サツマンゲリオン ~ 碇シンジが預けられた先が少しだけ特殊だった県/件   作:◆QgkJwfXtqk

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その口はなめらかにして乳あぶらのごとくなれども、その心は闘いなり

――旧約聖書     









弐) ANGEL-04  SHAMSHEL
02-1 Dog Fight


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 エヴァンゲリオン初号機が安っぽいCGで構成された仮想空間で戦っている。

 手には完成したばかりの武器、EW-22 パレットガン(エヴァンゲリオン武器 2種2号)を抱えている。

 パレットガンは電磁レールで加速させた重金属(劣化ウラン)弾を叩き込む凶悪装備だ。

 問題は、電磁加速システムを稼働させる為の電源が外部 ―― エヴァンゲリオン本体からの供給に頼っている為、エヴァンゲリオンが外部電源との接続を失い、内部電源(バッテリー)モードに切り替わると使えなくなることだろう。

 この為、非常時には即放棄出来る様に定められている。

 

 エヴァンゲリオン初号機を操る碇シンジは、操縦槽(エントリープラグ)内に表示される指示に従って機体を動かし、そして撃っている。

 指示を守り、丁寧な挙動をするのは、ある種の()()()()故の話であった。

 見守る葛城ミサトにとっても、新兵としては及第点が与えられる程度の動きはしていた。

 少なくとも考えながら動いていた。

 唯々諾々と指示に従うのではなく、指示の意味を考えて、状況に合わせて動こうと努力しているのが見て取れた。

 問題は1つだけである。

 

「で、あのピーガン(パレットガン)で使徒を殺せそうなの?」

 

 独特の略し方をする葛城ミサトを、呆れた様に見ながら赤木リツコは応じる。

 少なくとも、回収できた第3使徒 ―― 人類補完委員会の手でサキエルと命名された個体の外皮は貫けた、と。

 

「A.Tフィールド無しの場合、よね?」

 

 猜疑の顔をする葛城ミサト。

 先の戦闘でサキエルは、その中枢とも言えるコアをエヴァンゲリオン初号機に破壊され完全に活動を停止している。

 その意味で射撃実験は、文字通りの死体蹴りでしか無い。

 使徒の持つ絶対的な防壁、A.Tフィールドが存在しない言わば()()を撃ちぬけたとしてどれだけの価値があると言うのか。

 そういう目であった。

 

「そうね」

 

 現場の、戦う立場の人間としての意見に、赤木リツコも同意はする。

 だが同時に、物事と言うモノは段階を踏んでいかねばならぬ事もあるとは認識していた。

 使徒の防護領域(A.Tフィールド)を貫く事は大事ではあるが、最終目標であると言う認識だ。

 A.Tフィールド自体はエヴァンゲリオン側も持っており、この中和による突破が可能であるのだ。

 問題は、中和する為には近接戦闘(インファイト)を行わざるを得なくなり、戦闘訓練が未了であるシンジに要求するのは酷な面があると言う事だ。

 又、中和と言う性質上、エヴァンゲリオン側も使徒の攻撃が直撃する事も、問題と言えるだろう。

 だからこそ、葛城ミサトと作戦局第1課では、A.Tフィールドを貫通可能な大威力遠距離兵器の早期実用化を熱望しているのだ。

 それを判らぬ赤木リツコでは無い。

 だが、そんな大威力兵器など一朝一夕で、簡単に作れるものでは無いのだ。

 現在、技術開発局でも陽電子砲(ポジトロンライフル)を筆頭にした大威力兵器の開発も大馬力で行われているが、完成の目途は立っていないのが実情であった。

 だからこそ赤木リツコは、取り敢えず実用化できる装備を優先させたのだ。

 いつか出来上がる超威力兵器では無く、例え威力が低くとも必要な場所で必要な時に間に合う兵器こそが重要であると考えていたのだ。

 運用側と開発側の考えが逆転していた。

 

「取り敢えず、次の使徒が明日現れても初号機を無武装で使徒にぶつけなくても済むと言う点では良かったと思ってるわ」

 

「効かないモン、出されても意味がないっちゅーの」

 

「そこは、そうね、シンジ君と貴方たち(作戦局)の運用に期待っと言った所かしら?」

 

「…………気楽に言わないでよ」

 

「あら、希望的推測に基づくのは貴方のお家芸だと思ってたけど」

 

「悲観的に想定し、楽観的に動いているだけよ」

 

「あら、そう」

 

 旗色の悪くなったことを自覚した葛城ミサト、話題を変える。

 

「そう言えばシンジ君のリクエスト装備、完成したんだったけ?」

 

「ええ。EW-22B、銃剣付きパレットガンは第1号機が完成しているわ」

 

 シンジは、初陣後の会議(反省会)の場でエヴァンゲリオン初号機用の武器を欲した。

 出来れば刀を、そうでなくとも白兵戦用の装備を欲した。

 剣術(薬丸自顕流)に慣れ親しんでいるので、白兵戦が戦いやすいと言う主張であった。

 赤木リツコもパイロットの希望を受け入れる事に問題は無いと了承し、開発を行ったのだ。

 その第1号が改良型パレットガン(EW-22B 銃剣付きパレットガン)であったのだ。

 とは言え、別に全くの新規開発と言う訳では無い。

 EW-22にBのサブネームが付く程度の、小改良であった。

 ブルパップ型のボディに、包み込む様に強化合成フレームを取り付け、銃身下部にEW-11プログレッシブナイフ(高振動粒子ナイフ)を改造転用した銃剣(ベイオネット)を取り付けたものである。

 言わば、発砲も出来る()を作り出したのだ。

 

「アレ、何と言うか、21世紀的には見えないわよね」

 

 国連統合軍への出向時代を思い出し、げんなりとした顔で言う葛城ミサト。

 銃剣による白兵戦は歩兵の本領とばかりに仕込まれていたのだ。

 嫌になる程に叩き込まれたのだ。

 

「鈍器みたいよね」

 

「一応強化はしているけど、本体は精密機械(電磁レールガン)だから乱暴には扱って欲しくないわね」

 

「それは使徒に言っといてよね。と言うか、鈍器扱いできそうな方はどうなの?」

 

「そちらはもっと難航しているわ」

 

 純粋な質量兵器としての近接装備。

 剣或いは刀を模した武器に関して言えば、EW-12マゴロクウェポンなる仮称で開発がスタートしていたのだが、強度その他の問題から実用化が遅れていた。

 頭をかく。

 人類史上に於いて、実用の()()()2()0()m()()()()()などと言うモノは初の代物なのだ。

 簡単に作れるものでは無かった。

 コンピューター上で試作したマゴロクウェポンは、2度程にエヴァンゲリオンの膂力で振り回したと想定される力を加えたらポッキリと折れる始末だ。

 刀としての刃の細さが、その質量に耐えかねる ―― そうコンピューターは判断していたのだ。

 素材の変更、構造の変更。

 実用化、この世に生み出されるにはまだまだ時間が必要であった。

 

 エヴァンゲリオン専用の刀など、ある種()()()()()()だ。

 兵器ですらない。

 簡単に出来るだろう等と軽い気持ちで手を出して、開発チームは現在絶賛炎上中と言う有様になっていた。

 開発局の責任者として、一部参加もしていた赤木リツコは、そんな面倒事は思い出したくないとばかりに頭をふって話題を変えた。

 

「そう言えばシンジ君、学校は?」

 

「全ての手続きが終わったのが一昨日。昨日から通ってるわよ」

 

「結構、時間が掛かったわね?」

 

「住居の選定と訓練スケジュールの策定、その他もあったから仕方がないわよ。彼、乗るからにはとエバーの搭乗訓練他に積極的になってくれてるから」

 

「ゴネない? 有難いわね」

 

「そっ、ま、訓練でエバーに乗って降りたら碇司令をぶん殴るって言い出した時には冷や汗が出たけどね」

 

「Evaに乗ったら殴ると言う約束だったって話よね?」

 

「そっ、流石に彼流のジョークだったっぽいけど、話を聞いた冬月副司令が本気で止めに来たわよ」

 

 葛城ミサトも思い出し笑いをする。

 エヴァンゲリオンの訓練用エントリープラグから降りて来たシンジが、L.C.Lを吐き出すや否や、迎えに来ていた葛城ミサト相手に、にこやかに笑って言ったのだ。

 『ゲンドウんとこへあないしっくいやい(碇ゲンドウの所に案内して下さいませんか?)』と。

 碇ゲンドウNERV総司令官が全治1ヶ月の重傷を負っていた事は、その理由も含めて葛城ミサトは知っていた。

 知っていたからこそ、どう反応して良いのかと止まってしまったのだ。

 困惑する葛城ミサトの顔を見て、シンジは笑った。

 笑って『じょうだんじゃっが(冗談ですよ)』と続けた。

 だが、葛城ミサトは理解していた。

 目が違った事を。

 ()()()()()()()()と理解していた。

 シンジと碇ゲンドウの間に出来た溝は果てしなく深く、遥かに広い。

 そう理解したからこそ、冬月コウゾウNERV副司令官に報告を行い、NERVとシンジの話し合いの場を用意したのだ。

 冬月コウゾウとシンジの会話がどの様なモノであったか、葛城ミサトは知らない。

 伝えられていない。

 ただ冬月コウゾウから、今後に問題は無いだろうとだけ言われた。

 その代わり、シンジの希望は可能な限り配慮してやる様にと付け加えられた。

 配慮、配慮と来たかと頭を抱えた葛城ミサト。

 一見して判断権が与えられた風に見えるが、そこに明確な線引きは存在しない。

 責任の所在も曖昧である。

 シンジが無茶な要求をして、断るなり受け入れるなりして話が拗れると、最悪の場合、詰め腹を切らされる事もあるだろう。

 理不尽な話であった。

 だが、組織人として葛城ミサトは追求せず、黙って受け入れていた。

 

 尤も、今の時点でシンジが無茶を言う事は無かったが。

 要求は剣術の練習がしたいので場所を用意して欲しいと言った、可愛いモノで済んでいるのだから。

 木刀を振るう際に上げる猿叫、その狂ったような叫び声に鍛錬の場の近所に住む人々からクレームが来たが、その程度は笑い話でしか無いのだから。

 少なくとも刃傷沙汰が無い。

 碇ゲンドウに躊躇ない打撃を与えた事から危惧して居た様な事 ―― 四方八方へ喧嘩を売り、暴力を振るう様な事はなかった。

 シンジは実に理性的だと葛城ミサトは評価していた。

 

「そりゃね、冬月副司令も慌てるわね」

 

「仕方ないわよ。で、学校の方だけど、可もなく不可もなく、溶け込んでるみたいよ?」

 

「あら、そうなの?」

 

「そうよ。何か疑問でもあった?」

 

「彼、ほら、方言がキツいから軋轢があるかと思っただけよ」

 

「ああ、ソッチは大丈夫だったみたい。絡んできた子を〆たみたいで」

 

「〆た?」

 

「〆た」

 

 転校早々に絡んできたので、こう、キュッとね、と擬音を入れて説明する葛城ミサト。

 その表情は実に韜晦的(アルカイックスマイル)であった。

 

 

 

 

 

 第3東京市第壱中学校2年A組に所属する鈴原トウジと言う少年にとって、この2週間余りは憤懣やるかたない日々であった。

 10日程前の、公式には事故として扱われている戦闘で妹である鈴原サクラが怪我を負ったからだ。

 

 ソレがNERV絡みの事なのだとは理解していた。

 NERVに務めている父も祖父も忙しくしており、家に帰ってこないのだから。

 噂されていた()()()が襲ってきたのだろうと思っていた。

 だから、腹を立てていた。

 特別非常事態宣言が発令され、一緒にシェルターに逃げ込んでいる途中で逸れたのだ。

 人ごみの中で繋いでいた手が離れてしまい、人の流れに流されてしまったのだ。

 流れ作業な形で放り込まれたシェルターで、避難誘導に当っていた第3新東京市の職員や戦略自衛隊の隊員に必死になって掛け合って、何とか探してもらおうとした。

 だが見つからなかった。

 見つからないままに夜になり、そして明けた。

 

 そして鈴原サクラは路上で崩壊した建物に巻き込まれて重傷を負ったと知らされたのだ。

 可愛い妹。

 大事な大事な妹。

 忙しい父や祖父に代わって守ると誓った妹が、大怪我を負ったのだ。

 鈴原トウジにとって我慢できる話では無かった。

 だからこそ、妹の居る病院に連日、通っていたのだ。

 

 そんな鈴原トウジは、今、学校に向かっていた。

 通学だ。 

 流石に2週間が経過し、鈴原サクラの容体も安定したので、父親から学校に行けと厳命されたからであった。

 街を見る。

 避難所も兼ねて高台に設けられた第壱中学校への通学路は、そうであるが故に街が一望出来ていた。

 何処其処にブルーシートが張られ、或いは工事が行われている。

 派手な戦闘痕。

 巨大なビルが幾つも派手に壊れている。

 化け物は、化け物と呼ばれるにふさわしい相当な化け物だったのだろう。

 そんなモノが暴れる足元に居た妹が、生きているだけで良かったとも思う。

 思うけども納得できない。

 化け物と戦ったと言うNERVのロボット、それが上手くやっていれば妹が怪我をする事は無かったのだと思うからだ。

 

「ほんま、むかつくわ」

 

 吐き捨てる様に言った鈴原トウジ。

 言葉に出来ない、形にならない鬱屈だけが溜まっていた。

 だからこそ、10日ぶりの教室で、親友である相田ケンスケから転校生の話を聞いた時、その感情に方向性が出来てしまったのだ。

 

 

 碇シンジ。

 方言はキツイが、声や顔立ちは中性的で礼儀正しく、それ故に同級生女子一同からチヤホヤされている。

 ムカついた。

 妹を傷つけたかもしれない相手が、のほほんとしているのが許せなかった。

 自然と、授業中でもシンジを睨む様になっていった。

 そんな友人を窘めるのが相田ケンスケだ。

 その目は自分で撮影した戦闘痕や、警備に当たっている国連統合軍の将兵や装備を映したビデオを眺めている

 ミリタリーを趣味にする人間だから、と言う訳では無かったが、相田ケンスケと言う人間は少し、浮世離れしている所があった。

 戦闘、戦争で自分は怪我をしない。

 そう思い込んでいる節があった。

 だが、だからこそ軽い調子で鈴原トウジに話しかけられているとも言えた。

 

「そんなにカリカリするなよ」

 

「腹立つんわしゃーないやろ! アイツがパイロットやと思うと、ほんまに!!」

 

「だけど、決まった訳じゃないしな。違ってたらヤバイだろ?」

 

「この時期にやってきた転校生やぞ。戦争が、事故に巻き込まれるのが怖いゆーて、疎開している人間がぎょーさん出とるのに、や。もう真っ黒や」

 

「ま、それはな。俺みたいな趣味なら兎も角」

 

「そや。それにジブンみたいな趣味でも、普通は親が止めるモノやろ」

 

「まぁ、な」

 

「だから真っ黒(ギルティ)なんや。よし、もう決めたで」

 

 腹を決めた鈴原トウジは立ち上がってシンジに強い調子で言葉を掛ける。

 

「転校生、ちょっとツラ貸せや」

 

 

 

 授業を無視する形で体育館の裏側で対峙する鈴原トウジとシンジ。

 お目付け役めいて相田ケンスケも居る。

 イザともなれば喧嘩を止めよう、そう考えていたのだ。

 尤も、鈴原トウジとシンジの本気の睨み合いにあてられて、早くも、来たことを後悔していたが。

 

「転校生。パイロットなんか?」

 

 直球の問いかけに、シンジは葛城ミサトから言われた守秘義務その他を思い出して、返した。

 

知らん(知らない)

 

 ()()()()()()()()()()()()()

 コイツだ! 鈴原トウジは確信した。

 確信して拳を握って殴った。

 シンジの右頬を打つ。

 が、当たった瞬間、鈴原トウジは石でも殴った気分になった。

 シンジが一歩も揺るがなかったから。

 

ないすっか(正当防衛だ、覚悟しろ)!」

 

 一発先に殴らせた。

 それはシンジの反省からの行動であった。

 第壱中学校へと転校早々に絡んできた奴(喧嘩を売ってきたバカ)を先制攻撃で〆た際に、葛城ミサトからもう少しばかり考えて行動してくれと()()された為、正当防衛 ―― 自衛の為の行動と言う様式を揃えようとしたのだ。

 舐めて来る奴は潰せ。

 世の中には理屈の通らない戯けモノ(キチガイ)が暴力を振るってくる事もあるので、先制攻撃上等である。

 それがシンジの受けた()だった。

 だからこそ、最初のバカは潰した。

 碇ゲンドウを殴ったのも同じ理屈であった。

 だが葛城ミサトから諫言、そして冬月コウゾウからの指摘を受けてシンジは考えなおしたのだ。

 この第3新東京市とは平和な場所であり、突発的に暴れる様な、殴り掛かってくるような奴はそうそうに居ない。

 そんな場所で自衛の為とは言え先制的に動いてしまえば悪者になってしまうのだと。

 

 だから先に殴らせた。

 殴られたのだから後はいつも通りで良い。

 殴られ、少しばかり腫れた頬を獣性に歪めたシンジは、お返しとばかりに鈴原トウジの右頬を殴る。

 殴り飛ばす。

 

「なんや!?」

 

 だが、殴り飛ばされた鈴原トウジも、決して惰弱の類では無かった。

 殴られたショックで座り込むなどせずに、立ち上がるや体重を掛けてシンジを殴った。

 流石のシンジも揺れる。

 揺れるが、踏みとどまる。

 

「なんち!!」

 

 全力で殴り返す。

 今度は、殴られると理解して備えていた鈴原トウジ、倒れずに踏みとどまる。

 殴り返す。

 

「なんやと!!」

 

「なんちな!!」

 

「なんちたぁなんや!!」

 

「なんやちぁなんちな!!」

 

 吠えて殴る。

 吠えて殴る。

 いつの間にか根性を掛けた殴り合戦(泥仕合)へと相成っていた。

 互いの左手で相手の襟首を掴みあい、交互に殴っているのだ。

 意地と意地のぶつかり合いである。

 

 呆然とその様(蛮族レベルMaxな殴り合い)を見ていた相田ケンスケは、ハッと大事になったと気付くや否や、慌てて止めようとする。

 

「おいおいおい、もうお前ら止めとけって」

 

 只し、あんまりにもアレな2人の形相と気合に、腰が引けている。

 殴られている訳でも無いのに、その迫力に押されて腰が引けているのは仕方がない。

 そもそも、こんな2人を仲裁せんと声を掛けられただけ立派だと言えた。

 だが、その勇気への返事は無情であった。

 

せからし(うるさい)!」

 

「じゃかぁしいわ!」

 

 両者から睨まれ、怒鳴られた。

 

 結局、2人の意地の張り合いはシンジに付けられたNERVの護衛(ガード)が割り込むまで続く事となる。

 尚、誠に以って被害者と言う他ない相田ケンスケは、後にこの事を他人に言う際に、「喧嘩はせめて日本語でやって欲しい」と零すのだった。

 

 

 

 

 

 




鈴原トウジの蛮族レベルが上がりました
上がりました
上がりました

そうなると、この曲名しか来ないヨネー
「Dog Fight」

最初は「Dog Fighter」の方だったんですけど、コッチのほうが似合いだと、こーなりますた


所で問題は、シンジとレイの顔合わせがまだないという事________

2022.02.12 文章修正

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