転生したらキャルちゃんだった話   作:榛翔

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リア友にプロローグだけで完結させるな言われたので初投稿です。

「」がセリフで 『』が心のお声

分かりにくかったら変えます


1話 転生して最初にすることは?

1話 転生して最初にすることは? 

 

 

 

「ちょ……まっ……落ち着け僕、落ち着くんだ」

 

 

自分に言い聞かせるようにゆっくりとつぶやく。

 

 

鏡に映った自分を改めて見た。絹糸のように艶のある黒髪、前髪に白いメッシュが入っており、頭にはちょこんとある可愛らしいケモ耳。女の子らしいぱっちりした目に綺麗なグリーン色の瞳。

まだ幼さがのこる可愛らしい口からは小さな八重歯がのぞいていた。身長は100あるかないかくらいで幼稚園児くらいだろうか。そしてお尻のほうを見るとユラユラと揺れる尻尾がある。

 

じっくりと観察して分かった事は、自分が人ではないことだ、そしてもう一つ、

 

下のほうに恐る恐る手を伸ばし股に触れる、男にあるはず物が亡くなっているのである。オォ……マイサンよ 役目すら終えてないというのに……。そんな現実逃避する。

 

てか、こんな事してる場合じゃない。現状把握をしようと意識を切り替える。

 

まずここが、何処なのか、ここがどういった世界で何が主軸で物語が進んでいるのかだ、僕みたいな獣人がいるってことは前の世界とはだいぶ違うみたいだし。

ファンタジー世界なのか? 仲間は? 主人公は? 僕は女の子だからヒロインなのか? 

考えれば考えるほど分からなくなった。とにかくもう一度自分の容姿を見る。鏡には小さな女の子がこちらを眺めている。そう僕だ。

この子凄い可愛いんだよなぁ。見ていてほっこりする可愛さだ。周りから見たら鏡に向かってニヤついているようにしか見えないが、兎も角可愛いのである。愛でたい……。

 

……というか、この子、何処かで見たことあるような……。

 

そう、僕が好きなキャラに似ている気がする。そう思い何となく直感的に髪を両手で持ちおさげのようにしてみると、頭に電流が流れるような感覚を味わった。

 

そうだ、なんで今まで気づかなかったんだろう。前世でアニメやゲームで何度も見たし、よく使ってたキャラだ。

 

 

プリンセスコネクト! Re:Diveという作品に登場するキャルというキャラクターだった。

このキャラを簡単に説明すると、猫耳がカワイイ獣人の黒髪おさげ(ツインテール?)の女の子で口の悪いツンデレ、ツッコミ兼いじられキャラである。主人公達を裏切ったり、裏切らなかったりする。

年末年始はヤバいらしい。

 

ってことは、これから主人公達を騙し暗躍()したり、裏切ったり、オバサン陛下からOSIOKIされたりするってことなのか⁉

 

 

やべぇよ…やべぇよ。これからどうするんだ。 もうダメだぁ…おしまいだぁ…。現代っ子でメンタルヨワヨワな自分に耐えられる訳ないYO。蒼井翔太何とかせ~い! 

 

って、中の人やん! やっぱり来なくていいわ! 

 

絶望し四つん這いになる。すると、遠くの方から慌てた様子で走ってくる音が聞こえた。獣人と化したからか耳がとても良くなっているみたいだ。

 

誰が来るか分からい為、急いで四つん這いながらも警戒する。それに合わせて身体が勝手に動く、尻尾が体に巻き付き頭を低くし背中を高く丸める。

そう、ネコの威嚇時の仕草だ。自分自身驚きながらも警戒心を解かないようにする、だんだん足音が近づいてくるにつれて、今度は毛が立ち始めた。

 

恐怖と不安を感じつつ、いつでも動けるようにする。そうしていると足音の人物が扉の前に着いたみたいだ、分厚い扉が開く。

 

 

入ってきたのは綺麗なお姉さんだった。こちらを見ると安堵し心配したような眼差しを向けられる。

 

「大丈夫? 具合が悪いのかな」

 

 

ゆっくりこちらに近づき膝を折り目線を合わせながら彼女は言う。

 

だが、警戒は解けない、悪いと思うがこっちもいきなりこんな知りもしない場所で目覚めて、性別や身体まで変わってしまっている状態だ。

弱みに付け込んで何かされないか、痛いことされないか、そんなことで頭がいっぱいになる。自分でも驚くほど狼狽える。

この身体に魂が引っ張られているのか分からないが、途轍もなく恐怖と不安になる。

 

そんな僕を見て彼女は悲痛そうな顔したが優しい笑顔に戻るとまたゆっくりとこちらに近づてくる。

 

「大丈夫だよ。怖くないから、安心して」

 

 

そう言いながら目の前まで来るが僕は

 

「シャーッ」

 

 

と鳴き声が出て更に腰を高く丸め、牙を剝きだした。ほぼ無意識だ、キャルちゃんに何があったは分からないが人間に対してとても恐怖を感じているのが分かる。

それも身体が覚えてるほどに。ゆうことを効かない身体になすがままにされている僕。

それでもなお、優しくゆっくりと近づく彼女。

 

そしてついに彼女の手が僕の頭に触れた瞬間、爪で彼女の頬を引っ搔いていた。

 

ゆっくりと流れる血が地面落ちる。それと同時にばっと彼女が僕に覆い被さる、恐怖で身体が動かない。僕は叩かれると思い身体を丸め目を閉じた。

 

しかし、いくら経っても痛みがない、あるのは撫でられる感覚だった。ゆっくり顔を上げると、彼女は涙を流しながら優しい声で

 

「大丈夫、大丈夫だよ。あなたをいじめる悪い人達はいないから、大丈夫、私がちゃんと守ってあげるから、だから怖がらないで」 

 

 

そう言い何度も優しく頭を撫でられる。同時に僕も涙がとめどなく流れる、安心感や罪悪感を感じ彼女の胸に顔を埋め大声で泣いたのであった。

 

 

 

それから、数十分? 数時間? 泣いたのかは覚えてない、ただただ母親を求めるように彼女に甘えた。

 

別にイヤらしいことは考えてない、ホントだ。そんな事よりどうやら僕の精神にもこの身体の影響が出ているみたいだ、精神年齢が下がったような感覚、小さい子特有の感情の豊かさがでてるような……。身体が子供だから精神もそちらに寄っているという事だろうか。

兎に角冷静になって考えると今の状況は童貞の僕にっては辛いのだ、未だ優しく抱き着いてくる彼女。

『とてもいい匂いがあああああ。柔らかすぎだろ。てか、結構大きなオイィ』

 

そんな馬鹿なこと考えつつ何とかして彼女から離れなきゃと思い。離れようと動いていると、彼女の抱擁が止んだ。何とか抜け出し彼女と向き合う。目が合うとさっきのこと思い出し顔が赤くなる。

 

「もう大丈夫みたいね」

彼女は微笑みそう言ってきた。

 

「うん、もう大丈夫」

沢山泣いた分気持ちが軽くなったのか少し笑えた気がした

 

 

兎に角気持ちを切り替えないと、ここはどこで、今何が起きているのか。彼女にそれを聞こう、情報は一番重要なのだ。そうすればある程度は危機を回避できるかもしれない。たぶん。

 

彼女に転生云々をぼやかしつつ話す。記憶が混濁してる事や外の世界の事。彼女は僕の話をちゃんと聞いてくれた、そしてこの世界について詳しく説明してくれたのだ。まぁ、まだ4、5歳だから難しいのを抜きにしてだが

 

聞いた話を軽くまとめると

 

1.この世界にはウマ娘と言う種族がいてそのウマ娘達が行うレースが世界的にブームで注目を集めている。

 

2.ウマ娘とはヒトとは少し異なる「神秘的な種族」で耳と尻尾がありヒトよりも強靭な肉体をもっている。

 

3.僕はそんな中生まれた異分子、猫の特徴を持ったネコ娘

 

4.貴重な実験対象、もしくは絶滅危惧種、新種な為ある程度身体が出来上がるまで研究施設で暮らしている(逃げられない)

 

5.彼女は僕のお世話係でスタイル抜群のお姉さん。美波さんというらしい

 

6.最後に親の事については濁されたが生きてはいるみたい、因みにどちらもヒトみたいだ(宇宙キャル)

 

 

 

.

 

 最初に言わせてもらいたい。

 

ここプリコネ世界じゃなくてウマ娘世界なんか──────────ーい!!! 

 

確かに現代チックな病室に家具、よく見れば文字も日本語だし。

むっちゃ意気込んでた僕がバカみたいじゃないか! いいや! まてクロスオーバー的な世界かもしれない。

ランドソルやHEIKAの事についても聞いてみたが、聞いたこともないみたいだった。聞いているとき始終彼女は不思議そうな顔していた。

 

 

 

 

 

この世界がウマ娘の世界で自分が異端なのは十分に理解できた、だが、何故にキャルちゃんなんだ……、普通にウマ娘でいいだろう、もしくはヒト科の雄、確かに出してる会社同じだけど……。

 

再度野垂れる僕に対して、優しく頭を撫でてくれるお姉さんが言う

 

「いい時間だし、ご飯たべよっか」

 

 

とにかく今の現状大人しく従うしかない、こんな小さいんだし出来る事もない。お腹も空いているし

 

「……分かった」

 

 

僕をまた抱くとそのまま部屋を出る。どうやら食事する専用の場所があるのだろう。今まで何を食してきたのかも気になる、そう考えつつ廊下を観察する、病院の廊下みたいだ。

 

監視カメラが区分毎についている。僕が収容されているここは結構大きな施設のようだ。そう思っていると食堂らしき場所に着いた。匂い嗅ぐと病院食のような匂いが鼻につく、
普段なら少し抵抗しそうだが、お腹を減らした今の僕には気にならなかった。

 

 

食事は栄養管理がしっかりされているみたいだ、お子様ランチが用意されていた、味の心配をしたが杞憂だったみたいだ。どれも美味しかった。量はどれも少なかったが今の身体だと丁度いいみたいだ。

 

食後の休憩をしていると、お姉さんから今日の分の検査を行うと言われた。

 

体に異常がないか調べられるみたいだが、その中には身体を動かすのもあるのだ。

何も問題ないように思えるが問題だらけだ、まず、研究者がそれなりにいると言う事だ。キャルちゃんは昔ヒトから何かされているせいで心許した相手以外だとトラウマが出てしまう。

そしてもう一つは僕の身体のことだ。僕は身体をあまり動かせないのだ。

完全に動かせないわけではない、例えば軽く歩いたり、立ったり座ったりは出来るが走ったり飛び跳ねたり激しい運動ができないのだ。表情筋も同じであまり動かないのだ、できてもせいぜい苦笑いくらいなのだ。理由は多分僕自身なんだろう。

それぞれ別の体と魂だったんだ、身体と僕が定着しきってないのだろう。そんな感じで今の僕は不完全な状態なのだ。完全体になるまでもう少し時間が掛かる、どうにかしないと

と思っていると、

 

「今日は沢山泣いて疲れたみたいだから軽めの検査にするようお願いしとくわね」

 

 

とお姉さんが微笑みながら言ってくれた。

 

『天使かよ……。捻くれボッチじゃなかったら告白して黒歴史作るとこだった……』

 

 

何はともあれ検査の方は何とかなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

検査が終わり今日はもう寝るだけとなった。

 

 

布団に入り目を閉じながら思う

 

 

 

やらなきゃいけない事が多すぎるが、とりあえず明日から少しづつトレーニングしよう…と。

 

 

 

 

 

 

 

そんな不安でいっぱいなキャルちゃんモドキライフが幕を開けた。

 

 

 




情緒不安定すぎだろこいつ…
まぁ、これには訳があり、話の中にもある通り主人公君とキャル体はまだ
ベストマッチしてない状態なので精神が不安定なんですよ、なのでテンション上がったり下がったりしてるんです。要は二重人格みたいな感じ(表主人公、裏キャルの残り思念)
今はエロガキみたいでもご安心を、これから精神がキャルちゃんに引き寄せられていくので仕草や考え方が女性なものになっていく予定です。当初は僕っ子キャルもいいなぁ思ってたんですけど、口悪くてツンデレでツッコミ役でいじられキャラと属性てんこ盛りガールなんでそこに僕ッ子いれても書ける自信無かったので諦めました。

オリキャラの美波お姉さん
まぁモデルはちゃんといます。一体何処のンナミィなんだぁ?

この世界のキャルちゃんは今よりもっと小さい頃に親から虐待されていた設定です
こんなかわいい子いじめるとか屑かよ(ブーメラン)

オリ主ウマ娘も好きな設定なので隠れオタクみたいになりそう
デジタン(隠れオタクの姿)みたいな。

はい、性懲りもなくまた書きました。
研究所編は次で終わらせます、案が浮かばないので
次こそ誰かウマ娘(幼年期)出したいなぁ

今後の参考に聞きたいです、ご協力をお願いします。

  • 地の文もう少し減らしてもいいと思う
  • もう少し会話パート増やしてほしい
  • このままでも全然OK!
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