ふたなり自己妊娠系狐獣人始祖不滅ロリババアになりたいから書いた話。 作:砂透腐
主人公はこの時点で大体30歳位です。(前回の後書きの考え方だと)
ロリババアってかロリおばちゃん……
その子に連れられて会った私の子の命は、もう、長くは無いようだった。
私は、思ったよりも長く旅をしすぎた。
私がよく知っている子達は、この里にはもうほとんど居なくなっていた。
私が知っており、かつこの里に居る子達は、曾孫や玄孫辺りの子達が多く、数少ない私の直接の子供にも、もう殆ど時間は残ってはいないようだった。
もしかしたら、この里の外で生きている子達も居るかもしれない?
……いや、この里に残っている子供達の様子を見るに、これは怪我や病気のせいではなく、純粋に時間の仕業だ。
私がこの里を離れてから今こうしてこの里に戻るまでには、思ったよりも多くの時間が過ぎていたのだ。
……いいや、悲しむのはまだ早い。
たとえ多くの子供達が戻って来る事はもう無いとしても、今この里に居る子供達の命はまだ伸ばせる。
そう気付いた私は、残った子供達に、寿命を伸ばせる事を説明した。
……だが、皆はその提案を持ち掛けた私の事を悲しそうな目で見て、決して首を縦に振ることは無かった。
最初は、強引にでも皆の命を伸ばそうかとも思った。
……だが、どうして皆断るのかと考え、思いとどまることができた。
また、私の我儘で皆を振り回すのか?
また、皆が望んでもいない事を、そのほうが幸せだ、と思い込むのか?
私は、あの時しっかりと誓った筈だ。
ならば、私の行動は決まったようなものだ。
あの子達の眠りを、邪魔せず見送る。
それが、あの子達の望み通りの……
いや、駄目だ。
あの子達が終わる時に私がその場に居たら、私はまたあの子達の意思を踏みにじってしまう。
はっきりとわかる。私はあの子達の終わりに立ち会ってはならない。
なら、もう道は一つしかあるまい?
これ以上、あの子達に干渉しない。
私があの子達の近くに居ると、この先も必ず周りが見えなくなってしまう。
ならば、もう関われないようにするしかない。
明日、この里を出よう。これから食べるものが、この里での最後の食事だ。
しかし、今の私には何を食べても喉を通るか怪しいが、それでも、少しでも気を紛らわせる為に、辺りを見回す。
……ふと、人間の街で買った酒が目に入る。
酔ってしまえば、少しは気が晴れるだろうか?
そう考え、その場で
相変わらず小さな私の口に、今にも零れそうなほどに酒が入った
「はは……まあ、そんなものか。」
口に広がる好みとは言い辛い味。
微かに感じる心地よさ。
でも、
「こんな物じゃあ、今の私には到底足りやしない。」
……それでも、今の私には十分ありがたいものだった。
翌日
里を出た私は昨晩の酒の火照りを残しつつ、あの子達の為に決心した事を成す為に道なき道を進んでいた。
あの子達の為と言いつつ私自身が原因なのは、もう考えない。
さあ、
山の上に登ろう。あの子達を少しでも見ていられるように。
洞穴を掘ろう。あの子達を傷付けてしまわないように。
鋼の檻を作ろう。あの子達に触れられないように。
そして、私は眠りにつこう。
大丈夫、私はまだこの身を捨てはしない。
私がこの世界で終わりを迎えるのは、そうせざるをえない時。
あるいは、あの子達の気持ちが真に理解できたときだけだ。
ちなみにこの子達の寿命はこの時点で25年設定です。
普通の狐が10年で昔の日本人が60年って考えると長い方。
島の子達の方はもうちょっと長いかも。それでも30とか?
流石に時間的にも長くなりすぎて気が遠くなったのでしばらく眠っててもらいます。
が、本当にずっと眠りに就いている訳ではなく、多分その間はひたすら寝たりヤる事やったり自分の体とか弄ったり偶に外に出て何か食べたりしてると思います。
でなけりゃ体バッキバキになりそう。