そして遅れてもういわけありません。
私にとって今日が正月でした、元旦は寝てたら終わってたのでね
初詣やおせち料理食べましたよ、でも正月過ぎてるからおせち料理店に無くて頑張って自作しました。
そうそう!おみくじ大吉だったんですよ!それで嬉しくて今年は幸先良いなと思ってたら雪に足滑らせてドブに落ちたり上から雪が降ってきて押し潰されたり散々な日でした、怪我とかは軽傷で済みましたが…今日はなんて日だ!大吉って何なんでしょうね。
ともかく楽しい一人正月でしたまる!
今回の会は特別編という事で本編ではないです
一応今日か深夜帯にもう一話出す予定です。
ホントは二話続けて出したかったのですがもう一話の方のデータ消えちゃいまして
書き直してます。すみません。
お詫びとしてもう一話書きますね。連チャン投稿になると思いますがよろしくお願致します。
もうい~くつ寝ると~お正月~
閑話 お正月
閑話 お正月
これはトレーナー試験を受ける少し前の出来事である。
年末、多くのヒトが年内最後とあって大忙しにしていた、それを他人事のように眺めるあたしがいる。
この世界に来て何回目かの年末だ、毎年この研究所の人達と一緒に年末年始を過ごす。勿論ゴルシもそこに加わって毎年どんちゃん騒ぎになるのだが今年はあたしのトレーナー試験があるという事でそこまで大きくやらないようだ、ゴルシも空気を読んで大人しくしている。
そんな受験生真っ最中のあたしに連絡が入ったのだ、誰かと思って聞いてみるとウララとスカーレットからみたいで何でも年末にこちらにお泊りしに来たいとの事だった。
あたしとしてはウララ達に会えるのはとても癒しになるから全然OKだったし、それに勉強ばかりだと気が滅入ってしまう。あたしはウララとスカーレットに返事を返すと二人共飛び跳ねるくらい喜んでいた。いや、実際飛び跳ねたのだろう、電話越しから大きく跳ねるような音が聞こえた。
どうせなら皆呼んで年末年始はパーッとしようと思い直ぐに皆に連絡する事にした。
それから数時間後、あたしは皆からの返事をすべて聞き終えた。
少し時間かかったが仕方ない年末だから何処の家も忙しいのは承知していた、それで結果はと言うとウララ、スカーレットは親子でライスは親が仕事で来れない為使用人と来るみたいだ、ゴルシはいつも通りで最後のオグリはお母さんと一緒に来るとの事だった。
こういった集まりは実を言うと初めてではない、オグリとは初めてだが何回かお泊り会らしきものを開いているのだ、まぁこの話は追々としよう。
この事を姉さんに言うとこんな所ではダメだという事で急遽旅館を取ることになった、こんな所って…姉さんの研究所でしょ…と思いつつもあたしは暴走した姉さんを眺める。こうなるのは初めてではない、お泊り会の時は毎回の様に別と場所でしようとさせてくるからあたしが止めているのだが今回は別だ研究所は観光施設では無い為そういった大勢が泊まる機能は無い、前の時は子供だけだったから皆であたしの部屋で布団を敷いて寝ていたが今回は親御さんが来るのと年末年始という事であたしは止めなかったのだ。
今年は研究所の皆とは出来ない為予め研究所の人達と早めのクリスマス兼年末年始のパーティーを開くことにした、皆手を上げたり飛び跳ねたりして歓喜していたがそこまで喜ばれるとは思ってなかったから少し驚くと同時に考えて良かったと思った。
今は年末と言っても12月初めのほうだ、まだ少し期間はあるからあたしは日頃お世話になっている彼らの為に少しサプライズも考えていた。
姉さんや真帆にも言ってはいない、一人では流石に無理なので器用なゴルシに協力してもらい準備を進めた。バレずにするのは苦労したが何とか出来上がり後はパーティーをするだけとなった。
クリスマス。クリスマス会兼少し早めの今年最後のお疲れ会と来年もよろしく会という名のパーティーが開かれた。
誰がこんなダサいパーティー名にしたのか知らないが無事に始めることが出来た、皆思い思いに楽しんでいる、ある者は食べ物を堪能したり、ある者は同僚と楽しく雑談したり、ある者は何人かで集まり一発芸なんかをして盛り上がっていた。その光景にあたしは改めて開いてよかったと実感したのであった。
パーティーは大詰を迎えた頃、あたしはゴルシに指示され小さく作られている台へと上がる。皆が不思議そうな顔してあたしを見上げている、姉さん達も何事かといった表情をしていた、あたしとゴルシしか知らないから当然だ、あたしはマイクを持ち彼らに向けて
「皆に聞いてほしい事あるの、何時もあたしの事大事にしてくれありがとう!と~~っても感謝してるわ!困ってる時助けてくれる貴方達が!あたしの事を陰で何時も見守ってくれてる貴方達が!あたしは大好きです!日頃の感謝を込めてあたしからプレゼント用意したの、受け取って!」
そう言ってゴルシに目配せすると頷いて用意していた物を持ってきてもらう
「これは…」
皆受け取り終えると姉さんが代表して声を上げる
「え~と、て、手作りのイニシャル付きハンカチよ、できに関しては…その、目をつむってほしいわ、ゴルシとあたしで作ったのっ、ハンカチなら形に残るし実用性もあるから困らないだろうって考えて…それで…あの…」
皆からの反応が無い為次第に不安になって声が小さくなっていく、もしかして失敗したと思った時
「うっ」
「?」
「「「「「「「「「「~~~~~~~~~~っ!!!!」」」」」」」」」」
言葉にならないような雄たけびが部屋を包み込む
あたしは唐突な事にびっくりし尻尾や毛が逆立つ、ゴルシも驚ろき耳を抑えている。
「あの、キャルちゃんが…。」
「遂に…遂に私達に…デレたっ!!!」
「あぁ…大好きって…ありがとうって…俺はこの日の為に生まれてきたのか…っ。」
「一生大事にするわ。」
「はぁ~~~~~~~~。すこ。」
「てぇてぇなぁ。」
「今のは録音、録画済みですわ。もうこれだけでご飯五杯いけますわ。もう(キャルちゃんへの愛が)止まりませんわ。パクパクですわ。」
「…………コフッ」(吐血)
「ン"ン"~”」
周りが阿鼻叫喚になっていた、ある者は血涙を流し、ある者は吐血、ある者は鼻血を流し、ある者は失神していたりもはや地獄絵図と化していた。
「……。これはこのゴルシちゃんでも予想外だったわ、どうすんだ…これ?」
「……。知らないわよ。どうしろって言うのよ…。」
あたし達は収まりが付くまで待つ事にした、ふと唯一の救いである姉さん達の方を見ると真帆は目がハートになっておりあたしのあげたハンカチに頬づりしていた、姉さんはフリーズしていて全く動く気配がない。これはもう手に付けれないとあたしは遠い目をする。
この世界に来た当初は自分の事しか考えれなくてこんな祝い事自ら行うなんて考え付かなかったものだ、これもあの子達や隣にいるゴルシ、姉さんや真帆、そして此処にいる皆のおかげで成長したんだとあたしは思っている。研究所の皆は個性的で変な人だらけだけど優しくてこんなあたしにも良くしてくれている、感謝しかないのだ。
だからあたしは勇気を出してこの会を開いたのだ、少しでも変われると思ったから。まあ、ここまで喜ばれるとは思ってなかったから正直言ってドン引きだが楽しんでもらえたのなら主催者側としては嬉しい限りだ。
その後皆が正気を取り戻すまであたしとゴルシは大人しく様子を見ていた。ゴルシがドン引する顔とか滅多に見ないから結構新鮮だったのはここだけの話だ。
こうして、クリスマス兼年末年始のパーティーは無事に終えたのであった。
あのパーティーから数日、あたしは駅まで来ていた、ウララ達を待っているのだ。ちなみにゴルシはあたしの家で待機中である、何でもする事があるのだとか…また何かしでかさないか心配だ。
年末という事もあって何時もよりヒトが多くあたしは既に人混みに酔っていた、近場のベンチに座り来るのを待っていると
「キャ~ル~ちゃ~ん!!!」
と大きな声が聞こえてきた、目をやるとウララが物凄いスピードで器用に人混みを縫うようにこちらに向かってきていた。
あたしはベンチから立ち上がりウララに向かって手を振る
「ウララ~」
呼びかけると更にスピードを上げこちらに駆けてくる、ここで一つ…車は急には止まれないのはご存知だろう、ウマ娘も同じで急には止まれないのである、その為必然的に…
「ちょっ!?ウララ!スピード!スピード落としry…グフッ」
あたしはウララが抱き着くと同時に後ろに吹っ飛ばされた。
「キャルちゃん!キャルちゃん~」スリスリ
当のウララはあたしの胸元に頬をスリスリしながらあたしの名前を連呼している、本人は悪気はないが食らったあたしからしたらたまったもんじゃない。
「グッ…ウララ、ギブ、ちょっと立たせて…」
「? うん!わかった!」
大人しく引いてくれたようで助かったが受け身をとったとはいえ痛いものは痛いのだ、未だジンジンする背中をさすりながら立つとウララがあたしの手を握ってくる。その顔はとてもニコニコしており可愛らしいかった。
「ふふ、久しぶりね、ウララ。」
「うん!久しぶり!キャルちゃん!」
遅れてウララの両親が来る、地味にウララのご両親との対面は初である。電話越しでなら何度か話しているがこうして面と向かって会うと少し緊張してしまう。
あたしは挨拶をし他の子達を待つ事にする、挨拶した際お礼を言われたのが嬉しかった。
あたしがウララと再会して数十分後
「あっ、お姉様!」
そう言ってこちらに小走りで向かってくるウマ娘が見えた、お姉様呼びはライスしかいないため直ぐに分かる、こちらに笑顔で走ってくる姿はとても可愛かった。
先程のウララとは違いあたしに突進するのではなく止まるとあたしの手をにぎにぎしてくる
「お姉様、久しぶり!えへへ、会えて嬉しい。」
そう、この可愛さである。ライスの後ろがまるで光っているかのように見えた。
「え、ええ。久しぶり、ライス。元気してた?」
「うん!」
あたし達が挨拶していると使用人の人達もこちらに到着したようで挨拶を交わす、人数は二人のようでどちらも女性である、というか向こうにいた時に一番お世話になった人達だった。
二人共久々に会えたあたしにとても喜んでおり頭を撫でまわされたのであった。
再び待つ事にするあたし、ベンチに座るとウララとは反対側にライスが座る
「ライスちゃん!久しぶり!」
「うん!ウララちゃんも久しぶり。」
ライスとウララが挨拶をする、その光景にてぇてぇなぁと思いながら見るあたし。他の子達が来るまであたし達三人はお話しながら待つ。
あたし達が話している数分後
「お姉ちゃ~~~ん!!!!」
こちらに向かって全速疾走してくる小さなウマ娘が見えた。
『あれ?なんかデジャヴを感じるような…』
とあたしは感じつつも一応受け身を取れるようにして待つ事にする。
スカーレットがあたしに飛びつくと同時にウララよりも重い威力で吹き飛ばされる
「グフッゥ! ガハッ!」
思いっきり地面に叩きつけられるあたしは女の子が出していい声じゃない声を出しつつヤムチャポーズで地面に倒れ伏す。
「「キャルちゃん(お姉様)!?」」
「お姉ちゃ~ん、えへへへ」スリスリ
ウララとライスの声が聞こえてきたが今のあたしはそれどころじゃない痛みに耐えながら未だに抱き着いているスカーレットに声をかける
「ス、スカーレット、い、痛い、ギブギブ。」
「えへへへ、お姉ちゃん~」
全く聞こえてないのか話す気配がない、ウララの時と違いウララより断然スカーレットの方が早く体重もスカーレットの方が重かったから衝撃が先程よりも凄かったのだ。
その後ウララとライスの協力もあり何とかどいてもらう事に成功したがスカーレットはふくれっ面になってた、無理やり離されたのが気に食わなかったみたいだ。何とかして機嫌を直そうとしていると
「キャルちゃ~ん!」
後ろから柔らかい感触がしたと同時に誰かに抱き着かれる、振り返るとスカーレットママがあたしに抱き着いてきたようだ、こうゆう子供っぽいところがある人だったと思い出した所で
「あ~~っ!!!ママだけずるい!」
スカーレットの機嫌が更に悪くなる、フグのようにぷっくりと膨らんだ頬が可愛らしいかった。
そして再びあたしに引っ付いてきた、それを見ていたウララやライスもつられて再び抱き着いてくる。
わちゃわちゃしていると静観していた大人組がこちらに来て
「皆~、ここで騒ぐと迷惑になるからおりこうさんにしてようね~。」
真帆が代表してあたし達に注意した
「あら?ごめんなさい。これあたしのせいね。」
「い、いえ、あたしも注意しなかったし、お互い様だと思うわ。」
「「「うぅ、ごめんなさい。」」」
スカーレットママが謝りあたしがそれを否定していると三人が悪い事したと気づいたのか謝る、直ぐに謝れるのに感心した。特にスカーレットは先程まで拗ねていた為謝らないと思っていたから驚いた。
ひと段落着いた所で最後のオグリを待つためにベンチに座る、先程と同じで両隣をウララとライス、あたしの膝上にスカーレットが座っている状態だ。
「スカーレットちゃん久しぶり!」
「ス、スカーレットちゃん、久しぶりだね。」
「うん!二人共久しぶり!」
ウララとライスはアプリ等でよく見る組み合わせだったから違和感なかったがウララとライスとそこにスカーレットが加わると物凄く違和感を感じる、前も思ったが未だに慣れないのは直さないと、頭の中を切り替えあたしはオグリが来るまで雑談話をするのであった。
それから更に数十分後
「キャル、来たぞ。久しぶりだ。」
「キャルちゃ~ん!久しぶりね!今日からお世話になるわ。」
オグリとオグリのお母さんが手を繋いでこちらにやって来た、ちゃんと迷子にならずに来れて安心した。
これで全員揃った訳だ、この後一度研究所に戻り荷物とゴルシを拾い出発するのだが
ツンツン「お姉様、あの子が前に言ってたオグリちゃん?」
「ふわぁ~、綺麗な髪だね~。」
「???」
ライスがあたしに聞いてきて、ウララがぽけ~っとオグリを見る、スカーレットに関しては人見知りを発動してあたしの後ろから首をかしげている。そうだ、この子達はオグリに会うのは初めてなのだ、前のお泊り会の時は会ってもいからね。
「え~と、そうね。皆に紹介するわ!ほらっ。」
あたしがオグリの傍までより挨拶するように目を向ける
「? ああ、皆、私はオグリキャップと言う、よろしく頼む。」ペコリ
最初は不思議そうな顔していたがゆっくりと自己紹介を始めた。
「オグリちゃんって言うんだね!私はハルウララ!よろしくね!」
「ラ、ライスシャワーです、よろしくお願いしますっ!」
「ダ、ダイワスカーレット、よ、よろしくお願いします。」ペコッ
皆して挨拶を終えると
「皆~、そろそろ行くわよ~」
と姉さんから声を掛けられる、まだ何処かぎこちない二人と直ぐにでも仲良くできるウララに囲まれているオグリを見つつあたしは皆を連れて車に向かうのであった。
次会う時はもう少し腹筋を鍛えておこうと思ったあたしがいたりいなかったり。
研究所に着くとウララ達が行く前にあたしの部屋に行きたいと言いだした為荷物運びを手伝ってもらう事にした、荷物と言ってもそこまで多くは無いがゴルシも迎えに行かないといけないから全員で行く事になった。
部屋に着き入るとあたしのベッドに寝転がって漫画を読んでいるゴルシがいた。
「はぁ、もう行く準備できたわけ?」
「ん?おう!もうバッチグーだぜ!」
「あ~ゴルシがちゃん久しぶり~!!!」
「おお!ウララ元気いいな~、久しぶり!」
「ゴ、ゴルシさんお久しぶりです!」
「おう!ライスもお久~」
「ちょっと!ゴルシ!ずるい!」
「スカーレットじゃんか、ずるくねぇよ、アタシとキャルの間柄だかんな!」
「…? 初めましてオグリキャップと言う、よろしく頼む。」
「お~、お前さんがオグリキャップね、アタシはゴールドシップって言うんだ。気軽にゴルシちゃんとでも呼んでくれよ!」
「もうそろそろ行くわよ、早く準備始めなさい。」
「え~、もう少しゆっくりでいいじゃんか~」
「私もう少しお姉ちゃんの部屋に居たいよ~」
「そんな事言わないの。早く行くわよ!」
「ええ~」
「ええ~じゃないわよ、ほらさっさと準備する!」
「う~、は~い。」
「あら~!ここがキャルちゃんのお部屋なのね!」
行けると思ったらスカーレットママが部屋に入ってきた
「ここが…オグリ以上に殺風景ね、女の子なんだからもっとオシャレな感じにしていいのに」
「キャルちゃんはそうゆうの興味薄いのよね…何でかしら?」
「ですね、趣味と言ったら鍛錬か勉強あとはあの子達とお話しするくらいかな?」
「女の子なんだからもっと色々興味持たないと!そうだわ!私がキャルちゃんにっ!」
とゾロゾロとあたしの部屋に入ってくる大人組、あたし達が遅いから様子を見に来たようだ。
「ママ!あたしお姉ちゃんのお部屋にもう少し居たい!」
親が来たことで再び言い始めるスカーレット
「そうね~、でももう行かないといけないし」チラッ
「あ…ハハ、そうですね、皆さん長旅してきたばかりでしたね、少し休憩していきましょうか。お茶と茶菓子くらいしか出せませんが…」
「まあ!ありがとうございます!スカーレット!もう少し此処に入れるわよ!」
「ほんと!やったあ!」
またまたあたし抜きにして話が決まってしまった、あたしはただ呆然とそのやり取りを見てるしか出来なかった。
その後、あたしの部屋で大人組合わせた大人数でお茶をした、何であたしの部屋で?と思うかもしれないが皆がここがいいの一点張りで急遽テーブルと椅子を用意した。一人部屋にしては物凄く広いが数十人入ると流石に狭くなるがぎゅうぎゅうとまではならない、それ程あたしの部屋は広いのだ。あたしの部屋で二時間くらい過ごしてようやく出発する事になった。
二時間の間あたしのアルバム見たり部屋のインテリ替えの計画してたりと皆ワイワイしていた、オグリも初めて会うメンバーだらけで孤立しないか心配してたがそんな事無く無事に皆と仲良くなっていた。
あたしの部屋から出て車に乗り駅と向かう、当初の予定とはだいぶ遅れはしたが大丈夫らしい。
こんな大勢で行くのはあたしは初めてだから何時もよりも浮かれている、他の皆も何時も以上にテンションが高い、ゴルシに絡まれてるライスでさえ浮かれてるのだ、何時もは苦笑いで対処してるが今はニコニコと笑顔を浮かべながらあたしの話に花を咲かせていた。そう、あたしの…あたしの?改めて見てるとあたしの事を褒めちぎっていた。
機嫌がよくゴルシにはきはきと話していたからてっきり旅行で浮かれてると思いきやあたしの話で盛り上がっていたみたいだ、あのゴルシもそんなライスを見て苦笑いを浮かべている、立場が何時もと逆転してて面白かった。ただ、あたしの話ばかりするのは辞めてほしい、照れる。
駅に着き新幹線に乗り込む、乗った時多少席の事で問題あったが座席を回転させることで無事収まった。
ちなみに席はこんな感じになった。
|通| スカーレット あたし ライス | |
| | |窓|
|路| ゴールドシップ ウララ オグリキャップ | |
隣のスカーレット、ウララ、ライスがお菓子を持ってきたようで皆で食べたり、ゴルシがトランプやUNOを持ってきていたから皆で遊んだりと楽しんだ。お昼を新幹線内で食べた後、隣のスカーレットがあたしの肩に頭を乗せて寝てしまった、それに釣られてかライスもあたしの肩に頭を乗せて寝てしまう、両肩が重いが起こすのは悪いと思いそのままにする。前のゴルシがニヤニヤしていたが見なかった事にする。
いつの間にかあたしも寝てしまったようで、オグリに起こされ着いたことを知らされた。
隣のスカーレットを見ると頬に何か書いてある、目を凝らしてみると [私はキャルの事が大好きです。] と書かれていた、ご丁寧にハートマーク付きだ、もしやと思いライスを見るがなんともないようだ、どうやらスカーレットのみゴルシにやられたようだ。
あたしはスカーレットを起こし鏡を見せる
「ちょっと!何よこれ~!ゴルシ!あんたでしょ!」
「何でアタシなんだよ~、もしかしたらお前が思ってることが顔に出てきたのかもしれないじゃんか~」ニヤニヤ
「ふにゃ!?そ、そそそそんな事は」
「へ~、んじゃ、キャルの事嫌いなのか~?」ニヤニヤ
「そんなわけないでしょ!大好きに決まってるわ!!!」
「ふ~ん、大好きなんだな。」ニヨニヨ
「そうよ!うんうん…ん?…ハッ!?」バッ
ものすごい勢いでこちらを向くスカーレット
「え、え~と、ありがとうスカーレット。あたしも貴方のことす、好…きよ。」
「はにゃああああああああ!」ボフン
スカーレットの顔が真っ赤になり頭から煙が出たように湯気がでる
「ゴルシ。あまりいじらないの!」
「え~、だって反応凄い面白れぇじゃんか~」
「それでもよ!…全くもう!」
あたしは濡れたウエットティッシュでスカーレットの頬に書いてある字を消す。油性ペンじゃなくて良かったと思う、この辺はゴルシも弁えてるから安心する。ただ少し時間たってるからウエットティッシュだけじゃ完全に落ちないので旅館に着いた際にお風呂で落とせば何とかなるはずだ。まあ、間近で見ないと分からないくらいまでには消えたから大丈夫だろう。
スカーレットは未だに顔を赤くして俯いているがそろそろ降りないとまずいから手を引いて一緒に降りる。降りると姉さん達が待っていた為合流し旅館へと向かうのであった。
旅館に着くと早速部屋へと向かう案内のヒトに連れられ歩く、部屋割りはあたし達子供組と隣に大人組である。結構広い所を取ったようで襖を全開にすれば大人数で宴会出来そうなほど広いのだ、あたし達は荷物を置き部屋の中を見回す。他の皆もあたしと同じ反応しておりやっぱり凄く高い所だと感じた。てか、年末なのによく此処取れたなと姉さんに感心する。ちなみにだが年越しも此処でする為ちょっと長く取ってある。
荷物を整理し終え早速皆で温泉に入る事になった、スカーレットやウララははしゃいでいた。皆で風呂場に向かう、着くと男性陣とは別れそれぞれ入っていくがあたしは此処まで大勢の女性達と入るのは初めてだから入るのを少しためらってしまう、男性の人格は薄れてきたとはいえ前まで男だった為に無意識に男性用風呂に足を進めていた。
「キャルちゃん!そっち男性用よ?ほらこっちよ。」
姉さんに掴まれ連行されていく、ウララ達ならまだいい、まだ小さいから!でも姉さん以外の女性は慣れてないのだ、いや、姉さんと入るのも未だに慣れてないけど…あたしはなるべく見ないようにと心に決め大人しく付いて行くのであった。
脱衣所に着くとウララが一番に服を脱ぎ今か今かと待っていた、ここで一人で入っていかない辺り本当にいい子だなと思う。
結局あたしが最後に脱ぎ終えウララとスカーレットに手を引かれお風呂場へと入っていく、風呂場は湯気が多く視界が悪かったのが幸いだった。
あたしは入る前に体や頭を洗う派だからシャワーブースに行く、それにつられるようにウララやライス達もあたしの後を追ってくる
「? 皆温泉入ってこなくていいの?」
「お姉ちゃんと一緒がいい!」
「私も!」
「わ、私も」
「アタシもキャルと同じで先に洗う派だからな」
「? 皆がこっちに来ていたから付いてきた。」
「そ、そう」
「お姉ちゃん!あたしが洗ってあげる!」
「ウララもキャルちゃんと洗いっこした~い。」
「ラ、ライスもお姉様のお背中流しましゅっ!」
「アタシも混ぜてくれよな!」
「…私もキャルの背中を流したほうがいいのか?」
「ちょっ、ちょっと落ち着きなさい!わ、分かったから~落ち着きなさいよ~」
皆からもみくちゃにされながらあたしは何とか椅子に座る全員は無理なので次入る時にという事になった。
皆で背中を流し合う事になり順番としては
ウララ あたし スカーレット ゴルシ オグリ ライス
となった、あたしはウララに背中を流す事になったから早速タオルにボディーソープをつけてウララの背中を見る
とても綺麗な肌だった為ちょっとためらうが優しく傷つかないように洗う
「ひゃ!んっ…キャルちゃんくすぐったいよ~」
「ヴェエ!?そ、そう!?ご、ごめんなさい。」
背中にタオルを当てた時ウララから色っぽい声がしたため慌ててタオルを離しキョどるあたしにウララはクスクスと笑っていた。
その後も傷つけないように洗ってるとふとあたしの背中を洗っているスカーレットが気になり目をやるとあたしの背中を一生懸命洗っていたその光景が可愛らしくて少し微笑んでしまう、他の皆もそれぞれゴシゴシと手を動かしているあたしはウララの方に顔を戻し洗う事に集中する。
それからちょっと経ったとき
「ふにゃああああああああ!?」
唐突に腰の辺りに電撃がはしったような感覚を覚えた、それは痛くは無く逆にとても気持ちいいというか何というか…ともかく腰を浮かせてしまう程の感覚にびっくりして声を出してしまった、慌てて振り向くとスカーレットがあたしの尻尾の付け根辺りを握っていたのだ。
ここで猫と言うの尻尾の付け根を触られると気持ち良さそうにするのはご存知だろうか?
猫の尻尾の付け根には沢山の神経がありとても敏感なのだその為その辺りを軽く叩いたり触ったりされると気持ちが良く腰を上げてしまうのだ。
これはあたしにも当てはまる事で前に姉さんにされた時物凄い快感が襲ってきてふにゃけてしまった、今回は付け根の辺りを洗おうとしたのだろう付け根をキュッと摘ままれあたしが反応してしまった訳だ。
あたしは恥ずかしさの反面スカーレットに申し訳ないと思った、現にスカーレットは自分が何かやらかしてしまったのか不安そうな顔でこちらを見ている。
「そ、その、大丈夫よ、し、尻尾の付け根弱いから触る時は言ってくれると助かるわ。/////」
「そ、そうなの?良かった~、私何かしちゃったのかと思っちゃった~」
「いや~、エロい声でしたな~」ニヤニヤ
「なっ!え、エロくないわよ!」
「え~、物凄いふやけた声だったし他の人からしたら…」
「も、もうこの話はおしまい!ほらさっさと向き変るわよ!」
「へ~い」ニヤニヤ
「キャルちゃん無事でよかった~私びっくりしちゃった!」
「お姉様本当に大丈夫?」
「キャル、具合が悪いなら先に出てもいいんだぞ?」
「大丈夫よ、大丈夫。敏感な所触られたからだから、ほら、さっさと洗わないと温泉入れないわよ!」
その後は向きを変え再び背中を流し合った。洗い終え次は髪を洗う、皆それぞれ洗い方もあるだろうしと思いここは洗いっこしずに洗う。
あたしがいつも通り洗っていると
「あっ!」
と声が上がった、振り返るとスカーレットとライスがこちらを驚いたように見ていた、何か付いているのだろうか?あたしは首を傾げ体を確認する。
「お姉ちゃん!そんな雑に洗ったら髪痛んじゃうじゃん!」
「お姉様!そんな乱暴に洗っちゃメっ!だよ!」
どうやらいつもの癖で大雑把に洗っていたみたいだ、こういった細かいところは男の感性のままなのは仕方ないのだ。長年やって染みついた事だし中々抜けきれない、姉さん達と入る時は基本的に姉さん達が洗ってくれてたし一人で入る時はパパっと洗っている。一度女性らしく洗ってみたが面倒くさくて諦めた。
そんなこんなで二人に怒られ、ゴルシにも呆れられ結局二人に髪の洗い方をレクチャーしてもらった。ついでと言わんばかりに髪も洗われた、年下になすがままにされるあたしは一体…そう思いつつも大人しくするのであった。
ようやく温泉に入れる、体洗うだけでここまで時間かかるとは…ともかく今は温泉だ、あたしは近場の温めに設定されている温泉に入る。
温泉の温度設定って結構高めなためいきなり入るのはあたしには無理だ熱すぎていつも直ぐに出てしまう、だからこうして自分でも入れるような場所を選んで入っている。
「あ”あ”あ”あ”あ”~」
だみ声を出しながら入ると
「お姉ちゃんおじさんくさいよ~」
とスカーレットにクスクス笑われる。仕方ないじゃない、自然と出ちゃうんだから。
スカーレットやライス、ウララはあたしと同じ場所に入り、ゴルシとオグリは隣の熱い所に入っている。ゴルシはいつも通りというか…潜水したり泳いだりしてる、ウララも真似して泳いでしまうから辞めてほしいが今のあたしは注意する気になれない為そのまま放置する。温泉入るとここまでやる気失うのは何でだろうと変な事を考えつつ温泉を堪能する。
それから数十分入った後あたしはのぼせてきたから風呂から上がり涼んでいる。女の子だから長風呂になるんだろうなと思っていたがこの体はのぼせやすいみたいだ、研究所でもあたしは男性職員並にお風呂入るのが早いからよく心配されている。
まあ、あたしは種族的に家猫なので暑いのや寒いのは苦手なのだ、当然熱いのや冷たいのも苦手、お風呂なんかは特に熱が籠るから直ぐに体が火照る、前世では長風呂ではなかったが長めに入れていた。この体はそうはいかずこうして体温調節必須なのだ。やはり動物の特徴を引き継ぐ事でメリットは勿論デメリットも存在するわけであたしの場合一番の敵は気温なのだ。お風呂も正直言ってあまり好きではない、原作のキャルちゃんより獣よりの体質のせいだろうか、ともかく温泉に来たからには存分に堪能しないと勿体ない。あたしは再び温泉に浸かったりゴルシに引っ張られて露天風呂に入ったりと温泉を堪能した、結局皆に付き合い入ったおかげでのぼせてしまい姉さん達に助けてもらいながら着替えた。
温泉から戻ったころはもう夕食の時間となっており結構長風呂してたと実感したりもした、夕食は豪勢でとても美味しそうだった。
オグリなんかは準備が出来るまで涎を垂らしながら待ってたくらいだ、食べ始めるとまるで掃除機の様にどんどん無くなってく食べ物を見てライスやゴルシなんかは戦慄していたのが面白かった。
夕食後は温泉に再び入る組と入らない組で別れた。あたしはのぼせたのもあり入らない組だ、あたしが入らないからかウララ達も入らないようで入るのは大人組だけとなりあたし達子供は部屋でトランプなどをして過ごした。
姉さん達が帰ってきた頃ウララやスカーレットが眠たそうにしていた為今日は早いが子供組は寝ることになった、大人達はまだ起きてるらしくあたし達が眠った後にお酒でも飲んで過ごすのだろう。あたしはまだ眠くないがスカーレットやウララはあたしと寝たいと言った為にあたしも大人しく寝る事にした。意外にもゴルシやオグリも素直に従ってくれたのには驚いた。
明日で今年も最後だ、たぶん明日は大晦日だから年明けるまで起きようとするだろうから今日早めに寝ておいて損はないはずだ。
ウララやスカーレットは年明ける前に寝落ちしそうだが…。あたしはウララ達が寝落ちするのを思い浮かべ苦笑する、皆寝る準備も出来たようで電気を消す。
「おやすみなさい。」
「「「「(お~)おやすみ(~)なさい!」」」」
あたしがそう言って布団に潜ると皆から一斉に返ってきた。あたしは口元を緩ませゆっくりと眠りについた。
朝、目が覚めると両隣にスカーレットとウララがしがみ付いていた。予想は出来ていたからあまり驚きは無いが動けない為起きるまで待つ事にした。その間に起きたゴルシが写真を撮っていたり何時の間にか饅頭を何処からか買ってきたのか食べながらあたし達を見ているオグリがいたりしたが無事に二人とも起きて脱出することが出来た。余談だがその後起きたライスが羨ましそうに頬を膨らませてこちらを見ていたから頭を撫でたら機嫌が戻った、やっぱり女の子は難しいわね。
あたし達がゴロゴロしている間に朝風呂を済ませた大人組が帰ってきた為朝食を待つ、朝も結構豪華で美味しく頂かせてもらった。
朝食を終えると自由時間となり姉さん達は夜の為に買い出しにスカーレットやライス、ウララは温泉にゴルシは何かやることが出来たと言って出ていったそしてあたしとオグリは運動できるブースで体を動かしていた。正確に言うとオグリの練習に付き合っていたのだ、大晦日まで練習するとかとっても真面目だなと思いつつもオグリの提案に頷いて今に至る。ウマ娘用のランニングマシンでフォームを確認したりボクシングできる場所もあったからボクシングさせたりして時間を潰した。
昼頃になるとオグリのお腹が鳴り練習をやめる汗もかいたから一度備え付けのシャワールームで汗を流してからお昼を食べる。
食べ終えたら、スカーレット達と温泉に入るため入浴の準備をしないといけない、先程入っていたような気もするが、あたしと入っていないからまた入るとの事だ。
温泉シーンは特に何もないからカットだけどね!本当に何も無かったわよ?昨日と同じで洗ってもらっただけだからね(目そらし)
ちなみにだが貸し切りという訳では無い為他のお客がいない時間を見計らって入っている、だからあたし一人では入らないよう言われている。
部屋に戻ると何時の間にか帰ってきたゴルシが部屋でくつろいでいた、時間帯も夕方で旅館のスタッフが夕食の準備をしていた。
今日の夕食はカニやらお肉が出るようで今から楽しみだったりする、オグリなんてソワソワしてて落ち着きがないくらいだ。
夕食までの間あたし達は年末毎年やっている番組を見たりして過ごした、夕食が来ると皆尻尾を振っていて可愛かった(自分も振っているのに気付いていない)
夕食はあっという間に無くなったとだけ言っておこう、オグリしゅごい…。ちゃんと年越しそばも食べたから安心しなさい!
夕食後、残すところあと数時間で年が明ける。毎年の事ながら今年は少し違う年越しに妙にテンションが上がっているあたし、皆に気づかれないようにしつつもテレビを見ながら過ごす。いつもならこの時間帯には眠くなって寝てしまうスカーレットやウララも今日は起きている。
こうして皆で過ごす大晦日はとても新鮮で楽しい、来年もこうやって皆で過ごせたらと思っている。
あれから更に数時間、部屋の中で大人しくテレビを見ていたあたし達、年明けのカウントダウンまであと少しまで来ていた。
ウララやスカーレットがソワソワしだしあたしの近くまで寄ってくる、それに合わせてオグリやライス、ゴルシもあたしの周りに集まる
「な、なに?急にどうしたの?」
「カウントダウンお姉ちゃんの隣でしたいから…ダメ?」
「そ、そうゆう事なら仕方ないわね!いいわよ!」
嬉しい事言ってくれるから少し照れるがとても嬉しい、もうすぐで年が明ける…今年の事をふと振り返る。
今年は本当にいろいろあった、この子達と会ったのも今年だから思えばとても充実した一年だったと思う、ウララにゴルシ、ライスやスカーレット、オグリ、最後の最後まで飽きない日々だったな。来年からは会うのがもっと難しくなる、あたしはトレーナーの試験、受かれば研修でトレセンで住み込みになる、ライスもトレセンの受験を受けるし、オグリもカサマツトレセンに入れる事になってるし、スカーレットとウララはまだ小学生だから学校だろう、ゴルシは…何があるのだろう?まあ、あたしが皆と会えるのが減ってしまうという訳だ、でも全く会えないという訳では無い。休みもあるし休みの日にテレビ通話すればいい、それにライスに関してはトレセンに受かればいつでも会えることになるから寂しい事ばかりではないが強いてあげるなら研究所の皆や姉さん達と今の様に過ごせなくなる事だろうか。というかそれが一番の不安要素だ、この世界に来て姉さん達と一緒じゃない日なんてほぼ無かったからあたし一人での住み込みでの研修は正直言って怖い。でもあたしが決めた事だから我が儘言っていられない。
そんな風に思いふけていると何時の間にかカウントダウンが始まろうとしていた。
ああ、今年もあと数秒、皆と出会えたことに感謝ね。スカーレット達が目配せしてくるから頷く
「5」
オグリが何時もの無表情で言う
「4!」
スカーレットが元気よく笑顔で
「さん!」
ライスが照れながら
「に~」
ゴルシが嬉しそうに
「い~ち!」
ウララが人差し指を上げて立ち上がり
「0ッ!」
最後はあたしが
「「「「「明けましておめでと~う!!!!」」」」」」
「キャルちゃん!今年もよろしく!い~~~~っぱい遊ぼうね!」
「キャル~今年もよろしく~」
「お姉様!今年もよろしくお願いします!」
「お姉ちゃん!今年もよろしくね!」
「キャル、今年もよろしく頼む。」
「ふふっ、ええ!皆!今年もよろしく!」
こうして年明けのカウントダウンを無事終えた。
『今年もいい一年になりますように』
その後皆でテレビや姉さん達が買ってきたお菓子を摘まみつつ時間を過ごした。夜中に食べるお菓子って何であんなにおいしいんだろうね。
更に時間が進むと流石に堪えたのかウララやスカーレット、ライスがウトウトしていたから歯磨きさせ先に寝かせた。あたしはまだ眠くないからもう少し起きてようと思っていた、オグリは未だにモグモグと饅頭何かを食べてテレビを見ていたゴルシも寝っ転がって同じようテレビを見ている。
あたしは皆に邪魔にならないよう広縁に出る。襖は勿論閉めてね。
あたしは広縁にある椅子に座り月を見上げる、とても綺麗な満月が空に浮かんでいた。
この世界に来てもうはや数年、来た当初は混乱してて大泣きしてたっけ、で姉さん達と徐々に仲良くなっていって、鍛錬して体鍛えたりしたっけ、それで挨拶回りしてあの子達と出会った。
そう考えれば本当に退屈しない日々を送っていたわけだ、本当に時が過ぎるのは早いわね。まさか自分がTSするとも思ってなかった訳だし人生内があるか分からないのは言えてるとクスクスと笑う。
これからのあたしの人生改めネコ生はどうなっていくんだろうと考えていると頬をギュっと挟まれた、ゆっくりとそのまま視線を上げるとゴルシの顔があった。
「なんだなんだ~こんな所でたそがれちゃって~」
ニカッと笑う彼女に不思議とあたしも微笑む
「何でもないわ。ただ一年いろいろあったな~って思い出してただけよ。」
「そっか。」
「ええ。」
そこから無言になるあたし達、空を見上げ月を再び見る。
「なあ…。アタシをちゃんと見てくれてサンキューな。」
何分か経った頃唐突にそんな事を言われる、あたしは再びゴルシに視線を向ける
「あ~、ほら、アタシって変だろ?」
「自覚あったのね。」
「まあな、でも変える気はねえよ」
「ふふ、それでこそゴルシよね」
「キャルはそんなアタシを見捨てずちゃんと見ててくれてたわけだ、アタシはそれがとても嬉しかったんだよ、ちゃんと理解してくれてる事がな。」
「完全に理解したとは言えないけど、ゴルシはゴルシでしょ?それ以上それ以下でも無い訳だしあたしは気にしないわよ。そ、それにあんたといると退屈しないから…その一緒に居て楽しい…と、思ってる…わ。」
「アハハ!そっかあ、アタシはアタシか。キャル。本当にありがとう。アタシお前に会えて良かった。」
そう言って笑うゴルシにあたしは見とれた、いつもと違うストレートな髪型にいつもと違う儚げな表情、そこに月に光が差しまるで女神の様に見えたのだ。
「そ、そう!?そ、その。あたしも貴方と会えて良かったわ。////」
あたしは慌てて言うと
「そっか。じゃあ、アタシは寝てくるは、キャルも早く寝ろよ~」「やっぱりす…」
ゴルシはそう言うと部屋に戻る、戻る際小声で何か言っていたがあたしには聞き取れなかった、チラッとだが頬が赤くなっていたのは不思議だった。
あたしもそろそろ寝ようと思い寝る準備を始めた、明日は初詣らしい、今から楽しみだ。
翌日、目を覚ますと既に起きていたのかライスとスカーレットがあたしの寝顔を見ていた。
「あっ!お姉ちゃんおはよう!」
「お姉様。おはよう!」
「ふわぁ~、おはよ~」
目を擦り起き上がるあたし、そういや今日は着物着るから準備する必要がある。あたしは眠たいのを我慢しいそいそと着替えるのであった。
着替え終わり部屋でくつろいでいると姉さん達が戻ってきた、その手には着物を持っていた、どうやら着物を取りに行っていたのだろう。
あたしは何気に着物を着るのが初めてな為少しワクワクしていた、前世では男だったし、今世も普通の女の子じゃないからこういった機会があまりなかったのだ。女の子になったからには一度着てみたい服の一つでもある。
姉さんと真帆に着付けをしてもらう、よくよく見ると正月キャルちゃんが来てる振袖の色違い版である。黒色が強めで花とネコが付いたデザインのものだ。あたしは嬉しくなりその場で回転する、そうしてるとカシャカシャと音が鳴り、振り向くと鼻を抑えてカメラを構える真帆とうっとりした表情の姉さんがいた。あたしは先ほどの行動が次第に恥ずかしくなり顔を赤くする。
そんな事もありつつ皆の着付けも終わったようでお披露目会の様に見せ合う、ウララは元気な桜のデザインが付いたピンクの振袖(ゲームのとは違います。)ゴルシは赤色の花柄が付いた振袖、スカーレットは紺色の花柄が付いた振袖、ライスは紫色の振袖だ、オグリは白色の振袖と皆とても綺麗になっていた
「皆とても綺麗じゃない!似合ってるわよ!」
そう言うと
「えへへ~、キャルちゃんに褒められちゃった~!キャルちゃんも可愛いよ!えへへ。」
「サンキュー、キャルも可愛いじゃん」
「えへへ、お姉ちゃんも似合ってる~お揃い!」
「お姉様ありがとう!お姉様もとても似合ってるよ!」
「ありがとう。キャルも似合ってる。」
皆からお礼を言われ褒められる、それに少しだが照れてしまったが今日くらいはいいだろう
向こうで激写してる真帆は放っておこう。
神社に着くと物凄いヒトやウマ娘で溢れかえっていた、流石元旦人の量が多い。でも行けないことは無い為はぐれないように皆で固まって移動する事になった。いろんな屋台も出ていてオグリが欲しそうにしていたがまずはお参りから先だから我慢してもらう、その間も列は少しずつ進み続ける。
ようやくあたし達の番まで回ってきた、そこまで長い時間待たされなくて済んでよかった。
あたしは鐘を鳴らしお賽銭箱にお金を入れ…確か二礼二拍手一礼だった気がする、そこまで詳しくは無いがそう教えてもらった気がするのだ。まあ、間違ってたら姉さん達が教えてくれるだろうと思いつつも二礼二拍手一礼をする
『皆とずっと一緒に居られますように!トレーナー試験合格できますように!』
欲張りだが神社に来れるのはこういった時くらいだ、ちゃんとお祈りしとかなきゃね。
その後、姉さん達も参拝を終えあたし達は近場にあるおみくじを引くことにした、やっぱりお正月におみくじは定番だからね。
皆それぞれ引いていく、あたしも最後に引く。ゆっくりと紙を開けていくと[大吉]の文字が見えた。
「わ~い!大吉だ~。」
「お~、ウララも大吉かゴルシちゃんも大吉だぜ!」
「え!私も大吉よ!」
「う、嘘…。ライスも大吉…ふええ、初めて引いたよ~」
「私も大吉だ。キャルはどうだ?」
「お姉ちゃん!教えて!」
「おうおう、このゴルシ様にも見せてくれよな~」
「ちょ、見せるからそんなに押さないで!あたしも大吉よ!」
「お~、凄いね!皆大吉だよ!」
「だな、ここまで揃うと逆に怖いな」
「大吉なんだからいいじゃない!お姉ちゃんとまたお揃い!」
「ふええ~」ポロポロ
「あ~、ほらライス泣かないの」
おみくじが皆大吉だと知り盛り上がる、ライスは初めて大吉出したからか先程から泣いてるし、オグリは嬉しそうにあたし達を眺める、ウララ、ゴルシ、スカーレットは嬉しいのかはしゃいでいる。
皆でおみくじと共に写真を撮る事にした、あたし達以外見ないものだしたぶん大丈夫だろう、それに皆が一斉に大吉なのは奇跡だからこんな凄い事写真として残してかないほうがもったいない。全員でおみくじが見やすいように広げて撮ってもらう、撮った写真を見てみると皆いい笑顔で写っていた。今年最初のいい思い出が出来て嬉しい。
写真を撮り終えた後は屋台を見て回る、目を離した隙にオグリが何時の間にか沢山の食べ物を手に持っていて呆れたり、あたしと一緒にりんご飴食べたいと言うスカーレットに大人しく頷いて人数分買ったり、何気に綿あめ好きなあたしが綿あめ大量に購入して姉さんに怒られたりと思い思いに楽しんだ。
屋台を回っていたら何時の間にかお昼になっていた為旅館へと戻る事にした。
旅館にに着くと既に昼食が準備されており、あたし達は手洗いうがいを済ませた後昼食を食べるのであった。
こうして旅館に居られるのも今日が最後だから最後に温泉に入る事にしたあたし達はウララ達と共に温泉に入る、今まで苦手意識を持っていて入ってなかったジェットバスや臭いがキツイ効能風呂系に入ったりゴルシと共にサウナに入ったりと温泉を堪能した。結果、のぼせたがちゃんと此処の旅館の温泉制覇したから悔いはない。
着替えも終わり帰る身支度をする、とても楽しい旅行だったが終わりが来るのも早いものでもうチェックアウト時間なのだ、スカーレット達も渋々と言った感じで身支度を始めていた。
帰りの準備も出来あたし達はチェックアウトして帰りのバスに荷物を乗せ駅へと向かうのであった。
駅に着き予約済みの新幹線へと乗り込む行きとは逆に座る。ウララを膝に乗せ両隣がゴルシとオグリだ、一応許可は取ってあるからね
ウララは小さいからあたしでも膝に収まる訳だ、落ちないようにぎゅっと腰から手を回し抱きしめる
「あはは、キャルちゃんくすぐったいよ~」
「落ちないようにって言われたからね、ちゃんとこうしてかないと」
「えへへ、うん!」
とても嬉しそうに笑うウララにあたしもつられて笑う。
「ムムム」
「ウララちゃんいいなぁ」
「ゴルシちゃんも帰ったら膝枕頼むぞ~」
「???」
他の皆から視線を感じるが気にしないようにする約一名分かって無い子がいるがそのままの純粋な子でいてほしい、あとゴルシに膝枕なんてしたことないんだけど。
東京駅に着くまでウララを抱きしめつつ駄弁ったりしながら時間を潰した、やはり夢中になると時間が経つのが早いもので何時の間にか東京へと着いていた。
新幹線を降り、皆とはここでお別れなのだ、スカーレット達が次第涙目になりながらあたしに縋りついてくる。
「うぅ~、お姉ちゃん~」
「よしよし、また会えるんだからそれまで我慢よ?」
「…グスン、約束だよ?」
「ええ。」
「お姉様…」
「ライス、近々試験でこっち来るわよね、宿泊はあたしの所に来なさい、あと受験ファイトよ」
「うん!」
「クッ!ここでお別れなんて寂しいぜ!」
「あんたはこっちでしょ。ふざけてないでこっちに来なさい」
「てへぺろ」
「…っ。」
「キャル」
「ふう。オグリ、貴方も頑張って、これからしばらくにの間会えなくなると思うけどあなたの事待ってるわ」
「ああ。キャルも元気でいてくれ。」
「ええ。…あたしは何があってもあんたの味方だからね、困った事とかあったらあたしに連絡してきなさい」
「ああ!」
「キャルちゃんありがとうね?今度は私とも一緒に寝ましょうね?」
後ろからスカーレットママに抱き着かれそう言われる
「か、考えとくわ」
「ふふ、よろしくね。」
最後に頭を撫でられスカーレットと共に新幹線へと向って歩いて行った、スカーレットが一生懸命に手を振っていたので振り返す。
「お姉ちゃ~ん!バイバイ!」
「キャルちゃん、素敵な思い出ありがとう。」
次はオグリのお母さんがあたしにお礼を言ってきた
「いいわよ、それにこれ計画したの姉さんだもの。お礼なら姉さんにしてちょうだい。」
「ふふ、美波さんと同じこと言うのね」
「え?」
「あの人もお礼ならキャルちゃんに~って言ってたのよ?」
「姉さんが…。」
「ええ、それでもお礼だけは言わせて?ありがとう。」
「ええ、こちらこそありがとうござい…ました。」
「ふふ、これからもよろしくね?」
「ええ。」
そう言って手を振りオグリと共に電車へと乗り込んでいった
「…。」グスン
次はウララなのだが先程から喋らないと思ったら涙を堪えていたようだ
「ウララ…。」
「うぅ~、んっ!私!トレセンちゃんと行くから!」
ウララが涙を拭いて顔を上げると覚悟を決めたような表情になっていた。
どうやらあたしが背中を押さなくても自分で立ち直れるようになってたみたいだ、ウララの成長に思わず涙が出そうになる。
「キャルちゃん、今回の旅行本当にありがとうね。とても楽しかったわ。」
「僕からも、キャルちゃんありがとう。これからもウララと仲良くしてやってくれ。」
ウララの両親からも頭を下げられる
「い、いえ!全然大丈夫よ!こちらこそ今後ともよろしくお願いするわ!」
あたしは慌てて返事を返すと二人はクスクスと笑いながらウララの手を引いて新幹線に向かう
「キャルちゃん!またね!」
先程まで泣いていたの嘘みたいにいい笑顔で手を振ってるウララに手を振り返す、見えなくなるまで手を振り続けた。
で、最後が
「お姉様、ライス頑張るから、受験もお姉様の事も!」
「あたしの事?まあ、ライスなら受かるでしょ。なんたってあたしが認めたウマ娘なんだからね!」
「うん!」
あたしの事というのは分からないが受験頑張ってほしい。
「「キャルちゃん…。」」
今度は使用人の人達だ、二人とも目尻に涙を溜めあたしを見つめていた
「ふふ、主人の方が泣いてないのに貴方達が泣いてたらしまらないでしょ。」
「また会えなくなると思うと…。」
「涙がっ。」
「もう!ライスがこっちに移住する際にこっちに来るんでしょ!会えなくなるわけじゃないから泣かないの!」
そう、ライスが受かった際北海道から東京に住むことになるのだがその際緊急時北海道からだと遠い為直ぐ駆け付けれるようこの二人が近場で住むことになっているのだ。
仕方ないのでライスにやると何時も落ち着きを取り戻す行為をする、二人にギュっと抱き着き背中をポンポン叩くのだ。
これをした瞬間、一瞬ビクッとしたが次第に落ち着きを取り戻していったが何故か震えていた
「私、このことは一生忘れません、世にキャルちゃんあらんことを」
まるで何かにとり憑かれたかのようにスンとなった彼女に恐怖を感じたあたしであった。それとその文何処かで聞いたことあるような…
隣に目をやると羨ましそうにこちらを見つめている使用人さん二号がいた為仕方なく同じようにやると幸せそうに逝った。
逝った!?慌てて心肺蘇生し事なき事を終えライスへと視線を戻すと今度はライスが膨れていた、ライスにも二人がやったようにやると機嫌を直したようでニコニコしていた。
ともかく時間がおしているから急ぎでタクシー乗り場まで向かう三人、そういやあの子達飛行機で来たんだったと思いだし苦笑する、まだ十分間に合うが空港着くまでに何かする予定なのだろう
「お、キャルちゃん!またね!」
ライスが振り返りそう叫んでくる
「ええ!」
あたしもそれに返事を返し見えなくなるまで手を振り続けた。
皆が帰った後、あたし達は夕食を外食で済ませ、ゴルシを見送り研究所へと帰ってきた。
帰ってきた際研究所の皆からの出迎えもあり嬉しかった。今日は旅行帰りという事もあり姉さんのいいつけ大人しく守り部屋へと戻る、部屋に入ると誰もいなくとても静かだった。皆いないとここまで静かだったのを思い出し少し寂しく感じた、またお泊り会出来たらと思いつつあたしは着替えベッドに潜る。
トレーナー試験まであと少し、頑張ろう。
あたしはそのまま瞼を落とし眠りについた。
皆さんはお風呂入る時先に洗う派ですか?私は洗う派ですね
ちなみに最初に体を洗う場所は右腕からです。(←そんな情報要らない)
今回はここまで長くするつもりなかったですが何か書いちゃいましたね。
今後幼馴染sの修羅が濃厚になったきゃるちゃん果たしてどうなるのか
それはそれとして何時もはっちゃけてる子やツンツンした子がふいにデレるのって萌えません?他には甘えん坊な子が時折見せる色っぽい仕草とかともかく全てに燃えますね
はい!作者の性癖は置いといて
最近ウマ娘のガチャが死んでるヒトです。爆死し過ぎて泣きそうな作者です、もう心が折れかけてますね、プリコネで振袖イリヤと他ゲーですけどドラゴンボールの方で神引き出来たのでそれで何とか保ってます。
やっぱりガチャは悪い文明なんですね!破壊しなきゃ…
皆様も無理のない範囲で課金して楽しんでくださいね(暗黒微笑)
感想何時でもお待ちしております。
書いていただけると作者のやる気が上がります。
脱字、誤字報告もよろしくお願いします。
皆様今後ともよろしくお願いいたします。
今後の参考に聞きたいです、ご協力をお願いします。
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地の文もう少し減らしてもいいと思う
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もう少し会話パート増やしてほしい
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このままでも全然OK!