ありふれた幼馴染と暗殺教室   作:孤独なバカ

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乗っ取りの時間

ブニョンッ……ブニョンッ……

 

今は体育の後に行われている小テスト中……なんだけど、さっきからブニョンブニョンうるさいんだけど

 

「……ねぇ。何してるの?あいつ」

「さぁ?」

「カルマにおちょくられていじけてるんだろ?」

 

多分壁パンだろうけど触手が柔らかすぎて力いってない

 

「ブニョンブニョンうるさいよ殺せんせー!!小テスト中なんだから!!」

「こ、これは失礼!!」

 

まぁそうだよなぁ

実際うるさいことには変わりはないし

 

「よォ、カルマァ。あのバケモン怒らせてどーなっても知らねーぞー」

「またお家に籠ってた方が良いんじゃなーい」

 

まぁ事実寺坂たちはあれ以降暗殺を仕掛けていない。俺もどちらかと答えれば暗殺に消極的な生徒に入る

 

「殺されかけたら怒るのは当たり前じゃん、寺坂。しくじってちびっちゃった誰かの時と違ってさ」

「なっ、ちびってねーよ!!テメ、喧嘩売ってんのか‼︎」

「こらそこ!!テスト中に大きな音を立てない」

「お前が言うな」

 

みんながコクリコクリと頷くと同時にそういやと俺は一つだけ

 

「ん。ついでにテスト終わったし多分百点なんだけど、帰ったらダメ?」

「大島も自由だな!!」

 

俺はカルマの方を少し見る。面白そうなので俺も協力することにしたのだ

 

「んじゃさっきカルマからもらったジェラートでも食べとこうかな」

「にゅや?ダメですよ。大島くん。例えカルマくんからもらったものでも授業中にそんなもの。全く、何処で買ってきてーーーってそれは先生が昨日買ってきた奴!!」

「お前のかよ」

 

俺はつい突っ込んでしまう

一口食べると冷たく、サッパリとした甘味と酸味が伝わってくる

手が止まらないくらいに美味しく元々甘味好きであるために手が止まらない

そしてゆっくり食べてノーストップでジェラートを食べ終えた

 

「ご馳走様でした」

「……にゅや。先生のジェラート」

「…ん?…ってそういや先生の奴だっけ?」

「……本当甘いものを食べると人が変わるね」

「おいしそうに食べてたね」

 

皆からの生暖かい視線にそういえば今授業中ってことを思い出し少しだけ顔が熱くなる

 

「悪い。完全に美味しすぎて我失ってた」

「カルマくんの暗殺も完全に気にしてなかったしね。カルマくんも苦笑してだけど」

「忘れてくれ。本当に」

 

項垂れる俺に皆が苦笑してしまう。ついでにこの後茅野達女子達の甘いもの同盟に入れられ、甘味を食べに行くことが多くなったことは言うまでもない

 

 

「おはようってなんだこれ?…タコ?」

 

赤くてぬるぬるしたものがナイフに刺されている

 

「おはよう。カルマくんが仕掛けたんだけど」

「あータコから来たのか…」

 

「おはようございます」

 

それから少しして殺せんせーがいつも通り教室へとやってきた。先生がどういう反応をするのか分からないからか、皆は先生から顔を逸らす

その様子に訝しんでいた殺せんせーだったが、教壇でナイフに刺されているタコを見て動きを止めた

丁度いい機会だから仕掛けるか

 

「あ、ごっめーん!!殺せんせーと間違えて殺しちゃったぁ。捨てとくから持ってきてよ」

 

また、十分と挑発したなと思っていると

 

「……分かりました」

 

ようやく動き出した先生はタコをカルマの方へと持っていきー触手をドリルのように高速回転させ、何処からかミサイルと小麦粉をマッハでとってくる

 

 

「見せてあげましょう、カルマ君。このドリル触手の威力と、自衛隊から奪っておいたミサイルの火力をーーー先生は暗殺者を決して無事では返さない」

 

ミサイルは多分狙われた時に持ってきたものだろう。そしてそれらでなんやら何かを数分で作り上げる

 

「あっつ!!」

「その顔色では朝食を食べていないでしょう。それを食べれば健康優良児に近づけますね」

 

顔色から朝食抜きを見抜くのかよっとため息を吐く

 

「今日一日、本気で殺しに来るがいい。その度に先生は君を手入れする。放課後までに君の心と身体をピカピカに磨いてあげよう」

「その前にソースで喉乾くだろ?水道水を組んできたけどいるか?」

「にゅや?大島くんありがとうございます」

「カルマもほれ」

「サンキュー…」

 

と殺せんせーはそれを飲んだ瞬間、急激に顔を変えた瞬間

俺は瞬時にナイフを振る

瞬時に避けられるが関係ない。カルマに注意を取られ、完全に油断していたタイミング

暗殺者として見逃すわけにはいかないだろ

 

「…にゅ、にゅや!!か、辛い!!」

「…そりゃ粉わさびいりの水だからな。死んで先生」

 

この怪物は味覚がかなり正常だ。だからこそ水溶性の粉わさび。味覚による正常性を奪う行為、それも絶対に殺気を出さない攻撃には弱いのだ

至近距離からの銃を周囲に放ちと逃げ場を塞ぎナイフを振るがそれは全て避けられる

避けられるのは知っている。だから

 

「皆手伝って!!」

 

俺は声を上げる。全員がその意図に気づき銃撃を加わる

 

「にゅ、ニュヤ!?」

 

明らかに動揺したような姿に俺はにやりと笑う。殺せんせーが本当に危ない時は真上に飛ぶ。それが一番追いつきにくいからだと思うがそれが癖になっているのだ

 

「……チェックメイト」

 

だからこそ真上に飛ぶことを予想していた。だけど俺は確実に殺せるように対先生弾ではなく、

 

「…!!」

 

殺せんせーの一つの触手に俺の銃を撃っていた腕から投げた鎖分銅が絡みつく

しっかりと抑えて俺は頭めがけて対先生用ナイフを投げる

そのナイフが先生の顔に届きそうになった瞬間

鎖分銅から重力によって落ち巻きつけていた感触がなくなった

 

「……にゅ、にゅや!?やってくれましたね。大島くん。まさか切り札をこんなところで使うことになるとは思いもしてませんでした」

「……マジかよ。これ避けられるのか」

 

俺は少しだけ苦笑してしまう。十八番の流れだったのに俺は流石に少しだけショックである。鎖分銅にはなにかタコみたいな形の黄色い皮を付いている

 

「…えっと、冬夜くん。……これって?」

「分かるわけないだろ。つーかこれ初見で避けられるか?」

「い、いえ。本当に危なかったです。完全に仕留めに来てましたね。カルマくんに暗殺してきなさいと言っていて皆さんに注意を薄れた瞬間をついてきましたね」

「…いや、暗殺ってそういうもんでしょ。つーかこれって?」

「実は先生月一で脱皮をするのです。この皮は例え対先生ゴムでも傷付けることはできません」

「……まだ隠し玉あったのか」

 

俺は少しだけ座り込む。完全に読み勝っていたのに、残念すぎる

 

「…しかし、鎖分銅ですか?それもいつ投げたんですか?」

「ナイフ振っている時だよ。反対の銃撃はあんたを狙わなかっただろ?だからこそあんたの優先度はかなり低くなったはずだ」

「……片手、それも利き手でナイフを振りながら反対の本当の狙いである動きを止めることを隠していた」

「……まぁな。でも避けられたのが辛すぎだろ。完全に決まったと思ったのに」

 

戦略も立てどう動いたのかをじっくりと観察した結果がこれだ。当分はまた息を潜めることになるだろう

 

「……まぁこれで打切り。今打てる手はないしなぁ。つーか疲れた。後はカルマにまかせる」

 

俺は机に寝転びだらける。ここから授業に入るのかと思うの少しばかり体が重く感じるのであった

この後授業中と休み時間も俺の暗殺方法の話題で持ちきりだった

なお、結局カルマもこの日は殺せなかったという連絡が渚から入った。俺も珍しく雫の家に行ってからも、雫の部屋でゴロゴロしながら何もせずにだらけ、師範や雫に呆れられるのであった




アンケートは次回投稿までにします

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