転生したらキャルちゃんだった話   作:榛翔

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明けましておめでとうございます。
去年中に投稿したかったんですけど忙しくて結局過ぎちゃって申し訳ございません。
今回はタイトル通りトレーナー試験編です。
次閑話挟んでトレセン編です。
一話研修編入りますけどね




8話 トレーナー試験への挑戦

 

 

8話 トレーナー試験への挑戦

 

 

 岐阜へ行ってから数ヶ月、あたしはトレーナー試験への為に本格的に勉強に力を入れた。

鍛錬時間を削りその分勉強した、ウララやライス達の交流は欠かせずやっている、この時間があたしにとっては癒しの時間でとても助かっている。ゴルシはゴルシで何時も通りではっちゃけてるし、スカーレットは相変わらず可愛いし、そうそう、オグリとも通話だが連絡取り合っている、話す内容は迷子になったとかあれが美味しかったとか基本的に迷子になったかご飯の話しかしないが聞いているだけでも面白くてあたしは結構気に入っている。あとは…前世の親の母と妹とも連絡先を交換した、母の方はあたしを心配する文や勉強を応援してくれるメッセージが多い、妹の方はマシンガントーク並みにいろんな事をメッセージで送ってくる、前世と変わらない天真爛漫な彼女に笑みが出る、ただメッセージ多すぎて返せないからもう少し抑えてほしいが。

そんな彼女達に支えられながらあたしはトレーナー試験への勉強を頑張った。

 

 それから更に数日トレーナー試験が近づいてきた時期に少し問題が発生した、それはあたしの年が低い事だった。

別に年齢制限はトレーナー試験には無いのだが中学生くらいの子が試験を受けるのは前代未聞だったその為学園長自らがあたしに会いに来た、来た時は驚いたしもしかしたら試験を受けられないかと心配したがそんな事もなくあたしが本当に受けるのかの確認と合格した際トレーナーとしてではなくマネージャー的立ち位置からスタートと言われた、まあ、子供だし出来る事も限られてくるし、あたしが特別ってのもあるから仕方ないと納得する。担当トレーナーは定期的に変わるらしいが信頼できる人らしいので心配しないでほしいとの事だった。ベテラントレーナーをまじかで見れ、学べる為あたしは目を輝かせて頷いた、試験時の事も話題に出た、最初はあたし一人だけ別室でもいいと言われたがそれだと他の人達と対等ではないと思いあたしは拒否をした、あたしもいちトレーナーを目指す受験生だ特別とはいえそんな待遇を受けるのは卑怯だと思ったからだ、それにあたしもそろそろ変装無しで人前になれる第一歩として挑戦したいのだ。

因みに中央のトレセン学園長はいい年した男性だったまだやよい理事長ではないみたいだ、たづなさんも見なかったしまだいないのかな?とにかくあたしはいろんな人から応援してもらっているのだ、絶対に受からないと…そう思い勉強に励むのであった。

 

 

 試験当日、遂にこの日が来た、今まで頑張ってきたことをそのまま発揮するだけだ。

あたしは緊張しながら会場に向かう為に車に向かう

 

 「お~い、そんな緊張してたら失敗すんぞ~。」

 

 「きゃー!い、いきなり耳元で囁かないで!」

 

 「わりぃ、わりぃ、あんまりにも緊張してるからな」

 

そう言いながらゴルシが笑っていた

 

 「仕方ないじゃない…。」

 

 「あんま無理すんなよ。」

 

 「ええ。」

 

あたしは再び歩く

 

 「キャル!」

 

 「?」

 

 「お前は一人じゃねぇからな!アタシ達が付いてる!今までやってきた事信じろ!」

 

 「!?」

 

そう言ってゴルシは去っていた

 

 「……バカ、かっこつけ過ぎよ…。でも、ありがとう。」

 

いつの間にか緊張していなかった、とても晴ればれした気持ちで姉さん達の元へ向かう。

 

 「あら、ふふ、もう大丈夫そうね。」

 

車に乗ると姉さんがそうあたしに聞いてきた、緊張してたの皆にバレていたみたいだ

 

 「ええ!」

 

あたしは姉さんにそう返す、車が動き始める

 

 「キャルちゃん!大丈夫!キャルちゃんなら絶対受かるから!」

 

あたしの隣に座る真帆があたしに抱きつき言ってきた

皆あたしの事信じてくれている、ゴルシの言った通りあたしは一人じゃないみたいだ、あたしは皆に感謝し試験会場に着くのを待つのであった。

 

 

 試験会場は多くの受験生で混んでいた、中央のトレセンは全国から多く来ている、倍率は毎年数百倍と物凄い数の人が受けに来ている、会場も全国で別れている為此処にいるのはその一部だと思うと鳥肌が立つ、試験の為変装は出来ないからあたしは素のままだ、耳も尻尾も出している状態だ、あたしは車から出ようとすると頭を撫でられる

 

 「大丈夫よ。」

 

姉さんがそう言う、その一言だけであたしは今までざわついていた心がスンと落ち着く

あたしは姉さん達に振り向き笑顔で頷くそして車から降りる、さぁ、試験の開始だ。

 

 

 あたしは案内係の人に従い付いて行く、周りから物凄い視線があるが気にしず歩く。

皆より幼いしヒトじゃないから余計目立つのだ、ひそひそ話も聞こえてくるが気にしない、昔に比べるととても成長したと感じドヤってしまうの仕方ない事なのだ。

多くの受験生が番号ごとの部屋に入室していくあたしも指定された場所へと向かう、扉を開けると中にいる人達が一斉にこちらを見てくる、これには流石にビビったが静かに自分の席に着く。未だに視線が凄いがゆっくりと見回すと人が少ない事に気づく、どうやら学園長が気を遣って少ない部屋にしてくれたようだ、正直言ってありがたい。

あたしは周りを気にしないよう早く試験が始まらないかなと思いながら待つのであった。

それから数分待つと試験官が入ってきた、あたし達全員いるか確認したら試験の内容を口頭で伝えていく、試験は筆記と面接の二つで行われるようだ最初は筆記という事で各自に答案用紙、解答用紙を配っていく、後ろにも監視の試験官がいるようであたし達を見ている。他の人達は緊張した面持ちで机を見ている、試験開始の合図が鳴ると皆一斉に用紙をめくり書き始めた、あたしもそれに遅れないようにめくり問題を読んでいく、問題を解いていくうちに気づいたが問題がとてもやさしいのだ、もしかしたら今年は受かりやすい年なのかもしれない、もしくは面接が難しいのかもしれない、そう考えつつ問題を解いていくとあっという間に全て問題を解いてしまった。見直しをしても相当時間が余ってしまった、仕方なくもう一度見直しをしていくあたしであった。

 

 あれから一時間、何十回も見直しを繰り返していたらいつの間にか終わっていた。

あれだけ確認したんだから筆記の方は満点間違いないだろう、姉さん達が教えてくれた事がバッチし当たったし姉さん達には感謝しなきゃね。

 

 『にしても…簡単すぎたけど…もしかしてあたしだけテスト内容違ったのかな?終わったらしい姉さん達に聞いてみるか。』(無自覚)

 

あたしは次に行われる面接を受けるために会場を移動する。移動中も注目を集めていたがあたしは流石に慣れたのかあまり気にしなくなっていた、というかさっきの筆記試験の事で頭がいっぱいだったからだけどね。

面接は先程の筆記試験の結果が出るまで待たないといけない、筆記試験の結果次第で面接が受けれるか受けれないか決まるのだ、確かに数千人いるからその数を面接するのは非現実的だよね、筆記で落とされるのは毎年多いらしいからここで多くの受験生が消えることになる。

あたしは結果が発表されるまで会場にある小さい休憩スペースで休憩していた。

 

 「あの!…ネコ娘さんですよね?」

 

休憩していた時女性数人があたしの元に来てそう聞いてきた

 

 「え?ネコ娘?」

 

 「はい!~~~~っ、かわいい~。」

 

目の前の女性が急に抱きしめてきた、唐突な事にあたしは理解できず困惑した。

 

 「ちょっ、ちょっと!ずるい!」

 

 「そうよ!」

 

 「私にも!」

 

抱きしめている女性から伝染したように次から次へと女性があたしの元に来て耳やら尻尾やらを撫でられもみくちゃにされた、あたしは必死に抜け出そうとしたが無理だと分かり諦めた。

数分後彼女達は満足したのかあたしは解放された、クタクタになりつつ相手を見ると自分がやった事に気づいたのか申し訳なさそうにしていた。よくよく見ると筆記試験で同じ部屋にいた女性達だった。

 

 「「「「ごめんなさい。」」」」

 

 「え、ええ。」

 

 「貴方を一目見てからこうしたいって思ったら我慢できなくて…ごめんなさいね?大丈夫?」

 

「え、ええ、大丈夫よ。」

 

どうやら悪意があってという訳では無いようだ、ただいきなりはビックリするからやめてほしい。

彼女達はあたしとお話したかったらしく様子を伺っていたようだ、まぁあたしとしても話し相手がいたほうが気が楽になるからありがたい。彼女達に二つ返事でOKを出すと彼女達はとても喜んでいた。

 

 あれから数時間昼を挟み筆記試験結果が発表された、あたしは先程の彼女達と共に見に行く。

張り出された貼り紙に自分の試験番号を確認していくが周りに人がいすぎて人の波に流されそうになると彼女達の中にいる背の高い子があたしを抱っこしてくれたおかげで何とかま逃れたが抱っこされた状態に顔が赤くなる

 

 「ふふ、キャルちゃんこれなら結果見れるよね?」

 

 「うっ、ええ。」

 

あたしは恥ずかしつつも確認すると上の方に自分の番号があるのを見つける。

彼女達の番号もあるみたいで皆で喜び合った

 

 面接時間がそれぞれ通達されあたし達はそれぞれの試験会場へ向かう為に別れる。

着くと順番待ちの受験生がそれなりにいた、あんなに多くいた受験生がここまで少なくなっていると思うとこの試験の厳しさがうかがえる。

皆緊張してあたしに気づいていないのか静かだった、そんな重苦しい差を感じつつあたしは椅子に座る。

ぼーっとしながら待っていると隣の席の人が立つのを感じ取った、見て見ると次あたしの番まで迫ってきていたのだ、そう思ったら急に緊張してきたのであたしは深呼吸しながら気持ちを落ち着かせる。

 

 数分すると前の受験生が部屋から出てきた、少し待っているとあたしの番号が呼ばれたのでゆっくりと席を立ち部屋をノックして入る。

中に入ると学園長とおじいちゃんと威厳のあるウマ娘が座っていた、…ここがボス部屋ですか?

あまりの強烈なメンツに少し後退りそうになるが耐えて入っていく面接の練習もしといて良かったと安堵しながらもあたしの面接が始まるのであった。

 

入ってからは軽く自己PRや何でトレセンに入りたいのかなど無難な質問でちょっと安心したと思った時

 

「んじゃあ、君にとってトレーナーって何?」

 

唐突におじいちゃんトレーナーがそんな事を聞いてきたのだ、動揺してしまったが落ち着くように少し息を吐く

 

 「あたしにとってトレーナーとは架橋です。」

 

 「架橋?」

 

 「はい。夢や目標に向かって駆ける彼女達の架橋になるのがトレーナーだと思っていま…すっ。」

 

あたしは最後の最後に詰まってしまったけど言い切る、短いがあたしはそう思っているのだから意見を変える気はない、あの子達の為にあたしは頑張るって誓ったのだ。彼女達が元気に楽しく走ってほしい、だからあたしはそうできるように頑張るのだ。

 

 「ふむ。」

 

そう言って顔を下げるベテラントレーナーサングラスでその顔が良く見えないから分からない、ウマ娘と理事長はニコニコしていた、ともかくやらかしたのは確か。あたしは焦りそうにながらもこの後の質問を無難に答えていくのであった。

その際あの質問をしてきたベテラントレーナーは一言も話さなかったのが気になった。

 

 こうしてあたしのトレーナー試験最後の試験が終わった、あとは帰って結果を待つだけだ、不安だが祈るしかない。

あたしは受かるように祈りながら試験会場を出ていった。

 

 

 

 

 

 「彼女どうでしたか?」

 

 「私はとてもいいと思ったよ、あの年であそこまでの信念…うん、合格にしたいね。…どうかなトレーナー?」

 

 「……」ニッ

 

 「では決まりだね。」

 

 

 

 

 試験会場を後にしたあたしは今部屋でうつ伏せになりながら寝ていた、あのやらかしたのがどうしても気になるのだ。

 

 「う“あ゛あ゛ぁ“ぁ“」

 

とゾンビのようなうめき声を出しながら寝転がっていると

 

 「オイオイ、やらかしたのは仕方ねぇだろ、結果良けりゃいいんだって!キャルなら合格してるからな」

 

とゴルシがニカっと笑いながら言う

 

 「なんでそんな事わかるのよ…」

 

 「だってアタシのキャルだからな!」

 

その言葉に頬が赤くなる、こうゆうズバッと言うところはホントうらやましい

 

 「ん、分かったわ。…その、ありがとっ!」

 

あたしは布団に潜り照れ隠しする

 

受かっているか分からないがゴルシのおかげで何とか気持ちを落ち着かせることができた、今日はゴルシに助けてもらってばかりだ、今度何かしてあげようとここの中で思うのであった。

 

 こうしてトレーナー試験が幕を閉じた。

 

 

 

 あれから一週間、トレーナー試験が終わったという事で生活が何時ものルーティンへと変わった、勉強をしなくなったのかというと少しは勉強している、前世では勉強全然しなかったから授業に付いていけなかったのだ。地道な事が何時か役立つ事もある、最近では雑学にも手を伸ばし始めた所だ。

一方でトレセンからの結果連絡がこないか毎日ドキドキしながら待っている、やっぱり結果分かるまでのこの緊張感は慣れないなぁ。

 

コンコン

 

 「キャルちゃん入るわよ?」

 

勉強していたら、扉がノックされ姉さんの声が聞こえてきた

 

 「お勉強中だった?ごめんなさいね。トレセンから手紙来てたかr…」

 

あたしは言葉を最後まで聞かずに姉さんの持っている封筒をひったくり急いで封を開けていく

そんなあたしを苦笑しながら見る姉さん、あたしは結果の書かれた紙をゆっくりと開ける、その際 ゴクッ と生唾を飲む音が聞こえてきた、たぶんあたしだろう、それだけ緊張しているのだ。

開けて恐る恐る見ると合格という文字が目に入った、その瞬間

 

「やったあああああああああああああ!!!」

 

あたしは嬉しさのあまり大声を上げて飛び上がった、普段こんな事しないから姉さんがとてもビックリしていたが今のあたしは嬉しさではしゃいでいるから気にならなかった。

その後は、合格した事をウララ達、真帆達にも教えた、皆自分の事のように喜んでくれたのが嬉しかった。

ゴルシに関しては今回感謝しかないから会った早々抱き着いたら珍しく狼狽して顔を赤くしていた。

これからあたしはトレーナーの事を学ぶ為にベテラントレーナーのマネ(雑用)として研修しないといけない、今のように一日研究所暮らしは出来ないためあの子達との通話時間を見直さないといけなくなる。

皆が入ってくるまでには立派なトレーナーになっていないと、あたしは改めて気を引き締める

 

 「皆、絶対トレーナーになるから…貴方達も早く来なさいよね。」

 

 

 こうしてトレーナー試験は無事に合格し、これから研修が始まる。

あたしは新たな目標を目指しまた一歩踏み出したのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

             キャルちゃんのトレーナーへの道は開いた。

 

 

 

                

                  これにて幼少編終了

 

 

 

 

       これから始まる新たなストーリーでキャルちゃんはどうなっていくのか!

 

 

 

 

                 

                   新章突入!!!

 

 

     




あまり今回はウマ娘出てこない回でしたね
これからの展開どうしようかなぁ

ウマ娘もプリコネも無料ガチャ始まってますけど皆さんどうでしたか?
自分は爆死で何も!得られませんでした!
マジで辛いっす
皆さんも深追いはダメですよ?二月後半は一周年ですからそこまで溜めましょう(提案)

今年もよろしくお願いします。
誤字報告、感想お待ちしております。

今後の参考に聞きたいです、ご協力をお願いします。

  • 地の文もう少し減らしてもいいと思う
  • もう少し会話パート増やしてほしい
  • このままでも全然OK!
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