サツマンゲリオン ~ 碇シンジが預けられた先が少しだけ特殊だった県/件   作:◆QgkJwfXtqk

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 コンフォート17と言う佐官向けのマンションは、家族入居も前提とした広さを持っていた、

 玄関周りだけでも5㎡と言う余裕があったが、それを葛城ミサトは趣味(車の部品や整備用品)で潰していた。

 そして、家の中はもっと酷かった。

 異臭を生み出すような生ごみは流石に無いし、ゴミが散乱していた訳でもない。

 だが書類と思しきモノが積みあがった段ボール箱が何処其処に放置され、衣類や書類やらが乱雑に置かれ、ダイニングキッチンに至っては弁当がらや空き缶が所狭しと並んでいるのだ。

 ()部屋と言う言葉すらも生ぬるいと思える惨状であった。

 部屋の隅には埃なども溜まっている。

 そんな葛城邸に一歩一歩と足を進める度に、碇シンジと惣流アスカ・ラングレーの表情は曇って行った。

 二人の感情は一致(シンクロ)していた。

 ()()()()()、だ。

 アスカは、これで共同生活共同訓練など出来るのかと本気で訝しんでいた。

 シンジは、汗臭いモノだの何だのが無いだけ友人たちの部屋と比較すればマシだと思いつつ、割と真剣に自分の家(お隣)に戻りたいと思っていた。

 

「ねえ、ミサト、共同生活は任務上の事として受け入れるけど、コレでどうやって訓練しようって言うの」

 

 半眼で葛城ミサトを睨みながらアスカは尋ねた(詰問した)

 当然だろう。

 葛城ミサトが明るい口調で練習は此処でしますと言った、ダイニングキッチンから繋がったリビングも又、手荒い状況であったからだ。

 割と良さげな家具類、だが大きいサイドボードやTV、テーブル、そしてソファ。

 そして隙間を縫うように散乱する衣類と段ボール。

 未開封の、缶ビールの入った箱。

 当初聞いていた訓練内容、シンジとアスカが2人で同じ動作をしてリズム感覚を合わせる等は出来そうには見えないのだから。

 

「まさか、アタシに片付けまでさせようってんじゃないでしょうね」

 

「大丈夫大丈夫、訓練機材を持ってきてくれる訓練室の人たちにチョッチ頼むから。それよりアスカ、喉が渇かない? 炭酸水かオレンジジュースならあるわよ」

 

 技術開発部の第1課訓練室が用意していると言う訓練用機材、その設置に来る際に片付けて貰おうと言うのだ。

 懐柔する(誤魔化す)様に猫なで声を出す葛城ミサト。

 とてもでは無いが、作戦指揮中の才媛めいた姿からは想像も出来ない感じだ。

 と、シンジが声を挙げる。

 まだ時間があるなら自分の家に戻ります、と言った。

 洗濯や、夕食用にタイマーで炊いておいたご飯の事など、色々と遣りたい事があると言う事だった。

 

「シンジ、アンタ逃げる気?」

 

 逃がさぬとばかりに睨むアスカに、シンジは苦笑いしながら答える。

 

「逃げるも何も隣だよ。それに片付けられてない女性の部屋って、その、()()()()

 

「ハァ?」

 

 怪訝な声を挙げたアスカに、シンジは若干もって不本意めいた表情と視線とで示す。

 部屋の片隅、洗濯籠で自己主張する派手な色の下着類の事を。

 思春期故の嬉し恥かしに潔癖症めいたモノが加わった表情 ―― では無かった。

 単純に面倒くさいと言う表情をしていた。

 純情と言うよりは、まだ性に対する成長が進んで居ないと言った所だろう。

 そもそも、郷里(薩摩)ではいろいろなモノを日々の鍛錬(猿叫と共にの横木打ち)で発散していたのだ。

 そこに、更には勉強も手を抜く事無くやっていたのだ。

 疲労その他で夜は熟睡する様な生活では、悶々とする暇も無かったとも言えた。

 

「何だよ?」

 

 アスカの顔が小さく、悪戯っ気に歪んだ。

 もしかしてコイツ(シンジ)、女性に免疫が無い系男子なのか、と。

 短い訓練期間しか無いにもかかわらず、自分に匹敵する様なエヴァンゲリオンの操縦能力を持った強力な競争相手(ライバル)、それがアスカにとってのシンジであった。

 戦友として見れば背中を預けるに値するとは信じられた。

 実際、先の第7使徒戦ではアスカの窮地を救ってもくれた。

 だがしかし、である。

 それとは別の話として、アスカは負ける事が嫌いだった。

 負ける事は自己を否定されるとも感じる程に、嫌いだった。

 だからこそ、シンジの弱点情報は重要であった。

 何かの際には使えるかもしれぬとアスカは、その脳細胞にしっかりと刻み込んだのだ。

 

「何でもないわよ」

 

 弱点を掴んだ、そんな気分をおくびにも出さず澄まして笑ったアスカは、実に良い笑顔であった。

 尚、その意味をシンジは欠片も理解する事は無かった。

 

 

 

 自分の家に帰ったシンジであったが、一休みするよりも家事を行っていった。

 晩飯の準備と並行して、洗濯物の取り込みやフロの準備などだ。

 もとより自分の身の回りは自分でできる様にと躾けられていたし、第3新東京市に来てからは炊事もする様になった。

 葛城ミサトとは違って、ずぼらにせず、勉強などの気分転換になるからと言うのがシンジの弁であった。

 故に、同じ間取りの部屋とは思えぬ程にシンジの家は片付いていた。

 そして、部屋と同様に片付いているキッチンで、シンジはご飯が炊きあがるまでに味噌汁を用意する。

 サバの切り身を焼いて、これにインスタントの大根おろしを添える。

 小パックの豆腐も用意する。

 後は佃煮の小鉢まで準備して晩御飯の準備が終わる。

 実に和風だが、別段にシンジは和食党と言う訳でもない。

 只、ノルウェー産のサバが安かっただけで作られたメニューであり、それを苦も無くやって行く点で、シンジにとって食事の支度も趣味の延長線上にあると言う事であった。

 

 電子音がご飯が炊きあがったのを教えて来る。

 だが同時に、玄関のチャイムが鳴った。

 誰っとばかりにインターホンを見れば、アスカであった。

 割と深刻めな顔をしている。

 

『ゴメン、シンジ、助けて』

 

「助けて?」

 

 何が起きたのかと怪訝に思いながら玄関に向かい、扉を開けたシンジ。

 小さな画面越しでは無いアスカは、ほとほとに困ったと言う顔をしていた。

 

「どうしたの?」

 

「ミサトと………」

 

 横を見れば、少なくない機材を持ってきていたNERVスタッフ(技術開発局第1課訓練室)のリーダーと思しき人間が葛城ミサトと剣呑な雰囲気で話し合っていた。

 室長の阿多古カズキではない。

 もう少し若く、そして鼻っ柱の強そうな女性だった。

 

 何でも、彼女らは用意されている部屋に訓練用機材を設置する為に来たのだ。

 そこで何故か、葛城邸の清掃/片付けまでして欲しいと言われたのだ。

 至急と言わんばかりの勢いで機材を用意して来た所に、オマケで新しい仕事をしてくれと言われて、はいそうですかと素直に答える人間が居るだろうか。

 先ず居ない。

 しかも、葛城ミサトは簡単だと思うからと軽く言ったのだ。

 それは反発もすると言うものであった。

 或いは、最初から葛城ミサトが残業代もキチンと付けるなり、或いは謝罪を述べていれば話は違っただろうが、そうでは無かったのだ。

 片付けと設置をお願い。

 その間、ご飯を食べに行ってくるから。

 第1課訓練室のスタッフも夕食は当然、食べていないにも拘わらずである。

 それは感情的になるのも当然と言うものであった。

 結果、スタッフ側は断固としての、協力拒否を言い出したのだ。

 

「ま、あの惨状だとね」

 

 シンジは第1課訓練室のスタッフに深く同情した。

 そもそも、あのリビングの荷物をどこに置くのかと言う問題が先ずあった。

 葛城ミサトは、NERV本部に持って帰って預かって貰おうと考えていた様であったが、第1課訓練室が乗ってきた車はバンタイプであり、当然ながらもソファは勿論、TVやサイドボードすらも乗せる事は出来ないのだ。

 そこも揉めている理由であった。

 引き取る車を用意するにしても、もう非常待機(チーム)の人間以外は帰宅しているのだから。

 

 葛城ミサト。

 職務上では根回しも良くし、交渉も上手い人間であったが、私生活は本当に壊滅的な人間であった。

 

「訓練は明日からかな?」

 

 溜息交じりに言うシンジ。

 人類の存亡が掛かっていると言う割に呑気なものであるとも思いながら。

 と、そこで思った。

 何でアスカは助けて、と言ったのかと。

 視線が絡み合う。

 アスカは恥ずかしそうに俯き、乞い願う様に口を開く。

 

「ゴメン、何か食べ物無い?」

 

 キューっと可愛らしいお腹の虫が鳴っていた。

 

 

 

 日本食で良ければ、と前置きをしてアスカを自宅に迎え入れたシンジ。

 根が善良であるのだ。

 

「全部、自分でやったの? ヘルパー(家政婦)を呼んでるんじゃなくて??」

 

 整然と食卓に用意された和食の様に、アスカは本当に驚いていた。

 そして匂いにも。

 特に、焼き立てのサバと味噌汁が立てている匂いは、空腹の人間にとっては暴力そのものであったから。

 来日して日は浅いが、和食自体には抵抗感の無いアスカから見て、実に美味しそうな夕食であった。

 とは言えシンジは気を効かす。

 

「ご飯と味噌汁はまだあるけど、サバ大丈夫? ウィンナーと目玉焼きでよければ直ぐに準備出来るよ」

 

「アリガト。でもこの魚が美味しそうだから、ゴメン、まだある?」

 

「大丈夫だよ」

 

 まだ切り身は残っていたのだから。

 手早くアスカの分の食事を用意していく。

 大根おろしは要るかと聞けば、アスカは欲しいと言う。

 豆腐は? と尋ねれば、此方も欲しいと言う。

 ヘルシーで低脂肪だからと、アスカは日本食は高評価していた。

 だから、何でも食べると言う。

 流石に箸の扱い迄は習熟していなかったので、フォークとスプーンが用意されたが。

 

「日本に来て、本場の味って言うの? それを食べて見て悪く無かったのよ。それにNERVドイツ支部で栄養士から日本食のレクチャーも受けたしね」

 

 日本で十全に活躍する為の準備をしてきたのだとアスカは言う。

 エースとなるのだと言うアスカの決意は決して軽いものでは無かった。

 

「それなら良かった、お待たせ」

 

 焼きあがった新しいサバの切り身をアスカの前に用意する。

 幸いにしてシンジの家にダイニングキッチンは、安い手頃なテーブルセットを適当に選んだ結果としてイスは2つあった。

 テーブルがやや狭いのはご愛敬と言った所か。

 さて漸く食べようかと言う所で、アスカの携帯電話が鳴った。

 

「誰よっ!」

 

 漸くの晩御飯と言う所に、無粋な邪魔が入ったのだ。

 アスカが少しばかり機嫌が悪くなるのも当然であった。

 だが、電話の相手も、急いで電話する必要があったのだ。

 葛城ミサトだ。

 

『アスカ!? 何処に行ってるのよっ! 心配してるのよ、今どこに居るのよ!!』

 

 焦った声になっている。

 思わずアスカが携帯電話を耳元から離すレベルで五月蠅かった。

 

「今頃っ」

 

 無断で離れたのは悪かったが、葛城邸での埒が明かない様に離れたのは10分以上も前だ。

 今頃に焦るなとアスカが思うのも仕方のない話ではあった。

 兎も角、アスカは意図的にのんびりした声を出す。

 

「シンジの家よ? ご飯食べているわ」

 

 正確には食べる前であったが、それは些細な話だろう。

 

『シンジ君のっ? 良かった。心配させないでよね。ってシンジ君が居たっ!! そうよ、シンジ君の家が!!!』

 

「ハァ?」

 

 怪訝な声を出すアスカ。

 シンジは、取り合えずご飯を食べるのはもう少し遅くなりそうだと思った。

 

 

 

 さて、シンジの家があったと叫んだミサトの心は、要するには訓練場所の話であった。

 要するには良く片付いているシンジの家で共同生活をして貰おうと言う事だ。

 週に一度はシンジの家で赤木リツコなどと一緒に飲んでいたので、片付いているのを知っていたからであった。

 リビングの荷物は空き部屋に放り込める事も、シンジが部屋が多すぎて使い道が無いと愚痴っていた事を覚えていた。

 或いは最悪、葛城邸に預けておけばよいと考えていた。

 

「シンジ君の家は官舎、だからゴメン、悪いけどこの場を合宿所にさせてもらうわ!」

 

 命令しつつも陳謝と言った風の葛城ミサトと、疲れたと言うのを隠そうともしない第1課訓練室のスタッフを前に、シンジに断ると言う選択肢は無かった。

 そしてアスカは、()()()()()と言う点に引っ掛かりを覚えたが、あのゴミと埃にまみれた葛城邸よりマシであるし、シンジ自身への拒否感は無いので受け入れていた。

 1つ、釘を刺しながら。

 

「これも仕事(ビジネス)。受け入れるけどアタシみたいな美少女が一緒に居るからって、変な事しないでよね」

 

 

 

 

 

「センセたち、今日も休みか」

 

「学校を休みだしてもう3日だ。先の海辺での戦いの絡みだろうな」

 

 第壱中学校、昼の弁当を平らげて気だるげな昼休み時間。

 鈴原トウジも相田ケンスケも教室で呑気に過ごしていた。

 

「ああ、ゆうとったな。派手な戦闘になったけど勝ちきれんかったらしいって。ジブン、あんまり探るとまた怒られるで?」

 

 鈴原トウジのツッコミに、相田ケンスケは心底嫌そうな顔になる。

 しこたま怒られた事を思い出したのだ。

 だからこそ反論する。

 噂を集めただけだ、と。

 

「流石にもうしてないよ。只、あの大爆発が見えてないって話が流れているんだ」

 

「ああ~」

 

 使徒は、撃破された際には30㎞から離れた場所からでも判る、派手な爆発光を上げるのだ。

 幾ら政府やNERVが情報統制をしようとしても、半径30㎞四方な場所の全てで出来る筈も無かった。

 だから噂が広がる。

 そもそも、最初の第3使徒戦からしてN²兵器を街中で使用しているのだ。

 全てを隠蔽するなど出来る筈も無かった。

 

 と、学級委員長をしている洞木ヒカリが2人の所でやってくる。

 

「イインチョ、どうしたんや?」

 

「御免、鈴原。碇君って何時まで休むとか聞いてる?」

 

「センセか、聞いとらんけどどうしたんや?」

 

「今度の修学旅行の事でアンケートが明後日までなの。碇君と惣流さんがまだ未提出で、それで先生に頼まれちゃって」

 

 2人はNERVの絡みがあるからと言う言葉は飲み込んだが、その辺りを鈴原トウジや相田ケンスケも理解した。

 

「あぁ~」

 

 洞木ヒカリもアスカがNERV関係者であるとは知っていた。

 アスカが学校に来るようになって、学級委員長として世話をする中で仲良くなった結果であった。

 何とは無しに、馬があった結果であった。

 

「ワイらも知らん。センセから連絡も無いし、な?」

 

「ああ。聞いてないよ」

 

「どうしよう………」

 

 可愛らしい顔を歪める洞木ヒカリ。

 生来の生真面目さ故の悩みであった。

 だからこそ、鈴原トウジは動くべしと己に命じる。

 

「ケンスケ、ジブンってミサトさんの電話番号貰っとったよな? 連絡出来へんか?」

 

「トウジ?」

 

「惣流の奴は兎も角、シンジだけでも聞ければええやろ? あのアンケート紙を届けたいって言うてくれへんか」

 

「あぁ判った」

 

 携帯電話を手に席を離れた相田ケンスケ。

 別にマナー等と言う訳では無い。

 只、自分がNERV本部のお偉いさんとの連絡手段を持っていると言う特権意識からの、行動だった。

 会話の内容は秘密にしておくのが良いと言う意識でもあった。

 

 その背を目で追いながら、鈴原トウジは洞木ヒカリに話しかける。

 

「センセと逢えたら、惣流へも伝言を頼んどくから。それでええか?」

 

「鈴原………ありがとう」

 

「そんな畏まって言われたら、恥ずかしゅうなるで」

 

「じゃ、おおきに、かしら」

 

「そやな、おおきに()やで」

 

 少しだけストロベリーな空気を漂わせていた鈴原トウジと洞木ヒカリ。

 そこにニヤけ顔で戻ってくる相田ケンスケ。

 否、ドヤ顔だ。

 

「許可を貰った。シンジの家に行けるぞ。後、何でも惣流も一緒らしい」

 

 そこで一旦、言葉を切って小声に成る。

 NERV絡みの事だ、言葉を小さくしたい ―― 秘密は知る人間を減らしたい。

 相田ケンスケの稚気の表れとも言えた。

 

()()()()()()()()。で、ミサトさんが許可出してくれるから来て良いってさ」

 

 

 

 

 

 初めてシンジの家を訪れる事となった鈴原トウジと相田ケンスケ、それに洞木ヒカリ。

 第壱中学校から少しばかり離れているコンフォート17マンション。

 国連機関(NERV)上級職者(佐官)用の官舎と言う事で、結構な威容と厳重なセキュリティが行われている建物となっていた。

 駐車場までも含めて管理されているのだ。

 威嚇的なデザインでは無いが詰所が用意されており、中にはNERVの部内警備を担当する警備部の人間が配置されていた。

 流石に防弾衣(ボディアーマー)までは着こんで居ないが灰色を基調とした都市型迷彩のNERV警備部向け制服は、ベージュを基調としたNERV一般制服とは違う威圧感があった。

 当然ながらも実弾装填済みの護身用短機関銃(P-90)を下げている。

 その厳重さは、軍事施設的とも言えた。

 

「玄関扉、ガラスだけど重かったのって、アレ、多分、防弾ガラスだぞ。スゲーなー」

 

「さよか」

 

 緊張と共に興奮も隠せない相田ケンスケに対して、平常心と言うか興味なさげな鈴原トウジ。

 そして場違い感を自覚している洞木ヒカリは緊張にせわしく周りを見ていた。

 とは言え、マンション建物内に入ってしまえば、一般のマンションと何ら違いは無かった。

 少しばかり、エレベーターが大きいと言う事くらいだろうか。

 それ以外は実に普通だった。

 エレベーターを上がり、廊下を歩き、そしてIKARIとのプレートが掛けられた扉のインターホンを押す。

 

「はーい!」

 

 出て来たシンジとアスカの格好が普通では無かったが。

 否、動きやすそうな高機能型のTシャツと5分丈のスパッツと言うのは、体を動かすときの定番ではあった。

 問題は、色違いの同じ柄と言う事だろう。

 

「う、う、裏切りも~ん!」

 

「まさか今時ペアルック、イヤ~ンな感じ!!」

 

 

 

 

 

 


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