道化師系ウマ娘に振り回される話   作:親友気取り。

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サニティエッタのヒミツ

 実は、古い映画が好き。


田園にあらがう

「バレンタイン……ってことでいいんだよな……?」

 

 

 片付けが苦手な上に収集癖もあるサニティエッタの波状攻撃によって、段々と資材倉庫かゴミ屋敷への改築が進められている我らがプレハブの悲しきウサギ小屋。

 道化師風というかに言えば舞台裏。エッタ曰く、実家もこんな感じ。

 自室と職員室に次ぐ拠点を訪れた俺は、机の上に置かれた物に面食らった。

 

 

 事は昨日の夜に遡る。

 明日に備えてもう休もうと布団に入った矢先に、かの道化師から唐突に電話があったのだ。

 近くで寝ているであろうハッピーミークを気遣っているのか、こしょばゆい囁き声で、明日ここに来るようにと。

 

 翌日はトレーニングをお休みと告げていたのでわざわざ呼び出す事にしたのだろう。 

 その時は眠気もあり何故かと分からなかったが、今日になれば意味はすぐに知れた。

 浮ついた雰囲気の学園、所々から漂う甘い香り。あちこちの地面を乱舞するピンク頭のウマ娘……。

 そう、今日はバレンタインデーだったのだ。

 親しい間柄でチョコレートをやり取りする云々とかの、浮ついたイベントの、アレ。

 

 

 てなもんでトレーナーとウマ娘という変わらない関係だとしても、珍しく少し俺はエッタに期待をしていたんだ。

 あのエッタが「いつものお返しに……」とか言ったらもうその瞬間にギャん泣きして、顔面を涙でべちゃべちゃにする自信と決意を胸に扉を開けた──はず。

 

 

「なのに……なのに……!」

 

 

 俺は、本人不在のプレゼントらしき物質を前に涙を流せなかった。

 添えられているメッセージカードを読み、ほっこりする事もできなかった。

 

 

「一枚上を、いきやがったあいつ……!」

 

 

 机に置かれていた物体。それはなんだったか?

 そこに添えられていたメッセージカードとは?

 

 

 

 まずここにあるメインの物質から説明しよう。

 見た目は箱。四角い、何の変哲もない箱。

 赤い包装紙と白い紐で包まれたそれは、端から見ればパッと見はプレゼントにも見える。

 しかし、注目してみればすぐその違和感に気が付くだろう。

 

 何故なら赤地の包装に黒で描かれているのは──カニだ。

 そう、カニである。蟹。

 ついでに目に入る白い紐はただのビニール。

 

 この時点でもうバレンタインのプレゼントとして何かがおかしいだろう。なんか禍々しい。

 もし普段からカニをめちゃくちゃプッシュするカニガールなら多少は納得もいくが、しかし普段のサニティエッタは道化師をプッシュしている。

 

 ブッシュプッシュ言いまくりなこの時点で情報量のプッシャーゲームは混乱しか生まない。

 せめてこの添えられたメッセージカードくらいはまともな事であれば。そう思って見ても、これすら混乱に泡を注いでくる。

 このカード、それは……。

 

 

「お土産でよく見るヤツ!」

 

 

 メッセージといえばメッセージ。

 でもそれはサニティエッタ個人から俺へに向けての事ではなく、企業からお客様へのもの。

 ご購入ありがとうございますの清らかな文字と、店舗の歴史が書かれた小さな紙。

 

 

 机の上に置かれていたもの。

 それは、新潟土産の柿の種!

 

 

「バレンタインに柿の種もらったの初めてだよ……!」

 

 

 包装とカードに書かれている通り、机に置かれていたのはチョコでも何でもなく柿の種。

 それも新潟でお土産に売ってるらしい、四角い缶に詰まった結構な量の物だ。

 

 プッシャーゲームはついにジャックポットを崩し濁流となって我が身を襲い、嚆矢(こうし)を放たんとする心際(こころぎわ)を払い浄め、清濁(せいだく)合わせ呑む静水(せいすい)しとなる。

 

 おめでとうサニティエッタ。お前の勝ちだ。

 お前が真に推していたのはカニでも道化師でもなく、新潟だったんだね──!

 

 

「で、冗談はさておきどういう意味だろうなこれ」

 

 

 バレンタインで渡すものによって意味合いというか含むメッセージというか、そういうのが変わるとは知ってる。

 有名どころで飴とか……飴、とか……そういうの。

 

 でもさ、柿の種ってなんなのよ?

 どういう意味合いというか、日本限定の食文化というか、いやそれにしても訳わかんねぇというか。

 サニティエッタの事だから深い意味はない……はず。

 

 てかその件の道化師様はどこいったんだ?

 壁に掛かっている時計を見れば集合時間は過ぎている。

 遅刻にしても机に柿の種が置いてあるならもう来てたんだろうし、とすれば厠かな。

 

 

「通知もなしと」

 

 

 一応自分のスマホを確認してみたけど連絡はない。

 まぁどうしたって昼前にエッタのスマホは力尽きるので宛にはしてないけど。

 やっぱりいい加減バッテリー問題何とかしないとなぁ。

 

 

「んー」

 

 

 パソコンで予定を確認かたかた、ホワイトボードにまとめたのを書き書き。

 

 かたかたかた、カキカキカキ。

 かた、カキ、かた、カキ──柿の種。

 

 

「まさかね」

 

 

 いやまさか、机に放置されてる包装済み柿の種の中身を確認するまでエッタが現れないなんて事ないよな?

 よく漫画とかであるじゃん? 貸してくれた本だかノートだかの中にメッセージが入ってて、「この場所で待ってる」みたいなのを遅れて気が付くとか、そういうの。

 

 包装を開けた形跡はない。

 ピッチリと閉じられたまま、まさしく買ってそのまま置いたとしか思えない状態だ。

 

 エッタは確かに指先が器用だしほつれたジャージを自分で直せる位の裁縫技術があるけれど、流石にそれとこれとは話が別だろう。

 なんせあやつはラッピングどころか段ボールですらも力こそパワーと言わんばかりに破って開けるのだから、丁寧に開けようとしても衝動か癖でビリっとどこかやってしまうに違いない。

 とはいえ能力的にやれない事はないだろうな、という評価もある。

 

 安っぽい言い方をすればシュレディンガーの猫。

 開けるまで分からないパンドラの箱。

 ドーケinボックス。

 哲学的存在。

 

 

「いやいや今の時点でこれはエッタの持ち物であり、勝手に開けたりするのはご法度……」

 

 

 意味は分からん。

 今日に至るまでエッタの行動を完璧に理解できたことは少ない。

 

 

「俺は……どうしたらいいんだ……?」

 

 

 部屋を見渡そう。

 前述の通りサニティエッタのサタニックラプソディーによって、この納屋は悪夢の中に取り込まれたかのような混沌の産物と化している。

 机の上はせめてもの意地で物をどけているので今回の柿の種はすぐ分かったが、もしかして他にも変化が有るのかも知れない。

 

 女の子の些細な変化を見逃すと即死するのは知ってる。

 人の世は不条理なのだ。

 

 

「ひと昔前のシューティングゲームであったよね、こういう悪夢ステージ」

 

 

 背景を覆うようなオブジェクトの数々、ゴミ山としか見えない小道具のお宝天国。

 巨大な招き猫、キャットタワーに山積みの段ボール。

 こたつ。祀られたこの前の髪飾りボンボンとスポーツ用品一式。

 今からすでに年末の掃除が恐ろしいねこれ。エッタは掃除を手伝わないだろうというか、新潟に帰す予定だし。

 

 で。

 

 結果として気付く所はない。

 今に思えば毎日このガラクタは増えてるし何か発見するとか無理やろ。

 やはりエッタ本人を待つしかないんだ。ぼく達わたし達は、サニティに振り回されるしかありません。

 

 人間は無力だ……。

 

 

「エッタさーん。出てきてくださーい」

 

 

 祀られてる特大招き猫にお祈り。

 これどこから持ってきたんだろう。誰かから貰ったのかな。

 へるぷみー!

 

 

「んゆ?」

 

 

 からから、と音を立てて窓からエッタがやってきた。

 

 

「あてを何ぞやお呼びにあらりてなりて? ぞや! してはお出かけお日様日和の良場さして!」

 

 

 待てー、ちょっと待ってー。

 まずは窓から入ってくるんじゃない、扉すぐ横なんだからそっちから来なさいよあなた。

 あとその背中に乗せた切り株は何なんだい? 何それ、ついに家具小物から自然由来の大自然じゃん。

 

 つかァ!

 

 俺をここに呼んだのお前だよ!

 柿の種も何だか分かんないし、待てっ、根っこにめっちゃ土付いてる! めっちゃ泥落ちてる!

 せめて払ってから部屋に入れてよ!

 

 

「んひひひ、これはそっくり将軍杉ぞ! 幾数分かれて根っこの逆さ、杉の花粉は許すまじ? 許せまじ!」

「聞いてる?」

「切り株逆さに置いてまし、ふんよらさっさで設置場所! そいやっさぁ!」

 

 

 勢いよく背中から降ろされ、衝撃で色々飛び散る。

 土がァーーーーっ!

 

 

「で、サニティエッタさん。サニティよ」

「何ぞやござい? まして?」

 

 

 話を進めよう。ついでに直接聞いてみよう。

 ここへ俺を呼んだ理由と、あとこの柿の種は一体?

 

 

「……な?」

「な」

「ななー」

 

 

 なるほど、『バレンタインだけど直接そう言って渡すのは照れ臭かったので先んじて設置し時間をずらそうと周辺で待機していたら形の良い切り株を見つけてしまって意気揚々と帰還したらすっかりバレンタインを忘れてて急に聞かれて思考が追い付かなくなってしまった』──と。

 進化したぜ俺も。「な」という一言でここまで察せられるんだ。

 流石にどうして柿の種だったのかまでは分からなかったけどナ。

 

 

「ところで私服なんだな。これからどっか行くの?」

「そう! それ! ゆえ!」

 

 

 7色のレインボーパステルカラーが眩しいゲーミングお洋服を着装したエッタがぐいぐいと腕を引っ張る。

 ここは待ち合わせの場所に過ぎず、ここから俺が連行される流れなのかい? お出かけかい?

 待ってね。せめてこのパソコン仕舞わせて、ちょ、千切れる、腕千切れちゃう!

 袖が!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どぅ、どんだ、だ! ……でで、だん!」

「こっちは初めてくるなぁ」

「わむ! ゆんゆんゆん!」

「電車は静かになー」

 

 

 謎にテンションが高いサニティエッタ主導の元、電車で向かい辿り着いたのは新宿。

 東京生まれ東京育ちの江戸っ子だがこっちへ来たことがないし、流石に案内できないなぁ。

 案内図でも見てから行こうと提案……する暇もなくエッタは歩き始めてしまった。

 

 

「到着してして新宿西口聖なる地! たかだか映画の風景画!」

 

 

 と、エッタは言いつつ大股でずんずん人混みをかき分け進んでいく。

 一体どこへ向かうのだろうか。

 年頃の子がこういった若者の街で向かうとすれば、やっぱり食べ物関連? スイーツとか?

 

 

「……ん」

 

 

 エッタの足がぴたりと止まる。

 旧青梅街道と書かれた謎のオブジェをじっと見て、振り返り、交差点を眺める。

 往来やまぬ雑多な中に、立ち止まったまま動かないウマ娘。

 一体どうしたっていうんだ?

 

 

「エッタさん?」

「ここだ」

 

 

 やっぱり表情の動かないエッタがぽつりと言葉を漏らす。

 新潟産道化師サニティエッタと新宿のこの場所に、何の関係が……?

 

 

「ジョゼトレお座りそこへば正座」

「……はい?」

「はよ!」

 

 

 は、はい……?

 

 

「そこな人、写真を一つ頼まれたまうぞや!」

 

 

 近くを通りかかった一般の方に俺から奪ったスマホを渡すと、エッタは俺の正面に座り込む。

 人通りの多い交差点、信号近くの歩道で正座で向き合う謎の男と謎のウマ娘。すんげぇ恥ずかしいんだけど。

 俺も一般の方も困惑しつつ何枚か撮り、謎のゲリラ撮影が終了した。

 

 一切合切意味が分からんのやけど。

 そろそろ解説が欲しい。

 

 

「あての前観た映画のシーン、ここが撮影その場所です」

「ああ、ロケスポットだったのね。じゃあさっきの座り込みは、カットの再現って事か」

「んゆふふ」

 

 

 写真を横から覗き込むエッタはとても満足そうだ。

 

 

「でも、今度からはちゃんと言ってくれよ? 恥ずかしいとか以前に、迷惑になるからな」

「申し訳なく衝動故に……」

 

 

 次に気を付けてくれりゃいいさ。

 

 

「新宿まで来たのはこれだけって訳じゃないだろ? なんか食おうぜ、クレープとか」

「ぱ、ぱ、ぱへ!」

 

 

 ちょっと待ってな、お店調べるから。

 

 

「残存残り香消えゆく景色、留めあらずやノスタルジック」

「お、よさげな店あったぞ」

「ぽへ!」

 

 

 ゴルシちゃんレーダーなる情報アカウントによると、甘味に鋭いウマ娘が幾度も通うお墨付きのお店らしい。

 そっちへ行ってみようじゃないか。

 この常禅寺、甘いものはそこそこ好きだぞ!

 

 

「ごーごー!」

「よし、ゴーゴーだな!」

 

 

 新宿の街は人が多い。

 レース場にだって人は大勢来るし人混みには慣れている筈なのに、どうしてか知らない街ってだけで感じる空気というか雰囲気というか、何かが違って感じる。

 隣に私服のサニティエッタが居て、二人で歩くっていうのが新鮮だからかな。

 

 実はというと、桐生院さんの教育方針を参考にして一緒にお出かけというのをあまりしたことがない。

 蹄鉄の補充だとかシューズの手入れ等々で一緒に近場までは行くことあるけど、こうして休養日に2人で遠くへってのは本当にしたことが無かった。

 なんというか……照れ臭いな。

 

 

「ここぞか!」

「……の、隣な」

 

 

 なるほど、パリピだ。ピーポーしてる。

 あと最近のこういうお店って店頭で買ってその辺で食うのが主流なのな。

 てっきりイートインスペースみたいなのがあるのかと。

 

 

「何食べる?」

「あてに委ねよその注文、受けたまふぞやなりてなりや!」

 

 

 サニティエッタのエッタ語は言語学的な訳の分からない宇宙がある。

 それは恐らく、ナウなヤングがこういったお店で使う呪文にも適応されるものだろう。

 任せたぞエッタ嬢。俺こういうのマジで無理だから。

 

 

「黒糖特盛出汁倍鮭多め!」

「承りました」

 

 

 黒糖特盛出汁倍鮭多め!?

 

 

「あの、エッタさん……?」

「ふふん」

 

 

 いや何そのドヤ顔。何にも完結してないっていうか、え。

 というか店員さんもなんで普通に用意してるの? クレープって、甘味だよね?

 黒糖はともかくとして、そのダバダバ混ぜてる出汁は何なの? 鮭フレークぶち込んでるけど不思議に思わないの?

 

 

「あての直感に間違いなしぞ!」

「俺の目には大学生が悪ふざけで作る地方料理にしか思えないよ」

 

 

 黒糖と出汁が合わさった謎のクリームに鮭フレークが散りばめられた、冒涜的なクレープが完成する。

 唯一の救いは見た目だけなら当然ただのクレープって所だろうか。あるいは、もしかしたら店員さんが隠ぺいの為に丁寧に包んだのかも知れないけど。

 

 

「はいどうぞ、お気をつけてください」

「ありがとございまし!」

 

 

 両手に味覚殺人クレープを掲げたエッタが下がり、お財布担当こと常禅寺が前へ出る。

 さて、おいくらだい?

 

 

「バレンタインのカップル割引が入りまして……」

 

 

 ……ん……?

 ん゛……!?

 

 

「ありがとうございましたー」

 

 

 お金を払い、道を挟んで邪魔にならない所へとりあえず移動して……んんん?

 

 

「どうされましましジョゼトレなりて? ごきげんよう? 元気でしょう!」

「あー、うん。その……だな」

 

 

 渡されたクレープを食べる。味覚、死ぬ。

 

 

「それで何ですお悩みですか? このあてエッタにお任せあられ!」

 

 

 エッタに相談した所でというか、カップル割引なんぞ言われたと言った所でだし、あー……。

 そうだ。

 さっき言ってた映画の話でもしよう。

 

 

「い、いやさ、写真のあれってなんだったんだと思って」

「写真のあれ?」

「ほらあれだよ。さっき撮ったじゃん」

「あー」

 

 

 実際の所、エッタが何の映画を見てあの場所を目指したのか分からない。

 俺だって何でもかんでも知ってる訳じゃないし映画の内容も網羅してる訳じゃないけど、新宿で向かい合って正座するなんて特徴的なシーンがあればどっかで知れそうなもんだ。

 

 

「ちょっと昔の映画です。古めかしきやの1974(いちきゅーななよん)!」

「古っ!」

 

 

 俺が生まれる前どころか、もう親の年代じゃん!

 よくもまぁそんな年代のロケ地なんて残ってると思ったな……。

 

 

「移り映えゆる風景画、都市田園は悠久ならずや霧景色。残り香を追いしあての趣味」

「古い景色が好き?」

「ノスタルジー!」

 

 

 確かに昭和特有の雰囲気というか、そういうのはある。

 でも俺ら年代は写真でそういうのを見れても触れる事はできない悲しみ。

 街の所々に残るそういう景色を追い求めてしまうのは、なんか分かるなぁ。

 

 

「あてら走るウマ娘、年代隔てて風化する。一大ブームを築いた後は、跡は残して薄れゆく」

「時代ってのはそういうもんだよ」

 

 

 現在を走るウマ娘達は、現在だから名前を知っている。

 10年、20年、30年と前のウマ娘の名前を憶えている人はいるにはいるだろうが、聞かれなければ思い出さずそのままになってしまうんだろう。

 けどそれは、仕方のない事だ。どんな事件でも出来事でも、消化されてしまえばそうなる。

 娯楽は人生の栄養素だ。人生は遊びながら老いていく。

 

 

「故に! あては忘れえぬ! あてが印象深なりだけは!」

「そういうファン、エッタにも沢山できるといいな」

「うむ! ……無論、ジョゼトレは覚えよろう?」

「当然だ。なんせお前ほど印象深いウマ娘はそうそうおらんて」

 

 

 それでも代わりのない存在と覚えてくれたファンは、何年経っても話題にしてくれるだろう。

 それこそ40年経っても、50年経っても。

 

 

「エッタにもそういうウマ娘っていたの?」

「おりますよ? おりまして! それは大井のかの地を駈けて、一大ブームを築いたかのウマ娘!」

「大井出身でブームを作ったっていうと……」

「彼女の年代1973(いちきゅーななさん)!」

 

 

 だからいちいち古い!




サニティエッタのヒミツ

 大井レース場をデビュー戦に定めたのは、憧れのウマ娘に影響されたため。
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