転生したはいいが、同僚の腹パンが痛すぎる!   作:Mr.You78

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予約投稿ミスるとかあるあるかよ……


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みんな!! 見てみて!!
またD×3さんが挿絵をくださったんですよっ!!!

どのシーンか分かる?
分かりますよね~!!

武装して地上に出てきたパンドンと
パゴスがハッタリだけでネオパンドンを振り向かせる名場面ですよ!

遠近感バッチリかよ……

完結後もこうして未だに挿絵をくださるとは……作者は良い共犯者を持ったもんです。
最終章の当該シーンを差し替えました。

※注意

今話には、『ウルトラマンメビウス』本編及びストーリーに関する重大なネタバレが多数含まれております。

もしも今後、同作品を視聴予定かつ、初見時の驚きやワクワク感を大切にされたい方は直ちにブラウザバックし、ウルトラマンメビウス本編を視聴してからお読みになる事を推奨します。

いまさら気にしないぜという方は、どうぞお楽しみ下さい。


傷だらけの思い

 

「た、助けてくれぇ~っ!!」

 

隊員達が地下に急行すると、二人の男が悲鳴を上げながら、赤い影から逃げ回っているところであった。

 

「スザキ君! こっちに!」

 

「あ、アマガイッ!?」

 

「なんでもいいっ! オマエラはやくコイツをなんとかしろーッ!」

 

這う這うの体でこちらに転がり込んでくる男達。

 

彼らを背に庇うように、ミライ達が赤い影の前へ立ちはだかった。

 

すると、先ほどまで男達を弄ぶようにふわりふわりと宙を舞っていた幽霊は、ピタリと空中で制止したかと思えば……

 

『ケタケタケタ……』

 

耳まで裂けた口をこれでもかと吊り上げ、世にも悍ましい形相で嘲笑った。

ぱっくりと開いた口の中からは、ぞろりと生えそろった無数の牙がのぞき、獣の如き狂気を孕んだ瞳が、戦闘に立つミライの顔をピタリと睨み据えて放さない。

 

そして、はためく真紅の外套が翻ったかと思えば……

 

『……ぱぴゅうん』

 

どこからか飛んできた一筋の光に額を貫かれ、淡い緑の粒子となって弾けるように掻き消えた。

 

「消えた」

「……今のは……」

 

隊員達が、光線の飛来した方向を振り向けば……

 

「よう、危なかったな。ルーキーズ」

 

「参謀長!?」

 

ブルブル震える補佐官を腰に巻き付けたソガが、腕を真っ直ぐ突き出した格好のまま立っていた。

 

彼の右手にはトライガーショットとは別の、金と銀に輝く見慣れない銃が握られており、その先端からは熱せられた空気が蜃気楼のように立ち篭めている。

 

「……う、ウルトラガンだー!?」

「ウルトラガン?」

「ウルトラ警備隊の専用光線銃ですよ! え、え? 現物ですか!? まだ撃てる状態の物が残ってたなんて! 見せて頂いても……?」

「まあ、君になら構わんよ」

「うわぁー! やっぱり! 銃口が開いてない! これ、モデュレイトで使用されてた実弾仕様の方じゃなくて、地球防衛軍の設立当初に隊員達へ配られた正式採用モデルじゃないですか!?」

「そりゃそうだ。実弾撃つウルトラガンなんて、ウルトラガンじゃないからな。あんなのただデカいだけの拳銃と変わらん」

「……あっ! しかもこれ、発振器の根元が短く切り詰めてある! ってことは後期改良型の警備隊カスタムだぁ!?」

「お。詳しいね~! テッペイ君、そっちもいけるクチかい? 初期ロットは羽根が手首と干渉して狙いにくくてなぁ……」

 

興奮した様子のテッペイと、なにやらマニアックな話で盛り上がり出したソガを、困り顔のリュウ達が取り囲む。

 

「ちょっと待ってくれよ参謀長。まだアレの正体も分かんねぇウチから攻撃するなんて……」

「そうです、近くに民間人もいるんだし、あの状況で誤射なんてしたら……」

 

「判断が遅いっ!!」

「ええっ……?」

 

至極真っ当な意見を一喝で撥ね除けるソガ。

 

「敵の前で腕を広げて悠長に突っ立ってるなんて、先に攻撃してくださいと言ってるようなもんじゃないか! おや、怪しいな? と感じたらすぐに撃つ! 変だな? と思ったらまずは撃つ! いろいろ躊躇する暇があったら先に撃つ撃つ撃つっ!! 侵略者との戦いでは、その0コンマ4秒の差が、君らの生死を分けるんだ! 相手の正体や目的なんてな、いっぺん撃ち殺してから考えればいいんだそんなもん!」

 

「め、滅茶苦茶だ……!」

「さっきは微笑みがどうとか、優しさがどうとか言ってたのに……!」

「嘘だろセニョール……」

 

あまりの豹変ぶりに、困惑を隠しきれない様子の隊員達。

 

「私が言ってるのはな、ちゃんと話し合いの出来る余地があって、こっちを害そうとする意思が無い相手の事だ! さっきのは見るからに敵意剥き出しだっただろうが!」

 

「どうか分かんねぇじゃねえか! さっき宇宙が広いって教えてくれたのは、他でもないアンタだろ!」

「ん? ……ああ、そういうこと。確かにその考えは大事だが、今回に限っては必要ない。今の奴はノーバだ。そういう配慮の通じる相手じゃないぞ」

「……ノーバ?」

「それって円盤生物の?」

「あとで検索してみな」

「なんでそんな事が分かるんですか?」

 

不思議そうな若者たちに向けて、ソガは力強く断言した。

 

「んなもん見たら分かるだろう! 赤いてるてる坊主が人を襲って愉しむなんて、ノーバ以外有り得ない!」

「すごい決めつけだ……」

「暴論すぎる……」

「……ねえちょっとミライ君。もしかしてソガさんが敵を言い当ててたって話、こういう毎回の決めつけが、たまたま2回くらい当たってただけじゃないの?」

「うーん……兄さんの話では、そんな感じじゃなかったんですけど……」

「そんな事より……」

 

「スザキ君! 大丈夫だった!?」

「アマガイ……ありがとう……」

 

足元でへたり込む男へ、心配そうに声をかけるコノミ。

彼は最近()()()()再会した幼なじみであり、このあと友人であるらしい人物と一緒に面会する予定だったのだ。

 

その為に基地を訪れたところへ、ちょうど赤い幽霊と遭遇してしまったのだろう。なんとも不運な男である。

 

そして一緒に逃げていたのが、彼の言うその友人だと思われるが……

 

「あれ? もう一人は?」

「本当だ、いない。いつの間に……」

「怖くて隠れちゃったのかな……?」

「友達を置いて一人で逃げちまうなんてな」

「いや、あいつは……なんでもない。気にしないでくれ。そのうちひょっこり出て来るんじゃないかな」

「そう? 無事に逃げてくれたならそれでいいけど……」

 

そのとき、基地に警報が鳴り響き、隊員達のメモリーディスプレイに着信が。

画面上のミサキ女史が告げる。

 

『東ヒメヤマ山中に、異常な電界を捕捉。怪獣出現の可能性があります。調査に出動してください』

『みんな聞いたな? GUYS.sally go!』

「「G.I.G!!」」

「おお……なまサリーゴーじゃん」

 

「スザキ君、ごめん……私行かなきゃ」

「アマガイ……俺っ……!」

「彼らの事は我々に任せたまえ。さあトリピー、マルさん。あすこを捜せ!」

 

――――――――――――

 

リュウ、ミライ、ジョージ、マリナの四人がガンフェニックスで現場に到着すると、河川敷から赤い雲が立ち上っていた。

 

「こっちでも異常が目視できた。電界ってのはあれか」

『間違いありません! レーダーの反応とも一致しています! ……あれ? ここって……』

『あっ! 雲の中から巨大な生体反応を検知! 皆さん! 気をつけて下さい!』

 

テッペイの警告と同時に雲が晴れてゆけば……

 

「……なんじゃありゃ」

 

リュウが唖然とした様子で言葉を漏らす。

 

無理もない。雲の中から現れたのは、赤くて巨大なてるてる坊主としか言い様がない存在だったからだ。

子供の落書きをそのまま実体化させたとしか思えない、あまりにもシュールな姿に、思わず言葉を失う隊員達。

 

だだし、その中でテッペイだけは別の意味で驚愕していたが。

 

『……本当にノーバだったなんて……』

 

『ありました! ドキュメントMACに同種族確認! レジストコード、円盤生物ノーバ! 第二次怪獣頻出期に街を襲った、宇宙怪獣です! 当時の防衛チームがかなり苦戦したと記載されています!』

 

コノミが語ったアーカイブドキュメントの内容は、とても眼前の怪獣のものとは思えないが……

 

「えっ? あんなのに?」

「なんか、とぼけた顔してるわね……」

 

『……みんな! 見た目に騙されるなっ!!』

 

そこへ通信ごしに飛び込む警告の声。

 

『円盤生物は人の心を弄び、深い絶望と怒りを啜って生きる悪魔の如き奴らだぞ! 一見どれも丸っこくて弱そうなフォルムをしちゃいるが、それはこちらを油断させる為の擬態に過ぎない! その本性は残忍で冷酷!! 単なる暴力だけではなく、弄した策に相手を陥れては悦ぶような、狡猾な知能をあわせ持っているんだ!』

 

「なるほど、セニョールがそう言うなら、そうなんだろうな! とんでもない奴らだぜ!」

「言われてみれば確かに、だんだんホラーチックに見えてきたわ……!」

「とにかく、アイツがさっきの赤いてるてるお化けの親玉ってことか!」

 

『ノーバの主な武器は、長いムチ状の触手と口から吐く赤い神経ガスだ! なるべく距離をとって戦え! 不用意に近付くと、目からのレーザーで撃ち落とされるぞ!』

 

「「G.I.G!」」

 

「そういう事なら、同時攻撃で一気にカタをつけるぜ!」

「いくぞ! ガンフェニックス、スプリット!」

 

ガンフェニックスは巡航形態を解き、ガンウィンガーとガンローダーの2機に分離して戦闘態勢へ移行した。

 

各々の機首が、ムチを振り回して暴れるノーバのつるりとした頭部を正確に狙う。

 

「ウイングレットブラス……」

「バリアブルパル……」

 

『……待ってくださいっ!!』

 

だがタイミングを合わせた一斉攻撃に、通信機から響く制止の悲鳴。

 

「なんだ! コノミ!」

「せっかくのチャンスを!」

 

『皆さん! 攻撃は待って下さい! いくら探しても、そのポイントがデータベースに登録されてないんです!』

「なに? どういう意味だ?」

『……まさか!』

 

そこから導き出される答え。

 

『……そこは、怪獣広場じゃありません! ただ、もとから広いだけ!』

 

「それがどうしたってんだ!? 周囲に被害が出ねぇなら、別に怪獣広場じゃなくたって……」

 

『……違うんです! そこは……()()()()()()なんですっ!』

 

「……なんだとっ!?」

「記念公園って……コノミちゃんが遠足で行ったっていう……!?」

 

メンバー達は、彼女の言わんとする事を瞬時に理解し、その重大さに気付いてしまった。

 

「という事はつまり!」

「今日も人が来てる可能性が!?」

『あの時も、私達以外に小学生や中学生の子達がたくさん来ていました!』

「まだ逃げ遅れた奴がいるかもしんねぇってことか……!」

 

であるならば、今この瞬間に攻撃するのはまずい。

着弾の余波や、痛みで怪獣がより激しく暴れる危険がある。

 

「着陸しましょうリュウさん!」

 

「ジョージ、マリナ! お前らはガンローダーで上空から牽制してくれ! 俺とミライが行く!」

 

「それならこっちが……!」

 

「確認が終わるまで、どっちみちスペシウム弾頭弾は使えねえんだ! ヤバくなったらブリンガーファンで敵を押し返せるだろ!!」

 

「リュウの言うとおりよ。ここは二人に任せましょ」

 

「……頼むぞ!」

 

――――――――――――

 

ガンウィンガーを降りて二人が急ぐと、ジャケット姿の男性が声を張り上げながら園内を走り回っていた。

 

「トオルくぅーん! トオルくーーんっ!!」

 

「おいアンタ! こんなとこでなにやってんだ! 早く避難してくれ!」

 

「ハッ! ……GUYSの方ですか!? 良かった!」

 

リュウとミライの姿を認めると、男は肩で息をしながら必死の形相で縋り付いてくる。

 

「私、桜ヶ丘中学で教師をしている者です! 子供が一人、見当たらなくて……!」

 

「なんだって!? アンタんとこの生徒か!?」

 

「いえ、ウチは生徒も教諭も全員シェルターに避難できたんですが、他の小学校の子がはぐれてしまったらしく……低学年の男の子だと言うんですが……!」

 

「なんですって……! あ、危ない!」

 

そのとき、大量の瓦礫が三人の付近へ飛んでくる。

ミライが男性教諭を庇いながらそちらを向けば、なんとか敵の注意を逸らそうと、ガンローダーがノーバの周囲を飛び回っているのが見えた。

 

しかし、武器が使えないのではそれも限りがある。

今のはノーバが戦闘機をはたき落とそうとして、振り下ろしたムチが地面を抉ったのだろう。

 

「……ああクソ! とにかく、子供の事は俺たちに任せて、あんたら一般人は早く退避してくれ! 今ので分かっただろ! ヘルメットも無しじゃ死んじまうぞ!」

 

「し、しかし……!」

 

「先生、僕たちを信じて下さい! みんなが自分の持ち場で精一杯頑張るから、僕らは戦えるんです! 先生には先生にしか出来ない事があるはずです!」

 

「そうだ! 生徒達の不安を安心させてやるのが、あんたの仕事だろうが!」

 

「……そうか、矢的先生も一所懸命って……わかりました。すぐに連絡網を回します。その代わり……その子の事をどうか……お願いします!」

 

男性教諭がトランシーバーを取り出しながらシェルターへ向かうのを確認するなり、素早く怪獣へ向けて駆けだすミライ。

 

「……オイ! ミライ!」

 

「リュウさん! その子の事を……頼みました!」

 

本当ならばミライとて、いち早く子供を見つけてやりたい。

しかし……彼にも、彼にしか出来ない事があるのだ。

 

(ここは……人類が自らの過ちを見つめ直す祈りと、未来への願いが込められた場所……!)

 

ミライが胸の前で左の拳を握り締めると、その腕に結晶体のついた紋章の如きデバイス……メビウスブレスが現れる。

 

すると何かに気付いたのか、ノーバはガンローダーから興味を失ったように視線を外すと、自分に向かってくる小さな人影へと火球を吐き出してくるではないか。

 

ミライの周囲が爆ぜ、吹き散らされた黄色い花びらが火炎に舞う。

 

しかし彼は少しも怯むことなく、その爆風の中をひた走った。

 

(そしてここは……悲しみを背負った魂達が、安らかに眠れる大切な場所なんだ……!)

 

走り込みながら、腕の結晶体に右手を重ねて勢い良く弾けば、石から光の粒子がとめどなく溢れ出し、眩い輝きが無限の軌跡を形づくる。

 

「これ以上……荒らさせたりは、しないっ!」

 

そして彼は、光に包まれた左腕を、天高く突き上げて心の底から勇気を叫ぶのだ!

 

「メビウゥゥゥゥゥゥゥゥス!!!」

 

きらめく粒子が地表を奔り、まばゆい輝きが巨大な人の形となって、振り回される赤いムチを受け止める!

 

『セイッ!』

 

そのままチョップがノーバの首元を打ち据えた。

たたらを踏んで後退した怪獣に、いつもの構えをとる光の巨人。

 

『セヤッァ!!』

 

「メビウス!」

 

「来てくれたか!」

 

『ハッ!』

 

メビウスが続けてノーバに組み付こうと接近するが……

 

『ギャオオン!!』

 

その姿に似つかわしくない、低く野太い叫びでテルテル坊主が吼えると、口から真っ赤なガスを吐き出した。

 

『ヘハァッ!?』

 

真正面から毒ガスをくらい、悶え苦しむメビウス。

それどころか……

 

『ギャオオン!』

 

「なんだ、急に暗く……これは、雨……!?」

「この雨……赤いわ!」

 

ノーバがその場で回転しながら、空中に赤いガスを散布させると、途端に分厚い雲が呼び出され、血のように赤い雨が辺りに降り注ぐ。

 

「……ッ!? 待って! ローターの回転が落ちてる……与圧系に異常!?』

「ただの色つきジュービァじゃねえって事か!」

 

『マズい! その雨から、微量ですが有害物質を検知! ノーバのガスが溶けこんでいます!』

 

――――――――――――

 

ヘルメットに、仲間たちの通信が聞こえてくる。

 

『あの赤いガスが、雨になってるってこと!?』

 

『ガンローダーの機体表面に付着した液体から、主成分を特定しました!』

 

『……これは、宇宙ケシの実に含まれる、幻覚作用物質と組成が酷似しています! タールのように粘性があるだけでなく、大量に摂取すれば、精神に異常を来す恐れが!』

 

「……んなもん、子供が生身で浴びたら……!!」

 

急変する事態に、焦りを募らせるリュウ。

 

「おおぉぉい! どこだぁー!? 返事しろぉー!!」

 

しかし、いくら園内を探しても子供の姿など見えず、得意の銅鑼声を張り上げても、声が返ってくる事はない。

 

ふと周囲のベンチや花畑に目をやれば、飛んできた瓦礫によるものと思われる、生々しい破壊の爪痕が多数残されており、どれもが元の美しかったであろう姿とはかけ離れた状態を晒していた。

 

まさか……もう既に……

 

ちらりと頭をよぎる可能性に、リュウの背筋を冷たい怖気が走る。

 

……その時。

 

『……ケテ……! タッケ……テェ……!』

 

どこからか、微かにではあるが、助けを呼ぶ甲高い声がした。

それは胸の張り裂けるような、悲痛な叫びのようで。

 

「……そっちかっ!」

 

もしかすると気のせいかもしれない。

現にすぐ近くでは、ノーバを押し留めようとメビウスが必死の抵抗を見せており、この騒音の中で、何かの破砕音を聞き間違えたのかも。

 

それでもリュウは、一縷の望みにかけて、雨と礫の降りしきる中を全力で走った。

 

しかし……

 

「……くそっ……いない……!」

 

やはり錯覚だったのか。

こんな事ならば、機体特性よりも感覚の鋭さを優先してジョージやマリナに任せるべきだった……

 

あくまで普通の範疇でしかないリュウの視界に入るのは、いくら見渡しても、薙ぎ倒された木々や破壊された像ばかりで、子供の姿など……

 

そんな彼の脳裏を、コノミの声がよぎる。

 

《……慰霊碑も花畑の隅っこにひっそりあるだけで、子供たちが見つけなかったら、私も気付かずに素通りしちゃいそうでした……》

 

「……隅にひっそり……大人が気付かない……慰霊碑……!」

 

まさかと思い、花畑の中へ踏み入っていくと……

 

【人類   と科  傲慢の めに んだ犠 者 魂 ここ  る】

 

枝が折れ、すっかり生皮の剥がれてしまった木の影に、隠れるようにしてソレはあった。

 

碑文は劣化によるものか、はたまた戦闘の影響か、表面がところどころ削り取られてもはや読めず。

 

鋭角を組み合わせたような小さな像も、辛うじて鳥か何かを抽象化したものであろう事は窺えるが……高さはリュウの膝辺りまでしかない。

 

そんな、ささやかな石碑の裏を覗き込めば……

 

「うっ……ううっ……」

 

そこに小さな男の子が、蹲るようにして泣いていた。

 

「大丈夫か!! ……怪我してないか!?」

 

「こわい……」

 

ひとまず意識はある。

鬱蒼と茂った葉や傾いた像は、彼の姿を大人の目から隠してしまっていたが、その代わりに赤い雨も遮ってくれたらしく、あまり衣服も濡れていない。

 

「……こちらリュウ! 逃げ遅れてた子供を発見した! ひとまず無事だ!」

 

『でかしたぞ!』

 

『避難場所へのルートをガイドします!』

 

「……あっちか……」

 

しかし合流ポイントは遠く、ここから移動する為には豪雨の中を突っ切っていくしか……

 

悩んだのも束の間、すぐに先ほど聞いた隊長の言葉を思い出すリュウ。

 

「そうだ、テッペイ! 俺たちの制服! この雨にも効果あるんだよなっ!?」

 

『はい! 数十分程度ならまったく問題ありません!』

 

「よっしゃあ! なかなかいい仕事すんじゃねぇかよ……補佐官!!」

 

リュウは躊躇う事無く自らのヘルメットへ手を伸ばすと、その留め具を外し、いきなり目の前の幼い頭へ被せた。

 

さらに隊服の上着も素早く脱ぎ捨てて、黒いタンクトップ姿になると、サイズが違いすぎてぶかぶかなソレを、強引に男の子へ着せていく。

 

「悪りィ。ちょっと汗臭ぇかもしんねえけど、少しの間だけ、我慢してくれな」

 

リュウは、ぐすぐすに隙間の空いたヘルメットを外からポンポンと叩き、泣いている子供を負ぶさってやる。

 

そうして勢いよく立ち上がった彼が、ふと足元を見れば……先ほどまで子供のいた空間だけが、周囲からまるで切り取られたように、綺麗なまま残されているのだと気付く。

 

他の地面には、飛んできた石がバウンドした時についたと思われる直線状の深い溝が何本も刻まれ、抉り出された茶色い土の色を無惨に晒していたし、雨や爆風の影響で花壇の植物達は軒並み薙ぎ倒されてしまっていた。

 

本来であればこの慰霊碑も、背の高い草に囲まれて、もっと目立たず気付き難い存在であっただろう。

花々が散ってしまった今だからこそ、こうしてリュウにも見つけられるようになっただけで。

 

ではなぜ、このごく狭いスペースだけが無事で、今も黄色い花が生き生きと咲いているかと言えば……慰霊碑の像を見ればすぐに答えがわかった。

 

三角や台形で出来た石の鳥は、元は大空へ羽ばたこうと腕を広げていたのだろうが、いまや右の翼が根元からごっそりともぎ取られ、その胸元には、明らかについたばかりの真新しい引っ掻き傷が痛々しく残されている。

 

像の後方には、下手人らしき割れた石がいくつも転がっており、大きいものではなんと大人の握り拳ほどのサイズもあった。

 

……それでも、背負った子供はひどく怯えてはいたものの、その体には傷ひとつ見当たらない。

 

「そうか……」

 

その事実を認めたリュウは、誰に言うでも無く、ただぼそりとだけ独りごちた。

 

「……安心しろ。この子は俺がキッチリ連れ帰ってやる」

 

返ってくるのは背中に担いだ男の子の啜り泣きだけ。

 

ただの像はひっそりと変わらずその場に佇むのみで、顔の窪みに溜まった赤い雫が一滴すべり落ちるだけだ。

 

 

でも、独り言にはそれで充分だった。

 

 

『ギャオオオン!』

『セヤアッ!』

 

すぐ傍で怪獣の悍ましい咆哮が響き渡る。

 

すると、背中に感じる小さなぬくもりが、ギュッと身を縮こめて震えるのをリュウは感じた。

 

「――……ひとつッ! 腹ペコのまま学校へ行かぬことッ!!」

 

すると、急な大声にビックリしたのか、男の子が顔を跳ね上げる気配がする。

 

それでも、リュウはそれをまったく気にしていないかのように振る舞いつつ、声を張り上げながら駆けだした。

 

「ひとつ! 天気のいい日に布団を干すことッ!!」

 

『ギャオオオンッ!!』

 

再び降り注ぐ恐怖の叫び。

小さな体を支える掌に、またしても柔らかなふくらはぎの強張りが伝わってくる。

 

それでも。

 

「ひとぉおつッッ!! 道を!! 歩く時にはぁーっ……! 車にぃ!! 気をつけることぉおっーーッ!!」

 

それに負けじと、もはや怪獣に怒鳴り返す勢いで腹の底から声を出す。

 

「おじさん、怒ってるの……? ごめんなさい……」

 

「ちげえよ。お前に、じゃ、ない。あの……バカな、てるてる野郎に、だっ!」

 

「いまの、なぁに」

 

「おいおい、知らねぇ、のかよ。ウルトラ、五つの、誓い……だぜ! 一緒に、覚える……ぞ! そんで、あの、バカ野郎に、教えて……やんだ!!」

 

リュウの頬を、赤い雨がしとどに濡らす。

息が上がり、体温が奪われていく。

 

それでも彼は、そんな辛さなど全く感じさせずに、大きく声を張り上げるのだ。

 

「ひとぉおぉつ! 他人のー! 力をーッ! 頼りにしないことぉおおっ!!」

 

恐ろしい叫びを掻き消してしまえるように。

 

その為の篝火を――小さな心へともせるように。

 

――――――――――――

 

『ひとぉつ! 土の上を、裸足で走り回って遊ぶことーっ!』

 

「ちょっと、なんなのさっきから! リュウ! アンタ今なにしてんの! 返事しなさいっ!」

 

「これ、いっつもアイツが言ってるウルトラ五つの誓いだろ……なんか息切れしてないか?」

 

すると今度は通信に、幼い子供の声による復唱が入り込んでくるではないか。

 

「もしかして……! 子供を抱えて走ってんのか!」

 

「だとしても、現在地が分からないと援護出来ないじゃない!」

 

恐らく、両手が塞がって通信どころではないのだろうが……それでもヘルメットの機能で返事ぐらい出来そうなものを。

 

「くっそ……どこだ……ッ!」

 

流石のジョージも、粘つく雨がキャノピーの視界を覆ってしまい、地表の様子をうまく捉える事が出来ないのだ。

 

そんな時。

 

『勲章の信号を拾えっ!』

 

「なんだセニョール、こんな時に! 勲章?」

 

『さっき渡しただろう! 確かリュウはその場で付けていたはずだ! あれには、簡易的にだが……発信機能を持たせてある!』

 

「なんだって!?」

 

「……本当だわ! 微弱だけどレーダーに反応が……三時の方向っ!」

 

「……ッ! 見つけたッ!」

 

大まかな地点さえ分かれば、あとは驚異的な視力が、園内をひた走る人影をしっかり捉えて放さない。

 

「マジかよ……リュウの奴、自分のユニフォームを子供に被せて、半裸のまま走ってやがる!」

 

「ああもう……ッ! 本ッ当に無茶ばっかりしてぇ!」

 

苛立ちまぎれのマリナが、それでも素早く計器の状態をチェックして、仲間を救うべく提案する。

 

「ジョージ! ブリンガーファンでこの雨を吹き飛ばせないかしら!? サドラの時みたいに!」

 

「……ああ、やってやろうぜ! ……隊長!」

 

『頼むぞ! メテオール、解禁!』

 

「パーミッショントゥシフト……マニューバーッ!」

 

―― Meteor! ――

 

ジョージが操縦桿横のレバーを押し込めば、差し込まれていたメモリーディスプレイの画面に大きく60が表示され、すぐさまカウントダウンが始まった。

 

途端に機体から黄金の粒子が溢れ出し、隠されていた真の姿を表す翼。

 

露出したガンローダーの巨大なファンが、力強く回転数を上げていく……

 

「ブリンガーファン、ターンオン!」

 

「くらえ! ぺンチレーション・ボルテクサー……ブリードアップッ!!」

 

ブリンガーファンから紫電を纏った竜巻が、凄まじい勢いで噴射され、赤い雨と分厚い雲を吹き飛ばした!

 

「……やった!」

「ブエノッ! 今だ! やっちまえメビウス!」

『シェア……!』

 

毒の豪雨に晒され動きを鈍らせていたメビウスが、その声にふらつきながらも立ち上がり、ガンローダーに頷きを返す。

 

そしてメビウスブレスへ手を翳し、力強く結晶を弾いた!

 

噴き出したエネルギーが手首に纏わり付き、その状態で両の腕を大きく弧を作るように掲げれば、彼の手元に光の渦が集まってくる……

 

輝く粒子は、彼の頭上に無限の軌跡を描き出し……

 

『テヤアッ!!』

 

十字に組んだ両手から放たれるは、必殺のメビュームシュート!!

 

 

黄金に輝く光の帯は、狙い違わずノーバの口へ吸い込まれていき、悍ましい円盤生物の頭部をこれでもかと膨張させていき……

 

 

次の瞬間。

 

 

『……ぱぴゅうん』

 

 

「……えっ!?」

 

 

緑の粒子となって、虚空の中へと跡形も無く霧散してしまった……

 

――――――――――――

 

 

「……消えおった」

 

地下駐車場で、マルの持つメモリーディスプレイを覗き込んでいたトリヤマ補佐官が、呆然とした様子で言葉をもらす。

 

今まで、メビウスがあの光線で数々の敵を屠ってきたのを、補佐官はこの目で何度も見てきたが、その後は激しい爆発と共に怪獣の肉体が四散していたはず。

 

肉片処理や汚染除去の手配も自身の管轄な為に、補佐官はよくよくそれを知っていた。

 

だが……今の怪獣の消え方には、どうにも拭い去れない違和感と、なにより既視感がありすぎる。

 

光線に耐えられなくなり、はち切れたというよりはむしろ……

 

その時、辺りに恐ろしい叫び声が響き渡る

 

『ギャオオオン!』

 

同時に補佐官達は、自分達の立つ地面が激しく揺れるのを感じ取った!

 

鳴り響くエマージェンシーコール。

 

「な、何事だ!?」

 

『そんな……ノーバ出現ッ!! この基地の目の前ですぅっ!』

 

コノミの絶叫が、あまりにも有り得ない状況を物語る。

 

「なんだって!? 怪獣はたったいまメビウスが倒したんじゃないのか!? それがどーしてこんな離れた場所にっ!?」

 

『……そうか! 今のはマケットノーバだ!』

 

ディレクションルームで何事かに気付いたテッペイが、悔しげに頭を掻き毟る。

 

「マケットノーバ?」

 

『ノーバはリムを構成する為の高エネルギー分子ミストを奪い続け、巨大な分身が作れるまで溜め込んだ……』

 

「つまり?」

 

『今メビウスが戦ったノーバは……囮という事です』

 

先ほど感じた既視感。

あれは、活動限界を迎えたマケット怪獣が消える際に残す、分子ミストの光だったのだ。

 

―――――――――――――

 

『こいつが本体か……』

 

「裏をかかれた!」

 

『うわ、しまった……そういやそういう話だっけか? この歳になると、どうにもいかんなぁ……』

 

「チクショウ! オレたちやメビウスを基地から引き離すのが目的だったのか! 舐めた真似しやがってぇ……! 戻るぞ!」

 

幸い、今はマニューバモード中。

残りの30秒でかっ飛ばせば間に合うかもしれない。

頭に血が昇ったジョージが、操縦桿を倒そうとした……その時!

 

「待って!! 何か来る……!」

 

耳に手を当てたマリナが警告しながら神経を研ぎ澄ますと……

 

「ッ! ジョージ! 避けて!」

 

「うおっ!?」

 

突如として、上空から無数の火球や光弾が降り注いできた。

 

卓越した動体視力によってそれらの軌道を見切りながら、ファントム・アビエイションがもたらす航空力学を無視した常識外れの高機動能力を駆使する事で、大量の攻撃を捌いていくジョージ。

 

機体が置き去りにした残像を、次々に赤桃色の敵弾が貫いていくが、ガンローダーには擦りもしない。

 

しかし、火球群の狙いはガンローダーではなかった!

 

『シェアッ……!? ヘヤッー!?』

 

メビウスの立つ地面に、攻撃が雨あられと着弾し、爆炎と衝撃が彼を苛み、その場に縫い止める。

 

「メビウスッ!?」

 

ガンローダーの中で、ジョージやマリナがハッと振り向くも、その脇を巨大な影が悠々と、しかし凄まじいスピードで抜き去っていった。

 

「今のは……っ!?」

 

「怪獣!?」

 

そして、ふらつくメビウス目掛けて急降下!

 

『ガオオオッ!!』

『へ!? ヘアッー!?』

 

落下してきた怪獣の突進を、メビウスは受け身も取れぬまま、真正面から食らってしまう!

 

もんどり打って倒れる二体の巨像。

 

光の巨人を引き倒した怪獣が身を起こし、勝ち鬨のように咆哮をあげる。

 

全身を覆う青く硬質な鱗、長大な尾の先端は刺刺しい棍棒のように肥大化し、鋭く生えそろった爪は人差し指のみ特に長く鋭い。

そして頭部からは、鉈の如き巨大な一本ヅノがニョキリと伸び、その顔貌はまさに、地獄の悪魔かと見紛うほどに凶悪で恐ろしい。

 

その強烈なインパクトを発する怪獣の姿を、若きGUYS CREW達が決忘れるはずもない。

 

「あいつは……ケルビムッ!?」

 

「なんで奴が!? また卵が孵ったのか!」

 

『そんなはずはありません! 最初に飛来したケルビムが産み落とした卵はあの一個だけだったはずです!』

 

「じゃあ、また宇宙から来やがったんだな!?」

 

「よりによってこんな時に来なくても……! 間の悪い奴は嫌われるわよっ!」

 

『いや……偶然じゃない』

 

『あ、ちょっと隊長!!』

 

「メビウスから離れやがれ!」

 

メビウスを援護しようとブリンガーファンを準備するジョージだが……

 

「危ないッ!」

 

横合いから飛んできた光線が、ガンローダーの攻撃姿勢を阻害した。

 

咄嗟の回避が間に合い撃墜こそされなかったものの、絶好の機会を潰され舌打ちするジョージ。

苛立ちに塗れた瞳が、不躾な邪魔者の姿をハッキリ捉える。

 

「なんだ……円盤!?」

 

鋭角なフォルムを呈す漆黒の宇宙船が、機体中央にある真っ赤な結晶体から赤桃色の光線を放ちながら、ガンローダーと交叉する。

 

『……指……メ……抹……』

 

「なに、これ……日本語……? あの円盤、何か喋ってるわ!」

 

『……ビンゴ! 流石マリナさん! その円盤から、何らかの電波がケルビムに向けて発信されています!』

 

「コイツがケルビムを連れてきやがった犯人かっ!」

 

マニューバモードを発揮していられるのも残り僅か。

 

その間にせめて円盤だけでもと、常識外れの機動力で機首を180度回頭させ、敵に追い縋るガンローダー。

 

トップアスリートである二人ですらも、気を抜けば失神しかねない殺人的な加速の中で、体を抑えつける強烈なGに歯を食いしばって耐えると……チャンスは来た。

照準の中央に敵を捉えてロックオン!

 

「バリアブルパルサー!」

 

「ダブルランチャー!!」

 

ジョージとマリナが阿吽の呼吸で全力射撃を撃ちかけるも……

 

「……嘘ッ!? 今のを避けた!?」

 

「こっちはマニューバモードだぞ! なんで追い付けねぇ!」

 

真後ろからの2連撃に、ひらりひらりと木の葉の如き華麗な回避を見せつける敵円盤。

 

それどころか、くるりと小さく宙返りすると、こちらに猛烈なヘッドオン射撃を仕掛けてくるではないか!

 

「くそっ! なんだその動き! あのパイロット……只者じゃないぞ!」

 

『いや、違う……! お二人とも! 気をつけてください! 敵はただの円盤じゃありません!』

 

『なぜそんな事が言えるんだね!?』

 

『機体から巨大な生体反応が検知されるからです。この円盤は……生物です……!』

 

「何ですって!? 生きてる円盤!? じゃあ……!」

 

「コイツも円盤生物か……!?」

 

マリナ達が慄くと同時、画面上のカウントダウンが00を示し、無情にも活動限界を告げる。

 

その翼から黄金の輝きを失い、みるみる速度を落としていくガンローダー。

 

すると敵円盤は、まるでそれを見計らったかのようにガンローダーを大きく引き離すと、雲の上へとどんどんと上昇していく。

 

そして太陽を背に、ピタリと制止したかと思えば……

 

「まさか……!」

 

「変形した……だと……!」

 

円盤の下部から巨大な体が、バネ仕掛けのように勢いよく飛び出し、逞しい四肢を見せつけるように落下していく。

 

 

強靱な二本の足で、大量の土砂を巻き上げながら着地したその影は、ゆっくりと上体を引き起こし……真っ赤な単眼に不吉な光を湛えつつ、その言葉を発するのだ。

 

 

 

 

指令、ウルトラマンメビウス……抹殺

 

 

 





メビナビ!

ノーバは、1975年に登場した、円盤生物の一体。赤い雨で人々を狂わせ、街を大混乱に陥れた。それでも最後は、MACのモロボシ副隊長の援護と、ウルトラレオノックで倒されたんだ!

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  • 保安官
  • 補佐官
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