転生したはいいが、同僚の腹パンが痛すぎる!   作:Mr.You78

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惑星散歩(Ⅱ)

こらー! アマギたーいんとフルハシおじさんをいぢめるなー!

 

ぼくは敵の怪獣に向かって飛び掛かる。

馬乗りになって、押さえ込んでやるんだ!

 

う、うわっ! コイツ、すごく力が強いぞ!?

すぐに振り落とされちゃった……

 

長い首を掴んだりもしてみたけど、ぜんぜんダメ。

うーん……ぼくにも、ミクラスみたいな腕力があればなぁ……

 

でも、四つん這いじゃあ、ぼくみたいに素早く動けないはずだ!

後ろにまわって……痛ーい!?

 

今のは……そうか尻尾だ!? 首だけじゃなくて、尻尾も長いなんてズルいぞー!

 

ぼくが叩かれた頭を抑えている間に、敵がこっちを向いてにらみつけて来る。

うう……なに考えてるかぜんぜん分かんない、ヘンな目だ……

なんかすごくブキミ……

 

だめだめ! こんな事で怖がってちゃ!

お返しにぼくも頭のヒレをパタパタ動かして、あいてをいかくしてやる!

 

どうだ! ぼくは大きいんだぞー! 強いんだぞー! ぱたぱた……

 

あれぇー!? なんで怖がってくれないのー!?

 

 

―――――――――――――――――

 

 

一方その頃、ダンは妨害電波の発生源を停止するべく、先程まで閉じ込められていた敵の基地に戻ってきていた。

 

彼とて元は恒点観測員であるので、こういった宙間航行物の簡単な制御くらいはある程度出来る。

 

しかし……

 

「……駄目だ」

 

ダイヤルを回して再設定を試みたのだが、何度やっても入力が初期化され、新たな命令を受け付けない。

本星からの電波コントロール以外の介入方法をシャットアウトしてあるのだろう。

 

「よし!」

 

もはや操作は出来ないと悟ったダンは、腰のポーチからライターサイズの小型時限爆弾……ではなく、普段から使っているカプセル状の低性能爆薬を取り出した。

 

それらを、アマギが触ろうとしていた、主要パーツと思われる基盤やヒューズのような部品達の隙間へ差し込んで……起爆。

小さな爆発音がする度に、なんだかよく分からない部品が吹き飛んでいく。

 

これをただひたすらに繰り返すダン。

大事そうな部分や、爆破によって新たに出来た隙間にどんどんと爆薬を差し込んでは5秒起爆を叩き込む。

 

ダンの乱暴な解体作業が進むにつれ、メイン機器だけでなく、周囲の機械群からも異音とスパークが断続して発生し、着実に誤作動を引き起こしていっている事が分かる。

 

「あともう少しだ……!」

 

シューシューと火花を吹き出し始めたメイン装置を放置して、くるりと振りかえると、今度はアマギが最初に覗き込んでいた機械を見据えるダン。

 

「ダァ―!!」

 

途中で拾っておいた石を、大きく振りかぶって全力投球! 機械を覆っていた透明なパーツが、ガラスのようにひび割れ、無残に砕け落ちる。

 

そうして出来た大穴に、無慈悲に投げ込まれる小型爆薬の束。

きっかり5秒後に、連続して発生した爆圧が、保護されていた繊細なパーツ群を襲う。

 

機器の内部が真っ黒に煤けて、黒煙を吹き出す様を確認すると、ダンは満を持して腰のウルトラガンを抜き放ち、部屋の奥に鎮座する機械群に向かって引き金を引いてみた。

 

狙い通りモニターを焼き切っていく光線! やった! ついにウルトラガンが使えるくらいに電波が減じたのだ!

 

こうなれば後は、手当たり次第に破壊していくだけだ。

とにかく重要そうな部分に目掛け、発砲! 発砲! 発砲!

 

「そろそろだな……」

 

始めは小さかった爆発が、どんどんと連鎖していき、基地の終焉を示唆するようになったところで、ダンは満足し、至る所から火花の吹き出す部屋を後にした。

 

忌々しい隔壁扉の外で、ウルトラアイを取り出そうと胸に手を伸ばしたところで……

 

突然、彼の背後から、一際大きな爆風がダンの体を吹き飛ばし、その意識を刈り取ってしまった……!

 

 

―――――――――――――――――

 

 

「いけっ! そこだ! ……ああいかん! 奴の尻尾に気を付けろ!」

「あぎら まけるな なぐれ なぐれ」

「……ええぃ、なんじゃ騒がしいのぅ……おかげで目が覚めてしもうたわぃ」

「おお、パゴス殿! アギラが戦っているのです! 貴方も応援してくだされ!」

「なんじゃと!? アギ坊がか!?」

 

起き抜けのパゴスが、寝ぼけ眼をこすると、確かにアギラが敵と戦っているではないか!

しかし、見るからに劣勢だ。まず体格からして二倍以上もある相手にアギラをぶつけるなんて……

 

「こんな時にアギ坊だけ戦わせて、わしらの飼いヌシは何しとるんじゃ? 阿呆なのか……?」

「ええい! 主殿を愚弄するな! 不意の爆発によって気絶しておられるのだ!」

「ごすじん あかくないとき よわい」

「なんじゃ、結局肝心な時に役に立たんのは同じではないか……情けない……」

 

状況を聞いて微妙な顔をするパゴスであったが、不意に彼の鼻が懐かしい匂いを捉えた。

 

「くんくん……うむぅ? なんじゃこの匂いは? はて……? どこかで嗅いだ事が或るような、無いような……さてどこで嗅いだんじゃったか……」

「ご老公、いかがなされた? もしやあの敵について何か知っておられるのですか!?」

「そのようなんじゃが、随分昔にどこかで……? うーむ……思い出せん……ちょいと待っておれ」

「じじい はやく しろ あぎら まける」

「年寄りを急かすな急かすな……慌てるマグラは貰いが少ない」

 

深く考え込んだパゴスは、おおっ! と顔を上げると、ポンと手を打った。

 

「そうじゃ、思い出したぞぃ! あやつはリガロドンじゃ! いやぁ懐かしいのぅ」

「リガロドン? 何奴です?」

「わしがまだ童であった頃、この地球にいた恐竜の一種じゃよ」

「なんと、恐竜!? ……しかし、主殿に見せて頂いた恐竜のデータにはそのような種族、載っておりませんでしたが……」

 

ウインダムが首を傾げると、パゴスはさもありなんと頷きを返す。

 

「そりゃそうじゃ。ある時、マンダス星人とか名乗る奴らがやって来てな? その時、地表にいた恐竜を一匹残らず誘拐してしまったんじゃよ! まだ小さかったわしは、怖くて山の中でブルブル震えておったから助かったという訳じゃ……あの日以来、タンギラザウルスもリガロドンも全く見ておらんから、記録に無くても不思議ではないのぅ」

 

しみじみと語るパゴス。

 

「なるほど……しかし、ご老公が子供の頃にいた恐竜となると……宇宙空間で随分と長生きな事です」

「そう、わしもそこが不思議なんじゃ! わしのようにウランを食っておるわけでも無く、奴らは普通の草食恐竜で、寿命もそんなに長くは無かった筈なんじゃが……」

 

二匹の言葉をぼんやりと聞いていたミクラスが、ふと首を傾げると、しきりに鼻をひくつかせ始めた。

 

「どうした? ミクラス?」

「パゴじい うそつき あいつ くさの におい しない」

「なんじゃと!? ……すんすん、そう言われてみれば……」

「あいつの くち てつの におい する」

「なに……? 本当だ!? 奴の体内から大きな金属反応がするぞ!」

 

目の各種センサーを光らせたウインダムが驚愕する。なんと敵の怪獣が、生物とは思えない熱量を発しているのだ。

 

「そうか! それで合点がいったわい! 奴ら、攫った恐竜を改造して、中身をメカニズムとそっくり取り換えてしもうたんじゃ!」

「なんですと!? では、あれは……サイボーグ怪獣なのですね! まずいぞ、スピード型のアギラとは致命的に相性が悪い!」

 

アギラは機動力で相手を翻弄し、手数で勝負する軽戦士だ。しかし、痛みに怯みもしないロボット相手では、多少の攻撃を重ねた所で、まったく効果が無い。

 

「アギラ―! そいつの正体はサイボーグだー! 見た目に騙されてはいかーん!」

 

……え? さいぼーぐって……中身はロボットなんだよね?

じゃあそれって……ダム兄みたいに、いつもれーせー……ってコト?

 

「それだけではないぞぃ! そやつはミクラスのように恐れ知らずで、わしなんぞよりもずっと図太い! そやつ相手にお主の得意な威嚇やフェイントは効かん!」

 

ええっー!? そんなやつ、どうやってたたかえばいいのさー!?

 

「あぎら はしれ! はしりまわれ!」

 

走り回る?

 

「おまえ よわい! そいつ たおす むり!」

 

ひどいやミクラス……

 

「でも そいつ おそい! おまえ つかまえる むり!」

「そうか! ミクラスの言う通りだ! 我らの役目はあくまで時間稼ぎ! 主殿が目を覚まされるまで、お前がやられなければ良いのだ!」

 

なるほど! フルハシおじさんとアマギたーいんから、コイツを引き離せれば、それでいいんだ!

確かにこんな奴、ぼくが勝てなくてもパパがすぐにやっつけてくれるもんね!

 

やーい、こっちだぞー! おしりフリフリ~

 

つかまえてみろー!

 

ひっさつ! すなかけこうげき すなかけこうげき!

 

いしもなげちゃえ!

 

やーい、おにさんこちら、あっかんべー!

 

……うーん、こうして挑発してばっかりだと、なんだかソガくんみたいでやだな……

 

 

―――――――――――――――――

 

 

「いけっ! そこだ! やっちまえ!……ああやっぱり、さっきからアイツ、逃げてばっかりじゃねえか?」

「おそらく敵を倒せないと悟るや、陽動に努める事にしたんでしょう。彼我の戦力差を冷静に分析できるとは、なんて頭のいい怪獣だ……」

「褒めてる場合か! せっかく飛び出して来たのに、なんだかいまいち頼りねぇなぁ……よし! ちょっくら援護してやろうぜ!」

「ええっ? おそらくあの怪獣は、僕らを助ける為に出てきたんですよ?」

「だったら猶更だ。見ろよ、あいつ。眠たそうな目しやがって……まるでソガみてえだ。あんなとぼけた顔の奴に助けられてばかりとあっちゃ、フルハシ様の名が泣くぜ!」

「ちょっと、フルハシ隊員! ……ああもう!」

 

二人のエレクトロHガンが続けざまに火を噴いて、敵の背中に派手な爆発を引き起こす。

四足の敵は、どしどしと方向を転換して、小さな標的に次のターゲットを見定めた。

 

「へへっ、お前の敵は、ソガラだけじゃねえんだぜ! こっちだこっち!」

「ソガラ……?」

「寝ぼけ顔で逃げ足だけは速いから、アイツはソガラだ!」

「ハハハ! そりゃあ、あの怪獣に失礼ですよ。さ、あっちの岩場が良さそうです」

 

―――――――――――――――――

 

あっ! ふたりの方へ行っちゃった……待って待ってー!

 

「ええい、あのニンゲン達め、余計な事を……!」

「いや、これは案外使えるかもしれんぞぃ」

「というと……?」

 

パゴスは髭を撫でると、ニヤリと笑ってアギラに指示を飛ばす。

 

「アギ坊! 奴の背中を突いたら、今度はまた一目散に逃げるんじゃ! あのちっこい奴らと反対の方にじゃぞ? そうしてあの小さいのとお主で、挟み撃ちにしてやるのを繰り返すんじゃ!」

 

そっか! そしたら二人がまた攻撃してくれるって事だね!

でも、そんなにうまくいくかなぁ……?

 

「大丈夫じゃ! ロボット怪獣の弱点は、頭が固くて融通が効かん事じゃからのぅ……ふぇっふぇっふぇ」

「ご老公、私の顔が何か面白いので……?」

 

―――――――――――――――――

 

 

味方怪獣の意図をアマギが見抜いて、何度も敵の背後を取り合う事で、相手に方向転換を余儀なくさせるという戦術が功を奏し始めた頃。

 

二人のビデオシーバーに通信が入る。

 

 

「こちら本部。こちら本部」

「こちらフルハシ!」

 

妨害電波が無くなったのだ! ダンがやってくれたに違いない!

 

「フルハシ、なぜ早く脱出せん?」

「ホークがやられました。早くこの惑星を攻撃してください」

「なんだと!?」

「この惑星自体が時限爆弾になっています。それに怪獣は滅法強い。早く粉砕しないと防衛基地が危ないです。隊長、我々に構わず、早くミサイルを!」

 

いくら攻撃を繰り返しても、敵にダメージは見られず、双方ともに時間を稼いでいるだけだ。

そして時間を稼いだ結果、この島が防衛基地に到達して、得をするのは残念ながら、敵の方であった。

 

「……参謀!」

 

部下の決死の覚悟に、思わず二の句を継げず、顔を歪めるキリヤマ。

二人の指揮官は、ほんの一瞬躊躇したものの、やがて断腸の思いで決断を下すのであった。

 

「……攻撃用意!」

 

仰角を上げる、キリーミサイル。

 

―――――――――――――――――

 

よーし! 次もこっちの番だ!

と思ったら……

 

いったーい! そうだ尻尾だ!

コイツには尻尾があるのを忘れてた!

 

太い尻尾が僕の体に巻き付いて、すごい力で岩に叩きつけてくる。

 

痛っ!

 

「ああっ! アギラ危ない! おお主よ! 寝ているのですか!」

「はよう起きんか! このスカポンタン!」

「ごすじん! はやく!」

 

何度も何度も尻尾が僕を叩く。

 

痛い! 痛いよ! パパ! 

 

助けて! パパー!!

 

 

「デュワァッ!!!」

 

ううっ……頭がチカチカする……

 

でも後ろで何かがたたかってる音がするよ……?

ちらっと見える赤いあし……パパだぁ!!

 

助けにきてくれたんだね! パパ遅いよぉ!

 

 

―――――――――――――――――

 

作戦室のスクリーンに敵のメカニズム怪獣リッガーと格闘するセブンの姿が映る。

よかったよかった、ダンは間に合ったみたいだな。

 

「キリー発射、待て!」

「救出してきます!」

「急げ!」

 

ホーク三号でみんなの救出へ向かう俺達。

リッガーと揉み合うセブンを尻目に、島へと機体を着陸させる。

するとエレクトロHガンを担いだフルハシとアマギが走って来た。

 

「隊長ー!」

「ダンは?」

「爆破に行ったまま、戻りません!」

「よし、手分けして探すぞ!」

 

目の前で戦ってますよとは言えないので、適当に言い訳を考えておかないとな……

 

―――――――――――――――――

 

アギラと同様、リッガーの長い尾に苦戦するセブン。

サイボーグ怪獣は伊達では無く、凄まじい打たれ強さを発揮し、セブンの剛力で何度殴りつけてもなかなかダメージを与えられない。

 

しかも、重量と大出力にあかせた突進で、セブンを転がすと、その体にのしかかり、右肩にがぶりと噛み付くリッガー。

 

「デュアッ……!」

 

苦悶の声を上げるセブン。

 

うう……そんな、パパでも敵わないなんて……強すぎるよ……

 

「あぎら!!」

 

育ての親が苦戦する様に、心が折れかけたアギラの耳に、家族からの叱咤が飛ぶ。

 

「たて! いけ! つけ!」

 

う、うおおおお……!!

傷だらけの怪獣は、仲間の声に勇気を奮い立たせ、最後の力を振り絞って立ち上がると、自慢の一本角を敵に向かって構え、全速力で駆け出した!

 

ぼくのパパを……いぢめるなぁあああああ!!!!

 

アギラの全身全霊を込めた体当たりが、リッガーの巨体を跳ね飛ばす。

そうしてできた一瞬の隙をついて、セブンはすかさず頭頂部に装備してある、伝家の宝刀を抜き放ったのだった!!

 

ごろりと転がるリッガーの首。

 

『本当によくやった……ありがとうアギラ』

 

えへへ……褒められちゃった。

 

『もどれ、アギラ』

 

嬉しそうにヒレを動かす怪獣が、光の中へと消えていく。

 

仲間の成長に対し、満足げに頷くセブン。

だが、彼は地面に転がる敵の首が、未だに目から光を発し、口を開閉しているのを見て取った。

 

『なるほど、これがサブコントロール装置になっているのか!』

 

リッガーの首を抱え上げると、即座に飛び立つ。

 

 

「ダンは見つかったか?」

「いません」

「あっちに崖崩れの跡がありました。もしかしたら爆発のショックで、島から滑落したのかも……」

「いかん、爆発するぞ! 引き揚げろ!」

「でも、ダンが……」

「……時間が無いんだ!」

「大丈夫だアンヌ。こんだけ探して居ないって事は、ダンは別ルートで島から脱出してるに違いない!」

「いくぞ!」

 

やがて島が、セブンの抱えた怪獣の頭部に誘導され、空へと飛び立っていく……

こうして、地球防衛軍の危機は回避されたのだった。

 

―――――――――――――――――

 

 

「……しかし、破壊されたβ号の残骸を脱出艇に使うとは……悪運の強い奴だ」

「それも、セブンに回収して貰わなければ、どうなっていたか分かりませんけれどね」

「今回は、我々全員、危なかったなぁ」

 

ダンとアマギとフルハシが、メディカルセンターでチェックを受けている。

 

「いやぁ、あの時はもうダメかと思ったぜ! ソガラに感謝だ!」

「ソガラ……?」

「あの怪獣の名前だとさ。眠そうでソガみたいだからって……」

「な? いいだろ?」

「う、うーん……あんまり気に入らないみたいですけど……」

「何が?」

 

なんとも言えない顔をしたダンが、苦言を呈す。

フルハシは首を傾げているが、それにアマギが同調した。

 

「そうそう、あんなに頭の良い怪獣を、よりによってソガなんかと一緒にするのはかわいそうですよ。あんな馬鹿と。なんたって、我々の命の恩人なんですから」

「そうかぁ?」

「確かに、今回の立役者はアマギ隊員とあの怪獣でしたね……それならいっそ、以前のアマギラスから取って、アギラというのはどうでしょう?」

「えっ!?」

「おお! そいつぁいいや! 良かったな、アマギ……くくく」

「僕もアギラが、アマギ隊員のように賢く育ってくれると嬉しいですねぇ……」

「ダン、お前はいったい何を言ってるんだ……」

 

この時は冗談だと思っていたが、後日、防衛軍のドキュメントに例の怪獣が『アギラ』として登録されているのを発見し、なんとも言えない顔になったアマギであった。




というわけでアギラ視点でお送りした第32話『散歩する惑星』でした。

リッガーって、案外強敵なんですよね。
セブンのロボット怪獣は強い、というのはよく言われますが、御多望に漏れずという奴でしょうか。

セブンもかなり苦戦してたんで、アギラが弱いんじゃなくて、リッガーが強すぎるんですわ。

ちなみに、このリッガーは恐竜戦車のスーツを流用して造られています。
途中でパゴスが喋ってたくだりはその辺の繋がりからですね。

原作においては、小型爆弾の爆風が強過ぎて気絶したダンですが、今回は機械が爆発して転倒しただけで済んだので、時間が短かったのと

アギラが途中から直接戦闘ではなく時間稼ぎに終始したために、ダンが起きた時に瀕死にならなかった為に、カプセルには戻されずに済んだ……という感じでしょうか。

大好きなアギラ活躍させたかったんや!

ミクラスとかウインダムは後年の出番めちゃめちゃあるけど、アギラだけハブられがち……ウルトラファイトの出演で、登場回数だけは三匹でも最多なんですけどねぇ……

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