ふたなり自己妊娠系狐獣人始祖不滅ロリババアになりたいから書いた話。   作:砂透腐

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人としての意識は結構残っているらしい。

子達が何をしているかはともかく、私は私の目的のためにもっと大きな街へ行く。

どうせ取り入るなら、できるだけ権力を持った相手の方が良い。

この時点でこのあたりを纏める首都のような役割の場所があるかはわからないが、とにかく探しておくに越した事は無い。

 

田畑に植わった作物や果樹などを成長させ、神秘的存在として、見てみたい。連れてこいっ!てやってもらうか?いや、それだとその権力者に敵意の目が向くし、果ては私にも向きかねないか。

その権力者を悪者にする方向に持っていってもいいけれど、下手したら私が殺されかねない。

なので、自分から行き、少し不思議な動物として愛されればいい。

 

 

数ヶ月かけ、いくつもの街を経由し、中心に大きな屋敷のある大きな街に辿り着いた。住民達はその大きな屋敷の持ち主の事を尊重しており、その住人が何をしているかはともかく、これだけの条件が揃っていればある程度の権力を持った相手だと思っても良いだろう。

私は夜の間にその家に忍び込み、小さな獣の姿へと戻り、物陰に隠れて眠りについた。

忍び込むなら目立たぬ夜、住人に顔を見せるなら明るい昼。

真っ昼間に可愛らしい小動物をみかけても、到底危険そうには見えぬだろう。毛並みも汚れておらず、とても綺麗に光を反射して輝いていたら尚更。

 

 

 

数分後

私は激しく後悔していた。この屋敷に忍び込むのは間違っていた。もう少し考えて行動したほうが良かったのかもしれない。

 

 

あの後、見つかっても屋敷から摘み出されるだろうと高を括って好き勝手に屋敷の中を歩き回っていたら、人間の声が聞こえた。おや、見つかってしまったかとそちらを向くと、おそらく3〜5歳であろうか、人間の、おそらくこの屋敷の主の娘が、目を輝かせて私の事を見ていたのである。

これは不味いと逃げる間もなく、驚き呆けていた私はあっさりとその娘の手に捕まり、撫でくり回されてしまったのだ。

終わりだ。こうも見事に捕まってしまっては、下手に逃げ出し怪我を負わせる訳にもいかず、その娘の親か誰かに見つかって、放り出される事を祈りつつも、乱暴に撫でてくるその手の感触にただじっと耐えるしかないのであった。

 

私は……こうなってはもう、ただの毛玉だ。ぬいぐるみかなにかにでもなった気分だ。頼む……誰か早くここから開放してくれ。

子守というのは相手が自分より長けている物を持っていると子が理解していてやっと成立するものだ。非力な獣でしかない私にはこの子供の相手は辛すぎる。

 

 

私の祈りが通じたのか、陽の暖かさの後押しを受けた睡魔にあっさりと負けたその娘が私を枕にして眠り始めてしまった。

私の身を、まるで暴君のように蹂躪してくれた相手とはいえ、子供は可愛いものだ。寝ているなら特に。

 

私は、私のそれではないというのに可愛く感じてしまったその子供の下から抜け出すことを諦めた。

乱暴に撫で回されないのだったら、枕くらいにならいくらでもなろう。

 

寝ている子供を時折尾で撫でたり口先で髪の毛を繕ったりしているうちに、いつしか私の意識も暖かな陽気に負け、眠りにつくのだった。




百合だぞ。ほら喜べよ。(幼児と獣の戯れ合いを百合と呼べるかは疑問)
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