転生したはいいが、同僚の腹パンが痛すぎる!   作:Mr.You78

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第四壁面の空夢(Ⅲ)

 

 

:総合センター・コンピュータールーム

 

長官「ここが、わが第四惑星の頭脳だ。政策方針からロボット市民20万の健康管理まで、すべてここから弾き出されるわけだ。むこう500年間の、あらゆる方面のデーターが出されておる」

 

ダン「我々をこの惑星に誘導した目的は何ですか?」

 

長官「コンピューターの計算によれば、我が第四惑星の人間たちは、むこう500年間のうちに滅亡する運命にある。ところが人間は、我が国にとっては、なくてはならぬエネルギー源だ」

 

ダン「そこで僕たちを……」

 

ソガ「そりゃ、あの勢いで消費すればね(小声)」

 

長官「そのとおり。お前たち地球人は立派なエネルギー源になれることが判った。地球を植民地にすれば、30億の人間が確保できる計算だ」

 

ソガ「どうやって、地球を植民地にするんです?」

 

長官「我が国の侵略部隊が、間もなく地球に向うことになっている」

 

ソガ「なるほどねぇ、何から何まで、計算通りというわけか」

 

  ソガ、感心した様子

 

長官「コンピューターは間違いをしない。そして、いつも冷静だ」

 

署長「コカッ、コロッ……」

 

  ソガ、いかにも不思議だ、という風に首を傾げる

 

ソガ「しかし本当ですかね? どうにも信じられない」

 

  怪訝なロボット人間たち

 

ソガ「私の知っている地球のコンピュータは、おたくらのように勤勉ではなくてね。仕事は人間に押しつけて、チェスや将棋を打っていたかと思えば、歌を歌ったり、絵を描いたりと遊び惚けてばかりいる。冷静で間違いを犯さないなんて……どうにも」

 

長官「当然だ。地球の遅れた科学力と同じにされては困る」

 

  失笑する長官

 

ソガ「ここは一つ、コンピュータの性能が、どれくらい違うのか気になるなぁ……問題を出しても?」

 

長官「君がかね?」

 

  いかにも小馬鹿にした様子の長官

 

ソガ「長旅の暇潰しになるかと思って、アマギ隊員に計算問題をいくつか見繕って貰ったんですが……これが中々難しくて……」

 

長官「人間が考えたような問題が、コンピュータに解けない訳がない。5秒もかからんよ」

 

ソガ「はぁ……じゃあ失礼して……」

 

  ソガ、紙片を広げて画像解析のカメラに読み込ませる

  その途端

 

  コンピュータのピストン動作が急にゆっくりになり、数秒後には、火花を散らして煙を吐き出す巨大サーバ

 

  唖然とする長官

 

ダン「ソガ隊員! いったい何を読ませたんです!」

 

ソガ「何って、ミレニアム懸賞問題とかを渡しただけだが? ……あれ、俺、また何かやっちゃいました?」

 

長官「なんということをしてくれたのだ!」

 

  怒りの形相で振り返るロボット長官

  隣の署長が鞭を振り上げるが、ソガのウルトラガンによって頭部と腕部を吹き飛ばされる

 

  ダン、阿吽の呼吸で長官に飛びつき、取り押さえる

 

ソガ「いいぞ! そのまま押さえてろ!」

 

  ソガ、長官のこめかみに手を伸ばす

 

長官「やめろ! なにをする!」

 

  目元の人工皮膚が剥がされ、頭部の機構が露わになる長官

 

ソガ「てめえのツラ見てるとな、嫌な野郎を思い出して仕方ないのさ! これでもくらえ!」

 

  左の手袋をひっくり返すと、中から砂利が降ってくる(自転車少年を助け起こす時に詰めてあった)

 

  (SE)ガチン!

 

  歯車に砂が噛み込んだ長官、腕を伸ばしたまま硬直

 

ソガ「これがホントのサンドマンだ。電気羊でも数えてろ!」

 

  ソガ、剥き出しの顔面に向かって、ぺっと唾を吐く

 

ダン「完全に破壊しておかなくて良いんですか?」

 

  ダン、床の長官を指差して質問

 

ソガ「こうしときゃ、修理の間は指揮系統がストップするかもしれんだろ? あそこ(自身の破壊した署長ロボットを指さしながら)までブッ壊しちまうと、新しくすげ替えた方が効率的だとか判断しかねんからな、この星。その分時間が稼げるというわけよ」

 

ダン「確かに!」

 

ソガ「それよりもダン。これ持ってるだろ?」

 

  ソガ、ポーチから小さなカプセルを取り出しニヤリ

  頷き、同じくニヤリとするダン

  サーバーに向かって、いつもの小型爆弾をバラ撒く二人

 

  (SE)ジリリリリリ!

 

  火災警報とスプリンクラーの作動する中、大笑いしながら脱出するダン、ソガ

 

――――――――――――

 

137:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:17:39 ID:6a8nYLb86

 

コwwイwwツwwやりやがったww

 

 

138:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:17:44 ID:S8odN9tcE

 

あーもうメチャクチャだよ

 

 

140:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:17:50 ID:7G2RMR17x

 

警 備 ガ バ ガ バ

 

 

141:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:17:55 ID:sa5XBXz3K

二人が大人しくしてるから、てっきり武器の類は取り上げられてるのかと思ってたら、全然そんな事なくて草

 

いや、完全武装の兵士を拘束もせずに重要施設歩かせちゃイカンでしょww

馬鹿かよww

 

ボディチェックくらいしろww

 

 

143:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:18:00 ID:ReDCeULUM

 

【悲報】工場勤務設備課ワイ

あまりの所業に腹痛

 

 

145:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:18:02 ID:R7UO28kvL

ワイ、システムエンジニア

一瞬失神してた

 

 

147:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:18:07 ID:oyrjeZVWN

 

そんなに?

 

 

149:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:18:09 ID:cfOyYVXRM

グリス面に砂はヤバイ

俺が長官の修理担当だったら多分憤死する

 

 

150:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:18:15 ID:cKsKfUumW

サーバールームは火気厳禁だっつってんだろ1!!!

隠れてタバコ吸ってたハゲをしばき回した俺は悪くない

未だに絶許

 

 

151:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:18:18 ID:FuTGEbm3l

 

監督は技術者ニキ達に深刻なダメージを与えた

訴訟も辞さない

 

 

153:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:18:23 ID:x5m1051B5

待てよ?

確かこの星、全部をロボットに任せて成り代わられたんだよな?

んでロボット支配が何年だっけ?

 

ここの人間って武器使えるのか?

……というか今までに人間が武器持って暴れた事例なんてあるのか?

 

 

154:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:18:27 ID:mmtG0+5iX

 

あーあー!

サンプルがゼロだから、そもそも危ないって発想がないのか!

確かにインプットされてない情報を想定しろと言われてもなぁ……

 

いやポンコツすぎるでしょ

 

 

155:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:18:29 ID:DWY2e38D8

でも、思想犯すら根刈りされてるなら、この星に反逆者なんてもういないかもな

存在しない脅威に対するセキュリティーは無駄だと判断して省きそう

明らかにロスだし

 

 

156:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:18:31 ID:yf5j6ce8h

市民、幸福ですか?

 

 

158:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:18:36 ID:8aU/9BeZw

まあ二千年もロボット社会が継続されてるなら、被支配層も、反逆の方法なんか忘れてたっておかしくない

そして支配者側もそれに馴れきってシステムが順応してしまったと

 

そこにソガを招き入れたのか……

うーんこの

 

 

160:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:18:40 ID:JHlzuKh5r

押すなって言われたボタン押したくなる地球人、野蛮すぎるでしょ

やっぱ滅ぼさなきゃ(使命感)

 

 

162:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:18:45 ID:wvHSCngda

これは想定外すぎてボッ立ちするのも致し方なし

 

原作時点でも、長官達がよそ見してる間に逃げるし、その後のシーンで武器も使ってるから、ガバ警備はある意味原作準拠

逃げてもどうせ捕まえられるし、別にいいだろくらいの緩さ

 

……というかよく考えたら、虐げてる人間に後頭部のメンテナンスさせるのは流石に危機管理意識無さすぎるな……

その説は大いに有り得る

 

 

164:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:18:50 ID:t2MRvkIX9

>ソガ隊員! いったい何を読ませたんです!

 

ここ、焦って詰問してくんのが長官達じゃなくて、ダンなのが最高におもろい

絶対お前がまたなんかしただろ、みたいなある種の信頼を感じるww

 

166:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:18:54 ID:tu6jasJir

ダン(また何かする気だなこの人……)

コンピュータ「」

ダン「やっぱり!」

 

ソガは最初からぶっ殺す気だったからカリコロおっさん倒せてもまあ当然なんだが

ノータイムで長官に飛びかかったダンは、絶好これ

 

168:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:18:58 ID:g227TCzGI

ミレニアム検証問題はギルバリスすら処理落ちするからね

しかたないね

 

ソガ、Z視聴勢確定

 

169:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:19:02 ID:3obScPVIz

ん?待って?

ソガが未来知識知ってんのはいいとして

この時代にミレニアム懸賞問題あるのおかしくね?

だってミレニアムなんだろ?

セブンの時代設定いつよ

 

170:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:19:04 ID:p2qxiCCvl

1980年代後半想定なんじゃないかとは言われてる

この回だけはスコーピオン号の時計がもっと未来になってるけど……

 

 

171:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:19:06 ID:iaJ/W33i6

あ、オイ待てぃ

懸賞金付きで7つ纏められたのが2000年なだけで

問題の一部はもっと昔からあるゾ

一つは解決済みだが、残り六つはまだ未解決や

 

 

172:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:19:09 ID:M8/y7zmkZ

はぇ~そうなん

やるやん数学自信ニキ

もしかして頭アマギなんか?

 

173:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:19:11 ID:31Dd3tDe2

とはいえ、今の俺達には解けないだけで、第四惑星のコンピュータなら解けないまでも、あんなショートするほど処理落ちするとは思えん

 

175:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:19:15 ID:8nLTcTwwi

>ミレニアム懸賞問題とかを渡しただけだが?

はいダウト

 

気になったから一時停止して査読したら明らかに七問以上書いてあるし、判別可能なものだけでも

・6×9=42を証明せよ

だの

・手を加えられた民を恐れよ、彼らを作り出す力を恐れよ

だの、果ては

・1秒ごとに自身を再定義し直せ

とか書いてあって草

他にも仕込んである可能性ある

 

そらバグるわ

 

 

177:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:19:18 ID:8Oo5IIS2z

たかだか2000年しか稼働してない人工知能に

750万年かけて解く難問出すのはやめてやれww

 

 

179:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:19:20 ID:MFXfRoEBH

確かに地球人が考えた問題だけど!

地球人が考えたけども!

 

限度があろうもん

 

 

181:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:19:26 ID:WIKFrOdDX

嘘は言ってないな嘘は

……解けるとも言ってないが

 

183:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:19:32 ID:+1jZFOs7t

地球人が考えた問題など余裕 キリッ(`・ω・´)

 

185:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:19:35 ID:OTPIF/Xtm

いくらなんでも解のある問題にしてやれ

 

186:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:19:39 ID:NhwStIwBd

解はあるぞ、42って言ってるだろ!

 

188:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:19:43 ID:y0saJ0d0X

じゃあ究極の疑問ってなんだよ

 

190:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:19:45 ID:j95kE+7w6

んにゃぴ

 

191:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:19:46 ID:Py80F7p5L

長官を指さして「トドメ刺そうぜ」ってくるダン……

ソガに毒されとる……

 

そこは見習わなくてよろしい!

 

192:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:19:51 ID:O+9bsCWnR

原作セブン、ロボット怪獣にめちゃめちゃ辛酸舐めさせられてるからな

案外、素で言いかねないぞ

 

194:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:19:57 ID:tw765+tpU

おまえら忘れてないか

そもそもコイツの主武器は ア イ ス ラ ッ ガ ー だ

元からわりと容赦ないぞ

 

196:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:20:00 ID:pEKDk2Pci

そうだったわ。

普段のニコニコ顔に騙されてた

 

197:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:20:04 ID:Qq6tNAME/

てかユートの稼働にも最初は反対してたくらいだもんな

(かく言う俺もぜってー暴走すると思った)

 

 

198:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:20:07 ID:vnsYQZMUu

今作じゃナースとかボーグ星人との戦いスキップ出来てるから、そこらへん払拭できてるかと思ったが

それ以上にダブルオーとか強化アイアンロックスいたの忘れてた

 

199:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:20:09 ID:XN2SoyQwr

ウインダムとユート以外のロボット信用できるのかコイツ?

 

201:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:20:12 ID:S26cgIzlt

逆にその二人が有能な分、敵に回ったときの恐ろしさも、過剰に加味してる可能性すらある

 

203:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:20:17 ID:NIgPrbCUN

安心しろセブン、少なくともウインダムは裏切っても全然脅威にならんぞ

お前は知らんかもしれんが

 

205:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:20:20 ID:2BbKio9+l

ソガとカプセル爆弾ばら撒いてる時のノリが、完全に悪ガキのそれ

いいぞもっとやれ

 

―――――

 

:第四惑星・郊外

 

 

  センターを大混乱に陥れたダンとソガは、途中で秘書アリーの手引きを借り、死体運搬用のトラックを強奪して脱出する

  アリーは、二人が助けた少年の姉だったのだ

  人間である姉弟達と合流した二人は、スコーピオン号を目指すが……

 

アリー「包囲されてます」

 

  すでに二人が連行された時点で、不時着したロケットの周囲は武装したロボット人間達によって封鎖されていたのだった

 

ダン「スコーピオン号の通信機なら、地球と連絡が取れるかも知れないのに……」

 

アリー「人間の街へ行きましょう」

 

  センターの混乱もすぐ終息するはずなので時間がない

  人間の居住区で匿ってもらう事を提案するアリー

 

ソガ「いや……そろそろだ」

 

  ソガ、腕時計を見ながら呟く

 

ダン「何がそろそろなんです?」

 

ソガ「それよりも秘書さん、言った通り人間達は解放してきたんだろうな?」

 

アリー「はい」

 

  じっと腕時計とロボット兵士達を見つめるソガの後ろで、怪訝な顔のダン

  アリーがメモを手渡す

 

メモ『混乱に乗じてセンター内の人間を解放しろ、このライターはそのまま置いていけ』

 

アリー「コーヒーカップを下げようとしたら、中にこれが」

 

ダン(いつの間にこんなメモを……) 

 

ダン「ライターとは?」

 

アリー「メモの重しにしてありました」

 

  ソガは非喫煙者なのでライターなど持ち歩かない

  ダン、ハッとした顔で振り返る

 

ソガ「……時間だ」

 

  遠くで盛大な爆音と共に、黒煙が広がっていく

 

ソガ「お散歩惑星の前線基地すら吹っ飛ばす、地球防衛軍謹製の小型爆弾さ。奴さんが、出されたコーヒーに文句を付けずに飲み干してりゃ、気付けたかもな」

 

  (尚、32話でダンはカプセル爆弾や投石で地道に破壊工作を行ったので、本作時空では初使用となる)

  (ソガはそのことを知らないので発言に矛盾が生じてしまっている)

 

少年「あっ!?」

 

  四人の前で、兵士たちの動きが止まったり、倒れたりする

  センターからの指令が途絶えたので部隊が機能不全に陥った事を示唆

 

ソガ「へへへ、人間の兵士を一人でも入れときゃ、こうはならなかったろうによ」

 

  ソガ、ニヤニヤしながら堂々とロケットへ歩いていく

 

ダン「……」

 

少年「オジサンのお友達、すごいね!」

 

ダン「うん……そうだろう!」

 

 

――――

 

 

206:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:20:25 ID:xjfm4ufJB

確かにコーヒーカップ伏せてあったわ

 

 

208:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:20:30 ID:+0W3Rq7K5

これが本当の伏線ってか

やかましいわ!

 

209:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:20:33 ID:GqpmZVSFR

一極集中型の悪いとこ出ちゃったねぇ……!

 

211:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:20:35 ID:sUUTIPI/C

確かに人間の兵士入れときゃ、センター壊れようが関係ないけど……

この状況になったらここぞとばかりに反逆するだろうから結局意味ないゾ

 

212:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:20:41 ID:LaS1uv7Fq

自律型AIじゃねえのかよ! やっぱポンコツじゃねえか

 

214:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:20:43 ID:ZJG1x9Tu+

自律行動もできるにはできるけど、指示更新なしで行動できないようにプロテクトかかってるんじゃね?

一応、ソガとダンに攻撃してる奴もいるし

瞬殺されてるけど

 

215:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:20:44 ID:ROgFj1uXi

てっきりカナン星人の鹵獲兵器使うのかと思ってたけど、予想以上に火力のゴリ押しだった

 

216:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:20:45 ID:M97rYkjTi

あれ使うと結局暴走しちゃうからあんまり意味ないって、クレージーゴンの時に気付いてお蔵入りになったんだろ

銃持ってるロボット兵士数十体が暴走して周囲に乱射とか、なまじ狙いもしないからもっと厄介だし

 

218:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:20:48 ID:khsBNJzCM

あと忘れてるかもしれんが、スコーピオン号も自動航行だから、万が一誤射とかすると帰れなくなるぞ(一敗)

 

219:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:20:52 ID:jb9xs8u/l

失敗ニキは成仏してクレージーゴン

 

221:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:20:55 ID:QrQNP6lfb

奴隷人間を率いて逆襲するソガ

今までの鬱憤を晴らすかの如く大暴れしてて笑っちまうww

ついさっきまで長官に揉み手してたんだぜコイツ

 

223:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:20:59 ID:vxfNLWZZ/

止め絵が完全にドラクロワの絵になっててフイタww

後ろのアリーとポジション逆だろwwいいのかそれでww

 

224:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:21:00 ID:unJ78g8dT

地球侵攻部隊を蹂躙するセブン強スンギ

 

225:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:21:01 ID:1OMgeQgDW

飛びつつ両手からレーザーで薙ぎ払ってくの卑怯だろ……

気持ちええ……

 

227:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:21:05 ID:z07KEklQB

飛行場破壊シーンなんか完全に機銃掃射やんけ!!

 

 

228:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:21:08 ID:3y+/0SPeZ

ぶっちゃけ地球に辿り着けてもクラタと隊長に蹂躙される未来しか見えない

 

 

229:名無しに代わって警備隊員がお送りします 2000/8/30 19:21:11 ID:Xfv62iHu4

手を振る住民達に見送られつつ、普通に帰っていくの笑ってしまうわ

これ、相手がソガじゃなかったら「なんでここにセブンが来たんだ?」ってなるぞ

 

 

――――

 

 

:太陽系第三番惑星地球・ウルトラ警備隊極東基地

 

 

  地球に帰れた、ダンとソガ。

  しかし、仲間からは信用してもらえない

  ソガが握りしめていたロボット長官のマスクもいつの間にか失くしてしまっていた

 

アンヌ「第四惑星って本当にあったの? 眠っている間に見た、夢か幻じゃないの?」

 

ダン「いや、夢じゃない! 夢じゃ……」

 

キリヤマ「まあ、いいじゃないか。とにかく、スコーピオン号のテスト成功を機会に、地球防衛軍は全機関を電子計算機システムに切り替えるつもりだ。みんな、楽になるぞ」

 

  そんなことをすれば第四惑星の二の舞だと主張するダン達に、疲れているからと静養が勧められる

 

 

:太陽系第三番惑星地球・郊外

 

 

  緑の中を散歩する、ダンとソガ。

 

  (SE)カランコロン……(下駄の音)

 

ダン「キレイですねぇ……」

 

  橋の欄干にもたれかかる二人の眼下には、幹線道路が走っている

 

ソガ「でも、地球の自然もだんだんと削られていくみたいだな……」

 

ダン「……このまま行ったら、地球もいずれは第四惑星みたいに……」

 

  ダン、不安げな表情

 

ソガ「いや、そうはならんね」

 

ダン「どうして?」

 

  能天気なソガ

 

ソガ「地球の機械には、心がない。心がないという事は、欲求が無い……つまり進化をしないという事だよ」

 

ダン「しかし第四惑星では……」

 

ソガ「奴らは本当にロボットだったか? 弱者を虐げ、自らの征服欲を満たす事に愉悦を感じる……ありゃあ立派に人間だったさ。独裁者なんて、俺達の社会にだっているだろう。ロボットだろうが人間だろうが、そこに変わりはないのさ。要は……そいつ自身が何をしたがるか、だ」

 

ダン「何をしたがるか……ですか」

 

ソガ「別に地球もいずれそうなるだろうが……ま、ゾッとせん話さ」

 

ダン「ゾッとする、の間違いではなく?」

 

  ダンの指摘に首を傾げるソガ

  笑みを浮かべて伸びをする

 

ソガ「人間の科学は、人間の幸せの為にある……それを忘れさえしなければ、手綱を握っているのがロボットだろうが人間だろうが、俺はいっこうに構わんよ。AIに仕事を奪われるってんなら、さっさと奪って欲しいもんだぜ。やれるもんならな」

 

ダン「おっ、ここにすっかり怠け者になってしまった人間がいるぞ」

 

ソガ「馬鹿言えよ、俺は元から怠け者だぜ」

 

  くくくと笑いあう二人

 

ソガ「それに……明日の天気は?」

 

ダン「……雨です!」

 

ソガ「よーし、見てろ?」

 

  ソガは、履いていた下駄を思いっきり放り投げる

  木製の簡素な靴は、放物線を描いて裏向きに着地した

 

ダン「ほらね?」

 

ソガ「いや、晴れだ!」

 

  (SE)コカッ!コロッ!

 

  ソガ、足を振り抜き、残っていたもう片方を勢いよくブチ当て、下駄を表返す

  たった一人の主張で、明日の天気が変わってしまったのだ

 

ダン「ハッハッ……ハッーハッハッハ!!」

 

  あんまりにも下らないやりとり

  しかし我々は、そこに愉快さを感じる事ができる

 

  ソガの真意を察して、たまらず笑いが込み上げるダン

  彼の気遣いがどうしようもなく嬉しかったのである

 

  大自然に二人の爆笑が木霊した




というわけで、第43話「第四惑星の悪夢」いかがだったでしょうか?

いやぁ、エイプリルフールネタにかこつけて、はっちゃけた遊びを入れてみたんですが……なかなか立て込んでて、4月1日以内に書きあがらなかったのは大誤算でした……

誰だよ、初心者には台本形式で書くのがオススメって言った奴は……めちゃめちゃ大変だったぞ!


今回はソガがぶち壊しにしてしまいましたが、セブンお馴染みの、怪獣が全く登場しない回でした。
未視聴の方は、原作のなんとも言えない雰囲気の方も是非味わって頂きたいところですね。

ロボットが人間に反逆する系の話は、もはやSFの十八番とも言えるストーリーですが、演出でいくらでも味わいが変わるもの。
これが55年前の作品なんですからねぇ……

昨今はAIが発達してきた事もあり、ただの御伽噺だと一笑に付せられなくなってきたかも知れませんよ。
とはいえ、AIが感情を模倣する事はあっても、自ら持つようになるのは相当先でしょうから、当分は大丈夫でしょうけども。

怠けたいという心がなければ、他者に仕事させたりはしませんからね。


――――

「カットでーす!」
「はいよありがとう、お疲れさーん! 今日の収録は終わり! 解散!」
「監督ぅ……ここのまとめコーナー要ります?」
「いる。絶対いる。ほんへ」
「はぁ……まぁ俺らがせんのやったら、好きにしはったらええんですけど……」
「ねーそんなことよりさ! 今日の打ち上げは怪獣酒場よ! 予約しといたから!」
「それは楽しみだね」

 撮影が終わり、スタッフが掃けていく中、モップを持ったAD達がステージに集まってくる。

「んじゃあキミ達、あとはよろしく」
「監督、明日のエキストラは何人くらいにしましょうか?」
「んぁ? そうだなぁ……50人くらいどうだい? 派手にいこうや! 派手に!」
「じゃあ打ち上げにレッツゴー!」
「飲み会となったら急に元気だねキミは……」

 助監督の質問に答えながらスタジオを出て行く監督たちの背中を、残されたAD達は見送った。
 すっかり照明の落ちた事を確認し、作業を開始すると、手にしたモップで床のゴミをつつきながら、ぼやく若者。

「あーあ……また好き放題散らかして……誰が掃除すると思ってんだよ」
「まったくだ、いくら養殖モノとはいえ、今時こんな豪勢に使って、撮影費大丈夫なのかねぇ」
「ほんとだぜ、そんなに金があるなら、俺らの時給もっと上げてくれよな!」

 最近は愛護団体も煩いし、視聴者からクレームが入ったらどうするつもりやら。
 モップでスタジオの床に広がった赤い液体を拭う度、びちゃびちゃと粘っこい水音がする。

「いくらリアル志向ったって、あくまでもドラマだろ……片付ける身にもなれってんだ」

 眉間にシワを寄せ不満気に呟くスタッフは、これ以上愚痴を言ってしまわないように奥歯を噛み締めると、黙々と掃除に集中する事にした。

 静かになったスタジオには、水音に紛れて響く音がある。

   コカッ……     コロッ……
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