刀オタクが異世界転移したので剣豪を目指します   作:かんせつ

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第十九話

私は王都の加工師にチャレンジャーの首を売りに出した。すると2万ゴールドで買い取ってもらえた。依頼金と合わせて3万7千ゴールドを手に入れることができた。

「ねぇエラム。魔法学校にはどれだけのお金があればいいのかな?」

「うーんと確か1万ゴールドあればよかったと思う」

「なら後は審査を受けてみるだけか」

「行ってみるの?」

「うん。色々と知りたいことがいっぱいだから」

魔法。現代人の私からすれば甘美な響である。誰もが一度は夢見たことがあるはずの魔法使い。それに私はなろうとしていた。

実際に私は魔法学校を訪れた。

「何かご用ですか?」

「はい。入学を希望してまして・・・」

「そうですか。少しお待ちください」

受付の人が水晶に何か話しかけていた。

「あれは会話の水晶ですね。多分取り次いでもらえるかの確認をしてるのでしょう」

そして少しすると受付の人が会話を終えた。

「お待たせしました。審査の準備が整いましたので、ご案内します」

そして案内されるがままについていくと学校の建物の中の一室に通された。

「入学を希望する人ですね?」

「はい、そうです」

「ではステータスプレートを提示してください」

私はそのままステータスプレートを渡した。

「身分証明はいいでしょう。では魔力の確認に進みます。そこの水晶に手をかざしてください」

私は言われるままに水晶に手をかざした。

「ふむふむ。なるほど。おめでとうございます。あなたはスペリア王国魔法学校への入学を許可されました」

どうやら無事入学できたようだった。

「では入学の手続きをするので、別室にお願いします」

それからは事務的な手続きとなった。1万ゴールドを祓って学校証を貰った。どうやら授業料は最初の1万ゴールドだけでそれ以外は学部によって異なるらしい。特に制限なく授業を聞くことができるらしく、私の知っている学校とは違った様式だった。また卒業という概念は存在していないらしく、いつでも辞めることができるらしい。とりあえず今日は手続きだけ済ませて明日から授業を受けることにした。

それから私たちは冒険者ギルドに向かった。パーティー募集をしようということになったからだ。二人では到底戦えないという判断からきている。

「ではパーティーメンバー募集の広告を出しますね。それからシズネさん。ランク昇格の話があるのですが・・・」

「ランク昇格?」

「はい。お一人でチャレンジャーを倒したというその腕。それをギルドは評価し特例でDランクまでの昇格を認めるという結論になりました」

「Dランク、ですか?うーん、まだまだ実力不足なのでEランクに上がることじゃダメですか?」

「いいえ。それでもいいのですが、本当によろしいのですか?」

「はい。それで構いません」

「ではランク更新をいたしますのでステータスプレートを提出してください」

こうして私はEランクへと昇格することになった。

「どうでしたか?」

「えっとね、Eランクに昇格できちゃいました」

「それはおめでとうございます。これで受けれる依頼も増えますね」

「そうだけど、人がいないんじゃぁ、ね・・・」

「それなんですが。これはどうですか」

「うーんと。パーティー希望書?」

どうやらパーティーに参加したいという人の広告だった。それも数枚ある。ランクはFからEランクまで。

「どうですか?」

「うーん、ある人にパーティーを組むなら盾持ちが一人はいたほうがいいって言われているから・・・あ、この人なんてどうだろ?」

一枚の紙に目が行った。武器は大盾。ランクはEランク。性別は女性。とりあえずこの人に連絡を取ってもらおうと受付の人に声をかけた。

「わその方でしたら、今ギルドにいるはずですよ。ほら、フルプレートの鎧を着た、あの人です」

受付の人が指さした先にフルプレートの人がいた。私たちは早速声をかけることにした。

「あの、いいですか?」

「なんです?」

「パーティー希望ときいてきたんですが・・・」

「あぁ、その話ですか。あなた方のランクは?」

「二人ともEです」

「戦闘態勢はどうなっていますか?」

「私が近接、この子が魔法を使います」

「今後どのような依頼を?」

「魔獣の討伐とか。それから魔法学校にも通うのでずっと依頼をこなすという訳ではないです」

「二人だけですか・・・はい、私をパーティーに加えてください」

「はい、こちらこそよろしくお願いします」

「渡井はリーシャと言います」

「あ、私はシズネと言います」

「エラムです」

「よろしくお願いしますね」

「はい!!」

こうしてちょっと雰囲気が違うリーシャさんという人がパーティーに加わった。

「とりあえずどこか話せる場所に行きませんか?」

「ここじゃダメなんですか?」

「そ、それは・・・あまり素顔を人前で出すのは恥ずかしくて・・・」

「なら宿に行きましょう。そこでなら話ができますよ」

そういうことで私たちは宿を訪れた。

「ふぅ・・・兜はやはり暑い」

ようやくリーシャさんの素顔を見れたわけだが・・・美しい。女の私でも美しいと思った。容姿はまさに漫画とかに出てくるような金髪のストレートだった。

「そんなに綺麗なのに顔を出さないなんてもったいないですよ」

「いいえ、恥ずかしくて・・・」

「いいなぁ・・・もったいないなか・・・」

「とりあえず私は見ての通り大盾で戦います。動きは鈍重かもしれませんが、力にはなれます」

「私はこの剣で戦います」

「・・・私は魔法で」

「お二人は魔法学校にも通うんでしたね。でしたら依頼は不定期に受けるということでいいでしょうか?」

「はい。それで大丈夫です」

「問題ないです」

「ではそれでえ。これからよろしくお願いします」

こうして三人目のリーシャさんがパーティーに加わった。これで依頼も受けれるだろうか・・・?




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