ふたなり自己妊娠系狐獣人始祖不滅ロリババアになりたいから書いた話。 作:砂透腐
句読点や三点リーダー、改行、言い回し?などを多少変えました。内容は変わっていません。
はじまり
私は……まあ、ちょっと諦観的すぎるところ以外は至って普通の人間だった……はずだ、うん。
何時何処で何を思いどうしていたか、それも大体は思い出せる。最も、黒歴史の類は忘れていたかったが……まぁ、それも今となっては昔の私の可愛らしい失敗。ここにはそれを知るものは居ない。
……尤も、こちらに生まれてからも黒歴史と言うべきものはいくつも作って来たわけだが。
……何の話だったかな。あぁ、そうだった。私が、どうやってここまでやってきたか、だったか。最初から話そう。
ある時気が付いたら私は、今までとは明らかに違う何かになっていた。視界も頼れず、聞こえるものも、キューキューという何かがきしむような、あるいは何かの鳴き声のような音らしきものが聞こえるだけだった。
私は空腹だった。無性に腹が空き、何があるかもわからない周囲を探り、一時的にでも飢えを癒せるものを探し、匂いを、温もりを本能的に求め……ふと鼻に当たったそれに、必死に食らいついた。
しかし妙な事に、噛み切ろうにも歯に当たる感触が……そもそも歯自体の感触がない。
仕方がないので、必死に口の中のそれに吸い付く。
幸運なことに噛み付いたものから出てきた液体を飲み、飲み、飲み……疲れ果てた私は、いつしか深い眠りについていた。
人が死に、異なる世界にて赤子に産まれ、成長し、知恵や力を使い大成を成す。そういった類の物語を読んだことが無いわけではなかったし、自らがそういった状況になる事を妄想したこともあった。だが、自分の母親の、ましてや獣の乳には、欲情どころか、緊張さえも覚えそうには無かった。
そう、あの後同じように口に入ったものに必死に吸い付き、疲れて眠る。そんなことを数度繰り返した後、やっと視界に入ってきたのは、自分の数倍は大きな四足の獣であり、私が吸い付いていたのはその獣の乳であったのだ。
私は、視界に入ったその獣を本能的に自らを産んだ相手であり、自らが今まで飢えないで、かつ安全に過ごして居られたのはその獣のお陰だと悟ったのだった。
しばらくしてぼんやりとした感覚がはっきりした頃、私の頭にあったのは、不安と、迷いと、それと歓喜だった。
獣の身とはいえ、夢にも見ていた事が、しかも記憶を保持した状態で起こったのだ。きっと私にも何か素晴らしい物が、そして成し遂げられる事があるのだろうと!
私は希望に満ちていた!獣の身ではあれど、素晴らしい人生を遅れるのだろうと!
……まぁ、そんな希望はその後すぐに失いかけるのだが。
続けようかと思ったけど1000文字超えてるしとりあえずここまで。
プロットと呼んでいいのかはわかんないけど書きたいものリストをおまけとして上げようか迷ってます。