ふたなり自己妊娠系狐獣人始祖不滅ロリババアになりたいから書いた話。   作:砂透腐

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めっちゃ難産。多分次回も難産。なんならその次も。一人書くだけで精一杯なのに複数人出そうとするから……

ちなみに話に納得はいってない。
多分もっと文章的に直せるところだらけだと思う。
でも面倒だからある程度で投げました。

↓ここからだいぶん前に書いた文章。具体的には三が日以内だった気がする。

大分日が経ってしまった気もしますが、
あけましておめでとうございます。
今年はこの子の絵を書けるといいなと抱負ではなくあくまで願望を残しておきます。


実際この時代の権力者をいわゆるリ美肉?させたらどうなるんだろう。意外と馴染む?

息が苦しい

 

「……ぁ……うぅ……」

 

空気の抜けるような音がするばかりで声がでない

 

反応の乏しい身体をなんとか動かし、身を捩らせ、もがく……

 

……息が、楽になった。

 

疲れた……

 

 

 

ふと、目が覚める。

 

……ここは、どこだろう?

私はあの洞穴で、眠りについていたはず。

目が覚めているという事は、誰かが起こしたという事の筈。

 

少し頭を上げ、周囲を見渡す。

 

壁、灯りのような物、小さな間仕切り、戸、小さな服、小さな物置棚、台

 

……私を起こした誰かの家、かな?

 

聴覚が、追いついてくる。

人の話し声が聞こえる。

 

……?

よく、わからないが、話しているのは、私の事だろうか?

獣がなんだとか、幼子がどうとか聞こえる。

 

……誰が子供だ。

少し、気に入らない。

 

身体は?

……かろうじて、動きはする。

 

誰だか知らないが、一泡吹かせるには身体の具合が心許ない。

今回は、何言か物申すだけで許してやろう。

 

嗅覚が追いつく。

この匂いは……?

何か、懐かしいような。しかし、心が締め付けられるような……?

 

……あぁ、そうだ、そうだった。

今の私は、私だった。

やっと、自分の身体が自分の認識に入ってくる。

 

今の私の身体は?

臓器類に致命的な欠損等はないものの、栄養が足りないのか?一部の機能が……いや、これは生育不足か?。

 

どちらにせよ、食事を摂る必要がある。

或いは、栄養豊富な土か?

 

外に居る者達は、善き者だろうか?

 

私の身体には、傷付けられた様子はない。

……ひとまず、信じてみるしかあるまい。

 

声は?

……まだ出ない、か。

 

身体中を駆け巡る、有り余っているようにも感じる力を使い、勢い良く戸を開ける。

 

……足音が近付いてくる。どうやら、気付いてくれたようだ。

 

「起きたのだろうか?」

 

「起きたばかりであんな大きな音を立てられるか?」

 

「ならばなんだ。侵入者とでも?」

 

「あんな大きな音を立てる侵入者が居るかよ!そら、扉が開いてる。悩んでるより見りゃあ早いってな。音の正体は?」

 

よかった。誰か来てくれた。

人間の男達、でかいのが二人。その後ろに隠れるように若いのが一人?いや、よく見たらその後ろにもう一人、女も居る。

 

「……起きてはいるな。しかしその場から動いた様子はないか?勿論侵入者も居ない。本人に聞くか?」

 

……しまった。声が出ないとなると、意思を伝える手段が無い。

お腹でも鳴らすか?……鳴らし方なんて知らないな。なら、お腹を抑える仕草でもすればわかってもらえるだろうか?

 

「……ても反応がないですね。これ、言葉が通じてないんじゃないですか?」

 

しまった。何か話し掛けられていたのか。

言葉は通じているし、何か返答を……

「……」

 

「あの子が何か言おうとしてる!」

 

「……口を開いてるけど、何も言わないな。」

 

「やっぱり言葉がわからないんじゃ……いや、もしかして話せない?」

 

そう!話せない!通じた!

 

「物凄く頷いてますね。」

 

「頷いてるって事は言葉は通じているんだろう。つまり話せない方か?」

 

「しっかし、話せないってなるとどうすりゃ良いんだ?質問をして動きで返してもらうとかか?いや、質問によっては駄目か。」

 

「……字は、書けるのだろうか?」

 

字!それなら書け!

……この人達に私の書く字は通じるのだろうか?

とりあえず頷いておくか。

 

「字が書けるんなら簡単だ!」

 

「何か筆記具を借りられるだろうか?」

 

「あ、あぁ……一応どこかにあった筈だが、どこにしまったか……」

 

「私が持ってきます。」

 

「助かる。」

 

 

 

そうしてなんとか意思を伝える手段を得たかと思えば、字が伝わらなかったり言い回しが伝わらなかったり。

結局、空腹の二文字を書いて、最低限声が出せるまで回復し、言葉を取り戻したお陰で、一晩街の外の森に植えて貰うよう伝える事ができた。

土の中に落ち着きを感じてしまう辺り、私の精神の変化を感じる。

それでも土……というより、地中の小さな生物達に対する抵抗感は失っていない事が、僅かに私が私であると安心感を感じる要素となっているのはなんというか微妙なようにも思うが。

 

 

 

ゆっくりと栄養を集めていって結果的に明々後日。ある程度自由に動けるようになった事だし街を歩き回ろうと思い立ち、一応声をかけておこうと人間達の居た家に顔を出したところ、まるで子供でも持つように脇の下に手を回し、中央に台のある部屋まで連れて来られた。

 

別に先に歩かせてくれても良いじゃろうにと文句を言いつつどこかから来たらしい男達の言い分を聞くと、そこそこ急ぎの用事らしく急いでいるから儂が目的としていたそれかどうかだけでも先に確認したいそうな。

 

「私は多分目的の者ではない。では少し歩き回ってくる!」

 

「待って待って、目的が何かも聞いてないのに違うって言われても困る。まずは目的を聞いてくれ。」

 

確かにこの男達の目的は知らない。

しかし、

「私は永らくあの洞穴に居た……というか、半分死んでたようなものだから、急に必要になったその何かが私だというのは無いと思うのだが……?そもそも、よくあんな所に来ようと思ったな。」

 

あの洞穴はそれなりに高く位置しており、ロクに通れる道も無かった筈だが。

 

「私達は主の命により、この辺りに流れる、不老不死へと至る方法を知るために、ここに来た。」

 

「この辺りで見つからなくて、どうしようかと悩んでいたところに、山の上に長い間誰も近付いてない洞穴があるらしいと聞いて、藁にも縋る思いで見に行って……まぁ、結果的にあなたを見つけた。」

 

「なるほど。……して、不老不死を求める理由は何だ?回答次第でお主らへの対応を変える気はないが、参考までに聞いておきたい。」

 

「我等の主の命があまり長くないのだ。……あまり、口に出して言いたい事ではないな。わかっていても、心が辛い。」

 

片方の男が顔を伏せ、それを補うようにもう一人が言葉を続ける。

 

「今、主に倒れてもらっては困る。あの御方は、我等仕える者達だけでなく、民衆からも愛され、慕われている御方なのだ。こんなに早く倒れられてしまったら、俺達はもう、どうすればいいのか……」

 

つまり……

「その人間が死にたくなくて不老不死になる方法を部下に探させた?」

 

「ああ、そういう事だ。正確には、本人の命ではないが、我等の主であることには変わりない。」

 

どうしたものか。

死にたくないという気持ちはわかる。

しかし、その手段を教えてやる義理はあるか?

起こしてもらった事で?……まあ、足りるか。足りなくても、断る理由には足るまい。

 

それに、これから長い月日を生きる上での道連れ……というと言い方が悪いか?……まあ、間違ってはなかろ。

 

「私の持つ物が不老不死足り得るかはともかく、連れて行って損ではなかろ。私を持って行け。」

 

自分で動くのは面倒だから、どちらかに私の事を持って貰うがな。

 

「つまり……我等の主の命は助かるという事か!?」

 

「伸ばせはする。あとは、その人次第。生きたきゃ生きられるし、死にたきゃ死ねる。私は教えるだけだからね。」

 

こいつらがどんな人間かは知らないが、慕われてるって言えるくらいならまぁ、話し相手くらいにはできるか。

 

何より、こちら側に引き込めるのがいい。失わずに済む。




思い付いたけど本文に書かなかった情報リスト
森に植えろと言ったとき、住民二人は若干疑問を抱いていたが、男達は妙に納得した様子をしていた。

街を歩き回ろうとしていたけど、ここで街に行っていたらその街に住む人間の殆どが子孫なことに気付いて(里の面影が殆ど残っていない事も合わせて)そこそこ沈んでいた

未決定リスト
死にかけてこの後死ななくなるのが男か女か、若い…のはそこそこ若いにしても、頼んだのが本人の配偶者か子供か側近?的なのかは未定。

この後、あるじさんに選択を迫る。その人は、その人としての自分をどこまで捨てられるか。

ちなみにこれが選択肢
食、声、姿、性、血、種、知、我
食事の必要性を捨てられるか、
声までなら変えても良いか、
姿も変えても良いか、
性別も変わっても良いか、
それ以上血を残せなくても良いか、
種族すらも変わっても良いか、
知識、記憶類も忘れて、生きられればそれで良いか、
自我も失って、それこそ生命であれれば良いか。

私なら、多分、種族までなら捨てられます。
話としては一応未定だけど、まぁ、さいころでも振って決める事にします。

アンケート機能使おうかとも思ったけど面倒が勝った。

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