ふたなり自己妊娠系狐獣人始祖不滅ロリババアになりたいから書いた話。   作:砂透腐

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迷走回。何が迷走してるって私もだけどそのせいで主人公ちゃんも瞑想してる。
めっちゃ長くなりました。


人間、暇を持て余すとひたすら同じ事をするか奇行に走るか遠くへ行きたがる。例外は多分大いにある。

お酒に関してもそうなのだが、この辺りの村で使われている道具類は構造的には人力や水力辺りまでだし、この里の発展を願うならいずれ遠くに行って道具を手に入れるなりしないといけない。(あるいは自分で作るかだけど構造とかわからんし)なので、そのいずれ、遠くに行こうと思うことがあった時の為に、船か何かを作ることにしたのだが……

ちなみに、人の村に無いことは確認済みである。あの辺りには大きな川も湖も無いし仕方ない事だが残念だ。

 

笹舟を参考に木を削り小さな船を組んではバランスが悪く傾き、作りが甘く浸水し、上手くいったかと思えば小石を放り込んだだけで沈みと、失敗に失敗を重ねつつも小さく作って上手くいけば少し大きく作り失敗を重ね、また上手くいけば大きくしと徐々に大きく作ったのだが、ある一定の大きさから、どうしても上手く行かないようになってしまった。

 

正直勢いで挑戦した船作りだが、思ったより熱中でき、私の中では良い物が作れたように思える。

しかしこれでは、そこらの川や湖に浮かべるだけなら十分だが、小さすぎて海は渡れそうもない。

 

孫達の遊び場と化した、失敗作達と少しの小さな成功例達置き場に腰掛け、笹舟の作り方を教えつつ考える。

 

やはり、人間達が船を作るまで待つしか、選択肢はないのか?

人間達は不思議な事に、何かしらを作ったと思ったらすぐに魔改造し、気付けば簡単に作れて使いやすいものが市場に出回っている。それは頭の回転故か、あるいは数の力なのか……

 

船なんてここではそれほど必要性のない、半ば趣味に近いもので子達に頼るのは気が引けるし、やっぱり別の事に意欲を向けた方がいいのか?

 

……そうじゃな、別に今ここ危険じゃないし、もう少し暖かい方に行って、何か珍しいものがないか見てこよう。

 

そうなったら準備じゃ準備、最初の方、笹舟を参考にすることを思い付く前に作った荷台みたいなのがあったはずじゃ、あれの下に板付けてソリみたいにして余った水晶持ってこう。ついでに一つ紐で繋いで首から下げておく。

パワーストーンの概念は通用するかのぅ?

……一応、ビンの形にしたものとかも持っていこう。削ったって言えばいけるいける。

 

人の村に来て、過去に水晶を買った物売りを探す……あ、同じところに居た。

 

「どうも、お久しぶりですね。今日は良い話を持ってきました。」

 

「ん?あぁ!石を買ってってくれた変な嬢ちゃん!」

 

変なって……

 

「良い話を持ってきたんですが、変ななんて言われるのなら教えませんよ?」

 

「そりゃあすまん!で……良い話ぃ?まあ何か面白い話なのなら聞かせて貰おう。」

面白い話ならって……まぁ、商売人としてなら面白いかもしれないか?

 

「前に貰った石あるじゃないですか、あの後あれが沢山ある場所を見つけまして、あれも合わせて折角なのでちょっと磨いてみたんですよ、そしたらほら、見てください」

 

首に下げた水晶を見せる

 

「ね?綺麗でしょう?こんなにキラキラと透き通って光を通しているんです。何か良い事がありそうに思えません?」

 

「確かにキラキラと透き通って見栄えはするな。でも、なんの役にたつんだ?」

 

この人なら綺麗なだけでは頷かないと思った。珍しいものを珍しいというだけでなく売るならそのくらいでないと。

 

「なので、中をくり抜いて物を入れられるようにしてみました!これなら普段見えない底の方まで見えるだけでなく、見た目も良くて良いでしょう?」

 

「まあ、底の方が見えるのは良いかもしれんが、それなら内側はどうなんだ?見えないだろう?」

 

お、どうやら話には乗ってくれるみたいだ。

聞かれたほうが説明しやすいし、ここは感謝だな。

 

「それはもう入れるものを調整していただいて。」

 

「それに、そんなものを売ったら壷や甕を売ってる奴らに目ぇ付けられちまうだろう?」

 

む、確かに壷とビンとじゃ役割が被るかもしれない……

 

「たしかにそうですね。ですが!これにはそれらには無い決定的な欠点があります!」

 

「欠点があるものを売ろうとすんなよ……」

 

それはたしかにそう。呆れた顔をされても仕方ない。

 

「これを使うと、中に入れたものに陽の光が当たると熱くなっちゃうんですよ。」

 

「なるほど、中が見えるという利点が故の欠点か。なるほど確かに面白い。で?嬢ちゃんはそんな中が見える壺を持ってきて、売る場所を借りたいと?」

 

「と言うよりは、代わりに売っていただけないかと。」

 

「つまり俺は、自分の店をやりつつ嬢ちゃんの代わりに店番もしなきゃならないわけだ。それだけなら俺はいつもより働かなくちゃならねぇが、特に得られるものはないわけだ?」

 

む、そう受け取られるのか

 

「いえ、これらが売れたらその資金のうちから何割かを言い値で支払おうかと。」

 

「つまり、俺はそれを売る為に頑張らなきゃいけねぇのに一つも売れなかったら何も無し、と。ほぼ博打みてぇなもんじゃねぇか……」

 

むぅ……これは厳しいか?

 

「なら、その中で気に入ったものをいくつか差し上げても「いいよ、負けた!」……へ?」

 

「仕方ねぇ、今回だけ、代わりに売ってやろう。嬢ちゃんの根気に負けてやる。それとな、嬢ちゃん。言い値はやめときな。俺がそれで十割って言やぁ嬢ちゃんの儲けはなしだぜ?」

 

いまいち何を売ってるのか知らないけど物売りのおっちゃん……!

 

「で、いくらで売るんだい?この際前売ったときに返品は無しって言ったのも一旦無視してやる。」

 

「あー……値段、値段ですか……」

 

「……おい嬢ちゃん、まさかだが」

 

ヤッベ……勢いで行動しすぎたかぁ……

 

「完っ全に忘れてましたねー!」

 

「ハァ……まあ、特に決めてないんなら、こっちで適当に決めといてやるよ。見た目を見て、使い方を聞いて値を決めるってんならいつもやってる事だ。いつもは元値も考えなきゃいけねぇが。」




考えていた本筋に戻るまでは多分どんどん遅れていきます。
元々考えてた本筋がこれを文章にするにあたって途中の道がなくなったから仕方ない。
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