転生したはいいが、同僚の腹パンが痛すぎる! 作:Mr.You78
その夜、ダンは作戦室で当直任務に就いていた。
しかしヘッドセットをつけたまま、こくりこくりと船を漕いでいる……
「緊急事態発生、緊急事態発生!」
突如、作戦室に緊急通信が鳴り響く!
ステーションV3からの警告だ!
「ポイント580方面に、飛行船状の物体をキャッチ。地球に向って移動中! ただちに攻撃態勢に移れ!」
だが飛び起きたダンは、激しい耳鳴りと眩暈でそれどころではない。
居眠りで念力によるホメオスタシスの統制が緩み、半ばウルトラセブンに戻りかけていた所へ、急に人間態としての意識を取り戻してしまったのだ。
常人の数百倍近い五感を、人間の脳で処理しようなど堪ったものではない。
ヘッドセットから聞こえるクラタの声も、耳元でマシンガンを連射されたようなものだ。
「……緊……態…生…緊急……発……」
あまりの耳鳴りに、ついついヘッドセットを放り出してしまうダン。
彼の肉体はとっくに限界で、壊れてしまう寸前だった。
パニックに陥り、自らの頭を拳で何度も叩く。
そうせねば、脳髄の内側から爆発するような頭痛に、耐えられそうになかったのだ。
朦朧とする意識の中、理性が遅れて追いついてきたのか、ゆらゆらと顔を上げるダン。
すると、基地のレーダーも敵機を捉えている事に気付く。
ハッと覚醒し、手当たり次第に基地機能を非常レベルに引き揚げつつ、あわてて緊急招集をかけた。
即座に作戦室に集まる隊員たち。
「どうした?」
「はっ、未確認飛行物体が地球に侵入しました……」
「なにっ! ウルトラホーク出動スタンバイ!」
「はい!」
「……おい、ソガはどうしたっ!」
「えっ?」
見渡せばひとり足りないではないか。
「あんにゃろう……こんな時まで!」
眉を吊り上げたフルハシが作戦室から呼びつけに行こうと自動ドアに突進しかけて……
「「おっとぉっ!」」
開いた扉の向こう側にいたソガと、ぶつかる寸前で立ち止まった。
「てめえ! なにしてたんだ!」
「いやすみませんね、ちょいと準備をしていたもので」
「準備だぁ?」
まったく悪びれもせず、自らの胸元をポンと叩いてにこにこしているソガに、フルハシはすっかり毒気を抜かれてしまう。
「さ、なにしてるんです。はやく行きましょう!」
「おめえ、大丈夫なのかよ」
「大丈夫……? ああ、少々道は遠いですが、ホークに乗れば、マッハ7でひとっ飛びですよ!」
「……やっぱり寝ぼけてるんじゃねえか?」
不安げなフルハシをよそに、出動用意のベルが鳴る。
――――――
ホーク1号と3号に分乗した警備隊は、成層圏を飛行する敵の姿を捉えた。
「いたぞ、あそこに!」
「相対速度にして、およそ目標2000キロ!」
メンバー達はまず、計器に示される彼我の距離と、実際に対象の出しているスピードが、目視した時におおよそ感じたそれと、かなり激しくズレている事に驚く。
そして、お互いますます近づいていくにつれ、その理由がなんなのか、嫌でも理解せざるを得なかった。
「大きい……これじゃ飛行船どころか、まるで宇宙空母だ」
「中に怪獣でも入ってんじゃないっスかね」
「だったら尚更、ここで撃墜しないと!」
「よし、撃て!」
キリヤマの号令により、ホーク両機からありったけのロケット弾が叩きこまれる。
だが、敵は驚くべき堅牢さを誇り、その正面装甲などは、被弾経始がほとんど得られないはずの真正面から直撃を喰らったにも関わらず、文字通り弾き返してしまう程に分厚かった。
さすがに背面へはあまり被弾したくないのか、後ろをとられまいと多少は軌道を変えるが、その背面にしても、ブースターらしき穴は見受けられない。
四方を完全に装甲で覆い尽くして、反重力飛行だけで飛んでいる。なんとも鈍重なつくりだが、それ故に手出しのしようが無いのだ。
ホーク二機からの連携攻撃をものともしないで、悠々と飛び続ける巨大宇宙船。
数多の侵略者をことごとく撃墜してきたウルトラ警備隊に、ここまでの余裕を見せつけられるとなれば、それだけで相手の科学力がいかに強大かが、おのずと分かろうと言うものだ。
ウルトラホークが円盤との純粋な空中戦で遅れをとった相手は、未だにクール星人とガッツ星人のみであるし、しかもその両者ともが、逆にホークの撃墜まで可能としてしまうような、隔絶した実力を誇っていた。
……となれば、搭載している武装もさぞかし強力だろう……と隊員達は警戒するのだが、敵からの反撃らしい反撃が全くない。
「変だなぁ……隊長、中には誰も乗ってないんじゃないですか? 誰かいたら反撃してくるはずですよ」
「油断するな。チャンスをうかがっているのかもしれん……」
「もしくは本当にソガが言うとおり、怪獣を降ろすつもりなのでしょうか」
「分からん……が、このままでは埒があかんな」
その後もありったけの攻撃をお見舞いしてはみたものの、撃墜どころか煙のひとつも上げない驚異の耐久性を発揮して、まんまと荒れ地に着陸する敵宇宙船。
ついに残弾数に陰りが見えはじめ、キリヤマは僚機であるホーク3号に陸戦の用意を伝えた。
「ソガ、アマギ。着陸して地上から攻撃だ!」
「了解!」
こうなれば、至近距離から弱点を精密爆破するか、さもなくば移乗しての白兵戦で制圧するしかない。どんな重装甲の兵器でも、乗り込みハッチだけは造りが薄いと相場が決まっているもの。
いかに外側が堅牢であろうとも、乗組員まで不死身とは限らない。装甲化されているにも関わらず攻撃用の武装を搭載していない、つまりこれが揚陸艇や輸送船の類であるなら、むしろその中身こそが重要であるという、なによりの証だ。
「総員、弾薬カセット装着!」
隊長の一声で、皆がウルトラガンの銃口に、サイレンサーのような物体を装着する。だがそのアタッチメントはその実、見た目とはまるで正反対の性能を秘めているのだ。
これこそが今回、ホークの砲爆撃にも耐えうる程の装甲を持つ敵兵器に対し、本来ならばより火力的に劣る筈の、歩兵による肉薄攻撃をわざわざ敢行しようという判断の根拠なのだから。
まずもって彼らの装備するウルトラガンは、アマギ渾身の設計により、拳銃サイズでありながら、レーザー由来の非常識な射程と威力を隊員達へ与えている。
しかし最近、このウルトラガンですら威力不足を痛感せざるを得ない事態が度々起こり、問題となっていた。
中でも特に顕著なのは、巨大生物や機動兵器に対するストッピングパワーの無さである。
そもそもウルトラ警備隊の発足理由は、星間戦争の激化にあり、仮想敵も宇宙人、つまり対円盤や対人戦を主眼に置いた装備が開発されていた。
たまたまウルトラガンが優秀過ぎた為に、巨大存在との地上戦にも遜色ない働きが出来ていただけで、本来はあくまでも対人火器でしかなく、現に等身大の敵と戦う際は、まだまだその強さを遺憾なく発揮し続けているものの、対象の大きさが数十倍となるにつれ、その加害能力も数十分の一へと低下していくのは自明の理。
だが、このレーザーと言うのが曲者で、直進性と弾着の速さからくる命中率の高さは魅力的なのだが、どうしても物理的な衝撃力に乏しい。
となると、特別外皮が厚かったり、感覚の鈍い一部の怪獣や、そもそも痛覚の無いU-TOM兵器などは、明確な弱点に当てない限りは、平気の平左で侵攻し続けてしまうのだ。
であるなら出力を上げようとすれば、発振器を大型化するか、特殊な細工をするしかなく、歩兵が携行可能で取り回しの良い大きさからは、どんどんかけ離れていってしまう……怪獣を怯ませようと思えば、それこそウルトラホークに機載されているサイズが必要となるわけで。
そこで原点に立ち返り、実弾兵装に活路を見出したのがこのカセットシュートである。
元よりウルトラガンには、アタッチメントバーナーやSMJ弾、麻酔弾などの付け替えによる拡張性がある事に目をつけ、数発打ち切り式のアタッチメント式実体擲弾筒を後付けする事で、歩兵の瞬間火力向上を図るというコンセプト。
いわゆるライフルグレネードの超火力版というべき本武装の完成は、やはりスパイナーやスペリウムといった、少量で激しい爆発力が得られる高性能火薬の開発によるところが大きい。
もしも今後、拳銃サイズの光線銃が再び対獣兵装として採用される事があるとすれば、それはレーザー側にスパイナーのようなブレークスルーを得られた時だろう。それくらい、現状出来うる最大限の対応策だった。
とはいえ、このカセットシュートにも欠点はある。
ひとつは実弾兵器の宿命とも言える残弾管理による継戦能力の制限。
そしてもう一つは……有効射程距離の短さ。
ただでさえ怪獣に効くような威力、つまり重量のあるグレネードを、それがより効力を発揮しやすい弱点……胸や顔まで飛ばさねばならないのだから、おのずと射点は目標のすぐ近くに限定されてしまう。
……ようするに、満足な威力と命中率を得る為には、暴れ狂う怪獣の足元へ、それこそ一歩間違えばそのまま踏み潰されかねない距離まで突撃せよという、命懸けの作戦を前提とした非常に危険な武器なのである!
とはいえ、その点に関しても、今回に限って言うなれば全くもって問題はない。
なぜならば……
「みんな、準備はいいな?」
「ハッ!」
「ではこれより、敵宇宙船へ接近、これを制圧する!」
「了解!」
かけ声ひとつでホークの機外へ、サッと飛び出す隊員達は、腕に自慢の猛者ばかりだからだ!!
「ゆくぞっ!」
「ゆくぞーっ!」
隊員たちは起伏に紛れ、宇宙船を半包囲しつつ接近していく……。
そんな中、ソガとアマギは、窪地の向こう側にチラリと何者かが身を隠すのを目にした。
「よし、見てくる」
「いや、待ちな……」
アマギが近付こうとするのを制し、ニヤリと笑いつつ、ピンと立てた人さし指を振るソガ。
「チッチッチ……落ち着きなよ、アマギセンセ」
彼はまず、仲間のウルトラガンに装着されたライフルグレネードを指さし、外すように指示して――流石にこの距離でそれを撃ち込めば、諸共吹き飛んでしまう――から、そのまま指をポーチへと突っ込み、何かのカプセルを取り出すと……
「そうれ!」
ソガが低性能爆薬を投げ込んだ先で、小さな爆発音と悲鳴が断続的に響いたかと思うと、紫の髪を振り乱した宇宙人が、慌てふためいた様子で立ち上がる。
その半透明の体は、まるで陽炎の中にいるかのように輪郭がぼやけており、青白い肌や落ち窪んだ眼下といい、これぞまさに昼間の幽霊と言うべきゴース星人の姿であった。
『なにさらしてくれとんじゃワレ』
「不意打ちってのはこうやるんじゃボケ」
奇襲をまんまと潰されたゴース星人は、怒り狂って何度も腕を振り上げたかと思うと、手に隠し持っていた何かを二人の方へなげつけた!
「危ないっ!」
しかし、不意打ちでもない真正面からの分かりきった攻撃に、そうやすやすとやられる警備隊ではない。
アマギが咄嗟にソガを押し倒し、その場から退避すれば、先ほどまで二人の立っていた場所に丸いバルーンの如き電磁カプセルが展開され、ふわふわと宙へ舞う。
あれでこちらを捕獲しようという腹積もりだったのか!
『ええいちょこざいな』
「させるかっ!」
「くらえっ!」
星人が次を投げ付ようとした瞬間、二人のウルトラガンが同時に火を噴いた!
『ぎぃえええっ』
一条の光に胸を貫かれたゴース星人は、もがき苦しみながらその場にバタリと倒れる。
「ソガ、大丈夫か?」
「ああ助かったよ」
「いや、お前が止めてくれていなければ、おれは今頃まんまと捕まっていたかもしれん。礼を言うのはこっちさ」
「だろうな……お前さんは、とっさのアドリブが効かないからね」
「……けっ、損した気分だ。さっきの礼を返してくれ」
むず痒そうに皮肉を言うソガを、渋面で助け起こしつつ、ビデオシーバーを起動するアマギ。
「隊長! 隊長!」
「どうしたっ!?」
「宇宙船の乗組員と思われる星人に攻撃を受けました! 奴ら、風船のようなもので、こちらを捕らえるつもりです! 注意してください!」
「なにっ!?」
「ちっきしょう、舐めやがってえ!」
キリヤマの隣で、敵がこちらを捕虜にしようと企んでいると聞き、頭に血が昇ったフルハシがエレクトロHガンを乱射する。
捕まえられるもんなら、やってみろという挑発だ。
勿論、宇宙船の周囲に伏兵がまだ潜んでいるかもしれないので、炙り出す為の準備射撃も兼ねてはいるが。
すると今度は、沈黙していた敵船の前方部分が展開していくではないか!
直ぐさまフルハシの射撃目標がそちらへ移り、他の隊員達もグレネードカセットで追撃した。
朦々と立ち篭める爆炎。
だが、その向こう側で何か巨大な存在が蠢いている!
「待て!」
やけどで真っ赤にびらんしたような表皮と、二つの顔という、生物としてはおよそ有り得ない特徴を持つ、まさに異形としか呼べぬ、恐ろしい怪獣が姿を現した!
双頭怪獣パンドンだ!
ついに悪魔の箱は開かれて、最後の災厄が解き放たれたのである!
キャリアの中で縮こまっていた身を伸ばし、その巨躯を思う存分暴れさせる為に怪獣が地上へ出れば、双頭の悪魔を相手に、隊員達の腕が鳴る。
「撃て!」
タイミングを合わせ、カセットシュートで、狙い撃ち!
『ギャッギャーーッ!!』
早速出鼻を挫かれたパンドンは、二つの喉から怒りの雄叫びを上げると、矮小な敵を二組の眼で睨み据えた。
……そう、睨み据えたのだ。
それは即ち、自分にそのような無礼を働いた者の姿を、すぐさま特定したという事である。
この怪獣は、宇宙においてもかなり珍しい出で立ちをしているが、それは単なる虚仮威しではなく、頭が二つあるという事で、明確なメリットがいくつかあった。
そのひとつが目の良さだ。
生物というのは一般的に、立体視をする際に、左右の眼球で見た映像に生じる角度差、いわゆる両眼視差によって対象物との距離感等を測っている。
ただ、両眼で生じる角度差など、目と目が相当離れていなければ、たかがしれている……ところを、この怪獣はなんと、双頭の前方側へ付いている目を両眼として扱う事で、通常の怪獣よりも2倍以上の視差を得る事ができた。
これにより、視界内で動く物体があれば、それが例え人間サイズであっても、かなり明瞭に捉える事ができるのだ!
勿論、斜め前方を向いた顔のそれぞれが、また通常の立体視野も持つため、立体視可能な範囲は脅威の前方180°にも及ぶ。
しかも、立体視の無い純粋な視野だけで言えば、後方側の瞳がそれを担当するため、真後ろ以外は殆ど死角が無いと言っても過言では無い。
肉食獣の如き動体視力を、草食獣並みの広い視野に適用する。それがパンドンの持つ強みのひとつだった。
『ギャッ、ギャッ!』
そして見つけた不届き者達へ……腹の底から沸き上がる、嚇怒の炎をそのまま叩きつける!
「うわあっー!!」
吐き出された灼熱火炎は、キリヤマ達の周囲にさっと燃え広がり、あっという間に紅蓮の檻で彼らを包み込んだ!
「バ、バイザーを下ろせ!」
「退避しろー!」
「だめだ、火の勢いが強すぎる!」
『ギャッ、ギャッ』
ソガ達が右往左往する様を見て、明確に気を良くするパンドン。
彼らが慌てふためいているうちにも、両側の嘴がまるで酸欠に喘ぐ亡者の如くパクパクと開閉し、その度に火炎が吐き出され、手当たり次第に着火していく。
これがパンドンの双頭による利点のもう一つ。
燃焼可能範囲の広さだ。
正面に火炎攻撃をする際は、わざわざ首を正面に向けなくてはならず、なんとも不格好に見えるだろう。
しかし考えるべきは本来、火とは燃え広がるものだという点であり、なにも直撃させる必要などない。
第一、目視可能な対象は、先ほど述べた通りの視力と持ち前の怪力を発揮すれば、いかようにも出来る。
この怪獣にとって腹立たしく、厄介に感じる相手というのは、物陰に隠れてコソコソと動き回る小さな獲物達であり……そしてそれらを蒸し焼きにして炙り出すには、炎がいっとう都合が良かったのだ。
故に、この怪獣が吐く炎は、あくまで歩兵用の範囲対地攻撃であり、始めから単一目標に対しての使用など考えられていないということである。
正面は、ただパンドンが練り歩くだけで無慈悲に踏み潰されていく事が確定しており、むしろその正面にいる敵が、左右に散らばらないように逃げ道を塞ぐ事が目的なのだ。
宇宙においても、火とは、破壊と蹂躙の象徴なのである。
投下地点を、徹底的に灰燼と帰す事だけを目的としてデザインされた、悪意の究極系の如き生物兵器。
それが、このパンドンという怪獣だった。
「助けてくれー!」
灼熱地獄が隊員達を苛む。
このままでは、いかに警備隊のユニフォームが簡易宇宙服として耐火性に優れていたとしても、限界が来る。
「アンヌ、ホーク3号で火を消すんだ。頼む!」
「OK!」
仲間のピンチに、ダンの判断は速かった。
すぐさまホークへ走っていくアンヌ。
彼ら二人だけは、敵船の後方へ回り込むルートをとっていた為に、パンドンの業火に巻かれずにすんだのだ。
だが、アンヌが飛び立つまでにも時間がかかる。
キリヤマ達が直面しているのは、なにも焼死の危険性だけでなく、その場から動けない事で、怪獣の進撃から逃れられない事が一番の問題なのだ。
ダンが胸元のウルトラアイを取り出そうとしたその時!
『待て! 変身してはいかん!』
再び脳裏に響くあの警告。
――だったら……いったい僕にどうしろと言うんだ!?
ぶつけようの無い怒りに、ウルトラアイを地面に叩き付けるダン。
――頼むアンヌ、早くしてくれ……でないと僕は……
一縷の望みにかけて、ギリギリまで状況を見極めようとするが……
そんな、人任せで踏ん切りの付かないダンの態度を嘲笑うかの如く、パンドンはついに持ち前の怪力で巨岩を高々と持ち上げた!
これで彼らを物言わぬ肉塊にしてしまおうと言うのだろう。
どうする……どうする……!?
隊長たちは炎に閉じ込められて、身動きが取れない。
パンドンは歓喜の雄叫びを上げながら、一歩ずつ進んでくる。
――変身さえすれば、彼らを助けられる。
仲間を庇うフルハシ。
――どうする。変身すれば……
逃げ道を探るアマギ
――だめだ。変身しては……
そして倒れる……ソガ。
――だめだっ! そんなことは!
「デュワッーッ!」
地面に落ちたウルトラアイに向かって、ついにダンは、その身を投げ捨てる事を選んだのだ!!
『ダァーッ!!』
眩い光がスパークし、迫る炎の向こう側から、太陽の輝きをその身に宿した、光の巨人が立ち上がる。
真紅の勇気と、白銀に輝く愛の煌めきを身に纏った、星の戦士の姿が、そこにはあった。
宇宙で一番優しい、愚か者の姿が。
【挿絵表示】
というわけで、いつものD×3さんから挿絵をいただきました!
ありがとうございます!!
頂いた絵の迫力と鮮やかさに恥じぬよう、できる限り強大な存在として描写を頑張ってみましたが、いかがだったでしょうか。
今回のページに関しては、早くこの絵を使いたいがために書き上げたまである。
貴方は原作『ウルトラセブン』を観たことが
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ある
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ない
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なかったが、本作をきっかけに視聴した。
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他昭和ウルトラシリーズは観ていた
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平成ウルトラシリーズは観ていた
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令和からだゼェェット!
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そんなにシンが好きになったのか(完全新規
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その他(感想欄かDMにでも)