カイマクルの鬼   作:セッル@ポケモン熱発生中!

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全てを思い出した狛犬です。
更新が遅れました!


さあ!還ろうあるべき世界へ!

炭治郎side

見極めろ…見極めろ

 

ゴオオオオ

 

 

義勇side

炭治郎でなければならない!俺ではコイツは殺せない。

だって俺は…コイツを()()()()()()()!!

 

パキン

 

不覚だ。知っていたのに刃を折られた。

 

「然らば」

 

ドスッ

 

攻撃の中途で腕を斬って止めるとは、呼吸の音、髪に目も、何もかも違う!まさか、コレが無惨が恐れた継国縁壱の気配なのか!?

まずい!!

 

猗窩座は今の炭治郎を弱者として扱わない。

無惨の血が混じるということは、少なからず無惨の記憶を得ることになる!俺は医療には詳しくないが、胡蝶が似たようなことを言っていた。

 

《鬼の血について調べていたら、不思議なことに人間との共通点が出てきたのですよ。》

《人間の仕組みを調べてみたら、戦地で大量の輸血を行った軍人の中には、輸血した血液の持ち主の性格や、記憶を受け継ぎ、趣味嗜好が似るという実例があるそうですよ。》

《つまり、無惨の血を注入された鬼たちも、少なからず無惨の記憶を得ていることになりますねぇ》

 

そんな記憶を持つ鬼が炭治郎を生かすわけがない!

なんとしても、凪で止めなくては!!

この場で俺が死んだとしても!!

 

 

 

 

 

 

 

猗窩座side

炭治郎は危険だ。この場で殺さねば。

術式展開

終式青銀乱残光

 

  

 

 

 

 

炭治郎side

父さんが言っていたのは、ここだったのか。

これが、

透き通る世界

何だろう?不思議だ。時間がゆっくり進む…いや動きがゆっくりに見えるのか?

 

「猗窩座!!今からお前の頸を斬る!!」

何もかもゆっくりに見える。

 

ヒノカミ神楽 斜陽転身

 

頸は斬った!繋げようとしているのか!?えっ!できるの?

 

ドッ

義勇さんの刀!?

 

ゴトン

ボロッ

 

崩れた!終わりだ、勝った…!!

 

グラッ

目がまわる。筋肉の痙攣が…もう…体が限界なんだ。

 

ドン

 

血鬼術!!

 

ドゴン

 

よけた!ギリギリだった!

まだ動く!体が崩れない!頸の断面が閉じている!

ううう…目が回る。

 

ゴッ

 

やばい…!

 

ドゴン

 

「かは…っ」

 

頸を斬っても死なない。

条件…そう妓夫太郎兄弟のように?

いや、頭は崩れて消えた!

変わろうとしている!!猗窩座も…別の何かに…! 

無惨と同じように頸が弱点じゃなくなろうとしてる!!

戦いは終わっていない…戦いは…まだ…

 

 

 

義勇side

失神!当然だ!!とっくに限界は超えている!! 

アイツ!まだ炭治郎を!

 

水の呼吸 肆ノ型 打ち潮

 

再生速度が速い!

だが、炭治郎の意識がない以上、俺が戻す。

 

「待て、俺はまだ‥生きているぞ…!!」

 

この言葉は言うつもりはなかった。だが、コイツを正気に戻せるのも多分…

 

「これ以上!お前にその技を教えた慶蔵さんと、お前の帰りを待っている恋雪さんを泣かせるな!!」

 

 

「…えっ?」

やはり、師匠であり義父になる予定だった人と、妻になる人の名前は覚えていたようだ。猗窩座は固まった。

左耳が全く聞こえてない。

右手は感覚がない。

力は入るが、どの程度役に立つか…

 

俺は…いや、俺たち痣者は長生きできない。子孫を残せるかも怪しい。だからせめて、託されたものを後に繋ぐ。もう2度と目の前で、家族や仲間を死なせない。守る。炭治郎は俺が守る。自分がそうしてもらったように。

 

 

 

 

 

 

猗窩座side

「これ以上!お前にその技を教えた慶蔵さんと、お前の帰りを待っている恋雪さんを泣かせるな!!」

 

ドクン

この武道を教えたけいぞう?に、こゆき?

こゆき?まさか、

 

《もうやめにしましょう。向こうに行きましょう》

この泣いている女が、こゆき?

 

 

駄目だ。俺は奴らを殺さなければならない。

 

《どうしてですか?》

 

俺は強くならなければいけない。邪魔をする奴は殺す。

 

 

《どうしてですか?どうして強くなりたいのですか?》

 

それは、強くならなければ()()()()()()()()()()()()()()。親父に薬を

 

「えっ…」

 

ガラガラガラ

 

井戸の組み上げ音?

 

《ハハハハハ!!斬るなら斬りやがれ!両手首斬られたって足がある!足で掏ってやるよ!どの道、次は捕まらねぇぜ!!》

 

《狛治!お前が捕まったって聞いて、親父さんが首括って死んじまった!死んじまったよォ!!》

 

《反省しろ!!真面目に働け!!》

薬は高ぇんだよ!クソッタレ!!

 

《おーおー大したもんだ。子どもが殺されそうだってんで呼ばれて来てみれば、大人七人も素手で伸しちまってる。お前、筋がいいなあ、大人相手に武器も取らず勝つなんてよ。気持ちのいい奴だなあ》

 

道場、門下生?

 

 

ガラガラ

《罪人のお前は先刻ボコボコにしてやっつけたから大丈夫だ!》

 

思い出した…!けいぞう…慶蔵師匠!

 

くだらない過去…くだらない

 

《ケホ…ケホ》

《あの、か…顔、怪我‥だいじょうぶ?》

こゆき…恋雪…!!

 

ガラ

 

きっと治す、助ける、守る、俺の人生は…妄言を吐き散らすだけのくだらないものだった。

大切な人がいない世界で生きたかったわけじゃなかったのに。

義勇は師匠のことも恋雪のことも知っていた。

俺が百年以上も無意味な殺戮を繰り返していたことを、知った上で俺を殺しにきた。

()()()()()()()()かは知らないが、俺が死んだところで三人と同じ場所には行けない。

 

よくも思い出させたな、あんな過去を、人間め、柔く、脆い、弱者、すぐ死ぬ、壊れる、消えてなくなる、そして…手遅れになった頃に生まれ変わる。

 

今更何を言いに来た!

破壊殺 滅式…

 

「やめろーーーっ!!」

 

バキィィ

《生まれ変われ少年》

 

弱い奴が嫌いだ。弱い奴は、正々堂々やり合わず、井戸に毒を入れる、醜い、弱い奴は、辛抱が足りない。すぐに自暴自棄になる。“守る拳”で人を殺した。

師範の大切な素流を血塗れにし、親父の遺言も守れない。

そうだ、俺が殺したかったのは、

 

ありがとう…誰の生まれ変わりかは分からないけど義勇に炭治郎。

 

ドガガガ

 

もういい、やめろ、再生するな。

勝負はついた、俺は負けた。あの瞬間完敗した。正々堂々、見事な技だった。敵の動きを完璧に読みギリギリで回転。敵が攻撃を出しきる前に斬りこむ。終わりだ潔く地獄へ行きたい。

 

 

 

《親父…もう平気か?苦しくねぇか?》

《大丈夫だ狛治。ありがとうなァ…》

《ごめん親父ごめん、俺やり直せなかった駄目だった…》

《関係ねえよ》

《お前がどんなふうになろうが、息子は息子。弟子は弟子。死んでも見捨てない。‥天国には連れて行ってやれねぇが》

 

師範…

 

「はい!通りますよー!」

ブッブーー

 

ボカン

 

「あれ?何か轢いた?こちら、あまりにも多い地獄行きの鬼向けに急遽、支給された地獄便です!猗窩座改めて【素流の狛治】さんですね。何名で乗りますか?」

 

雰囲気を台無しにする女が奇妙な乗り物で爆速していた。

ん…あの髪…もしや…?いや違うか。そうだよな。

 

《狛治さん、ありがとう、もう充分です。私たちのためにありがとう》

《ごめん!ごめん!守れなくてごめん!大事な時、傍にいなくてごめん!約束を何一つ守れなかった…!!許してくれ!俺を許してくれ頼む‥許してくれ…!!》

《私たちのことを思い出してくれて良かった。》

《元の狛治さんに戻ってくれて良かった…》

《おかえりなさい、あなた…》

 

 

 

 

 

 

 

ただいま親父、戻ったよ。

師範、恋雪さん

ただいま

 

 

 

ゴオオオオ

 

「消えた…終わっ…た」

「はやく 次は 珠世さんの ところに」

 

 

ゴン 

 

「炭治郎…」

無事でよかっ

 

グラッ

ドス

 

「炭治郎、義勇、上弦の参撃破」

「疲労困憊により意識保てず失神!」 

 

「猗窩座の‥気配が…消えた…」

「敗北するとは…猗窩座…私に勝つのでは‥なかったのか…」

「さらなる高みへの…開けた道をも…自ら放棄するとは…」

「軟弱千万」

 

「あれぇ?猗窩座殿もしかして死んじゃった?」

「一瞬変な気配になったけど気のせいだよね、猗窩座殿が()()()()()()()になるような…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えーと…2名でよろしいですか?」

「あー…そうだな、恋雪もそれを望んでいるし…」

「私が言える立場ではありませんが、その大きな籠のようなモノで向かうよりも、あの2人は炎の中で地獄に行った方が“らしい”のでは?」

「まあ、彼は罪から逃げる人ではないので、案内人の特例とて認めますか。どの道、地獄でも本人確認あるしね。」




猗窩座
無事に狛治に戻れた狛犬君
最後の最後で感動場面を文字通り壊されたが、恋雪とのラブラブは健在だった。
あの髪には見覚えあるけど、望んで鬼にされたわけではないので、スルーした。
義勇は江戸の世で関わりのあった人間の生まれ変わりだと思っている。

恋雪
ただ単純に泣きながら待っていた人ではなく、猗窩座の時点でも何回かは無惨細胞に戦いを挑んでいた。
師範の娘なので、生きていた頃は病弱+当時の女性に求められる力ではなかったので覚醒しなかったが、死んだことにより【肉体】というリミッターから外されたのもあり、実はタイマンだと百叩きされていた頃の狛治よりも強かった。その後は狛治に負けますが、女性枠だと強者です。(じゃないと説明がつかない事が多い by作者)

慶蔵師匠
雰囲気ぶち壊しの状態でも、自分の意思を貫き通す娘に感動すると同時に、(よくこんな空間でいい雰囲気出せるなぁ)と遠い目をしていた人
娘が前から弟子と共に地獄への同行を求めていたのも、その意思が固い事も知っていたので、空気を読んで2人から距離をおいた。
轢かれた奴の邪悪な雰囲気で、無惨だと気づいた。

狛治の親父さん
自分の自殺のせいで息子が荒れたと、自責の念で天国への入国を拒否して、息子が地獄に堕ちる時に同行しようとしていた人。
しかし、恋雪さんの熱量に押されて、地獄への同行をやめた。
ついでに雰囲気ぶち壊しのカラクリに乗せる事をやめさせた人

冨岡義勇
猗窩座の過去を知っているので、攻撃は全力だった。
最後に笑った猗窩座を見て、無事に帰れたのだと安心した。
過去を知っているからこそ、慶蔵と恋雪さんの事を話題にあげるつもりはなかったが、このままでは炭治郎が殺される!と思い、本来知っていてはならない情報を暴露した。
そのせいで、狛治から【江戸で関わりのあった人間の生まれ変わり】と誤解されてしまった。本人はそれに気づいていない。

竈門炭治郎
基本的に原作通り(猗窩座の過去を知らない)
ただし、猗窩座と義勇さんの間にある妙な繋がりや、義勇さんが知っているのがおかしい情報については疑問がある。
今は無惨を殺すための決戦なので、気にしていない。



橘香子さん
この作品の主人公【ローズマリー・ベネット】の本来の人格
今は【地獄行きの鬼たち】と【天国行きの鬼たち】をそれぞれの場所に案内している案内人
地獄だから運転免許もいらない上、轢いても死人が死ぬわけがないので忙しく、爆走している。
無惨(一部)を轢いたことには気づいていない。
もし、これがローズマリーだったら、呪いを解いているとはいえ、同族だから勘で理解したが、香子さんは人間なので気づかなかった。
【地獄便】と【天国便】を交互に運転している。

支給されたバス
あまりにも多い鬼たちを数人で全部回収は不可能だと判断。
急遽作られた大型バス
鬼は【人間としての罪】と【鬼としての罪】の2つを吟味しなければならないので、単純に分別できないというのもあり、とりあえず纏めて一定期間隔離する場所に送り込むために作られた。

例)人の殺人
人間→無益な殺生なので有罪
鬼→食糧として食べているので無罪

上弦、下弦など、明らかに地獄行きは案内人の権限でバスに乗せるか、乗せなくても問題ない。と判断して区別する事ができる。









大正コソコソ噂話
ローズマリーの乗っている戦艦は現在、南鳥島に向かっています。
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