ふたなり自己妊娠系狐獣人始祖不滅ロリババアになりたいから書いた話。 作:砂透腐
私が守らなくてもこの子達は十分に生きていけると知り、時間が有り余るようになった為、今度は自分の事を心配してみる事にした。
視野が狭く、頭が固くなっている事にはっきりと気付けたので、寿命の延長か実質無効化、あるいはその代わりになるものをなんとか見つけようとして、
成長と老化に伴って起こる体の変化を纏めて区分したり、
気分転換に孫たちと遊んだり、
前にも使っていた疑似クローン技術を使って各変化のサンプルを作ったり、
アイデア探しも兼ねて孫たちとお話したり、
肉体はそのクローンでいいにしても意識を含む魂の移し方がわからないから力と魂をぐねぐねと弄ってみたり、
疲れたので孫たちとお昼寝したりしていると遂に、孫に構いすぎだと怒られたので、
「教育やらなんやらと気を使わずに可愛がれるから楽なんじゃもん!」と答えたら、遂には首根っこを掴んでぽいと投げられてしまった。
やっぱり、気を抜いてこのくらい雑に扱われてる方が気が楽なのかもしれない。
特異な力の使い方をした子達の中に、水や風に流れを作り出す様に力を使った子が居た。水の流れも風の流れも本質的には同じで、常に起こっているがそれは目に見えないもの。
目に見えぬのにどうして流れがあると感じるのか。視覚的に認識できないものを知覚できるのは、触覚だけのおかげなのか?
流れを作り出し、ある程度変えられるのなら、どこまでの流れなら逆らえるのか。
そして、今の肉体を捨て、新しい肉体へと意識を移すということは、生き物が死に、生まれ変わる一連の流れ、……私が経験したことと同じと言えるのか?
わからぬのなら試せばいい。身体を複製し、密着する。そして今の肉体から複製した肉体へと、どうとは限らず流れを作る。その影響で、室内にも関わらず強く風が吹く中、脳の動きを鈍らせ、意識を落としてゆく。深く深く我が底向けて、私の意識は沈み込み……
覚醒する。私は……?体に違和感はない。目の前に複製した体も見える。あぁ失敗したかと起き上がり、気付く。
私はこの方向を向いていたか?
失敗した。体に違いはないのだから、なにか目印を付けておけばよかった。しかしおそらくこれは成功……あー、したとしておこう。楽観的に考えよう!今は特に。
少なくともこれを繰り返せば、私が寿命を迎え入れるのは、先延ばしにできそうだ。
それに、私の本来の体とも何か強い……繋がりのような物も感じる。
まだこの身で試す気は無いが、もしかしたら、生命のバックアップのような働きをさせられるかもしれないな。
ある程度結果が出て行き詰まったので、罪の精算というわけではないが、変に人間に向けてしまった偏見を均し、人間は自分を傷付けないと確認する為にも、人間達の下へ行って、数日過ごして帰って来ることにした。
まだ少し恐怖心はあるが少し欲しいものもあるし、人間として居れば襲われる事はあまり無いだろう。
いや、それだけでは意味がない。少しは狐として出歩かなければいけないか……?
まず一度人間として街へ行き、何か買い物を一つする、ためには、あー……何か適当な物を狩って行くか。それで狩られた獣には申し訳ないが運が悪かったということで。
狐としての姿で出歩いた際には、最低限数人が見ないふりをするか首をかしげるか程度の微妙な反応が得られればそれで良い。
準備をしよう。ほぼボロボロになっている服以外にも、何か着られる物があったはずだ。最悪なければ毛を織るか……
ご飯前にちょっとだけ寝ようとしたら気付いたらほぼ24時だった。びっくりした。