そして、宇宙戦争さんの疑問に対する答えです。
リアルが忙しくなってきたので、更新頻度が遅くなります。
自らの行いには責任を
『おかえりなさい、ローズマリー!』
『帰国までの間、お世話になります。司祭様、シスター様。』
私はお父様の許可を得た事により、表向きは
【ストレス過多による体調不良により、一時的に教会に療養する】という名目で、表向きの立場はそのままに、横浜の教会に戻ることが出来た。
『ここまで送って下さり、ありがとうございます。九鬼さん』
『いえ、元を辿れば、今回の療養は我々の不始末です。国を挙げて守るのは義務です。特命連絡員がお礼を言うことはありません。』
そう、私の立場は未だに【特命連絡員】なんだ。
大使からのお役御免の電話がきたから、てっきりお飾りの役職は解かれるものだと思っていたけど、合同軍事演習が終わるまでは、この異例の役職は解かれないそうだ。
だから、大使館外でも私の正式な呼び方は【ローズマリー特命連絡員】となっている。
『ローゼ、それとも、ローズマリー特命連絡員かしら?』
『ローゼ、ローズマリー、好きなように呼んでください。教会で役職は関係ありません。』
『ならローゼ、前のお部屋をそのまま使ってちょうだい。』
『ありがとうございます。シスター。そうだ、ウィリアム司祭を部屋に呼んでくれませんか』
『ええ、奉仕活動が終わった後なら問題ないわ。』
▽▽▽
ガチャ
窓から光が入り、シンプルなベッドと机と椅子。上に電球1つに、机にも一つ。
名目が療養だからか、玄関先に置いていたスコップと手袋がなくなっている。えっと…持ち込んだ荷物は……あった。
ガタン
私の荷物は事前に持ち込む事が決まっていた。表向きは私の所在地は特例大使館だ。最小限の服に、そして…便箋と封筒。
…………………………………
鬼殺隊 音柱 宇ずい天元さま
読みづらい文だとおもわれるでしょうが、かまど炭治郎君と、かまどネズコさんについて、お話したいことがあります。
12月14日の夜に、中にわのある、はなれに来て下さい。
特命レンラクイン ローズマリー・ベネット
…………………………………
『だいぶ…漢字を忘れてきている…』
平仮名、カタカナはまだ大丈夫そうだが…日本語の勉強をするべきか?
《ソメイヨシノさん、ソメイヨシノさん》
《…何かしら?ローズマリー》
ソメイヨシノさんには、特例大使館にいる内にお願いしていた。
《考えたものですね、私の上部に光沢がある布を巻くなんて》
《宇髄天元は忍です。忍は木の枝を折ったり、布を巻きつけたりして、進行場所を知らせます。そして、虹丸?は派手好き、キラキラ光る布を宇髄さんに、見せつけるはずです。》
私は見張られる立場だ。表立って話すとなると、見張りがつく。本当に大切な話は、秘密裏に届けないといけない。
賭け…だけど、相手は元忍。ここにつけた招待状も気づくだろうし、敵地だとしても、炭治郎案件を無視するとは思えない。
《登らせていただきます。》
《どうぞ》
よし‥出来た。さあ、後は夜まで待つこと。
『ローズマリー、お昼よ!』
『はーい!』
今は、ただのローズマリーとして…。
▽▽▽
宇髄天元side
《カッコイイだろぉ!》
「おー、似合ってんな。」
虹丸やムキムキ鼠を使って、ローズマリー特命連絡員を、特例大使館に滞在している外国人を見張らせていた。
烏は鎹烏だろうが、野生の烏だろうが、問答無用で射殺していたからなーアイツら。まあその分、空に警戒が集中した分、俺のムキムキ鼠集団は大使館内への侵入が容易だったのは、いい意味での誤算だったな。
「んで、その朱子織の布、どこで手に入れたんだ?」
鎹烏は特例大使館内に入ることは出来ない。
《キサツタイのサクラ《必勝》についてたヨ!》
「あの桜か…」
鬼殺隊士は鬼を殺す事が専門だ。今いる政府集団も同じ目的。だが、虹丸が見つけた布は、見た目重視の織り方だ。俺たちもアイツらも、装飾目的の織り方をした、脆い作りの布を持ち込むほど余裕はない。
あるとすれば……
「あのガキ…」
ローズマリー・ベネット特命連絡員。お飾りとはいえ米国の役人。
《マダ、アルカもしらねーカラナ!》
「おー、行ってこいよー。ローズマリー特命連絡員に移動の予感ありだそうだ。」
《チョックラ見てくるぜー!》
「さーて、俺も柱稽古だ。」
鍛え上げるだけならともかく、勉学がなぁ…。
数時間後、柱稽古が休憩になった頃、対象の行動報告時間になり、虹丸が帰還した。
《タイショウ!タイショウ移動!キョーカイ移動!サクラにヌノとイッショにカミあったぜ!》
…………………………………
鬼殺隊 音柱 宇ずい天元さま
読みづらい文だとおもわれるでしょうが、かまど炭治郎君と、かまどネズコさんについて、お話したいことがあります。
12月14日の夜に、中にわのある、はなれに来て下さい。
特命レンラクイン ローズマリー・ベネット
…………………………………
「これは…!」
対象は元々日本人…だが、随分と文章が不自然だ。橘香子の記憶が薄れているのか。そういえば、炭治郎も「通訳を介した会話には違和感があった。」とか言ってたな。
この手紙…やはり虹丸が持ってきた布は、アイツが意図的に括り付けた物だったか。
烏は光物が好き…を利用したのか?だが、それなら他の烏が拾う可能性が高い。なぜ、これを俺が受け取る事を前提に出来たのか。アイツの動き…やっぱ
「行かねぇとな。」
一応だが、太陽を克服した鬼は俺の【命の恩
▽▽▽
教会…奥。僅かに中に灯りが灯っている離れ…あれか。
トントン
キィ
「オマチしておりました。宇髄天元サマ」
コイツの表向きの滞在地は【特例大使館】だ。荷物も大使のお嬢様っう割には、かなり少ない。
「あー…わざわざお出迎えありがとうございます。ローズマリー…特命連絡員?」
「ハイ、トクメイ連絡員で間違いありません。」
対象が役人としての身分があるのは、俺たち鬼殺隊の不祥事が原因。…と表向きはそうなっているが、実際は違う。
「なぜ、あの招待状が俺に届くと確信していた?」
「アナタの鎹烏は、ハデ好きです。それにアナタはシノビ、木に意図的にかけたヌノを見逃すトハ思えマセン。」
コイツ…やっぱ、俺たちを
鎹烏の特性はともかく、個別の性格まで調べ上げるほど、政府側は時間を持て余してはいない。ある程度、高みの見物をしている米国側もそうだ。つまりコイツは、
「お前、やっぱ産屋敷が
コイツは最初から
「ハイ、ワタシは柱の過去を知っています。アナタの予想する炭治郎と出会う前から。」
「どこで知った?お館様の事が華族なのは、名字からして分かる人間は分かる。だが、俺たちは違う。」
お館様の家名、産屋敷は商売人の間では有名だ。
だからお館様が華族である事を知っていてもおかしくない。だが、鬼殺隊の運営者であることを知っているのは、それこそ極一部。鬼殺隊士なら知っていてもおかしくないが、橘香子の家系に鬼殺隊士はいない。
橘家で鬼の目撃情報も過去50年遡ってもいない。
「ワタシがワタシとして産まれる前のキオクです。過去ではなく、前世のキオク…キサツタイがただのモノガタリとして、娯楽となっていた世界のキオク…。」
「未来の記憶…か。」
お館様の【先見の明】とは似て異なる能力。対象は前世の記憶だと認識しているが、コレがコイツの血鬼術か。
「前から、不可思議だとは思っていた。」
「ナニがですか?」
コイツは不思議そうな顔で俺を見ている。仮にも元柱相手に。絶対に殺されないと分かっているような……いや、分かっているのか。
「鬼を知らずに鬼となりながらも、混乱する様子を見せず、実家に帰る事もせず、日本人には頼らなかったこと。なのに、他国の宣教師には身内同然の感情を持ち、地下に隠れ住み、炭治郎の訪問後、国籍を得て本物の異人となりながらも、その立場だけだと、俺たちから逃れられないと確信していたこと。これは、俺たちの上司が《国に口利きが出来る》という前提がなければ、利用される事が確定しているにも関わらず、他国の権力者に自分の存在を証明しようと動かない。
お前は…これまでの行動から見て、頭が弱いわけでもないからな。
追う立場が、俺たちだけなら、外国人には手出しできない。」
教会の孤児として、身元が証明されている外国人に、俺たちは手出し出来ない。鬼殺隊は政府非公認の組織だ。その立場に甘んじず、異国のさらに上に、保護を求めたという事は、
「おかしいとは思ってたんだよな、いくらお館様の寿命が短くなっているとはいえ、先見の明で財を築き上げた実績の持ち主相手に、お前が毎回先手を打っていることが。」
コイツも、またお館様とは異なる【先見の明】の持ち主だからこそ、対抗出来たという事か。
「それで?お前が俺に竈門兄弟の件で話したいと招待状を送ってきたっう事はよ、
コイツの価値基準は、西洋寄りだが、所々日本人らしい感性が出たりしている。俺たち相手なら兎も角、少なくとも竈門兄弟を悪く思っていない、そして、俺を秘密裏に呼び出した。
「鬼は…タイショウ時代に滅びます。アナタタチ、鬼殺隊の手によって…」
「それで?」
ある程度予想通りだったか。
「モンダイは…ワタシの知るミライでは…鬼殺隊単独でムザンをタオシたミライでした。デモ、今はチガウ。ワタシと言う異分子のセイで、クニが本腰を入れました。ムザンはタオセルと思います。しかし、そうなると、竈門キョーダイのミライが大きく変わります。」
「無惨は倒せる。それなのに、竈門兄弟の未来が変わるだと」
コイツの知る未来では、無事に竈門妹が人間に戻れたと言う事か。なのに、未来に希望がないかのような反応。鬼殺隊単独…政府主導扱い…ああ、そうか。
「竈門兄弟が国に囲われる未来になるのか。」
「ソウデス。太陽を克服した鬼の唯一のケツエン者。一度は人に戻ったとはいえ、元鬼の妹。タンジローの生家、クモトリ山、今は事実ジョーの軍施設になっています。ワタシの立ち位置から見ても、かなり危うい立場です。そんな中で、鬼を倒し終えたミライに、タンジローたちに待ち構えるミライなんて、ヨソーがつきます。」
「炭治郎、禰豆子を国外に脱出、この場合は密入国させろと?」
「ハイ、ワタシは…ワタシを見捨てた日本人のために、死ぬつもりはありません。しかし、だからと言って、
自分さえ良ければ良い…。そんな事を考え、実際にミステテしまえば、ワタシを捨てた日本人と同じ存在に成り下がってしまいます。
ワタシは、ワタシのために、竈門キョーダイをできるだけ幸せにする必要があります。」
全ては自分の為。自分が日本人と同じような、臭い物には蓋をする存在に成り下がりたくない…か。否定出来ないな、1000年もの時間、理性ある鬼の存在を無視し、まともに対応せず、殺し続けたのは事実だからな。
「竈門兄弟に関しての、他国への放流は賛成だ。
この国に留まれば、どの道利用され、子孫も永遠に監視され続ける未来は、容易に想像つくからな。
それで、お前はどの国に放流するべきだと思う?」
米国も表向き【役人】として、秘密裏に囲うほどだ。コイツがわざわざ好ましい態度で接していた、竈門兄弟の話を出すとなれば、俺の予想以上に、向こう側は本気だ。
「地理的に見て、独立コッカであるタイか、多神きょーで民族がカオスなインド。インドは英国のエイキョー下です。米国のエイキョーが低い土地となれば、そのくらいでしょーかね。間違ってもChinaとロシアはやめてくださいね。ジサツコーイです。列強国本国に乗りこめれば、最適なのですが、白人国家で、オーショク人種がマトモな職につけるとは思えません。」
「賛成だ。確かに安全性だけで考えれば、西洋国家に渡るのが最適だが、言い方は悪いが、教養がない、言葉もまともに話せない黄色人種の平民が、真っ当な職に就けるほど、優しい世界ではない。
こちらから支援するにも限界がある。距離と本人の体力を考えれば、密航ともなるとタイかインドの二択だ。」
竈門兄弟が紛れ込み、かつ現地で生活の基盤を立てて、生活するとなると…2カ国しかない。
「密航はアナタの専門分野です。ワタシはキョーリョクできません。仮とはいえ、アメリカの役人ですから。」
「ああ、元よりお前の協力など期待していない。その手の案件は俺の専門だ。だが、少し安心したぜ、炭治郎に子孫を残すなと言っていたそうだからな、てっきり、お前は炭治郎が嫌いなものだとばかり思っていたが、ちゃんとあの2人の今後を考えていたんだな。」
少なくとも嫌ってはいないと予想していたが、だからといって、好きという訳でもない。なんっうか、コイツ、人間に対しての反応が、ぶれる時があるんだよな。
「産屋敷の悲願タッセーの道具になるつもりはないので、炭治郎を拒否しましたが、非のない子どもが不幸になるのを、トーゼンの結果だと思えるほど、キチクにはなれません。そんな事してしまえば、
それこそ鬼ではありませんか。」
「お前の要望は分かった。向こうも俺の予想以上に本気なんだな。戦う子どもの未来が不幸だと分かっていながら、戦わない俺が幸せを享受する道理はない。忍として、全力で竈門兄弟を日本から消そう。」
「あとはお願いします。」
そう言って、仮にも役人が俺に頭を下げた。コイツも自分が辿る未来が不幸だと知っていながらも。
「お前は…このままでいいのか?」
「はい、ワタシは、私は、鬼と知りながらも『私を信じる』と言ってくれた人と、私を仮初とはいえ、親子になってくれた夫妻が生まれ育った国を衛るためなら、死んでも構いません。元より生き地獄を覚悟の上で、外国を頼ったのです。理不尽に奪われた竈門兄弟とは違います。私には選択肢がありながら、茨の道を選びました。この選択を後悔していません。」
コイツの覚悟は決まっていた。こりゃ梃子でも動かないな。
》コケコッコー!!《
「もう朝か!」
やべっ!柱稽古が!
「竈門兄弟のことは俺に任せろ!んじゃ!」
「テメェら起きろ!!今日も基本の座学だ!!」
密航用船の手配もして、死亡偽装用の服の準備もしないと、いけねぇな。嫁たちの協力も仰がないと。
▽▽▽
大統領の憂鬱
時はローズマリーの正体発覚当時まで、遡る。
『はぁ…』
私は今、改めて
日本に本物の不老不死者がいることを知った側近の一部が、今は友好国である大日本帝国相手に、焦土作戦の計画書を持ち込んだり、
勿論、却下したが…。
別の側近は、宗教的な確認のために、勝手にイエズス会に連絡を取ったり…。
情報は如何なる場所にも漏らすなと厳命していたのに…。あの確認のせいで、イエズス会まで怪しい動きが見える。
私の理想は、不老不死者の安全な確保のために、せいぜい、
いくら我が国が、プロテスタントの比率が高くとも、カトリックの影響力もある。そんな中で、
【神の筋書きに背いた異教徒】を国内に入れたら、どうなる?
そう簡単に死なない存在だとしても、万が一がある。
それ以上に、国内で情報が漏れて終えば、それこそジャーナリストの餌食になる。
だからこそ、オニを滅ぼす意志がある。という事を、不特定多数のクリスチャンにわざわざアピールする必要があった。そのための【日米合同軍事演習】だ。
本当はこんな事したくなかった。
なぜ、日本の問題を
開発費を回収しないのだぞ。武器提供で十分協力している方ではないか。
だが、このくらい大袈裟なアピールでもしなければならないほど、カトリック教会関係者の動きがおかしい。
ローズマリー・ベネットの情報漏洩があってから、
【異教徒との交流会】という名目で、日系人が多く暮らす州を中心に、交流を始め出す。異教徒との交流会が本当の名目ならば、ユダヤ教やイスラム教でもいいはずなのに、あからさまに日系人が多い地区ばかりだ。我が国は自由の国だ。
宗教組織の厄介なところだ。
カトリック全盛期ほど権威はないが、不老不死者の情報を漏らした側近もクリスチャンだ。人である以上、不安で堪らなくなった時、宗教に縋ってしまうのは、地位が高い、低い関係なく起こる。
あの時…、映像が届いた時点で、1人で観ていればよかった…。【秘密裏に届けた】という事態を重く捉えなかった私の責任だ。
何より、不老不死者の身元保障先が、イエズス会、カトリックである。あの組織が【キリスト以外の奇跡】など認めるわけがない。
だが、そんなことを言ってしまえば、過激派は何を仕出かすか分からない。その対策で、カトリックに【ローズマリー・ベネット】を認めざるを得なくするために、権威が落ちているカトリック教会を持ち上げつつ、大日本帝国の評価を落とす、プロパガンダ映像を創り、映画館や【奇跡の実話】として、ジャーナリストに情報が渡ったように見せかけて、新聞で広めさせた。
その効果は絶大だった。
アメリカでは、カトリックは少数派な信徒だ。
久しく見ぬ、綺麗すぎる美談に一部は盛り上がった。
そして、その流れで【ウィリアム・ヤコブ・ウィスティリア司祭】不老不死者の最初の保護者であり、あの不老不死者を溺愛している司祭の名も上がった。
普通の哀れみで助けたならば、わざわざ変わらぬ愛と言う花言葉を持つ、【ローズマリー】そして、極め付けに【ベネット】…ラテン語で、Benedictus…祝福された、恵まれた…などの意味を持つ家名などつけないからな。
あの司祭の入れ込み具合は、書類でしか見た事がないのに、まるで愛娘のようだ。
ハリス大使からの報告書でも、かの不老不死者も、あの司祭を慕っているようだ。ならば、彼が司祭の立場を追われる事態も、なるべく避ける必要がある。あの入れ込み具合なら、所属元のイエズス会の意向よりも、我々の意向を優先してくれるだろう。あわよくば、イエズス会の怪しい動きを報告させるスパイにもできる。
ここまで、名声を高めてしまえば、破門する理由もない。あちらは、あの司祭を放置せざるを得ない。
その結果、モンスターを排除するメリットよりも、美談をそのまま広めるメリットの方が勝り、イエズス会は、『ローズマリー・ベネットを認めている。』と解答した。
だが、私にはそれが嘘の発表である事は、当初のイエズス会の動きから見て明らかだった。
何よりの証拠は、ローズマリー・ベネットは
カトリックにおいて、信者の洗礼は絶対だ。
もし、何かしらの理由で洗礼式を行えなかったとしても、洗礼名を付けられていないのは、不自然すぎる。
今の養父であるハリス大使が、プロテスタントでも、引き取られる前はカトリック預かりだ。洗礼名をつける時間くらいある。
洗礼していない上、洗礼名もないローズマリー・ベネットは、いくら教会預かりとはいえ、異教徒のお客さんだ。
はあ…、側近に敬虔なカトリック信者がいるせいで、常に情報漏洩の心配があるとは…。罷免したいが、そうなると、『不老不死者の情報を外部に漏らしたから』…を公表する必要がある。1人だけを罷免するのに使うにはデメリットが大きすぎるし、ましてや【宗派】を理由に罷免は出来ない。1番警戒するのは、不老不死の実在をジャーナリスト共に嗅ぎつけられる事態だ。
ただし、カトリック対策で、【ローズマリー・ベネットの存在】は大衆に広めておかないと、何か起こった時に迅速な対応が出来ない。
【大使の娘】で優位なのは、日本限定だ。
国内に戻ってきたら、ただの一般人。
だからこそ、国内での安全確保の為に、こじつけでも【役人】にする必要性があった。
そのための【特命連絡員】だ。
折を見て当然、役職は無くすが、国内で【一般人の娘さん】が行方不明。と、【大統領が任命した役人】が行方不明。となれば、後者は州や国を跨いだ捜査をする理由になる。
国内の宗教組織の動きが、安定するまでは、役人の立場は消せない。
『はぁ…早くオニを滅ぼしてくれ。』
もうこれ以上、情報漏洩しないように、気を抜かないように、オニだと知っている人間を見張らないと。
ローズマリー・ベネット
お飾りの役人 特命連絡員
実はかなりギリギリの橋を渡っていた鬼
帰国までの間、教会に戻ることが出来た。表向きの理由は【鬼殺隊士の敵意によるストレス過多で、体調悪化をしたので一時的な療養】です。
炭治郎たちの、原作のような未来を潰した自覚があるので、罪滅ぼしの為に、宇髄さんを頼った。
元より、死ぬ覚悟もなしに外国人を頼ったりしない
思考は西洋寄りになっているが、恨みを忘れない日本人の特性も残っている。本人は認識できていないが、炭治郎に冷たく出来たのも、一種の恨みの感情も含まれている。
宇髄天元
鬼殺隊元音柱であり元忍。
元々生まれが暗部なので、密入国や闇取引などの表沙汰に出来ない案件に精通している。
竈門兄弟の事が表世界にバレてしまった時点で、実は対策案の一つに、日本の影響下にない国へ送り出す。という計画もあった。
今回の密談で、列強国の本気度が、予想よりも上たったので、ローズマリーの『土壇場で死んだ事にして、秘密裏に他国へ出国させる』を実行に移す事にした。
ローズマリーが、お館様を出し抜けたのは、対お館様血鬼術(未来視)を持っているからだと分かり、これまでの不自然さに納得しました。
(そんな血鬼術はありません。)
合衆国大統領
本文でもあったように、当初の計画では、
【名前は公表せず、大使の娘として一般人の扱いで帰国させる】という計画でしたが、一緒に映像を見てしまった側近の1人が、敬虔なクリスチャンだったがため、オニの保護元であるイエズス会本部に連絡してしまい、国内でイエズス会が妙な活動を始めてしまいました。
その人を罷免したいですが、そうなると【不老不死者の実在】を暴露する必要があり、当然、秘密裏に匿いたいので、その情報は使えず、他に罷免理由がないので、罷免出来ない。
この状態で【一般人】として帰国させたら、過激派が何を仕出かすか分からない上、誘拐されたり、魔女裁判にかけられる危険性から、大事な被験者を確実に確保する為に、秘匿よりもあえて
本人は苦肉の策で、本意ではありません。
しかし、その影響もあり、イエズス会は被験者を正式に認めざるを得なくなりました。(宗教面クリア)
そして、本国より安全な日本に長期滞在させる名目と、宗教組織対策で行う【合同軍事演習】にて、【特命連絡員】という役人にしました。この立場は、日本での安全確保ではなく、アメリカでの安全確保の面が強いです。
計画が当初の予定から、狂いまくっているので、これ以上明後日の方向に行かないように、オニを知ってしまった側近の動きを見張っています。
イエズス会
日系人と仲良く交流中。
ほとんどの神父やシスターは普通に交流しています。本部からの司令で、与える水は聖水です。
大正コソコソ噂話
【主人公が鬼と知っている面子】
日本側
鬼殺隊 剣士 隠
産屋敷一族
九鬼大和
一部の特権階級者
銃器中隊の軍人(200名)
アメリカ側
大統領
ホワイトハウス報道官
ルーカス・ホワード司令官
国務次官補(唯一のカトリック信者)
大統領首席補佐官
ハリス・ベネット(養父)
リリー・ベネット(養母)
イーサン・クラーク(主治医)
リアム・オニヅカ(護衛)
追加で派遣された護衛
(人間として紹介する案もあったが、緑の髪が広がる時点で、マスコミ関係者に口を滑らしかねないので、事前に周知させて、誓約書と「秘密は墓まで持ち帰る」と神に誓わせた。)
ウィリアム司祭(最初の保護者)
イエズス会本部の一部
数だけだと日本側が多いですが、伊達に千年も鬼の存在を大衆に隠し通していた国です。情報統制がとれています。
むしろ、少数のアメリカ側の方が、自由の国であり、多種多様な価値観などがある分、他国に情報漏洩する危険性が高いです。
そうならないように大統領と周辺関係者が頑張っています。
さらに細かく分けると
↓
【不老不死者の確保】
大統領(日本の弱体化並びに自国の戦力増強)
ホワイトハウス報道官(大統領と同じ理由)
日本で鬼に襲われる心配がない特権階級者
(鬼は制御が出来ないので諦めていたが、従順な鬼の出現で、一部の馬鹿は余計な妄想をしている。)
【不老不死者の存在は危険!日本で始末するべき】
ルーカス・ホワード司令官
(不老不死者の烏合の衆はデメリットが大きい)
ハリス夫妻(制御が効かない化け物はいらない)
リアム・オニヅカ(ハリス大使と同じ意見)
銃器中隊 軍人全員
(藤の牢獄で鬼の実力を知っているから)
鬼を知っている日本の特権階級者
(産屋敷による解説【鬼のデメリット】を知っているので、利用するのはリスクが大きすぎる。)
九鬼大和
(単純な力の時代は終わりつつある。それよりも諸外国との外交に不利になる存在は消したい。一部の馬鹿どもの静粛もしている)
【不老不死者の安楽死希望】
イーサン・クラーク主治医(患者の希望だから)
追加で派遣された護衛という名目のスパイ集団
(見た目が普通の女の子なので、殺すほどの殺意が持てない。)
ウィリアム・ヤコブ・ウィスティリア司祭
(溺愛しているからこそ、悪い大人に利用される前に死なせたい)
【鬼殺す!過激派】
国務事務次官(宗教面で拒絶反応)
イエズス会(神の奇跡ではない為)
産屋敷一族(言わずもがな)
鬼殺隊士(身内の仇ァ!!)