原作もある程度進んだのでボチボチ投稿をしていきたいと思います!
「ハナ、無理して入らなくても…」
「だって…中でスタンプ押したらドーナツ20個プレゼントだよ⁉︎やる以外の選択肢がないじゃん!」
「く、苦しい…」
みこ、ハナ、ユリアの3人はミセド前に来ていた。イベントでお化け屋敷をやっておりスタンプを押したらドーナツ20個をプレゼントすると言う太っ腹なイベントを行われていた。ホラー関係が苦手なハナは既に泣きかけておりユリアに抱きつくがユリア苦しそうにもがいていた。
「さ、暁君はまだ来ないの?」
「もうちょっとしたら来ると思うけど…」
「ごめん!遅くなった!」
「あ!暁くーん!こっちこっち!」
少しすると暁が小走りで三人に近づき謝りながら合流する。
「へぇ…イベントをやってるとは聞いてたけど、結構人がいるんだな」
「うん!しかも中でスタンプ押したらドーナツ20個プレゼントだって!!」
「20個もか?流石に多いような……(いや、ハナなら一人で食べれそうな量だな…少なからずオーラも消費してるみたいだ)」
「?どうしたの暁くん?」
「いや、なんでもない。それより大丈夫なのかハナ?人数はいるとはいえ確かこう言ったことは苦手じゃなかったか?俺が入ってドーナツをもらうって言う手もあるが…」
みことユリアはともかく、ハナが心霊やホラー関係の類は苦手なのは知っている。だから俺1人で挑戦しゲットする事を提案するが…
「自分の力で手に入れる事に意味があるもん!それに一緒の方が楽しいと思うし、死なば諸共って言うし!!」
「ハナ、使い方!(私達死ににいくの⁉︎)」
「それを言うなら『旅は道連れ』、の方が良くないか?」
「そうだそれ!」
「……た、たすけて」
「「あ…」」
ハナに抱きつかれているユリアが助けを求め腕を伸ばしており、意識を落とす寸前に俺とみこはハナにユリアを離すよう伝えユリアはなんとかその手から脱することが出来た。
「次の方ドゾー」
カボチャのマスクを被った案内人からスタンプシートをもらい、四人はホラー屋敷へと入っていく。
「ヤバいじゃん!!結構本格的じゃん!!」
「おお〜…」
「ふぅん」
「へぇ…」
ハナはみこに抱きつきながら怖がっているが、それに対しハナを除いた見える組の俺たちは耐性があるせいか反応は薄い。
「(茶番ね…みこはどうかは知らないけど、見えるワタシ達には子供だましの退屈なアトラクション。さっさとスタンプ押してドーナツ貰えば…」
「きゃあああああっ!でたーっ!!」
「「…!」」
ハナの声に驚く俺とみこ、目の前には紙袋と血のりでで塗られたお化け役の人が模造包丁を片手に現れ俺たちを驚かせる。
俺たち4人は急いでその場から離れ移動する。
「(思ってたのと違った…!欧米タイプだった…)」
「おい、大丈夫か?」
「だ、大丈夫」
「あんま無理すんなよ(ああいう物理的なものには耐性ないのか?)」
おそらくリアル系な物にはあまり耐性がないのか膝をついて座り込んでしまってるユリア、それに対してハナのほうは…
「怖すぎるよ!これドーナツ屋のクオリティじゃないよ!!」
と、みこに抱きついてる状態…これだといつ出られるかわからんな。
「(ハナはあれだしなぁ…みこは多少は驚いているけど、ちょいと警戒しとかないとな)みこ」
「どうしたの暁?」
俺はみこの耳元で小声であることを伝える
「この中に普通に霊も混じってから警戒しといてくれ」
「っ!そうなの?」
「ああ、その霊は対処しとくから、せっかくだし今までのストレスを発散したらどうだ?お化け屋敷だし普通に反応しても大丈夫だし」
「あっ…そっか」
「感じたところ一体くらいしか感じないから、リラックししていけよ」
「そうだね。そうす「きゃあああああ!!」っ!」
「うおっ!びっくりしたぁ…」
どうやら目の前にぶら下がって来た蜘蛛のおもちゃに驚いたようだ。ハナの驚く声に俺とみこもビックリする。
「…ハナの悲鳴でびっくりする…」
「だってぇ…!」
「お前確か1人で呪ビルと称された廃墟に入ったんだろ?それと同じと思えば行けるんじゃないか?」
「あんなのただの廃墟じゃん!」
「いや、廃墟も中にはやばい奴もあるからな?」
「えっ…(呪ビル?今呪ビルって言った?)」
その後何度か仕掛け人のお化けが驚かせハナの悲鳴が鳴り止まなかった。その反面みこは
「きゃーっ!だれかあああ」
思いっきり反応しており日頃のストレスを発散していた。みこは何の力もない見えるだけの普通の女の子だ。その後無事にスタンプが設置されている場所に辿り着き、スタンプを押してる中その近くに本物がいたため呪力を巡らせ追っ払った。
「きぁあああ!!みんなきたあああっ!!」
最後に俺たちを驚かせたお化けスタッフオールスターが追いかけてくる。しかもさっきの霊がまたいる。マジで祓ってやろうか?
「そういうのヤメてって言ったのにーっ!!」
「ぐえ!!(し、締まる…)」
「取り敢えず出口まで走るぞー」
「ずっと思ったけどなんで暁君は平気なの⁉︎」
「今は出口まで走ってハナ!」
俺たち4人は出口までラストダッシュをする。そしてみこが足をとめ集団に振り向き
「近寄らないで!!」
と、はっきりと言う。その顔はとても良い笑顔でスッキリした表情だ。
「ゴールオメデトー、はいこれ、景品のドーナツ20個」
そして俺たちは無事にゴールをし景品のドーナツ20個入りをゲットした。
「これが…命の重さ」
「「そんな軽くないよ/だろ……あ」」
思わず声がハモリ互いに顔を合わせると
「ふふっ」
「ははっ!見事にハモったな」
「うん。でもなんだが今回はすごいスッキリした。霊を気にしなくて言いたいことが言えるって凄くいいんだね」
「みこからしたらそうかもな。おまえもこうアトラクションとかに入る時は気をつけないとな、中には本物も混じってる事もあるしな」
「うん。暁に言われなかったら間違えて本物の霊に反応してたと思う」
「だろうな、今後みこには霊と人との判別が出来るようにならないとな。またこういった事があると困るし、中には普通に人に化ける類もいるからな」
「そうだね。まずは見分けられるようにならないと……機会があればお願いしてもいい?」
「おう、任せとけ」
その後俺たちは景品のドーナツを仲良く分けてから美味しく食べ、俺とみこ、ユリアは一個ずつ食べたが、残ったドーナツはハナがほぼ完食したのだった。
「じゃあねー二人とも!みこはまた明日!」
「うん、また明日」
「おう、気をつけて帰れよー」
ドーナツを食べ終えた俺たちは途中ユリアとわかれたあとハナも帰りの駅につきそれぞれ帰路につく。
「ねぇ暁」
「なんだ?」
「今日はありがとね…付き合ってくれて」
「どういたしまして。基本放課後は暇だし…いい息抜きになったからな、それに、メールの件もあるしな」
今回はみこの新しい担任の教師に怨霊が取り憑いており、みこの中では過去1やばいとの事。
「うん、暁からしてあれはどう思う?」
「あれは正直タチが悪い…おそらくその先生の親族の人が怨霊と化して精神に何かしら影響を及ぼしてる可能性もある。はやくなんとかしねぇと今後その先生がまずい…」
「そ、そんなにやばいの?」
「ああ、やばい。ただその先生が学校外で見ないことにはどうしようもできないからな…」
「そうだよね…」
「ただハナの方も心配だな…あれだけ強力な奴だと消耗も激しいかもしれない。ハナの体調にも注意はしといてくれ」
「うん、わかった」
「しばらくは結構辛いかもしれねぇけど…絶対なんとかする」
「ふふっ、頼りにしてるよ。呪術師さん」
「おう」
みこはニコッと微笑み俺も笑い返す。そしてみこは降りるバス停につき席を立ち上がる。
「じゃあ、またね暁」
「またな、気をつけて帰れよー」
と、俺はみこと別れたのだった。
「(……さて、この先生ついてる奴をどうするかだな)」
俺は家へと帰りながらみこから送ってもらった教師の写真を見ながら考えるのであった