない鬼】なら問題ないと、竈門兄弟を庇っていた人たちだ。ローズマリー様には興味がないから当然の事か。
《私は日本では【オニ】と呼ばれる化け物です。キリスト圏国家から見ればvampireです。》
《映像と資料をご覧になった方ならば、なぜ私が大使と普通に会話が成立しているのか気になるでしょう。私は》
《こちらから説明します大統領閣下、彼女は【オニ】ですが、人肉を食べられない特殊個体です。
基本食事は、太陽光と水、野菜は食べれますが栄養補助程度です。
動物性油も1gだけで吐き出しました。
そして彼女は、太陽が弱点のオニでありながら【太陽光を克服した唯一のオニ】です。
本来ならば、このような会話など到底できない存在ですが、彼女は太陽を克服する代わりに、【オニ】としての戦闘能力を失いました。
人間の庇護下に入らねば生きていけなくなり、日本人に頼ったら殺されるので、大人しくしていれば【人の子】として扱ってくれる我が国を頼ったという訳です。
それでは話を戻します。オニの始祖の名はキブツジ・ムザン、資料をお読みください。》
《資料からわかる通り、キブツジ・ムザンは生きることを至高とし、死ぬことを極端に恐れます。故に敵前逃亡や配下の切り捨てにも躊躇いがありません。始祖の鬼である彼は、首を切り落とすことで死ぬことはありません。唯一殺せる手段は太陽光のみです。そして、体液全てが人間にとっては猛毒です。なので…改めて要・求・し・ま・す・。
科学と自由の国であるアメリカの力を、大日本帝国に突きつけろ!キサツタイなんて傷の舐め合いをする組織に属する、貴族の私兵如きが【オニを殲滅させる】なんて不可能です。》
言語は当然英語だ。柱の中には簡単な会話ならできる人もいるそうだが、この話は難易度が高い。誰も理解できていないから、後が大変だろうな。
「さて…この映像は、ローズマリー様が自分の存在を現在の自国である、米国の上層部に送った物です。」
賛成派の悲鳴嶼行冥と宇髄天元、そして甘露寺蜜璃は、
「南無…人と共に生き、人の指示に従う不老不死者…」
「俺たちとは全く違う生き物に見えてるのか。道理で誰もが、あの鬼を子ども扱いするわけか。」
「人と共に生きれる鬼は、禰豆子ちゃんの前例があるから、この映像も間違いではないけど…鬼が全て
映像がもたらす【鬼の印象】のズレを認識し、これまでの違和感の存在を確認していた。
「見た目だけなら、鬼と人は…大差ない。(それを、利用しているのか、随分と)賢いな。」
「人の形を保てる鬼は強いのに」
ただの事実確認だけで終わった中立派の2人。
そして…
「人の言葉に従っている映像…か。」
「言葉は分かりませんが、とても…侮辱されたように感じました。」
「最後に何言ってんのかは分からねぇが、胸糞悪い気がしたぜ」
反対派の3人は、本能が強いのか、ローズマリー様の言葉の中にある意味を察してしまっていた。
「こちらが、ローズマリー様とハリス大使の会話の翻訳です。」
「はあ!?だが…間違っちゃいねぇ」
「南無…厳しい言葉だ。だが、事実でもある。」
「確かに、私たちは千年かけても元凶を見つけられなかったもの。当然と言えば、当然の評価ね」
賛成派の3人は、鬼殺隊の評価は当然のことだと認識した。
やはり、鬼が直接の死因にならなかった人は、理解が早い。
だが、問題はここからだ。鬼が直接の死因になった人の反応は、
「鬼殺隊が鬼舞辻無惨を見つけられないのは、事実。(あからさまに低く評価されているが)間違ってはいない。」
「ムカつくけど…千年掛けても見つけられていないなら、仕方ないのかな?」
冨岡義勇、時透無一郎は、ただの事実として【鬼殺隊が千年かけても、鬼の頭領を見つけられない】のは間違っていない、と認識したか。
ローズマリー様も事実としての、【鬼殺隊の評価】だからか、そこまで怒ってはいない。
「貴族の私兵…傷の舐め合い…随分と…俺たちを軟弱者扱いするのか、あの鬼は…!」シャーー
伊黒小芭内と飼い蛇は、心が通じ合っているのだろう。どちらも目が殺意に溢れていた。
「イーサン軍医と話が合わない理由はコレでしたか。」
顔は笑顔だが、翻訳文を纏めた物を握り潰しながらの発言だ。
鬼に恨みがある人なら当然の反応だが、姉の件があるにしろ「鬼と人が仲良く生きる世界」を望んでいる人ならば、この光景はむしろ喜ばしい可能性だ。
なのに、実際はコレ…か。
期待はしていなかったとはいえ…少しだけ虚しいな。
「・・・・」
「不死川さん?」
「おい?どうしたんだ不死川」
「不死川?」
1番の問題児は、暴れる事を想定して、麻酔銃まで持ち込んだが、反応がない。
「キェェー!!」
グサッグサッ
「何をやっている!!不死川実弥!」
暴れる事を想定していたから、救護方面の設備を整えていない…!
だが、まだ終わってはいない。
「不死川実弥!映像はまだ終わっていない!自傷はいくらでもして構わないが、最後まで見届けろ!」
「えっ?まだあるのですか?」
「不死川!チッ!玄弥呼ぶぞ!」
宇髄天元のこの言葉で、不死川実弥は即座に、
「あいつは俺の弟じゃねぇ!!」
正気に戻った。
思いがけない騒動があったが、無事不死川実弥が正気を取り戻し、無駄に飛び散った血痕を一通り、拭き終えた。
「では、映像を変えます。次は最初の映像のような、【国元に送る公的映像】ではなく、【私的な家族映像】なので、先ほどのような意見はありません。なので、翻訳文は出しません。」
カラカラカラ
《お父様!お母様!》
《ローズマリー、お帰り》
《ローズ、よく頑張っていますね。》
映像に映っているのは、ローズマリー様とハリス夫妻、先ほどの映像同様、最新のトーキー映像*1なので、言葉もしっかりと入っている。
ハリス大使なら、鬼の事を公表する際には、鬼の能力だけでなく、感情の起伏や細かい動作も保存するはずだと思い、問い掛け、鬼殺隊への印象操作の一つとして貸し出しを申し出れば、あっさりと了承を得ることができた。勿論、複写物だが。
まだ、特命連絡員に任命される前、【大使の娘】として、自宅の中庭で両親と共に、アフタヌーンティーをしている映像だ。1人だけ土を食べているという点を除けば、普通の和気藹々とした穏やかな親子の会話、言葉が分からずとも、敵だと認識していない事は誰の目から見ても明らかだ。
「…姉さん」
「穏やかな会話だ」
「鬼と人が同じ目線だと?」
「南無…音から恐怖の感情を感じない」
「優雅な昼食ね」
「これが…向こうからみた現実」
「鬼が、人をあんな目で見るのか」
胡蝶しのぶ…危険人物だが、「姉さん」と呼ぶ声は切なげだ。
鬼と人が同じ立場で、いや、
映像は進む。
《新しい服を着てちょうだい》
《お母様、また服を買ったのですか?お金は大丈夫なのですか?》
《あら、外交官の妻を舐めてもらっては困るわ。
ほら、着て》
ハリス夫人が娘に服を着せ替えさせている映像に映る。
ローズマリー様も困りながらも、満更でもない反応だ。
「この服は、先ほどのセーラー服ですね。」
「母親からの贈り物だったのか。」
「服の量がすごいな」
「財力が垣間見える…」
「鬼を着飾り、それに喜ぶなど…」
「(服が)綺麗だな」
「服が多すぎるのでは?」
たしか…伊黒小芭内の実家は鬼を奉り、それによって得た金品で生計を立てて、贅沢な生活を享受していたとあった。
鬼を着飾り、それに喜ぶ夫人をよく思わないか。
《シスター!百合の花の準備終わりましたー!》
《あら?早いわね、ありがとうローズマリー》
教会に移り、自宅よりも簡素で着替えやすい洋服になったローズマリー様は、教会で祭儀の準備に勤しんでいた。
「シスター?」
「確か西洋の宗教で、日本語だと修道女のことです」
「一応…要人の娘だよな、こんな風に無防備になって大丈夫なのか?」
「対応がお客様だ。」
「両親はまだ理解を示せるが…仮にも鬼を相手に、随分と呑気だな」
「全く警戒していない。」
「これって…知っていないんじゃない?」
「目が穏やかだ。」
宇髄天元…やはり彼は見方が異なる。
警備の質を確認するのは、元々の職業柄…といったところか。
《鬼の身体能力の調査?》
《ええ、ローズマリー様は【人を喰べない体質】にする上で、【身体能力の低下】があったと言っていましたよね。》
《はい、回復力も他の鬼に比べたら、遅いですね》
《でも、我々から見れば、あの映像の回復力は充分
《主には?》
《持久力、継続力、瞬発力、視力、主に五感を含めた、大まかな身体能力検査と、それの映像を保存すること。》
《問題ない範囲です。では始めますか?》
《ええ、では最初はテニスでもしましょうか。大人と子ども、どちらが先に体力切れをおこすのか試しましょう。言っておきますが、本気の試合を行います。》
《はい!》
「これは…?」
「向こうの球技、【てにす】と呼ばれる遊びだ。」
「体力検査のようなものでしょうね」
「子どものお遊びにしちゃぁ、あの軍医は本気でやってるな」
「あの鬼もそれについていっている…。やはり弱ったとはいえども、鬼は鬼だな。」
「太陽を克服した鬼…が、大使の娘か。」
《ローズマリー特命連絡員の護衛として、追加で増援してもらった人々です。》
映像は、【特命連絡員】としての仕事方面に移った。
《はじめまして、ローズマリー・ベネットです。私は大使館から基本的には出ないので、その間はそれぞれの仕事に就いていてください。》
《こちらこそ、よろしくお願いします。ローズマリー特命連絡員》
イーサン軍医が説明し、10名、それぞれが挨拶をし、握手をしている映像が流れる。
「鬼の手を取るとは…」
「命知らずにも程がある」
「でも、穏やかな普通の挨拶よね」
悲鳴嶼行冥、宇髄天元、冨岡義勇、時透無一郎は最早無言で、映像を見ている。
さて…1番の荒れる内容はここからだな。
▽▽▽
「次の映像は、私たちが撮ったものです。翻訳文は後で渡します。」
《ローズマリー様についてはどのような印象でしょうか?》
「あら?九鬼さんが映っているわ」
「あの人たちは、護衛ですね」
《君たち日本人は、ローズマリー様を脅威と見做しているようだが、私たちはそうは思わない。》
最初に派遣された諜報員の1人、リアム・オニヅカはそう言い、それに伴って他の護衛も次々と、
《ええ、確かに瞳は縦長、緑の髪で光合成をする人型の生き物を【人間】だとは、認識していないが、》
《だからといってMonsterとは違う存在だ。》
《何より、ローズマリー様は私たちを食糧とは見ていないのは、明らかです。》
《職務上守るべき相手であるので、守ってはいるが、正直に言えば鬼の脅威よりも、人間の脅威の方が強いとしか思えない。》
《あんな子供を殺すのに躍起になる、日本の傭兵の方がよほどMonsterなのでは?》
《イーサン軍医に聞いたところ、私たちの増員理由は、外交ナンバーのついた車を攻撃したからとか。》
《ローズマリー様が人間ではないとはいえ、この時点ではローズマリー様が、人間に脅威をもたらす存在ではないのは明らか。》
《国際条約一つ理解できていない武装組織の方が怖い》
《今は大使の御息女という身分があるから、哀れむ程の人ではないが…ただ【人ではない】という理由だけで、常に闇討ちの危険を抱える生活は異常だ。》
《食べ物が違うだけで、何をそこまで躍起になるのか?》
そして、最後は口を揃えて同じ言葉を紡ぐ。
『これではどちらがMonsterなのか、分からない。』
そう、新たに派遣された【要人警護で追加された日本派遣組】の知っている【鬼】はローズマリー特命連絡員だけなのだ。彼らの知っている鬼とは、
【主に日光を浴びてエネルギーを補給し、日光が出ない時期は、土やミミズを(普通の食品も含むが)補助食品として食べ、肉類が食べられない存在】だ。
だから、鬼殺隊が躍起になって憎しみを向けて、鬼を殺しにかかるのか理解できない。
そして、ローズマリー・ベネットという例外がいるとすれば、
《カニバリズムの歴史は長い、人間が人間を喰べる行為事態は、古今東西ありふれた話だ。》
《鬼殺隊と呼ばれる傭兵は、憎しみが強いあまりに、気づかなかったのではないか?》
《鬼と一口に言っても、人間だって【肉を好む人】もいれば、【ベジタリアン】もいる。》
《一部の【人喰い鬼】のせいで、ローズマリー様のような存在が、人間と話し合おうにも取り合って貰えず、殺されたから【ベジタリアンな鬼】が【人喰い鬼】に成らずを得なかったのでは?》
《そうなると、
あちらから見た鬼は、
【喜怒哀楽があり、危機感もしっかりしていて、策略を練るくらい知能が高い生き物】
しかも、【鬼】が【元人間】とも知らされているならば、そう考察するのも当然の流れだった。
鬼殺隊が起こした不祥事の内容が内容だったのもあり、あちらの人間から見れば、被害者は寧ろ鬼の方だった。
プツン
「あっ、終わったわ」
「南無…」
「なんとなくだが…嫌な予感がするな」
「同感ダァ、宇髄」
「あまり良く思われていないのは確実ですね」
「連中の目は軽蔑だった。」
「(俺は柱じゃないから)どうでもいい」
「とりあえず翻訳文を見てからにしたら?」
甘露寺蜜璃、悲鳴嶼行冥、宇髄天元、不死川実弥、胡蝶しのぶ、伊黒小芭内、冨岡義勇、時透無一郎は各々の感想を言い合っていた。
「さて…全ての映像を見終わった君たちなら理解できたでしょう?米国がローズマリー特命連絡員に対して、何も思わない理由が。」
「鬼に対する価値観が…全く違う…!」
「アレを鬼の基準にされるとは…!」
「間違ってはいないけど…当たってもいないわ」
「南無…あぁ、本物を知らずに鬼討伐など…なんと哀れな。」
「アイツらの顔…むかついた」
「(何も知らずに)お気楽な立場だな」
「今回に関してはお前に同意する。」
「オイィ、さっさと翻訳文だせよォ」
「随分とせっかちですね、はいどうぞ。後はご勝手に」
スナイパーも設置したし、不死川実弥が発狂しようとも、映像が終わった今は私の管轄ではない。
念のために、今日はローズマリー特命連絡員には外出を自粛してもらうように要請したし、彼女は賢い。今日は外には出ないだろう。
ガタンガタン
「不死川!落ち着け!」
「キェェー!」
麻酔銃…効くのか?
▽▽▽
「ただいま戻りました」
ああ…やっと家に帰れた。
「おかえりなさい、あなた」
「お父様!お帰りなさい!」
「ただいま、
私はね、妻と娘の平穏を守るためになら、
九鬼大和
特高の警視であり、政府代表者
鬼殺隊に関してという、限定的な範囲とはいえ、政府代表者なので、権限は大臣クラス。
なので、よく米国大使館に出入りしている。
その時は【外務省の通訳】として話しています。
【鬼】に関する認識の誤差が激しいので、それを実感してもらうために映像を借りた。
猗窩座に見逃された理由は、最後でお分かりでしょう?
愛妻家なので、エリートでありながら妾がいないという、当時としては珍しい人。
護る為なら手段は選ばない冷血さもあり、産屋敷一族は、既に政府関係者から見放されているので、潰そうと思えば潰せます。
今は生かした方が利益になるので、見逃しているだけです。
悲鳴嶼行冥
音から恐怖は感じず、終始穏やかで優しい音だったので、向こうの認識を理解し、受け入れる事ができた。
そして、そんな風に見せることで、自身の身の安全を確保したローズマリーは油断できない相手だと思った。
眠った不死川にお経を唱えていた。
宇髄天元
認識の誤差が地獄と天国レベルで違ったので、不死川が発狂しなければ終始ポケーとしていた。
忍としての感覚があるので、ローズマリーの知略の巡らせ具合が怖いと認識。
案の定、発狂した不死川を宥めていた。
甘露寺蜜璃
ローズマリーと呼ばれる鬼が、なぜあんな厳重体制で守られているのかを理解した。
要人の娘で本人も要人、そして、映像から回復力や体力の低下があるのは事実で、映像程度の鬼なら最下層の鬼殺隊士でも殺せるからね!と思っていた。
発狂した不死川さんからは、伊黒さんの「少し離れた方がいい」という発言もあり、距離をとっていた。
冨岡義勇
禰豆子は回復力も体力も上弦クラスなので、ローズマリーもそうだと認識していたので、過保護すぎでは?と思っていたが、映像を見てからは、妥当な扱いだと認識を改めた。
不死川に(結果的に)喧嘩を売ってしまった。
時透無一郎
未だに鬼が人に守られるのには違和感しかないが、ローズマリーと呼ばれる鬼が、滅茶苦茶弱いので、鬼…ってこんなに弱体化できるんだ、と思っていた。
発狂した不死川に石を投げた。
胡蝶しのぶ
「鬼と人が仲良く暮らす世界」が他国では夢ではなく、現実だと突きつけられた時、姉さんを思い出した。
でも、私は…姉さんを殺した鬼を許せない。
鬼と仲良くなんておぞましい。
でも…現実は受け入れないと。
相手は他国の要人、もしも…があれば、鬼殺隊士もお館様も路頭に迷うことになる。
発狂した不死川に軽い痺れ薬を注入した。
伊黒小芭内
映像から【鬼】に関する前提が違うこと、鬼を守ることに何も疑問を抱からない護衛連中の心理を理解した。
だが、映像が鬼の全てだと誤解されているのに御立腹。
特に、ローズマリーと呼ばれる鬼を、着飾らせる夫人は、実家の女たちを思い出したので、嫌いになった。
発狂した不死川から、甘露寺を守っていた。
不死川実弥
出血多量と麻酔銃で、3日昏睡。
??????
中距離スナイパー
常に不死川実弥に銃口を向けている。
大正コソコソ噂話
九鬼大和が警視でありながら、外務省職員なのは、本当に諜報の一環でアメリカにある、日本大使館の通訳をやっていた経歴があるからです。
彼の瞳も、空のような淡いブルーの瞳で、両親共に日本人でありながら、瞳の色と顔つきが濃ゆいので、外国で混ざりやすい顔だから抜擢されました。
なので、誰よりも理解しているのです。
【戦争になったら日本は負ける】と。
【鬼】の印象
↓
アメリカ上層部 【人と共存できる生き物】
政府から見た鬼 【今なら利用できるかも?】
鬼殺隊士 【悪鬼滅殺、人と共存?無理無理】
特にローズマリー特命連絡員が太陽を克服できた理由の背景には、【人喰いによる病】と【人間の脅威】が身体を植物に変えるキッカケだったと知り、これからは、ローズマリーのような【植物人間(ガチ)】が増える可能性もあり、警戒しています。
ちなみに、アメリカは鬼については、【一部の人喰い鬼】と、【多数の植物人間】だと思っているので、【鬼の軍人】は実在していると確信されているという、日本にとっちゃ地獄のような認識です。