ふたなり自己妊娠系狐獣人始祖不滅ロリババアになりたいから書いた話。   作:砂透腐

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なんかめっちゃ筆が乗った……


時には、見た目を犠牲にしてでも速さを重視しないといけないときもある。

前回よりも圧倒的に楽になった妊娠中、子供達へ物を教える間に、かつての私の暴走の末に生まれた副産物、疑似クローン技術?の研究をすることにした。

研究と言っても、思いつく限りの活用方法を実際に試してみて、出来る出来ないのラインを見極めていくというだけなのだが。

 

そして出した結論は、大体の事はできそうだが、増やしたり成長させたり、あと一応維持するのにも栄養は必要、であった。あと一応切り離してから再生させるまでにはそれほど時間が開いてはいけない、というのも一応あるが、もしそういった事をしたいのならそれほど時間を開けることは無いし、頭の外れに置いておくくらいで良いだろう。

 

これでは、体を増やせても食料の消費量が増えるだけであり、食料が底をつくのもすぐそこかと思ったが、家の前で各々追いかけ合い転げ回っている子達、興味を持ったものをひたすらに観察し、時折気付かれ逃げられている子と、目に付く順に無垢なその意志の向かう興味や意識の矛先を眺めている時に目に入った。日向に出て溢れんばかりの陽光をその身に浴びている子。

日の光を反射して光輝く毛の海から浮かび出た花の蕾。

それが、驚きと同時に役に立つ記憶を掘り起こしてきた。

 

まず1つ。私が過去に自身へ宿した花の種、それは、知らぬ間に子達にも受け継がれてしまっていたようだ。それも足裏より大地の恵みを吸収できるよう、私の成せなかった移動と生存の両立を可能として。

2つ。私自身が根を張る事は出来なかったが、それは行動を制限されるから。なればその行動をとる体と、根を張る体が別のもので、そもそも行動をする必要のない体であったら?

 

それからの私は、再び世界に出てきた子を迎え、ある程度育てた時点で複製したいくつかの体を一纏めにし、根を張りひたすらに子を増やした。

最中、見た目をなんとか改善しようとして植物の側を強めた結果、枝葉と化しつつある髪に生った実の内より半分くらい別種と化しているような気がしない子達を迎える事になったり……

 

合間に言葉や道具、力についても教えたりもした。鉛筆も紙も木からなんとか変換出来たのは良かったし、手先も器用に動くようで苦労はなかった。地面に棒で書いても良かった気もするが、まあそこで見辛くなるのは本意ではなかったとして、置いておくことにしよう。

 

そうして読み書きが無事に済んだのは良かったが、道具の使い方や仕組み、作り方(といっても実際に私が作れるわけではないが)を軽く説明する時は知らぬうちに子を危険に晒していないかとヒヤヒヤしたよ。

 

力の扱い方を教えるときは、まぁ……感覚を覚えさせる為に多少ズルもしたが、結果的に全員が最低限扱えるようになった。そこで起こったのが、私の時にも起こった、力の認識の違いによるものだ。

 

道具について教える時に、火の存在と、どういったものかは教えていたが、ここで目にする事もしばらくは無いだろうと、起こし方と危険性をロクに伝えていなかった。

 

そのせいだろうか。子達の内、日向に出、日光浴をしていた子が、その手に突然火を浮かべた。

一瞬生まれた意識の空白の後、慌てて子供を抱き抱え走り、自分ごと水に飛び込んだ。

 

その子が驚いて泣き出したので抱きしめてなだめ、落ち着いてきた辺りで話を聞いてみると、いつも浴びている太陽の光が実はとても強い火だと聞いて火への関心を膨らませていたところで力の扱い方を知り、できそうだったのでやったら突然私が自身を抱えて水に飛び込んだから驚いて涙が出た……だそうだ。

確かに何も言わずに水に突っ込んだのは悪かったとは思う。

子の掌から火があがっていたら誰でもああすると思う。私は悪くない。と、思いたい。

……うそ、ホントは少し悪いとは思っている。

 

私は、その子によって、力から火への変換を知った。

 

これで、しばらくはできないだろうと諦めかけていた事ができる。その為には、石でもいいが、できれば金属が欲しい……力を火へと変換できるのなら、金属へと変換できる子も現れるのだろうか?

ひとまず、また住処を大きくしなければ。

壁がないというのは、拡張性に富む。(その他の色々なものを犠牲にしている気がするが)




作中の世界の太陽は(基本は現実と変わらないで)莫大なエネルギーの変化の連続によって結果的に明るさと熱と力を放出しているって軽く考えていますが、その場合逆に熱とか力とかを太陽に投入し続けたら太陽の寿命は伸びるんですかね?逆に縮みそうな気もしますけど。
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