戦争狂じゃないんです!!(リメイク版) 作:ベーコンエッグトースト
そうでない方はお久しぶりです......
ワタクシ、ベーコンエッグトーストと申します
度重なるガバと、それに伴った「軌道修正の出来ない」物語の歪み、更には週一投稿をキープしようと試みた結果日に日に雑になっていく小説にやる気をへし折られてから早2ヶ月...
全ハーメルン読者達よ、私は帰ってきたァ!!
HELLSINGを読んだ方も、そうでない方も楽しめるよう創意工夫を凝らした(つもり)です(笑)
それでは、本編をどうぞ!!
知らない廊下だ......ああ!!待って待って!!!!!ちゃんと話すからページを閉じないで!!
よしよし戻ってきたね...?
.....さっきさぁ... (回想中)
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(俺の名前は斉藤 和也、彼女いない歴=年齢の35歳!......自分で言ってて悲しくなってきた...)
そんな孤高を愛する俺は最近とある漫画にはまっている。
紅いロングコートにテンガロンハット、サングラスをかけた男が不敵な笑みを浮かべている表紙絵が特徴の漫画───『HELLSING』
2000年代初頭のロンドンを舞台に、対吸血鬼専門の特務機関「HELLSING機関」とそのHELLSING機関の使役する最強の吸血鬼アーカード、吸血鬼化したナチの残党勢力「ミレニアム大隊」、ローマ・カトリックヴァチカン教皇庁より派遣された「第九次空中機動十字軍」、が三つ巴の闘いを繰り広げる漫画である。
きっかけは本当になんてこともなかった。
ただ当時ハマっていた別の漫画とのクロスオーバーMADを見て興味を持ち書店にて手に取ってみたのだが...読み進めるにつれて少しづつ作中の世界観へと引き込まれていった。
作中の登場人物達の信念、狂気、思い、信頼そういった部分に引かれ俺はすっかりHELLSINGにはまりこんでしまった。
あの日俺は会社帰りにDVDのレンタル店へと足を運んでいた。
ファンの皆さんからは不評の声が多かったもののHELLSINGファンとしてはTV版も観ておこうと思ったからだ。
雨が降っていたが家も近かったこともあり、「あぁ、降ってるな」という程度の認識でそのまま帰路につこうとしたことがマズかったのだろうか。
店を出て横断信号を渡ろうとしたところで......
キキィッ!!
眩いヘッドライトと甲高いブレーキ音、四肢がバラバラになってしまいそうな強い衝撃と浮遊感を感じた後...そこで俺の意識はプッツリと途切れた......。
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目が覚めたら知らない廊下にいた(冒頭)、周りを見渡しても無機質な白い壁に無数のドアが列なる空間がどこまでも続いており、自分の目の前にはパッと見数十人はいるであろう人々が何かの列に並んでいて自分はその最後尾につく形だった。(なんか血まみれ甲冑の人が発狂したように騒ぎ立ててるけど...)
(何か血まみれ甲冑の人に話しかけるのは怖いし、とりあえず目の前の足軽ぽいコスプレをしている人に声をかけてみよう) そう思い声をかけてみようとしたのだが...
「すみまs...?!!!」
(え、今の俺の声か......?)
声をかけようと思い聞こえてきたのは、慣れ親しんだ斉藤 和也の声ではなく女性としては低めの、それでも男性よりは高いハスキーボイスだった。
続けて違和感を感じたのは視点だ。 少なくとも俺は日本人としては平均的な170センチ程度の身長であったはずだが、今の視点はどう見ても180センチ後半はある。
嫌な予感が頭を過り、視線を足元に向けると立派な二つの双丘が存在感を主張していた。
そこから、恐る恐る股間部へと手を伸ばし、空をきった手ごたえに深い絶望感を抱いた。
ほんの少しの間深い絶望感に打ちひしがれたあと、俺は白い上等な手袋を手にはめていることに気がついた。その手袋の下からは白魚のような指先が...やめておこう......
と に か く ! 俺は少なくとも このような上等な手袋を所持していた覚えはない。
さらに服装を確認してみれば黒衣の軍服に稲妻二本の章、 軍服の上からは白いロングコートを羽織っていて、頭に乗っていた帽子を手に取ってみればその帽子には髑髏の紋章がついていた......
.......て、ちょっと待てぃ!! 何か嫌な予感がするぞー...
恐る恐る壁に無数に設置されたドアのガラス窓を覗き込んでみれば...
くすんだ色のロングヘアの金髪を、右側のみ後ろにバックで固め、半月型のメガネをかけた金髪美女がいた......がその他の要素がそれをことごとく台無しにしてしまっている。
濁りきった光のない瞳、整った顔立ちはニタニタとした薄ら笑いを浮かべており試しに人の良さそうな笑みを浮かべてみれば、完全に悪女のそれだっので早々にあきらめた。
......というかこれ、間違いなくアレだよな...。
HELLSING外伝THE DAWNに登場した時の少佐の格好(性転換&肥満解消)だよな!
少佐───漫画HELLSINGに登場する三つある勢力の中の一つ、吸血鬼化したナチの残党勢力ミレニアム大隊を纏めあげる大隊指揮官であり、自他ともに認める根っからの戦争狂である。
ファッ?!!!!!!!!
俺にどうしろと?!
まさかミレニアムを率いてくれとでも言うのか?!!!!!!!!
ムリムリムリムリ、ム〜リ〜 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何だ?!!!!
俺に死ねと?!
こちとら単なる会社勤めのサラリーマンやぞ!!
カリスマ性なんてあったもんじゃないから速攻喰われる(両方の意味で)な!!!!!!!
俺がどこの誰とも分からない誰かに対して内心、喚き散らしているとと列がだいぶ進んでおり、残るところあと数人程度だと気がついた。
列の先頭を見てみればデスクが置かれており、そこに座った一人の男が書類と列に並ぶ人々を交互に見比べた後、ただ一言
「次」
というと一人また一人と無数に設置されたドアへと吸いこまれていった。
彼なら何か知っているかもしれない。そう思い待っていると、とうとう最後、自分の番がやってきた。
......いざ何か質問しようとしたものの、書類とこちらを交互に見比べる男の視線に気圧され(軽度コミュ障を患っている俺を見つめないでくれ...!!)気がついた時には、
「次」
先程と変わらぬ平坦な声でそう告げた。
「ちょっと待っ...!」
その事に気がついた俺はとっさに声をあげたものの、ズブズブと扉へのみ込まれてゆき、意識は深い闇の底へと落ちていった。
まぁ、まだ序盤なのでそこまで旧版とはストーリー面で差は無いですね。
それはでは次回、お楽しみに!!