ワートリハードモード トリオン能力1未満トリガー無し敗北即死   作:ルシエド

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遊べると思ったから作っただけなので第二回をやるかどうかは未定です


ハメの新機能を使ったBBFもどき(第一回)

 【ホラー映画とかに出てくる不死身の怪力モンスター】源頼漢

 

 

 ポジション:アタッカー

 年齢:14歳

 誕生日:12月25日

 身長:177cm

 血液型:A型

 星座:かぎ座

 好きなもの:勧善懲悪、因果応報、千佳のおにぎり、星空、夜の街の灯り

 

 パワー系主人公。

 「相手の常識から一歩分外す」センスと、後はパワーで大体どうにかする系。

 パワーイズパワー。時系列が進むほど筋力が上がっていく。

 死の淵から生還するたびに強くなってるかもしれない。

 食生活の改善と宗教から解放されトレーニングができるようになったためタガが外れた。

 千佳が焼き肉や焼き明太子を入れたおにぎりを大量に食わせることで全身の細胞が本気を出し始めている。

 

 

 細身に筋肉が詰まっているタイプなのでスピードも割と高レベル。

 殴れば鉄がひしゃげる標準的源氏ヒューマンだが、どんな筋力で殴ってもトリオン兵には効かないのでバランスが取れている。

 そもそも源実朝に反乱した弥二郎左衛門のような「身長は2.43mあり、他人の七百倍以上の力を持ち、矢も刀も刺さらなかったので数十万の兵士の中で大暴れして無傷だった」と『余目氏旧記』に書き残されていた古豪のレベルには到達していない。

 まだ14歳の若き身の上であるからだろう。

 

 一例を出すとアニメで普通に撃ってモールモッドを射殺している若村君、モールモッドの斬撃の隙間を抜けて急所を切ってる三浦君、息をするようにさらっとバムスターモールモッドを仕留めている香取ちゃんなど、香取隊の皆さんの方が単体の駒としては明確に強力。

 よって今の頼漢の戦力的な位置は原作のB級中位、時間制限も加味して考えるとB級の下位程度に相当する。

 今後の成長に期待しよう。

 

 

 有名な鎌倉幕府将軍・源頼朝みたいな名前をしているが、大和源氏(源頼親流)でもなく河内源氏(源頼信流)でもなく摂津源氏(源頼光流)の直系なので、河内源氏の頼朝将軍様は知らん人。

 源頼光の孫の孫の孫の孫である源宗重が親鸞聖人に弟子入りした時についていき、そのまま一向一揆などに参加して農民の味方をしている内に市井に混ざった血の子孫。

 

【頼漢→千佳】お前は俺が守る

【頼漢→小南】お前と俺で守る。やるぞ俺の太陽

【頼漢→ゆり】ホンマすんません……守りますんで……

【頼漢→メガネくん】今は俺が守るが、未来は逆になるかもしれない

【頼漢→母】母さんに誓ったものを守り抜く

【頼漢→麟児】大親友

【頼漢→晴明】お前は守んなくていいかな……

 

 

 

 

 【大体蹂躙するタイプの大怪獣】雨取千佳

 

 

 ポジション:シューター

 年齢:8歳

 誕生日:2月11日

 身長:120cm

 血液型:A型

 星座:かえる座

 好きなもの:小動物、子供、白いごはん、働くこと

 

 雑なパワー系ヒロイン。

 とにかく撃てばまあまあ敵が死ぬ。

 雑に撃って敵が死ぬ。

 雑な守りを小南と頼漢が補い敵が死ぬ。

 原作と比べて千佳を甘やかして大切にする人が少なくなったわけではないが、千佳より自分を大切にしない特攻源氏が近くに居たため、「わたしがしっかり頑張らないと本当に死んじゃいそう」という使命感でナチュラルに叩き上げられている。

 内面的にまあまあ壊れる前の頼漢の母親に似ている。

 

 

 遠い未来に誘導弾(ハウンド)が実装された暁には、千佳が上に撃ち続けるハウンドが永遠に降り注ぐ中、千佳の手を引き踊って全ての攻撃をかわす頼漢という地獄の舞踏が完成する。

 一曲踊り終えるまでの間に大体死んでいる。

 遠い未来を目指して頑張れ、少年少女。

 

【千佳→頼漢】わたしのヒーロー

【千佳→麟児】いじわるだけど大好きな兄さん

【千佳→小南】とってもかっこいい憧れる先輩

【千佳→晴明】傷だらけな人。話が時々長い人

【千佳→ゆり】とっても優しい人だけど……

 

 

 

 

 

 【双刀の妖精】小南桐絵

 

 

 ポジション:アタッカー

 年齢:12歳

 誕生日:7月28日

 身長:139cm

 血液型:B型

 星座:ぺんぎん座

 好きなもの:お菓子、フルーツ、赤いもの

 

 丁寧なスピード系ヒロイン。

 距離感を詰めるのも最速。好感度稼ぎも最速。他人を好きになるのも最速。頼漢チームに馴染んで大事な仲間扱いされるまでも最速でした。

 原作ではボーダー二位の攻撃、ボーダー二位の機動、アタッカー一位の技術に上の中程度の防御援護というアホみたいなステータスだったが、トリガーの種類が少ないこの時期はやや抑えめ。残念。

 まだ身長が伸びていないちみっこの時期なので、その戦闘スタイルは空閑遊真のそれに近い。

 頼漢が母親のことを思い出して寂しそうな物思いに耽っている時、頭を撫でてやろうとしたりするが、身長差がありすぎてまるで手が届かないため、ドンキホーテで踏み台の導入を考えている。

 

 

 成長すると、大人しくしている時だけ、外見的に頼漢の母とちょっとだけ似ている。

 

【小南→頼漢】あたしの太陽。生身で頑張っててやるじゃない!

【小南→千佳】妹分で後輩。ちっちゃいのに頑張っててやるじゃない!

【小南→麟児】お兄ちゃんとして妹のために頑張っててやるじゃない!

【小南→ゆり】頼れる仲間。バカ男子に好かれやすくてかわいそう

【小南→晴明】あたしに嘘ついておもちゃにしてきそうだから嫌

 

 

 

 

 

【信長の野望に実装されると義理1】雨取麟児

 

 

 ポジション:オペレーター

 年齢:15歳

 誕生日:4月22日

 身長:176cm

 血液型:AB型

 星座:ねこ座

 好きなもの:妹、小動物、自分の正反対の人間、嘘はついてないけど本当のことも言わないこと

 

 裏切りそうだけど千佳と頼漢だけは裏切らないじゃあく兄ヒロイン。

 迅の趣味は暗躍だが、麟児は趣味のために暗躍する方。

 

 頼漢が悪い奴をぶちのめすのを見るのが心底楽しいというじゃあく性癖を持つ。

 まあまあ理性と性癖の折り合いをつけているが、本質的に頼漢が平穏無事に生きることではなく、頼漢が何もかもぶち抜いて生きていくことを望んでいくため、戦場に向かう頼漢を止めるのではなく武器を渡して徹底的にやらせるタイプ。

 「自分は周りの奴と比べても結構外道に堕ちやすい人間だ」と自覚しているが、「まあ救えないほど堕ちたらヨルがぶっ倒してくれるだろう」と思うことで精神の均衡を保って、善側に留まっている。

 

 本気で操ろうとした人間の前では完璧な詐術を見せるため、そういう時の振る舞いはちょっとばかり頼漢の父親に似ている。

 

【麟児→頼漢】あいつがどれだけの心の夜を終わらせられるのか見ていたい

【麟児→千佳】宝物

【麟児→小南】共闘相手の組織の一員

【麟児→ゆり】共闘相手の組織の一員

【麟児→晴明】同類としての共感があるが、おそらく本当の窮地に千佳とヨルしか助けられない時、千佳を迷いなく見捨ててヨルを助けるだろうから信頼はしてない

 

 

 

 

 

【櫻井孝宏みたいな声してるカス】安倍晴明

 

 

 ポジション:憑依霊

 年齢:1100歳(2021年時点)

 誕生日:延喜21年1月11日(旧暦)、921年2月21日(西暦)

 身長:170-179cm(内部霊力(トリオン)保有量によって変化。風船……?)

 血液型:AB型

 星座:みつばち座

 好きなもの:死んでいった昔の仲間、生きている今の仲間、もう食べられない饅頭、嘘はついてないけど本当のことも言わないこと

 

 裏切りそうだけど頼漢だけは裏切らないイケメンヒロイン。

 1000年腐ってたが最近割と持ち直してきた。

 1000年腐ってたが沢山の市民が異世界の敵に害されるのを見逃せるほど悪にはなれなかった。

 一番目が死んでた時期は広島長崎に原爆が落とされた頃。

 その後一番持ち直したのは戦後の日本人がタフに国を立て直していった頃。

 頼漢に出会い久しぶりに他人と毎日会話できるようになったことで、ようやくなんとか持ち直して現在に至る。

 生前は本当に顔が良かったので、頼漢の父のような顔の活かし方をしていた時もある。

 

 頼漢が自分を親友だと思ってくれていると思い込んでいる。

 千佳を自分の孫娘か何かだと思い込んでいる。

 

 

 史実で40歳まで修行、その後天文博士に弟子入り、当時既に有名だった安倍晴明は村上天皇に愛用され、51歳で天文博士、57歳で頭角を現し、花山天皇の命令で59歳の時那智山の天狗を倒し、藤原道長にも信頼され……と高齢になってからの活躍がほとんどであり、当然ながら死した時も84のおじいちゃん。

 だが「まだおっさんじゃない……まだおっさんじゃ……!」「まだおじいちゃんじゃない……まだそんな歳じゃない……!」と言い続けた男は、「(やつかれ)はまだイケメンだよ」と思い込むことで解決した。

 陰陽術で外見も若々しい亡霊に。

 極めてスマートで見苦しいおじいちゃんである。

 

【晴明→頼漢】相棒~

【晴明→千佳】世界で一番幸せな女の子になってくれ

【晴明→小南】『ハイレイン』らの大規模侵攻まで見越してしっかり育てたい

【晴明→ゆり】頼漢の恥ずかしい話もっと聞かせてほしい

【晴明→頼光】貴方が守ったものは、千年の果てにも残り続けて居ますよ

【晴明→麟児】同類としての共感があるが、おそらく本当の窮地に千佳と頼漢しか助けられない時、頼漢を迷いつつも見捨てて千佳を助けるだろうから信頼はしてない

 

 

 

 

 

【初恋泥棒】林藤ゆり

 

 

 特にヒロインではないがヒロインより気安く頼漢と呼び合う魔性のお姉さん。

 よるくん呼びに千佳は心中ちょっと引っかかっている。

 現在美少女と美女の中間に居る、揺れる魔性。

 顔が良く、面倒見が良く、人当たりが柔らかく、顔が良く、異性にも程良い距離感で接し、顔が良く、顔が良く、コミュ力が高いため、10代ながら既に有望な子を招くボーダースカウト業務のプロとなっている。

 本業のオペレーター能力も高いが、現在トリオン器官が汚染状態のため休止中。

 

 

 ショタ頼漢の手を握り、傍に寄り添い、優しい言葉をかけることでコロっと落としてしまった。

 「お姉さんが好きです」と頼漢に言われたことをまあまあ覚えている。

 再会するまで告白されたことはまあまあ忘れていた。

 でも頼漢の生活の心配はしていた、普通にいい人。

 無自覚に初恋狩りをしているだけ。

 おそらく同じことをこの女に言った小学生男子は十人を超えている。恐ろしいですね。

 優しいことには優しいが叔父の林藤匠同様、暗躍と腹芸ができる強い善人タイプであるため、頼漢の母のようなタイプとは全く似ていない。

 

【ゆり→頼漢】なんだかんだどうにかなったみたいでよかったわ

【ゆり→麟児】しばらく見ない内にうちの幹部みたいな雰囲気になっちゃって……

【ゆり→小南】立ち直ってくれたみたいで本当に嬉しいわ

【ゆり→千佳】かわいい! 強い! 無敵かしら?

【ゆり→晴明】ボーダーの皆の生存を最優先しなくなった迅くんみたい。ちょっと怖いわね

 

 

 

 

 

【ファーストペンギン】

 

 現行のボーダートリガー系統樹の傑作一号機。

 ガンダムで言えばガンダム。かつジム。

 現行でも小国との戦争に十分な性能を持ち、長期的には大国との戦争にも耐えうる拡張性・発展性・可能性を持つ。

 同時発動は二つまで、スロットは三つ、入れられるトリガーも三つのみだが、それでも構築には個性が出ている。

 小南のような純前衛は弧月・弧月・アステロイド。

 迅悠一のようなバランス型は弧月・アステロイド・エスクード。

 純後衛はアステロイド・アステロイド・エスクード。

 サポート特化ならアステロイド・エスクード・エスクードといった構築になる。

 

 現在活動可能な人間にそうしている人間は居ないが、基幹技術をボーダーとアリステラで共同開発したため、現段階ではアリステラのノーマルトリガーと互換性があり、アリステラ製のトリガーを一つまでならば組み込むことができる。

 

 

 

【弧月】

 

 バカ強ブレード。

 蜘蛛切と正面衝突すると蜘蛛切の方が確実に折られるくらいには強い。

 硬く、鋭く、ある程度の重量があって力を乗せやすい上、純粋にトリオンで生成しているので何度折れても何度でも作り直せる。

 RPGだとおそらく出禁になる武器。

 ファイアーエムブレムやバイオハザードなどでも出禁になる。

 破壊喪失がない使用回数無限武器は反則。

 筋力に優れた攻撃的スタイルの頼漢に最も合い最も相性の良い近接トリガーだが、優秀すぎるせいで頼漢の雑魚トリオンでは生成することもできない。終わりなのよ。

 そもそもスコーピオンを精一杯伸ばしてもナイフくらいにしかならない頼漢のトリオンに合わせた近接ブレードトリガーなど存在しない。諦めて蜘蛛切と付き合っていこう。

 源氏の血と太刀型の弧月は相性が良いのだが、使えないものは使えない。

 

 

 小南のように長さを切り詰めた二刀流で扱うと重さを抑えられ、二刀流で扱いやすくなる上、生成ごとのトリオン消費も抑えられる。

 攻撃力もそのままであるためいい事尽くめのように見えるが、リーチが短くなる上に他のトリガーを使う余裕が無くなるため、敵の全ての攻撃を回避する回避能力、敵が初見殺しを使ってきても対処できる直感力、短い刀で仕留めるフットワークなどが要求されるようになる。

 ただしロリ、かつ同年代の女子と比べてもチビな小南は(小六女子平均が147cm、小南が139cm)元々リーチの不利を抱えており、また逆に軽い身体を活かしたフットワークで翻弄するには有利であったため、弧月二刀が噛み合っている。

 

 

 頼漢にとっての乃木坂46。

 手の届かない高嶺の花ということです。

 

 

 

 

 

【アステロイド】

 

 

 

 

 

 

 

 

 現状の地球製トリガーで最も高い汎用性と脅威を持つトリガー。

 唯一のボーダー製射撃トリガーであり、火力を集中させやすく、誘い込んだ敵にボーダー数人で十字砲火を浴びせれば、格上の敵でも削り殺せる有用性が評価されていた。

 ボーダートリガーの中では明確に頭一つ抜けて強いため、ボーダーメンバー同士の模擬戦ではこれを使いこなした方が勝つ風潮が強くなり、仲間内で模擬戦を繰り返す内に忍田真史や小南桐絵のような回避モンスターが誕生することになってしまった。

 

 ボーダーはこれで戦術的優位を作り、化物じみた才能を持つ攻撃手(アタッカー)に切り込ませ、敵の陣形と戦術を崩壊させて畳み掛けることを基本としている。していた。

 それをやっていた人達の大半が脱落したので今はもう中々に難しい。

 新戦術の発案が望まれるが、その際も高い汎用性で多くの役割を果たすことが期待されている。

 頼漢が撃つと最弱のトリオン兵も倒せないゴム鉄砲と化すので、頼漢がアステロイドについて何かを考える必要は特に無い。

 

 頼漢にとっての宝くじの一等当選。

 一生縁がないです。

 

 

 

 

 

【エスクード】

 

 

 ボーダー唯一の防御トリガー。

 地面・壁・天井から壁を生やす。

 戦場の常である『銃弾は盾ではなく物陰に隠れて防ぐ』という法則に乗っ取り、手持ちの盾を作るのではなく、隠れられる壁をしっかりとした土台の上に作るトリガー。

 防御トリガーではあるが、その実態は陣地作成トリガーの汎用性を高めたものというのが正しいかもしれない。

 即応性は低いが頑丈で、地面から壁が飛び出ることを利用したアクションなども幅が広い。

 

 発想力と予想外しに長けた頼漢と相性の良いトリガーだが、弧月やアステロイドと比べてもトリオン消費がだいぶ大きいため、頼漢には使えない。

 頼漢が出したエスクードは小さすぎてそのへんの犬にまで跨いで乗り越えられてしまう可能性がある。悲劇。

 

 そもそも全トリオンを攻撃に集中してなお3秒しか攻撃できない頼漢に防御なんてしている余裕は無いが、頼漢の本質は守護であり、その達成手段として敵を倒すという行動があるだけである。

 トリオンに余裕があれば頼漢は防御・援護に傾倒していた可能性も高く、その場合の頼漢が愛用していたトリガーはエスクードだっただろう。

 

 頼漢にとってのインスタグラム。

 死ぬまで使うことはないでしょう。

 

 

 

 

 

【蜘蛛切】

 

 

 頼漢の愛刀。

 正式名称:蜘蛛切・二ノ太刀。

 戦いの度に欠け、傷付き、ヒビが入ったりしているが、他のモールモッドを倒す度に手に入る部位をストックし、それを補修素材とすることで幾度となく蘇っている。

 モールモッドのブレードは全トリオン兵中最硬であるため、頼漢の情けないトリオンを補い、戦えるだけの強度の刃を作ってくれている。

 不死身の刃、継ぎ接ぎの刃。すなわち愛刀である。

 

 

 モールモッドを倒す度に素材が手に入るためそれなりに素材のストックがあるものの、モールモッドを使わない世界との戦争・抗争が長続きしてしまった場合、蜘蛛切という唯一の攻撃手段が失われてしまうため、それなりに大事にされている。

 頼漢は愛刀を暇な時に磨くタイプの源氏である。

 

 

 黒寄りの灰色の刀身から、更に薄緑のブレードが展開される、まるで松明に光を灯すように光刃が現れるのが蜘蛛切である。

 ブレード非展開時はトリオンの攻撃を受けるための防御的武器として、ブレード展開時は敵を倒すための武器として、それぞれ運用されるため、かなりの重量があるのも合わさって『レイガスト』という未来で創られる武器に近い属性を持っている。

 言うなれば盾モードの無いレイガスト。

 レイガストより攻撃性能の低い剣。

 悲しいね。

 

 

 

 

 

緊急脱出(ベイルアウト)

 

 この時代には無い。

 倒されたら大人しくその場で死にましょう。

 生身でトリオン爆弾を抱えておいて、敵の近接攻撃で戦闘体が解除されたと同時に自爆するなどの手段もオススメです。

 

 

 

 

 

【山間部加工場】

 

 

 安倍晴明が確保させた『祭壇』。

 頼漢を母と再会させた時もそうであったが、大きな陰陽術を行使する時は、その術式に相応の大きな『祭壇』が必要となる。

 これは山間部のちょっとした洞穴に用意された祭壇であり、モールモッドのブレードを固定化し多少加工しただけの蜘蛛切より高度な加工が必要だった、八咫烏や歩雲履の製造に使われている。

 ここで大きな加工をしておけば、家に持って帰ってから多少の加工を行うことでじっくり完成させることも可能。

 

 この加工場は頼漢の母を喚んだ時の祭壇と、基本的には同じ系統の回路が組まれている。

 すなわち、見方によってはこの加工場そのものが回路(トリガー)であり、トリオンを流すことでトリガーと同様の効力を発揮する回路の領域なのである。

 安倍晴明を祀っている晴明神社同様、御神体として祭壇の中心に『祈念石』が組み込まれており、ここに千佳が注ぎ込んだトリオンと、発動媒体である頼漢の源氏の血があれば、いつでも加工が可能である。

 

 頼漢がここでこっそり捨て猫を飼っていることが先月バレたため、麟児が頼漢を叱っている。

 

 

 

 

 

【陰陽】

 

 

 中国の思想に起源を持ち、五行思想と共に陰陽道の基本を構築する基本理論。

 陽と陰、二つの対極によって太極を成す根源的世界観理論と言えるもの。

 

 これを用いることで、対極の二つを合わせ"存在"の力を高め合うこともできる。

 たとえば、頼漢と千佳は対極にして太極を成す二人である。

 頼漢は陽、千佳は陰。

 男は陽、女は陰。

 背が高いのは陽、背が低いのは陰。

 大きいのは陽、小さいのは陰。

 重いのは陽、小さいのは陰。

 外向的なのは陽、内向的なのは陰。

 晴は陽、雨は陰。

 動物的は陽、植物的は陰。

 肉体の力は陽、胸の奥に宿る形なき力は陰。

 そう、定義されている。

 

 陰陽道において、こういった組み合わせは最良にして最高であり、最も大きな力を生むとされる理想の形だ。

 単一ではなく二つに分けて対にすることで高め合うというのが陰陽術の基本であり、たとえばトリガー一つとっても、ボーダーの現行トリガーの『一本に三つのスロット』形式より、『メインとサブを分けてトリガーを振り分ける』といった形式の方が優れている、と考えるのが陰陽道の思考である。

 

 晴明は麟児と組んで街に長期的な陰陽術を組んでおり、地形レベルで太極を作り、巨大な陰陽術を発動するという奥の手を相談しているが、次の大規模侵攻までに間に合うかは定かではない。

 

 

 その第一手として、未来のボーダー本部(玉狛ではない)の位置を予知し、そのボーダー本部の位置が川を挟んだ北側の『陰中の陽』(太極の黒の中の白点)にあたる位置に作られ、頼漢の現在の住まいのアパートが川を挟んだ南側の『陰中の陽』(太極の白の中の黒点)にあたる位置に在るという、陰陽道的に意味のある長期的仕込みを行っている。頼漢は知らない。

 

 頼漢が住んでいるアパートでこっそり捨て犬を飼っていることが先週バレたため、麟児が頼漢を叱っている。

 

 未来の可能性の一つでは頼漢がこのボーダー本部でこっそり怪我した小鳥を飼っていることがバレたため、忍田本部長が頼漢を叱っている。

 

 

 

 

 

【五行】

 

 

 陰陽と並び、陰陽道を作る基本概念。

 この世の全ては木、火、土、金、水の五属性の相生(相手を生み出す、強める作用)と相克(相手を弱め、消し去る作用)によって出来ている、と考えるものである。

 これと陰陽を合わせたものを『陰陽五行思想』と言う。

 

 木が火を生み、火が土を生み、土が金を生み、金が水を生み、水が木を生む。

 木が土を剋し、土が水を剋し、水が火を剋し、火が金を剋し、金が木を剋す。

 これらを五色、五方、五時、五海など、この世の全ての概念を五種に振り分けた各カテゴリ分けを使って、五行の相生と相克を見る。

 

 

 南は五方の火、桐は木。

 すなわち"小南桐絵"は『木が火を大きくし続ける五行』にあたる。

 燃え盛る火は、いつまでも光を生み続けるだろう。

 

 雨は水、千佳は土。

 すなわち"雨取千佳"は『溢れる水を土が堰き止める五行』にあたる。

 堰き止められていた洪水が解き放たれた時、玉狛の壁は崩壊する。

 

 

 五神において精神に根ざす志は水、五主において肉体に付く筋肉は木。

 すなわち、『志ある限り筋肉は育つという五行』さえ成立する。

 世界最新の陰陽術、マッスル五行。

 全ての妖怪は道を開けろ。

 

 こういった『解釈』を『目には見えない世界の回路』として扱い、物理的なエネルギーに転換していくのが陰陽術の本質だが、現在の頼漢達は『仲間同士が高め合う』程度の効能に留まっている。

 

 

 

 

 

【反閇】

 

 

 禹歩とも。

 陰陽道の秘奥。

 退魔の舞い。

 未来の安泰を創る儀礼において、正しく踏まなければならない歩法。

 歩き、舞うだけで発動する絶技。

 

 純日本産のダンスの祖の祖の一つであるとされる原初の舞踏。

 日本の舞踏の多くは、この陰陽師の歩法を発展させた舞を源流としている。

 また、浄瑠璃などで源氏が舞う際に使われるものとしても知られている。

 原型としては陰陽師がまず歩き、厄を払い、その後を他の人間が同じように歩くことで、他者を守るものであったとされる。

 

 現代における陰陽道研究においても、現代の一般人がしている一般的な祭りに陰陽道を源流とする舞が導入されたのは、循環を主とする陰陽道的な意味があった……という解釈がなされることがある。

 南信濃などのお祭りでは21世紀の現在になっても、陰陽師の反閇がそのまま用いられている。

 街の人々皆が循環する将来的な当事者であり、その中心で陰陽師が舞うということには、儀礼的な意味がある。

 

 

 

 

 

【力、路、式】

 

 

 晴明が語った基本中の基本。

 霊力(トリオン)という力を、何かの回路に通して、なんらかの式で制御し、地球人の常識を超えた奇跡を行使する技術。

 ボーダーでトリガー技術(テクノロジー)と呼ばれるものはだいたいこれ。

 

 基本でありながら言っていることは『このルールを守っていればなんでもしていいよ』であるため、基本的に異世界から来た敵が繰り出してくる攻撃は、その何割かが対応不可能・対応困難な初見殺しであるという最悪の前提が存在する。

 

 

 未来に生まれる|緊急脱出(ベイルアウト)が無いこの時代において、それはまさしく悪意の具現であり、個々の戦士はそれを念頭に置いておかなければならない。

 できなければ死あるのみ。

 トリオン体の"一回セーフ"が無い頼漢はなおさらである。

 

 力があり、回路があり、制御式があれば、その可能性は無限大。

 たとえば、頼漢が難しい漢字に苦心しつつも術を発動していたように、文字を刻めばそれは回路として成立する。

 トリオン兵の部品に刻むことで蜘蛛切のような疑似トリガーとして成立させることも、漫画の陰陽術士のように札を使い捨ての疑似トリガーとすることもできる。

 

 

 陰陽道の『九字切り』のような身体動作を、路と式の代わりとして使うこともできる。

 "最初に移動する経路を設定してからそこを移動する高速移動トリガー"と、"最初に決めた動作を設定してからその動作で発動する陰陽術"は、動作と発動効果の設定関連付けという意味で、同種である。

 

 

 身体動作を回路とできるのであれば、当然身体そのものを回路に変えることもできるだろうし、人間の『命そのもの』を回路とすることだってできるだろうし、人間を回路にできるなら回路を人間のような形にすることもできるだろう。

 

 『霊力(トリオン)を扱う回路と、霊力(トリオン)を扱う人間の違いは多くなく、ゆえに強大な才能を持つ人間が強大な力を持つ武器になることもできる』―――陰陽道を極めんとすれば、そんな真理に至る人間も、少なくはない。

 

 平安時代にこの真理に最も近かったのは陰陽術士であり、現在の各世界においてこの真理に最も近いのは、『武器(トリガー)を身体の一部と見做して変形させる』という思想でトリガー技術を発展させた鬼ヶ島の鬼(アフトクラトル)である。

 

 角の回路に人間の心を丸々保存することも、回路の中に瀕死の人間を入れて擬似的に生きた人間のようなものにすることだって、理論的には不可能ではない。

 

 

 生は陽、死は陰。

 白は陽、黒は陰。

 人は陽、物は陰。

 死にして黒であり物と成る(ブラック)トリガーは、陰陽道の理の上に在る。

 ゆえに、霊力(トリオン)の概念において人と物は不可分なのだろう。

 

 この概念の本質は、『力・路・式』という基本さえ抑えておけば、どんな手法であっても『何かを発動させることはできる』という点にある。

 「アステロイド」と口で言うことでアステロイドを発動する。

 「スラスター!」と叫ぶことでオプションを発動する。

 「トリガー起動(オン)」と口にすることで、実体をトリオン体という回路の塊に切り替える。

 歌、音、詠唱をもって陰陽術を発動する。

 それらは全て、同じ概念の線の上に在るのである。

 

 (ブラック)トリガーが、戦闘体という回路を作り、(ブラック)トリガーの固有能力という式を用いて、強大な力を行使するのも。

 (マザー)トリガーが、星という回路を作り、自然という式を用いて、星と世界を創り回すのも。

 安倍晴明が、祭壇という回路を作り、陰陽術という式を用いて、頼漢の母を喚ぶような奇跡を起こしたのも。

 ボーダー隊員が、トリガーという回路を借り受け、プログラムという式を用いて、戦う力を使うのも。

 基本の形は全てが同じ。

 

 ゆえに全て同じで、ゆえになんでもありである。

 

 このルールに、反しない限りは。

 

 

 

 

 

【土蜘蛛】

 

 

 頼漢君のライバル。B級中位くらい。勢力B産のだけちょっとだけ面倒臭い。

 

 

【隠し神】

 

 

 頼漢君のおやつ。

 C級でも倒せるが頼漢君だけは生身なので普通に踏み潰されることがあって怖い。

 

 

【ラービット】

 

 

 出て来たことないやつ。

 A級が一人で挑んでも勝てるやつは限られるやつ。

 今のボーダーのトリガーだと千佳以外の火力では倒せないやつ。

 出てきちゃいけないやつ。

 

 

【天狗】

 

 

 横文字名コラキ。

 射撃無効・飛行可能・夜間ステルスでハチャメチャに厄介な高級機。

 A級の下位からB級の上位くらいの強さ。

 射撃トリガーに対して無敵に近いため、シューター・ガンナー・スナイパーに対してめっぽう強いが、アタッカー相手だと分が悪い。

 また、シューター寄りであっても蝶の楯(ランビリス)のような物理攻撃ができる射撃トリガーにも弱い。

 

 射撃を無効にする仕組みは『グラスホッパーに射撃トリガーを撃ったらどうなるか』と同じであり、黒羽根が吸収した非物質化射撃攻撃を少量のトリオンで相殺する形で消滅させ、装備者を守るというもの。

 そして吸収した敵トリオンの一部を循環させ、黒羽根を自動で生成・補充するという形で耐久力を維持する。

 そのため、天狗の力を劣化させて装備にした頼漢の八咫烏は、射撃攻撃を受けすぎると黒羽根の補充が間に合わないという弱点を持ってしまった。

 

 敵のトリオン射撃攻撃を吸収し、"トリオンの状態を変化させて無力化する"という設計思想は、このトリオン兵を生み出した国が百年ほど前、ある国の卵の冠(アレクトール)という(ブラック)トリガー一人に圧倒され、大敗を喫したことから生まれたとされる。

 大敗した国は卵の冠(アレクトール)のあまりの強さに、それを再現しようとしたが上手く行かず、一部機能だけを再現しようとするアプローチが進められた。

 そして、『トリオンを卵の冠(アレクトール)のトリオンで包んでキューブ化する』という卵の冠(アレクトール)の能力を劣化再現し、『トリオンを黒羽根のトリオンで包んで相殺する』というトリガー技術の完成をもって、このトリオン兵の開発プロジェクトがスタートしたという経緯がある。

 

 "翼を盾として使えば射撃が効かない"のが天狗(コラキ)の強み、だが。

 オリジナルの卵の冠(アレクトール)は全方位を攻撃しながら全方位を守っていた上、剣に当たればキューブ化し、弾に当たればキューブ化し、敵に当たればキューブ化で一撃必殺という、まさに常識を外れた恐ろしさで国を蹂躙したという。

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