ワイ、あのカッコ良すぎる主人公、上条当麻の親友になってた件   作:箱箱さん

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おはよう親友

 

prrrrr

 

「ファ!?」

 

事情聴取が終わり、近場の公園でミルクティーを飲んで休んでいると、突然電話が掛かってきた。画面を見ると上条当麻の文字が書いてあった。

 

「もすもすひねもす」

 

「え?」

 

「・・・・ぬ?」

 

上条の様子がおかしい。『もすもすひねもす』は、偶に浜面くんと上条だけにやる特別な挨拶なんだが・・・。まるで初めて言われた時のような反応だゾ。

 

「当麻?どうした?」

 

「あ・・あああすいm・・・いや悪い悪いちょっと声聞きたくなって・・・・」

 

「なあ親友、ぽまえの好きな女性のタイプ言ってみ」

 

「・・優しい人?」

 

「おし!!いま病院だな?ああ言わなくてもわかってるからそこから動くな。お土産持っていきますねえ!!」ブチィ!

 

そう言い放ち、電話を切る。そしてワイは病院に向けて走り出した。

 

──────────────────

 

 

突然通話を切られた上条当麻は、ゆっくりと携帯を置いた。

 

「ほらね?僕の言った通り、異変に気づいたでしょ。君たちの友情は頭じゃなくて心で記憶されているのかもね?それに、彼には特別な何かがあるかもしれないね」

 

「やっぱり、そうですかね?」

 

「うん。君と彼は本当に仲が良かったからね。たとえ君にどんなことがあろうと、彼は絶対に味方してくれる。だから彼を信じてみても良いと思うよ?」

 

カエル顔の医者は、そう言って穏やかに微笑んだ

 

 

 

──────────────────

 

 

 

え?ま、マジ?やっぱりか。こんなもんワイどうやって償えっちゅうねん。ざ、罪悪感で胃が・・・・本当に申し訳ないです・・。

 

これは・・・これから毎日仕送りするしかないゾ。『どんなに不幸でも支える』 『仕送りもする』 「両方」やらなくっちゃあ ならないってのが 「親友」のつらいところだな 覚悟はいいか? ワイはできてる。

 

もすもすひねもすの件もそうだが、一番の決め手は上条の好きなタイプ。それがスッとでなかったということは、記憶喪失後という可能性が非常に高いです。

 

あ!因みに上条の好きなタイプは寮の管理人のお姉さんです(親友のタイプを暴露するヤベェ奴)

 

さあ!!当麻!!これから記憶がなくなったことも忘れるくらいご飯でもなんでもワイが奢りまくるゾ!それで勘弁してください。なんでもしますから!

 

 

移動中・・・

 

 

よし!!到着!病院についたゾ!案外早かったな。

 

ん?・・・あそこにいるのは・・・か、神裂さんじゃあないか!!!はぐああああ犯罪的だ!!!美しすぎる!何だあの刺激が強すぎる服装は!お、落ち着け・・・この村山修司が切り抜けられなかった物事(トラブル)など、一度としてないんだッ!!

 

今は興奮が抑えられない。このまま素通りを・・「あの、少し待ってもらってよろしいでしょうか?」オワタ

 

とりま神裂さんについての情報を・・・。

 

フルネームは『神裂火織(かんざき かおり)』イギリス清教第零聖堂区「必要悪の教会(ネセサリウス)」所属の女性魔術師。「天草式十字凄教」女教皇(プリエステス)でもあるゾ。ロンドンでも5本の指に入る凄腕の魔術師で、世界でも20人ほどしかいない聖人の1人っす。日本刀「七天七刀」を使った抜刀術「唯閃」と、ワイヤーによる攻撃「七閃」を主体とする白兵戦を得意とする。魔法名は「Salvare000(救われぬ者に救いの手を)」。住居はロンドン・ランベス区の「必要悪の教会」女子寮。

 

とりあえず、面白いファッションしためっちゃんこ強い、長身でスタイルがいいポニーテールの美女って初めて見た時は覚えた記憶があるゾ。

 

ちょ、頭の中で解説してる間にドンドン近づいてくるんですけども!

 

「呼び止めてしまって申し訳ございません。私は神裂火織と申します。貴方は村山修司さんであっていますか?」

 

「そうです!村山修司てす!」

 

「・・・この度は遠距離からとはいえ、協力していただきありがとうございます」

 

そう言うと神裂さんは頭を下げてきた。

 

「え、あ、うん?あ、あの大丈夫です!頭を上げてください!」

 

き、協力ぅ!?あの上条に送った『組織のトップを信じるな』ってメールのことですかね・・・あ、あれってサポートになったんかな?てかなんでその事知ってるんや?上条の携帯に送ったメッセージだし・・・まあ、ええか。・・・あれ?やばくね?いや、まず神裂さんって一般人なワイに名前を明かして良いですかね?ま、まあ大丈夫なんでしょうな。

 

てか、インデックスちゃんにあんな仕掛けを施す大悪魔さんってほんま恐ろしいで

 

「その・・助けていただいた後に申し訳ないのですが、お願いしたい事がありまして・・その、困った事があれば村山修司を頼れと上条当麻が言っていたものですから・・」

 

おいおい・・当麻ぁ!記憶がすっ飛ぶ前にワイのこと伝えといてくれたのか。こりゃあ後で抱きしめてやらなかんな。てか神裂さんのスタイル良すぎぃ!

 

いや、落ち着け。なんかお話がスイスイと進んでいるから気付かなかったけど、ワイってやばいことやっちまったんじゃないか?メールで協力?とか・・・まあ、ええか(2回目)

 

「あ、はい!どういったことでしょうか?」

 

「その、お時間がある時でいいので、インデックスというシスターを上条当麻と一緒に見ていてあげてくれませんか?・・お忙しいと聞くので無理をしない程度でいいですから、どうか。お願いできないでしょうか」

「はい!!!!わかりましたぁ!!(即答)」

 

ま、マジィ!?なんかわっかんないけど頼られちった! いや、こんな事になるなんて正直思いませんでした。・・・え?でも本当に大丈夫か?なんかこいつ怪しいなぁ〜から刀でザックリいかれてもおかしくないと思うんだが・・・まあ、ええか(3回目)

 

あ!これきいとこ!

 

「あの先程から、上条の名前を言うたびに申し訳なさそうなお顔をされてるんですが・・・上条に対してなんか謝りたいこととかあるんですか?」

 

ワイは万有引力を発見した方もビックリな、ある計画を思いつく

 

「い、いえ、そのなんといいますか・・・」

 

「あーなるほど、声を荒々しくしてボコボコにしてしまった事があると?」

 

「な!なぜそれを!「へえ~あるんすね~」な!嵌めましたね!」

 

おいおい美人さんがハメるとか言わんでください。感情が押さえきれなくなりますねぇ!(ヤベェ奴)

 

 

とりあえず神裂さんと会話できて歌でも歌いたい気分だけど。奥で頭のセーブデータを消された親友が待ってるからな。それと、インデックスちゃんにもし鉢合わせたら・・うーん。そん時はカッコよく自己紹介するだけでええか。

 

あれ?そういえば赤髪のしゃんくs・・ステイルくんがいないけど、うーん。まあ、ええか(4回目)

 

ワイは、神裂さんに会釈をして、病室へと向かった。

 

 

 

───────────────

 

シスター服の少女とカエル顔の医者との話を終えた後、俺は何も考えずボーッと天井を見ていた。

 

すると、突然自身の病室のドアをノックされた。

 

俺は平常を装い「はーい」と返事をした。

 

ガラッ!

 

「村山修司、見参!うっす!!当麻!死んでなくて何よりだぜ!またゲーセン行こうぜ!ワイが昼飯も奢るからさ」

 

上条当麻は何故だか思わず泣きそうになった。記憶が無かったとしても感覚でわかる。電話でも薄々わかりかけていたが、今確信に変わった。村山修司と名乗った人は、自分にとってかけがいのない親友なのだと。

 

「・・ありがとう」

 

「良いってことよお前とつるむと楽しいし!!美女もyんんん!!・・・何があったかわからんけどさ?たかが記憶が消えたくらいで!俺らの友情は砕けないぜ?ああダイヤモンドのようにな・・クレイジーダイヤモンド!!治れぇ!上条の傷よぉぉ!・・・やっぱ治らなぇ!どうすっ転んでもワイはレベル0やなぁ!」

 

「あ、ああ大丈夫だ。村山がいてくれればなんだってできる!(クレイジーダイヤモンドってなんだ?)」

 

「へへやってみせろよ!上条!」

 

 

「・・・ん?」

 

 

「どした?」

 

「・・・なんで?」

 

「ファ?」

 

「・・なんで知ってるんだ?」

 

俺はこの時、少し前に会話したシスター服の少女と同様に、目の前の村山修司という人にも、自分が記憶喪失になったことを上手く誤魔化すつもりでいた。

 

しかし、どうしてか、この男の前では嘘をつけなかった。

 

 

「・・・なんで・・・記憶が無くなったこと知ってるんだ・・?」

 

 

 

 

──────────────

 

やらかした

 

ぁぁぁああ!!!!!!アホ!ワイのアホ!あかんあかん。まじあかん。そりゃワイが知る由なんざねぇよなあ!?おちおちおちおちつけ。フゥゥゥぅう・・・。

 

落ち着いたけどどうする? 『お医者様に聞いたんですよ』って嘘は、患者に無断で記憶喪失のことを他人に話したって事で、医者様の印象が悪くなるし・・・。 かといって前世でどうのこうのといったら精神病院にぶち込まれる。

 

ああ、、もうっ!!腹括って思いついたこと言うしかねぇべ!

 

「いや、まずな?ワイが親友に電話で『もすもすひねもす』って言ったの覚えてる?」

 

「覚えてる」

 

「あれって今のところ当麻ともう一人の友達にしかやってない特別な挨拶なんよ。そん時、初めて言われたようなリアクションしてたやん?」

 

「・・・・そうだな」

 

「そうだよ(便乗)」

 

よしよし、いい感じ。でもなんか・・・胃が痛くなってくるな。うん。

 

「後、好きなタイプ聞いた時すっと出なかったじゃん?」

 

「ま、まあ、そうだけど・・・」

 

「それと、電話で聞いたぽまえの声色が、これは昔からそうなんだけど、事情を一人で抱え込んでる時の癖が出てる時の声色だったからだな」

 

「・・・・・・・」

 

「それと勘」

 

ああああ!!!!何言ってんだぁワイはぁ!?事情を一人で抱え込んでる時の声色ぉ?なんでそれが判別できるん?こっわ、まじのヤベェ奴やんけ。んで結局『勘』って言っちまったしさぁ!

 

「あ、怪しいって思ってさ?冗談じゃ無いならなんだろって考えた時に、真っ先に思い付いたのが記憶喪失だったんよ」

 

「・・・・・・・・」

 

「そ、それに、記憶喪失になりましたってネタだけだったら、そんなに思い詰めた顔はしないよなぁ〜って思っただけです!」

 

こ、これで納得してくれませんかねぇ(諦め)

 

「・・・・多分、記憶がある時の俺は、本当に村山を頼りにしていたんだろうな」

 

「そ、そうか?」

 

「ああ、昔の記憶が全く無いのに、何故だか無条件に信頼できる。村山は本当にすごいな」

 

「バーロー照れるだろうがよぉ〜」

 

な、なんだよそんなに真剣に褒めてくれちゃってぇ〜。そんなに褒めてもダイヤモンドくらいしかあげねぇぞ?(チョロい)

 

「村山、お前には凄く迷惑かけるかもだけど、これからも頼めるか?」

 

「当たり前ですねぇ!何年ぽまえの親友やってきたと思ってるんだYO!」

 

ああ、大丈夫そうやな。ま、何一つ心配してなかったけどな。ワイが変に首突っ込まないでもしっかり親友はやってくれるやろうし。

 

「あ、そうだ村山」

 

「ん?( ^ω^ )」

 

 

「数学とかその他諸々のいろんな情報ぜんぶおしえてくれよ!」

 

 

・・・・帰っておk?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




村山くんハイテンションすぎなんだよなぁ
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