ふたなり自己妊娠系狐獣人始祖不滅ロリババアになりたいから書いた話。 作:砂透腐
親に感謝と別れを告げ、数日温かいと感じる方向へと歩いていると小さな水場を見つけたので、そこを拠点に周囲の探索をしてみる事にした。
水場を中心に放射線状に歩くという下手したら迷いかねない探索を幾度か繰り返し、今日もまた同じようにひたすら直進していると、数えていても幾らかわからないほど前に聞いたのを最後に久しく聞いていなかった、まさかこんな所で聞こえるはずのない音が聞こえたのでもしやと思いそちらへと向かうと、そこにはかつての自分とおおよそ同じ姿をした生き物、すなわち人間が居た。
私は懐かしさから飛び出していきそうになったがグッとこらえ、自らを特に害のない小動物へと偽装した上で夜まで待ち、見つからないように、万が一見つかっても狩猟される可能性を極限まで減らせるようにし、人間達の住処へと忍び込み、人間達の観察と調査をした上で帰ってきた。
その日私はかつての姿を取り戻した。とはいっても全く同じ姿と言う訳でなく、できるだけ警戒心を削ぐ姿を、と考えた結果……最後に残ったのは、ありえない程の筋肉を持ち清々しいまでの笑顔を浮かべたマッチョか、幸薄そうな痩せた女性かの二択だった。正直警戒心を削ぎつつ、一緒に働ける姿ってなったらこの二択だと思う。警戒心を抱かせないだけなら小さな子供一択なんだけど。
観察してきた人間達の姿を思い返し、私は後者の姿へとなった。
……万が一にも襲われないように、ソコ、だけは表面だけ作ったが。
「住んでいた所が無くなったので、少しの間だけでも良いので、置いてはくれませんか?食事も多くは頂きませんし、手先は器用ですので、どんな仕事だって覚えます。」的なことを言ったところ、快く村に置いてもらえる事となった。やはり本来はどんな生き物も余裕がある限りは同種の生き物には優しいのである。
そうして村においてもらい、生活様式の調査ついでに他の人から仕事を奪う勢いで(おそらく)数年働き色々な事を覚えた私は、私が来た時よりも幾分か豊かになったであろう村を後にし、いつか不安になった時の為に、帰る所を作りに、かつ思い付いた事を実行するためにも一旦故郷へと帰るのであった。
やはり道具の使い方を知るなら人間が一番手っ取り早いのである。
……え?あんまり手を貸しすぎると私が去ったあとに村の人達が困る?知らんよ。私この村の人間じゃ……というか一応人間ですらないし。良いんじゃない?別に。私が居なくなった位で困るような手の貸し方はしてなかった筈だし、もしそれで困って文句を言われても私はなんとも言えないよ。
正直村での生活はもうちょっと詳しく書けた気もするけど下手な事書いてやっべってなるの嫌なんで一話内に収まってしまった。書きたいこと書いたあとにやる気が残ってたらおまけとして小話いくつか書いてもいいかも。