ワイ、あのカッコ良すぎる主人公、上条当麻の親友になってた件 作:箱箱さん
さすがダブルベッド。木山先生とワイが寝ても全然スペースがある。
ワイは深呼吸をして目を瞑る。よし!!(決死の覚悟)
《隠世》
「着いたゾイ」
いつの間にか眠りについたのか、気づけば隠世に居た。しっかり首輪もついているので間違いないでしょう()
何回来ても緊張が取れない。いつどんな事をされるかは魔神さん達次第だからである。
周りを見渡すと、どうやら・・ネフテュスさんとジェンガ対決をした。あの高級ホテルの一室だった
異なるインテリアと装飾。高級なベッド、エジプト綿のシーツ、羽毛の掛け布団。どデカい液晶テレビ、エスプレッソマシン。バスルームには、ジェットバスと固定式シャワーを備えたシャワー付き浴槽。スリッパ等々
あの時と何も変わってないゾ。
「ネフテュスさん?居ますか?」
この一室にいれば確実に聞こえる声量で言ったが反応がない。ちょっとホラーみたいな展開だけは・・・ご勘弁を
今度は、前世であいさつは世界一と言われたほどの声量で呼ぶ事にした。
「ネフテュスs「村山くん」うわあ!?」
びっくりして後ろを振り向くと、ネフテュスさんに抱きつかれた。
「村山くん村山くん村山くん村山くん村山くん村山くん」
「はいッッッ!!!そんなに呼ばなくてもワイはここに居ます!」
ちょ待、い、痛いッッッ!力強すぎぃ!!ワイの体がミシミシっていってる!!
5分くらいそのままの状態で沈黙が続き、ようやく解放されるとネフテュスさんが言葉を発した。
「ふふ。びっくりした?」
「はい!心臓が機能停止するかと思いました!!」
こ、こわいゾ。ホラー展開はやめちくり。
ここで迷探偵シュウジを発動する。えっと・・恐らくネフテュスさんがワイの首筋に文字を書いた人なのかな。確信は持てないけど首に思いっきり噛み付かれた事があるから、首関連だとネフテュスさんに疑いをかけてしまう。それに目覚めた時に、この高級ホテルの一室だったところも怪しい。
いやこんなIQが植物のサボテンくんと同じくらいなワイが考えても仕方ないゾ。聞くしかないゾ。
「えっと・・そのですね。実は・・元の世界で突如として首に激痛が走りまして、鏡で痛みの原因を確認したところ、首筋に『早く会いに来て』と書かれていたんです。あの違ったら申し訳ないんですけど、も、もしかして、ネフテュスさんがやってたりします?」
「ピンポーン。正解」
ネフテュスさんがあまりにも自然と自白した事に困惑する。
「なんでこんなことを?」
そういった瞬間。ネフテュスさんの目からハイライトが消えていく。・・・・聞かない方がよかったか!?な、なんか地雷踏んじまった感がするゾ。すると震え出しながら掠れる様な声でネフテュスさんが話し出した。
「・・・夢を見たのよ・・村山くんが壊した。シャッターなるものに、村山くんが突き刺されて死んでしまう夢を・・どんなに蘇生させようと魔神の力を使っても目覚めることはなかったわ・・」
「えぇぇええ!?シャッターくんにワイが!???」
驚愕!!わっけがわからんぞ!一体どんな世界観の夢なんや!?し、シャッターくんとかワイが勝手に命名した。普通のシャッター。鉄の塊やゾ?魔神の力が通じないって・・スタンドでも持ってるんか?
で、でもあんなに泣きながら言われたらそんなツッコミできないゾ・・・と、とりあえず泣き止んで貰わないと・・あ、頭でも撫でるとかでいいのかな・・
ワイは座り込んでしまったネフテュスさんに対して近づき頭を撫でようとする。が─────
「あれ?似た様な事が前にもあった様n 「この首輪。やっぱり邪魔ね」
バキン!
カプッ
ぎゃあ!!(首輪壊されたぁ!!?)
それとほぼ同時に、首筋に激痛が走る。なんと、ネフテュスさんに首を噛まれたのである。
やばいと思い。離れようとするが半端じゃない力で肩を抑えられていて抜け出せない。ああ!!!!怖ええ!!!!このワイのあんぽんたん!もっと疑ってかかるべきやったやろ!またや!!また噛まれた!なんで噛む必要があるですか!?痛いんよ!ヒリヒリするんよ!古代エジプトってこんな仕来たりあったんか!?
数分そのままの状態が続いた。暫くして、満足したのかネフテュスさんは噛むのをやめてくれた。
「流石に心配になるのよ?そんなにお人好しがすぎると悪い人に捕まって無理矢理されちゃうんじゃないかって」
「ちょっと待ってくださいよ!?なんで噛む必要が!?」
ワイは噛まれたところを手で触れるとしっかり、血がついている。バイ◯ハザードやったら終わってたゾ・・・
「あら?刻んでおかないとダメでしょう?それじゃあ反対側も・・」
カプッ
ぎゃあ!!
何を当たり前のことをと言わんばかりに小首を傾げられた後に噛まれた。いやだからなんでぇ!?あああもうダメや。口は災いの元。なんで噛むのか、シャッターの夢が本当かどうかなんて今はどうでもいい。とりあえず一刻も早く隠世を出ないと・・
「痛えっす!!えっとすいません!肩も首筋もすごく痛いので離してもらってよろしいでしょうかぁ!?」
「・・・・・・」
ネフテュスさんは少しムスッとした顔をしながらも離してくれた。その顔めちゃくちゃ可愛いです。助かります。ありがとうございます!!でも口元から血が垂れてるの怖いっす!
ちょ、そうじゃない!呑気に考えてる場合じゃないんや!ど、どうするべ?今の現状を踏まえると、なんか永遠に目が覚めない気がする。またお願いするしか・・
「本当にすいません!元の世界に帰りたいんですけども!」
そう問い掛けると、無表情で冷徹な目で見られた。興fじゃなくて!怖いっす!
そして、ネフテュスさんは真剣な顔で告げた。
「村山くん。本来、私達魔神が元の世界に介入したりするのは好ましくない事なのよ。でも・・少なくとも私は村山くんが危なくなったら助けちゃうかもしれないわ。死んでくれた方が好都合って思ってるのもいるけど、心配なのよ。・・村山くんはもっと自分の存在を理解するべきよ?沢山の人が貴方に救われているわ」
ワイはまたもや困惑する。えええ!?なんでしょうこの感じ、胸が熱くなるな。ヤッベ泣きそう。
「(;ω;)」
「村山くん?」
「あ、ありがとうございます!そんなに・・ありがとうございます!」
「いいのよ。本当のことだから。これからも私と仲良くしてくれるわよね?」
なんて素晴らしい魔神さんなんだ!!エジプトの女神の名は伊達じゃないっすよ本当に!!うわあああん
ん?ワイって術中にハマってるんジャマイカ?
ちょっと待てい。いや本当に嬉しいお言葉頂いたけど、元の世界に帰すとは一言も言われてないゾ。ああ!!もう言うしかねぇべ!
「本当にありがとうございました!元の世界に帰してもらっていいでしょうか?」
「・・・・じゃあ罰ゲームを発動させてもらうわね?」
「え?」
「ふふ・・首がもげちゃうくらい。首筋を噛ませてくれたら帰してあげるわ」
チョッチョッちょっと待ってくださいっ!待って!!助けて!待ってください!お願いします!!
ア”ア“ア“ア“ア“ア“ア“ア“ア“ア“!!!!