1作目は納得が行かなかったので、ぺくしぼにのみ投稿しております。
字数が少々少ないですが、ぺくしぼ環境においては1729文字となり、出走条件を満たしております。
あるトレーナーは苦悩していた。
昨今、メジロが多すぎるのだ。
「パクパクですわ!かっとばせー!ユ・タ・カ!」
メジロマックイーン。
正統派百合小説もポンコツ純情ラブコメディもアニメ準拠の曇らせもいける、万能バッター。
「レッツマッスル!」
メジロライアン。
乙女な可愛いファッションに憧れる筋肉少女。なかなか調理の仕方に迷う。
「ウェーイ!」
メジロパーマー。
挫折と復活あとパリピ。2人セットで勝利の大逃げ。
脇役などではないのだが、実装まであと何マイル?
「貴方すごいのですね!」
メジロアルダン。
王道病弱お嬢様。シングレで確かな存在感。
だが儚さはアニメ版マックイーンに強奪された。欲張りなパクパクさんだ。
「アタシなんて・・・」
メジロドーベル。
男女でクソほど反応が変わる。百合小説が増えるだろう。
だがどうせ性別問わずトレ堕ちするのだ。もはやオチは読めている。
「あらあらうふふ。」
メジロブライト。
弾幕薄いよ何やってんの!溢れる確かな強キャラ感。
満を持して登場した、メジロの新たなる新星。だがみんな知っている。どうせ蓋を開ければポンコツだ。
「オレもいるぜ!」
テリー○ン。
「メジロが多すぎんだよ・・・!覚えきれねぇ・・・!あと書き分けがきつい・・・!ウマ娘警察はもう少し手加減を覚えるべき・・・!」
口調を少し間違えるだけで彼らはすぐにやってくる。
台本形式は登場人物が多い時の救世主。
そう。今のトレセン学園は、メジロが多すぎる。
しかも全員お嬢様。
お茶会など開こうものなら、口調が被りまくり、誰が誰だか判別不能。
なおかつ彼はウマ娘の顔がすべてへのへのもへじに見え、さらに声が吹き出しで見えるという。
ご都合主義的な奇病を患っているのだ。何故トレーナーになったのか。
しかもメジロ全員と契約している。
おかしい。自分は一般トレーナーのはず。
創作によくあるメジロ家専属トレーナーとかではない。
だが謎の力により、メジロ家専属トレーナー。そうなってしまっている。
トレセンはまったく地獄だぜ。セーラー服に包まれた肩を落とす。
ドーベルが、信頼を育むためと称し、女装を強要してくるのだ。
このクレイジーサイコレズ。いい加減にするべきである。いやむしろ女装させたがりの何か別の・・・?
そう思わないか。お茶会でサーブされた、豊かな香りを放つティーカップを傾けつつぼやく。
わかりやすい口調のメジロが反応してくれると良いのだが。
「そうですわね!」
要望通りの反応をしてくれたマックイーンに褒美のマカロンをやりつつ思う。
やべぇ、これブライトだ。お前らもういい加減にして。
「トレーナー!テンションアゲ↑アゲ↑で行こうし!」
そうだなパーマー。
「通りすがりのダイタクヘリオスウェーイ!!!」
いい加減にしろ!!!怒鳴りつけるとパリピ川柳を詠みながら去っていく彼女。
「パリピッピ すげー楽しい アゲアゲで」
すごく楽しそうである。これは自分もパリピになるべきだろうか。
「落ち着きなさい。はしたなくってよ。」
そうだな・・・祥子お姉さま。いかんこれはマリ見てではない。
「誰ですかそれは・・・まったく、頼りないトレーナーだこと。」
溜息を吐いてやれやれと肩をすくめるへのへのもへじ。いかん検討が付かん。
これは野球狂いか艦長か。さてはちょっと気取ったサイコレズかもしれぬ。
そうだな・・・すまないドーベル。
ヤマ勘で返答。確率は7分の1。分の悪い賭けは嫌いではない。
「あなたは自分の雇い主の顔も忘れたのですか。明日は私のメイクデビューですよ。」
体操服に身を包んだメジロ家当主であった。
ババァ無理すんな。テーブルを宙に舞わせつつ叫んだ彼の声は、天上におわす三女神をビビらせ。
彼はメジロ家トレーナーをクビになり、粗相の責任を取り婿入りした。
おわり