ありふれた幼馴染と暗殺教室   作:孤独なバカ

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再開の時間

今日から新しい先生が体育教師を兼ねた副担任としてE組にやって来ていた。今はその先生と一緒にグラウンドで体育の授業をやっている

 

「八方向からナイフを正しく振れるように!!どんな姿勢でもバランスを崩さない!!」

 

ナイフを振りながら俺は他の誰かにみられたら教育委員会一直線だなぁと思いながら振る

小太刀やサバイバルナイフより軽い奴は思った以上に振りずらいのでもう少し刀身を伸ばしてくれると助かるんだけど

 

「酷いですよ。烏間さ…烏間先生。私の体育は生徒でもからも評判よかったのに」

「嘘つけよ。殺せんせー。身体能力が違いすぎるんだよ。反復横飛びをやる時なんて視覚分身からあやとりを混ぜるとか無理に決まっているだろ?」

「にゅや?でも大島くんは分身はできませんでしたがあやとりしながら反復横跳びしてましたけど」

「あの体力おばけとくらべんなよ」

「……みんな俺の評価辛辣すぎない?」

「「「普通あんなことできないよ!!」」」

 

実際できるし面白い訓練だと思って今も時々やっているのは俺くらいだ。手先の器用さと反復横飛びで今は東京タワーくらいなら作れるようになっている

まぁ、俺は結構訓練は組んでいるし、勉強に関してはいつも10〜30番台くらいだからどちらかといえば武寄りの人間だろう

 

「まぁ。俺ができなければ流石にクラスメイトもできないだろ」

「異次元すぎてねー」

「体育は人間の先生に教わりたいわ」

 

正論すぎて何もいえずショックで砂場で遊び始めている殺せんせー。……なんかこいつ子供っぽいよな

 

「でも烏間先生、こんな訓練意味あんスか?しかも当の暗殺対象がいる前でさ」

「それについては剣術を習っている大島くんが分かりやすいだろう」

「ん?まぁ基礎は大切だぞ?特に武道は一瞬の油断で勝敗が左右されるから油断ができない。基礎が練習で出来ない場合本番でもできないんだ」

 

イケメンでチャラ男っぽい前原の言葉に俺は返答する。事実勉強と同じで基礎ができないといけない

 

「勉強も暗殺も同じことだ。基礎は身につけるほど役に立つ」

 

先生も素振りを中断して真面目に答えているんだけど、その答えを聞いても前原君は疑問を拭えない

 

「例えば……そうだな。磯貝くんと前原くんそのナイフを当ててみろ」

「えっ?いいんですか?」

「対先生ナイフなら俺たち人間に怪我はない。かすりでもすれば今日の授業は終わりでいい」

 

シャツを脱ぎ動きやすい格好になる烏間先生にジト目を送る

どう言う意図であるのか理解したら自然とそうなる

 

「えっ?そ、それじゃあ」

 

腰がひけながらナイフを出す学級委員長である磯貝だけど、簡単に避けられてしまう

 

「えっ?」

「さぁ」

「この」

 

前原も同じように突っ込むが避けられてしまう

 

「完全に見切られてるな。まぁ当然だけど」

「どういうこと?」

「視線や体制とかでどこからどうナイフ来るのか予測しているんだよ。それにナイフを当てると言っても他の絡み技を使ってもいいってことではないだろ?俺なら前原が烏間先生の動きを抑えて磯貝がナイフを当てるって感じの方が当てられる可能性は高いんじゃないかな?」

「…そっか。動きを止めるってことも必要なのね」

「ユッキー。よくそんなこと思いつくね」

 

速水と倉橋が俺と渚の話を聞いていたらしい

別に俺にとっては普通のことだけども、まぁ簡単にいえば

 

「相手に思った通りの行動をさせないってことが大事なんだよ。弱さを観察して、相手が思いつかないことをやる。それが喧嘩にしろ武道にしろ大切なことなんだ。まぁでもその前に基礎をしっかりしてないとその前提までいけない。武道にしろ勉強にしろ基礎っていう奴は一番大事なんだし、烏間先生に当てられないようじゃ、まず殺せんせーに当たるって考えづらいだろ」

「……なるほど」

「そっかぁ」

 

俺が告げると三人は少しだけ考える

するとあっち側も終わったらしく前原と磯貝が腰をついていた

引き起こしながら烏間先生は告げる

 

「クラス全員が俺に当てられる位になれば、少なくとも暗殺の成功率は格段に上がる。それら暗殺に必要な基礎の数々を体育の時間で俺から教えさせてもらう」

 

その言葉に少しだけ頼りになるなぁと思いながら苦笑してしまう

 

「烏間先生ちょっと怖いけどカッコいいよね」

「烏間先生もだけどユッキーも結構カッコいいと思うなぁ」

「分かる!!大島くんが渚くんを助けてたところ本当にカッコよかった」

 

大声で言われると少しだけ照れるんだけどなぁ。まぁ友達を助けただけ

そしてその際に見た瞬間久しぶりに見る顔におっと声が出てしまう

ずっと後ろから遠目で見ていた赤髪の少年が俺たちの姿を捉えていた

 

「カルマ君……帰って来たんだ」

「おっひさ〜カルマ」

「久しぶり、渚くん、冬夜。つーか罰則冬夜早くね?」

「ん?証拠で警察に突き出したからな。停学にもなってないし、A組のやつを何人か書類送検にして過剰防衛の厳重注意を受けたくらいですんだぞ?まぁ学校の評判を落としたからかこっちに配属されたけど」

「……そういうところは容量いいよね」

 

カルマは少しだけ苦笑した後に殺せんせーの方をみる

 

「わ、あれが例の殺せんせー?すっげ、ホントにタコみたいだ」

「……本当に自然なことで」

「にゅや?」

 

多分見たことは防衛省から聞いていたしずっと見ていたことも知っている

そして今一度も手のひらを見せていない。すなわち手のひらに仕掛けがあると見ていいだろう

 

「赤羽業君、ですね。今日が停学明けと聞いていましたが……初日から遅刻はいけませんねぇ」

「あはは、生活リズム戻らなくて。下の名前で気安く呼んでよ。取り敢えずよろしく、先生‼︎」

 

薄い紫色のバツマークを浮かべて注意する殺せんせーと、苦笑いを浮かべて誤魔化すように手を差し出すカルマ

いたって普通の行動に、流石に殺せんせーは騙されたようだ

 

「こちらこそ、楽しい一年にしていきましょう」

 

と自然な流れになると同時に触手が切られる

 

「にゅや?」

 

そして横にナイフを振るカルマにあぁ戻ってきたんだなと苦笑してしまう

 

「へぇ、ホントに速いし、本当に効くんだこのナイフ」

「手に細かく付けていたな。やっぱり」

「あれ?冬夜にはバレてた?」

「まぁな、手のひらを隠すためにポケットに手を、ナイフを隠すためにジュース飲んでいたんだろ?まぁ単純な手だからこそ今まで使ってこなかったんだけど」

「そんな単純なことで殺せんせーはそんなところまで避けるんだ。もしかしてせんせーってちょろい人」

 

相変わらず口も騙しスキルも一つも二つも上だ。赤羽カルマという友達が挑発したことによりまたクラスに波乱も持ち込みそうだった

速水とカエデについて

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