あと、高取巡査のプロフィール乗せときます。
高取二郎(21)
身長168cm、体重60kg、好物:ピザ、タピオカ
次男坊であり、そのせいで兄や父から見下され気味で、高給取りになって見返して、唯一優しくしてくれた母には楽をさせたいという野望だけを持って警官になった人物。110番センター配属を熱望していたが人員不足で最前線に送られ半分ヤケクソ気味。長谷川に身長で負けているのが何気にコンプレックス。
警官にはなった。確かにそれで出世して見返そうとは思った。・・・だが、俺の配属希望は何故か通らず、よりによってパトカーのお巡りになってしまった。まぁ前向きに考えるなら、ここなら出世の機会も多そうだ。が、そんな考えは初日から脆くも瓦解。どころか木っ端微塵だ。半ば強引にペアを組まされた婦警、長谷川巡査と俺は、誘拐犯と偶然遭遇した。相手は銃を持っていた。怖かった。命の危機を感じて、俺は逃げた。直前に逃げてきた女の子も拘束状態なのにウサギ跳びで道路まで来たんだ。その子も長谷川巡査も逃げてきたと思っていた。・・・だが、しばらくして振り返った時、誰も居なかった。応援を要請して、応援と戻った時、長谷川巡査は、血の海にいた。瞳孔が開いて、呼びかけても反応しなかった。長谷川巡査の腹の上で泣いていた女の子は逃げた俺を歯牙にもかけないで、ただ長谷川巡査の横で泣いていた。多分だが、もう長谷川"警部補"だろうか?2階級特進して、動転してた時にくれたドーナツの礼すらできずに1日でサヨナラか。
そう思ってた時期(1時間)が俺にあった。チクショー!いや、正確には喜ばしいことなんだが、なんとどっこい生きていた。感傷に浸ってた俺の時間返せ!!代わりにドーナツの借りは無しという事にしてもらいたい。尤も、俺は警部hゲフンゲフン。巡査には合わせる顔が無い。彼女が負った傷は額、左腕、腹部、その他細かいかすり傷も含めれば13箇所の傷だ。だが運命とは非情な物で、退院してきた長谷川巡査とまたペアに戻された。あぁ、チクショウ。
*
「久しぶり。三途の川から舞い戻ったわ。」
久々に会った高取に挨拶する。正直逃げたのは叩きのめしたい気分だが、彼が応援を呼んでなかったらホントに2階級特進だったので大事にはしなかった。(だからドーナツ代返して)彼の顔は強ばっていたが、とりあえずパトロールへ出発する。
「なんかあの車フラフラしてんね。」
前方を走る青いセダンがフラフラ走行している。ヤクを打ってるか、飲酒運転か・・・その他。どちらにせよ、危険には変わりない。
「ヤクと飲酒運転の検査キット用意して。」
高取にそう言って青いセダンにスピーカーで、ついてくるように呼びかける。が、
「あ、逃げた。」
パトランプを鳴らし、セダンを追いかける。セダンは大通りをそのまま進み、次々車を追い抜いていく。しかし明らかにフラフラしながらの挙動でかなり危険だ。が、トラックを追い抜いた丁度その時セダンは勢い余って路肩に接触。公園横にスピンして停まった。
「なんか最近麻薬関連多いですね。」
結局セダンに乗ってた2人組からは麻薬が検出され、逮捕された。高取の言う通り最近は麻薬関連の事件が急増している。街中で幻覚を見て錯乱して保護されたり、そのまま通り魔になったり。その他にも密売の通報も増えている。今日は、市民の通報により、密売が行われるという情報がリークされ、刑事部が検挙に向かうらしく、刑事達の水先案内と万が一取り逃した時の追跡用に駆り出される事になり、翌日あるはずだった休日を返納するはめになった。いや、振替休日があるなら良いんだけどね。
「どうなってます?」
高取がタピオカミルクティーを片手に聞いてくる。
「配置についているらしいわ。」
そう返しつつ気にしている無線からは刑事達の声が聞こえる。
「総員、配置につけ。」
「「了解!」」
「「準備、完了しました!!」」
「目標を確認。確実に確保しろ。」
「ハイ、ワカリマシタ(^р^)。」
「今だ!突撃ぃー!!」
「「バンザーイ!!」」
何かどこかで聞いたような無線が聞こえる。どこの万歳エディションだろうか(困惑)。
「あれ?敵を見失ってしまいました。一体どこへ行ったんだ?」
「上空援護機(警察ヘリ)を要請する!」
「了解!」
「偵察機(警察ヘリ)からの報告です。目標は西進中である。」
あれ?
「これ僕らも加わるやつですね。」
「そうね。ってアレ?」
どうやら売人その他は黒塗りのバンで逃走中のようだ。が、それっぽい黒塗りバンが今まさに銃火器を乱射しながら大通りの向こうからこっちに向かってくる。
「いやぁぁぁぁあ!!(汚い高音)」
黒塗りバンの助手席からのピストル攻撃でパトカーが被弾し、高取が喚く。
「撃たれたら撃ち返しても文句はあるまい!」
もう死にかけてあっちに逝きかけた私は拳銃位では怯まない(はず)。そしてバンに向かってパトロールライフルのMini-14を構える。ライフルの射撃は元自衛官の父さんからの手ほどきで同期の中でも少し上位に君臨していた。
「撃って良いのは、撃たれる覚悟がある奴だけよ。」
そんな漫画で聞いたセリフを吐いて狙いを定めると、
「ヤメロォ!俺を撃つなぁ!同士討ちになるぞぉ!(にほんへボイス)」
と無線が怒鳴ってくる。確かに、バンの後ろに、チラリと2、3台のパトカーが追跡しているのが見える。
「ダメかぁ。じゃ、通せんぼといこうかしら。」
パトカーを道の真ん中に横向きに出し、バンの道を塞ぐ。バンは速度を上げてくるがそう簡単に突破はできまい!?
「ぎゃぁ!!」
「うあっ!?」
さ れ ま し た。後端に突進されたパトカーはそのままクルリと回転して中央分離帯にぶつかった。
「ボボボ・・・。」
高取が泡を吹いているが、なんかテンションがおかしかった私は
「撃たれたまま逃がせるかぁ!」
と、アクセルを踏んで追撃に加わった。
*
「ウグアッ!ヤラレター!」
「衛生兵ー!(当然いない)」
「敵が手強すぎる!」
黒塗りバンを追いかけていたパトカー、東19、東4、東2は苦戦を強いられていた。バンにいる4人の内、2人から突撃銃、助手席からピストルの射撃を受け、迂闊に近寄れずに、東4から負傷者が出た。バンは尚も西進中で、ピットマニューバもかけられず、逃げられてしまうか。そう誰もが思った瞬間、珍事は起きた。
体当たり。これに尽きる。横の路地裏から、中破したパトカーが、バンに体当たりして、中央分離帯とサンドイッチにした。バンはこれにバランスを崩し、横転して果てた。犯人達は逮捕され、新手のタイプの麻薬5kgが押収された。
*
「警察に捕まったようです。」
ある地区。とは言っても住人のほとんどが組織の構成員で、事実上の根拠地となっている。その中央部の一室にて、会議が行われていた。幹部からの報告を聞いて、首領と思しき厳かな男が立ち上がる。
「警察か。多少想定外だが、我々の敵ではあるまい。・・・そうだ。奴らに次の計画を手伝って頂こう。国家を転覆させる計画の余興には丁度良い。いや、その後にこの世紀末を生きる民を導き救済する計画だったな。」
彼は口角を吊り上げ、幹部達に指示を出しはじめる。
*
「今回の作戦は、麻薬の密売を行っているというこの暴力団組織、"金田組"への家宅捜索だ。市民の密告によって、ここが麻薬を取り扱っているという情報を得た。丁度クレジットカード偽造を起こし、礼状は出ている。」
西署。話しているガッシリした体型の人物は警部補こと、"馬場 要(ばば かなめ)"警部補(40)だ。
「ですが、そういったものは刑事達の仕事なのでは?」
そう質問すると、警部補は
「1つ、人員不足で、刑事達を殉職させる訳にはいかないから。
2つ、道案内だ。」
刑事達は方向音痴なのかと考えていると、
「3つ。君が1番ドンパチの経験があるだろうから。」
と言われた。
「え?、ドンパチって・・・?」
「軽機関銃での制圧射撃を生き残り、ナイフで刺されて死んだと思ったら生きてたり、良い意味でしぶとさに定評のある君が適任だと思うが。要は抵抗したらねじ伏せるんだ。以上!」
「・・・。」
高取曰く、この後しばらく私はフリーズした様に動かなかったらしい。
「警察だ!」
「開けろ!デトロ・・・警視庁だ!」
「はよせんか!」
金田組本部前は大騒ぎとなっていた。
「どっちがヤクザか分からないわ・・・(困惑)。」
「コレガ桜〇門組ト呼バレル由縁カー(白目)」
後方にいた私達はただ、あ然としていた。しかし新手の麻薬どころか普通の麻薬も見つからず、もう1つの目的は失敗した。
「なんかさー、私が"しぶとい"ってどう思う?」
帰路に着き、高取にふと聞いてみる。いや、私は構わないんだけど、女性に言う言葉じゃないってよく漫画とかも言ってるから・・・。
「いや、妥当だと思います。」
と高取は表情1つ変えずにグサリと回答してきた。アンマリダ。
「や、ま、まぁ、わ、私は、構わないんだけどね!」
あれ、目から汗が・・・グスン
「・・・というか、なぜあの時逃げなかったんです?ほら、誘拐事件の時。女の子と逃げることは出来たはずですが?」
高取が少し空気を読んだのか、少し話をズラした。
「何言ってんのよ。私は警官。善良な国民を守るのが警察の義務だと思うから。その為になら命すら賭けるわ。」
私の家は代々自衛官か警察官になっていた。そして国家に尽くし、子供を残したまま殉じた祖先も居る。私はその家の長女として生まれ、警官を目指した。親は、好きな仕事に進んで良いと言っていた。でも私は警官を目指し、ここまで来た。
「あと、あんな奴に1歩でも退いたらカッコ悪くて実家にもあの世にも行けないと思ったってのもあるかな。・・・なんて、ちょっと先輩っぽくしてみたりして。」
一方の高取は、ただ黙って、反省するようなしょげた顔をしていた。
「そういえばさ、あの時訓練云々言ってたけど、訓練期間は?」
と聞くと、
「・・・5ヶ月です。僕大卒なんです。」
と答えた。
「・・・!1ヶ月短くなってるじゃん!?」
結局、金田組の言うことには、最近湾岸部の岸区にて、ヤバイ薬が出回っているらしく、1種のカルト宗教になっているらしい。そして、その"真の世紀末救世主の会"という名前の組織であり、数ヶ月前、クーデターにより会長を追放された初代会長が協力を申し入れ、証拠が集まった(by刑事部)。
「(色んな意味で)なんか雑じゃないですか?」
高取がこの前の新手の麻薬関連事件に関する説明の後パトロール中に呆れたように言う。
「まぁ、下に回ってくる情報なんてそんなもんよ。」
と返す。今回は駆り出されずに済んでホッとしていた。この前はあんなことを言ったが、私も怖い。なによりあの手の事件は刑事部の管轄で、コチラは関わらないはずなのだ(多分)。と思っていると、
「西署より岸区周辺のPCへ。刑事部が武装勢力と交戦中。付近のPCは援護に向かえ。」
と無線が来た。結局こうなるのか・・・(困惑)。
「えぇい!行くよ!」
そう言って現場に向かう。
「最終戦争だ!」
そう叫び教会の様な建物とアパートから銃撃を繰り出す武装勢力と、パトカーを盾に踏ん張る刑事達の所に、パトカーで飛び込み、パトカーを盾にして刑事達の所に合流する。
「うおおおお!!」
Mini14の援護射撃のもと、高取が刑事達と合流し、自分も連射しながら飛び込む。
「あ。長谷川氏やん。」
見慣れた四角いメガネの警官が話しかけてくる。
「お、黒岩氏ジャマイカ。」
彼は黒岩巡査(22)。同期にあたり、お互いメガネなのと国に忠誠を誓うあたりで意気投合した同僚であり、友人でもある。彼は応援として呼ばれたらしい。
「さて、教団員に制圧されてるが、アンタが来たからにはもう大丈夫そうやな。」
黒岩がMini14にマガジンを差し込み、ボルトを引く。
「どうする?まずは手前のアパート?」
私が確認すると、
「おっ、そうだな。皆さん、アパート片付けるので援護射撃を。」
と黒岩が他の刑事や警官に伝達する。彼はいつもは物静かだが、こういう時には少しアクティブになる。
「SATはまだか?このままでは全滅してしまう!」
「現在SATは道中にて抵抗を受けている模様。到着予定時刻は未定。待機せよ。」
刑事と無線のやり取りを聞いた黒岩は、丁度弾幕が切れたのを見ると、
「いいや、限界だ!征くねッ!」
「今だ!」
刑事達の射撃の元、パトカーの盾を出て、アパートの外壁に取り付く。
「なんや?高取巡査も来たのか?」
黒岩が高取に問いかける。彼は高取のヘタレ具合に不信感を持っていたが、この反応はただ単に意外だったらしい。一方の高取は、何かこの前から打って変わって真剣な顔で、
「僕だってもう警官です!・・・覚悟は決めました!僕は、責務を全うします!」
すると黒岩は、
「よく言った!それでこそ日本男児だ!」
と感激といった様子だ。日本男児とか言ってるが彼は22歳である。まぁ私が言えたことじゃあないだろうけども。(蘇る心当たり)
「このアパートを制圧するよ。銃を向けてきたら容赦なく撃ってよし!殴ってよし!突撃!!」
「はい!」
「ガッテン承知の助!」
高取と黒岩の返事の後、階段を降りてきた教団員に1発。
「階段制圧!」
階段を上り、刑事達を撃ち下ろしている教団員の側面に出る。
「後ろ見張ってて。」
高取にそう指示すると黒岩と、通路の教団員に掃射する。
「政府の犬共を殺せ!」
「そこにヤツらがいるぞ」(^р^)
残った教団員達2人がハンドガンで反撃してくるが、どうも何かの薬をやっているのか、精度はそれほどない。
「そしてリロードに入って弾幕が途切れた時に、
「今だ!」
黒岩が壁から身を出し、1人、通路に飛び出し残った奴を仕留める。
「助かる。反対側のアパートも頼めるか!?」
下で踏ん張る刑事達から無線が入る。
「了解。」
黒岩が答えると、反対側の、何も気付いていない様子の教団員に狙撃を試みる。刑事達も、たまに1人、また1人と、リロードの合間を縫って外壁に取り付いている。黒岩の射撃は正確に刑事達を妨害する教団員を無効化していく。
「その狙撃の腕は相変わらずね。」
「なぁに。中距離以遠だけさ。」
黒岩は近距離はからっきしだが、中距離以遠での射撃なら一級だ。
「こちらも制圧!助かったぜ。あとはあの教会みたいな悪趣味な建物だけだ。」
「了解。」
刑事達の無線にそう返事をして、道路の突き当たりの建物へ向かう。
「俺たちは車庫の方から回る。逃走経路を断つ。正面を任せたい。」
合流した刑事達にそう言われ、正面扉の前に陣取る。・・・よく考えればこれは囮にされたような物だろうか?
「SATの奴らまだですかね?」
高取の疑問に、黒岩が答える。
「途中で襲撃されて足止め喰って弾薬欠乏だってよ。」
この時SATはシンパと思われる武装勢力に襲撃されて足止めを喰らい、弾薬と時間を浪費していた。
「なんか呆気ない・・・呆気なくない?」
思わずそう言うと黒岩は、
「まぁ、聞いた話だと練度の低下が凄まじいらしいぞ。なんでも、損耗が酷いとかで。」
と返す。SATから弾薬が切れたというセリフは聞きたくなかった。
「この国の未来はどっちかしら・・・。」
思わずため息が出るが、つまるところ私たちでなんとかしなくてはいけない。
「さぁ、行くよ。」
そう言って、扉を開ける。
「警察よ!動かないで!」
広がっていた礼拝堂のような空間の奥には、現首領だと情報があった男が、平然とした様子で佇んでいた。彼は私たちに語りかけてきた。
「君たち、今のままで良いと思っているのかい?」
「動かないでと言っているのよ。」
私の制止を聞かず彼は続ける。
「この国はどうなっている。不景気!戦争!治安の悪化!この国は変わってしまった。銃社会になり、常に脅威に怯えるような国になってしまった!」
「何が言いたい!」
高取が怒鳴るが、彼は冷静を保ったまま、
「望まず変わった物は、戻さなければならない。革命だ。この国を戻すには、革命が必要だ!そして、我々が元の日本へと、この国を導いていくのだ!!」
彼がそう言ったが、この組織は新手の麻薬を振りまいている。
「何が革命だ。麻薬をばら撒く奴に国がどうとか語る資格があるのか!」
黒岩がそう言って銃を向ける。
「この国が衰退したのは国民に自由を与えすぎたのが原因!ではどうするか。これを使えば、自ずから目上を敬い、国を纏め上げられる!君らもどうかい?救済の為に我々と志を共にしないか!?」
彼はそう問いてきた。
「・・・そんなモノに頼った国家なんて願い下げよ。 断るわ。」
そう答えると、高取や黒岩も頷いた。
すると首領の男は
「そうか・・・。」
と言って指を打ち鳴らした。
「うぉっ!?」
黒岩の近くを銃弾が掠め、彼は遮蔽物に身を隠す。私もライフルを構えようとしたその瞬間に、何かテグスのような物が落ちてくるのが見えた。
*
「い"え"ッ!?」
いきなり長谷川が短くも素っ頓狂な声を上げた。
「どうした!?」
振り返った先には、後ろから首にワイヤーのような物を引っ掛けられ、首を締められている長谷川がいた。
「カハッ、カハッ!」
長谷川は手足をジタバタさせて抵抗するが、状況は改善しない。すぐライフルを構えるが、
「ドルァ!!」
と、最初に撃ってきた教団員が肉弾戦を仕掛けてきた。視界に入った高取は特にないらしい。
「高取!撃て!」
ライフルで攻撃を防ぎ、そう叫ぶが、高取は拳銃を構えたまま、震えていた。あぁ、そうだ。ワイと長谷川は最初から密輸業者との銃撃戦を経験したが、彼、高取はその"人を撃った経験が無い"。いや正直無いほうが良いんだが、これには覚悟が必要だ。
*
まただ。また、あの誘拐事件の時と似た状況だ。"その気になれば逃げられる"状況。拳銃を構える手は震えてる。このまま逃げても、誰も引き止められない・・・だけど逃げちゃダメだ。また逃げてしまったら、今度こそ誰にも合わせる顔が無くなってしまう。
「高取!覚悟を決めろ!!」
教団員に抑え込まれている黒岩巡査の声が聞こえる。そうだ。僕はもう覚悟を決めたんだ・・・!やってやる!
「うらぁあああああ!!!」
1発の銃声。それは長谷川巡査の首を締めていた教団員の体を撃ち抜き、その教団員を無力化した。長谷川巡査は前に倒れ、直後彼女はライフルで黒岩巡査と取っ組みあってる教団員を撃ち抜いた。
「オラァ!警察じゃぁー!!」
丁度、車庫から回ってきた刑事達が、首領の男をとっ捕まえた。長谷川巡査は咳き込んだり息を切らしていたが、
「初めてにしては、上出来ね。」
と言うと、間髪入れずに
「良いセンスだ。」
と黒岩巡査が続けた。仲良しか。
ー"真の世紀末救世主の会"テロ事件1次報告ー
死者:35名(警官3人、犯行グループ32名)
負傷者:33名(警官11名、犯行グループ20名、一般人2名)
物的損害
PC:全損2、中破3
一般車両:全損2
真中区において麻薬の密売の情報を掴んだ捜査2課が、売人を確保しようと試みるも失敗。付近の東2、4、19、西35が確保。新型麻薬5kgが押収。この後、関与が疑われた金田組にも家宅捜索が入るが、誤報であった。その後、真の世紀末救世主の会が捜査線上に浮上。家宅捜索に向かうも、拳銃で武装した勢力からの抵抗を受けるも、応援として駆けつけた警官達の支援もあり、首領の男を逮捕した。これからはパトロールの強化が求められる。
ーー
「いよぉし!出来てなかった高取の歓迎会やるぞ!」
署に戻った時、馬場警部補はそう言って歓迎会をおっ始めると言い出し、居酒屋を予約した。えぇ・・・(困惑)
0時投稿に遅れましたすみません。色々頭がごちゃごちゃしてしまって・・・。黒岩巡査と馬場警部補のプロフィール載せとくので許して下さいお願いします。
黒岩 幸助(くろいわ こうすけ) (22)
身長175cm、体重62kg、好物:豚骨ラーメン
四角いメガネがトレードマークの警官。長谷川とは同期で、思想に似通った所(主に正義感)があった為意気投合。スコープ無しの狙撃に関して秀でるが、近距離はからっきし。
馬場 要(ばば かなめ)警部補(45)
身長183cm、体重90kg、好物:食べ物ならなんでも
ガタイの良い警部補。脳筋だったりポカをやらかす事もあるが、部下想いの所もある為、何だかんだ愛されている上司。柔道で右に出る者は居ない。
次は日常回にしたいです(願望)