ふたなり自己妊娠系狐獣人始祖不滅ロリババアになりたいから書いた話。 作:砂透腐
可能性の子が育ち、その子の親のお腹が大きくなってきた頃。この子が寝ている間に、お腹の中の子の筋肉量や大まかにしかわからないが力の量などを測ってみたが、案外にも驚くほどの多さはない。
もちろん、そこらの人間と比べたら明らかに多いと言える量ではあるが、それでもまだ筋力特化の子達の方が力がある。
これは、あまり心配する必要はないのか?
ひとまず、起こさないうちに早く放れよう。考えるのはどこでもできる。
数日後。
私も少し手伝いつつ、ついにその子は誕生した。
産んだ子にも不調はなく、生まれた子にも目立った不調はない。
無事に産まれてよかった。これから何かが起きる可能性はもちろんあるが、ひとまず安心できた。
運動能力特化の子と力の操作もまあまあ得意な子との間の子。
ひとまず安定はしているが、この先どうなるかがわからない子なので、何かあったときの為に、何もないようにするためにも、私も側で少し手伝いをする。
この子が明らかに異常な能力を出したら、あるいは体に不調が出たら。その時は、この子達だけではなく里の子達、独り立ちした子達も探し出して、再調整せねば。
どうすれば防げるかなんてわからないが、それでもやるに越した事は無い。
子らの間に生まれた子が、必ず健全な体を持って生まれられないようではいけない。圧倒的な力を持って生まれるようでは、私が世界に生み出してしまった罅が少しずつ広がってしまうことになる。それではいけない。
ひとまず、近くでの観察を続けよう。
数週間後。その子もある程度育ち、親から狩りや遊びを教わっている。
はっきりと言って何が起こるかわからず怖かったので警戒しつつ見ていたが……その子の運動能力は、実際目にしてみるとそこまででもなかった。
何がどう影響してこうなったのか。
足して2で割ったとしてもこうはなるまい。
一体何が影響してこんな結果になった?
また、考えなければ。
ひたすら考えて、ひたすら実験して、おそらく数ヶ月は経った頃、やっとわかった。
私達に限らず生命あるものには、許容値のようなものが本質的に備わっており、私のようなやり方ですら引き上げはできてもいずれは均されるし、それ以外ではほぼ絶対にそれを越える事はできないだろう。
一応私の体でも尻尾の筋肉量を明らかに過剰にしたりと実験してみたが、一日二日ならともかく、約一週間経つと、骨や皮膚、毛など以外は殆どが元に戻った。
それらが多くても邪魔だから元に戻したが。
仕組みはどうあれ、ある日突然破裂するだとか、圧倒的な力を持って生まれて好き放題するだとかはなさそうでよかった。
だろうって打とうとするとほぼ絶対にだりうになる。機械って難しい。