ふたなり自己妊娠系狐獣人始祖不滅ロリババアになりたいから書いた話。 作:砂透腐
あれからしばらく経った。
まだ小さい子も少し居るが、これ以上増える事はあっても減る可能性は少ないだろうと判断して、皆を集める。
この子達に対して今まで島の外に出る事を許可していなかったのは、この子達が自分で人の姿を模す事を得意としていなかったからだが、この子達自身のおかげで良いヒントを得られた。
人は異質なものを忌み嫌い、排斥する。ならばの世に溶け込み、異質と思われなければいい。言わばかくれんぼだ。
子供達に人間の姿やルールを覚えさせ、至って普通の人と誤認させる術を教えこむ。簡単だ、今までにも何回もやってきたそれを、少し難しくしただけだ。探す相手の中に紛れ込むのは少し難しいなんてものではないかもしれないが、相手は隠れている事も、隠れているのがどんな存在かも知らない。そんな人間達相手なら、この子達は当然のように隠れ切って見せるだろう。
ないとは思うがもしできなかったら……まぁ、何か策を考えよう。時間なら沢山ある。
結果的に大体の子は予想通り……まぁ、普段から私には見つけられていないからわかりにくいが、何も居ない、ではなく、何かは居るが危険のあるものではない。慣れ親しんだ気配がする。というような感覚がするように感じるので、まあ良しとしよう。あとは視覚的に気付かれる可能性だが、それは、まあ、実際に試してみないことにはなにも言えない。一旦保留かな。
ちなみに、そこまでできていれば大丈夫だろうと告げた途端に、子供達の気配が一気に現れて、体も大きいこともあってか物凄く強い威圧感に驚いて転げそうになった。
……まあ、この子達の設計的には頼もしそうに感じて丁度いいだろう。
そういえば私がやってばかりで教えていなかった火についても教えておいた。付け方から危なさ、使い道、どういう仕組みであるかも。
一部の子供達が、私が教えなくても使っていた事に関してはまぁ……見なかった事にしておこう。後戻りのできない事でなければ基本的には放っておきたい。
私は、最低限命に保証がある限りは行動や意思を縛りたくはない。
それに、火は便利だが理解はし難い物だから、一から十まで自分で覚えられる分には文句は無い。火の熱さや付け難さなんかは、実際に経験しなければ知識としては持ち得ても、経験としては持ち得ないものだからな。
火を付ける事自体は、里の子達のおかげで楽に出来るようになっているが……まあ、力を使わず自らの手で付けられるようになっておけば、万が一力が使えなくなったとしても問題は……まあ、無いとしておこう。うん。