ふたなり自己妊娠系狐獣人始祖不滅ロリババアになりたいから書いた話。 作:砂透腐
活動報告更新しておいてアレだけど、最後の方はなんかそこそこスラスラいったわ。
書いてて多少混乱してきてたんで、どこかおかしいかも。でも見直すほどの気力は今の私には無い……
これから生きていく中で、血族全てを家族と認識していては疲れてしまう。
しかしそうなれば私には、理解出来ていなかったと認めるべき事がある。
家族とは何なのか?
血の繋がりを家族と言うのは簡単だ。
しかしそれでは、同種の生き物は全て家族となる。
何等親か以内の血族?
だとしてもおかしな話だ。
なぜ家族同士で争い、僻み、妬み、関係性を歪ませてゆくのか?
確かに、家族同士で争う事は多々ある。
私だって何度も子らと争った。
かつて人の身であった頃も、血族の中には嫌いな相手だって居た。
しかしそれでも、滅多な事がない限りは命を奪おうとすることなど無い。あるはずがない。
そう、あの戦場の者達はどうだ?
もう一方の集団に家族が居ないと何故言い切れる?
抱いていた感情は、そこまでするほどのものだったか?
……やはり私には、家族というものがわからない。
単なる血の繋がりでないと言うのならば、何と言えば良いのだ?
魂の繋がり?
だとすれば私は生きているだけで子らに縛られ、縛り付け続ける事となるのか?
それに私には、魂を認識することは難しい。
そもそも魂なんて物が存在するのかもわからない。
私が魂と読んでいるものは、もしかしたら単なる空想上の産物で……
駄目だな。いくら考えても答えは出ないし、本題から外れてしまっている。
私の中にはその結論に到れるだけの情報が揃ってはいないのだろう。
情報が足りない。ならばその情報を、どこかから補えば良い。
この場合補うにはどうすれば良い?一つの家族として暮している様々な生物の観察でもしてみるか?
この場合家族と呼ぶのは人間だけか。他は血の繋がりが殆ど無くても群れている場合が多い。
そもそも生物学で言えば家族は科で、その場合私……はもう含まれないかもしれないが、狐と犬や狼までもが家族ということに……
……駄目だな、すぐに考えが逸れる。また変に考えを深めない内に、とりあえず外に出ていくつかの人間の家族を観察してみよう。
山の上からではよく見えなかったので、麓の街まで降りてきた。
この場合に適切なのは……犬や猫、鳥や鼠の身であろうか?どれか一つに絞る事も無いかと時と場合に応じて姿を変え、街のいくつかの家を覗き、距離の近しいいくらかの家を選ぶ。
どうせ私は殆ど物を食わなくても良い身だと高を括り、時折栄養不足に悩まされて小さな草木に身を転じさせつつも、人間達の何気ない家族生活を特に何を得られるでもなく観察し続け……
ふとある時、心の奥底から這い出してきた孤独感に苛まれる。
お前は、家族の事を理解出来ない物とし、他者の睦み合いを眺め続けるだけで良いのか?
お前は、理解できている筈の、お前が求めて来た筈の!家族を家族たらしめる何気ない時間を取るに足らない情報として無視し続けるのか?
ならお前は、何の為にあの子達を産んだ?何の為に、あの子達を高度な思考能力を持つ存在として、自身と会話を可能とする存在として産んだ!?
あの子達と、家族に……
安心できる場所が欲しかったんじゃないのか!?
私があの子達を産んだのは、確かに孤独感からだった。
だが、あの子達と家族だったとして、何が出来た?
自身の孤独感を満たす為に産んでおいて、老いたら見殺し……
いや……違う、あの子達が老いと死を受け入れ、私はあの子達を自分の所有物でなく、対等に接するべき相手として、あの子達の選択を受け入れただけだ。
自分の思い通りにならなかったから後は見ぬふりで他人面を?
違う!私は……私は!
今までの私の行いを責め立てる声に、私は反論を返すことができなかった。
私のしていた事は、確かにそういう事だ。
寂しさから生み出し、自分の所有物のように扱い、しかしそれに気付き反省……いや、反省した気になり、目を逸らす。
そして自分は他のところでまた別の存在を生み出したり、自身と繋がりの無いものに勝手に可能性を見出しておきながら思い通りにならないと知るや否や古巣に逃げ帰る。
そこでもまた誰かを自分の思い通りに動かそうとし、そして失敗し……
あぁ、私は、何をやっているんだ。
欲を他の者にぶつけ、躱されたら自身の嫌う結末から目を背ける。
これではただの自分勝手な臆病者じゃないか……
何が理解出来ないだ?何が情報が足りないだ?
お前は……私は一体何がしたいんだ?
わからない。こうなってしまってはもう、何もわかりやしない。
ここから何かを考えても、出てくる答えは一つ。
目を背けるな。きちんと世界に、個人に目を向けろ。
……一応、道は、もう一つある。
きっと私は、今回もこっちを選ぶ。
思い通りにならない世界から目を背け、暖かな毛に包まって眠りに付く。
誰かが囁く。本当にそれでいいのか?お前はまた逃げるのか?
知るものか。私は、……私の心は、そこまで頑丈にはできていないんだ。
獣すらもあまり寄り付かない自身の寝床に帰り、柔らかな自身の尾に包まって眠りにつく。
あぁ……眠りは、いつでも私を優しく包んでくれる。
(本人にとっての)善意を投げつけて、いらないと返されたら、押し付けて嫌われるのを恐れて引き下がる。でもそこには必ず後悔が付き纏うから、そこから目を背けようとして逃げ、別のものに依存……この場合は睡眠に逃げる。
……さては病んでない?この子。
いやまあこうしたのは私なんですけど。
でも、こうしてやろうと意識して書いてた訳じゃないんですよね。
……さては病んでない?わたし。
ちなみに、もう一つあった案は、人間の家族という物を理解しようとして、捨て子に扮し、育てられる。その内に罪悪感に駆られ、大人になった時点で遠くに行ってみたいと言い(もしくは育ててくれた人達の記憶を消し)眠りに付く。多分こっちのが曇ると思う。