FGORPG仮面ライダーセイバーDLCカリバールートRTA 作:かかむりょう
ティエールで仲間を集めるRTAはーじまーるよー!
さて、今ホモ君はみんなと一緒に仲良くティエールに向かっているのですが……。
>あなたは視線が気になって横を見る。
>右側には立香が、左側にはマシュが陣取っており、あなたの動きを見逃すまいと監視の目を光らせている。
ご覧の通り、立香ちゃんとマシュに監視されています。怖い。
まぁ理由はわかっているんですけどね。何しろちょっと外の空気吸ってくると言って外に出て、帰ってきたら大怪我を負ってたんですから。ですがマルタは討ち取り、ヴラド三世もアルトリア・オルタによって倒されたみたいなので結果オーライですね。二人の目つきが怖いですが。
あ、そうそう。マルタネキが消滅する寸前、ホモ君に何か渡していたのを思い出しました。内容を確認したら、手に入れたのはワンダーライドブックと十字架の首飾りだったんですが、ブックの方がこれまた変わったアイテムでした。
マルタがホモ君に渡したワンダーライドブックは『大剣豪浦島二郎』と呼ばれる物で、これはとあるイベントを起こすために重要なアイテムとなっております。
このワンダーライドブックはいわゆる『童話系』にあたるブックであり、この大剣豪浦島二郎の他に十冊存在します。これら十冊に加え、適当な三冊のブックを加えることであるイベントを起こすことができるのですが、このイベントは第二特異点以降でなければ発生しないため、ここでは説明しません。
童話系のワンダーライドブックは、特異点内で見つけるか特定のサーヴァントからドロップすることでしか入手できないため、これらの入手も目的の一つとなります。ですが正直これらのブックは手に入れたらラッキーみたいな感じなので、あまり意識する必要はないでしょう。
>しばらく歩いていると、目的地であるティエールの街が見えてきた。
長話しているうちにティエールが見えてきましたね。通常であれば、ティエールの街が近づいていくとアマデウスが耳を抑えて発狂します。主にドラ娘コンビのせいで。
「ぐっ!?うげぇ!このひどい音はなんだっ!?」
はい、アマデウスが耳を抑えて街の方を指さして発狂しだしました。これは近くにあのドラ娘コンビがいる証拠ですね。さっきからアマデウスが『嫌だ!そっちには行きたくない!』とごねてますが、そんなこと知ったこっちゃありません。タイムのためにアマデウスには犠牲になってもらいます。
>あなたたちがアマデウスが指し示した方へ歩き出そうとした瞬間、不意にあなたの背筋に悪寒が走る。
む、これは……立香ちゃん危ないっ!
「きゃあ!きゅ、急にどうしたの武っ!?」
>あなたが立香を突き飛ばすと同時に、襲撃してきた何者かの攻撃を闇黒剣月闇で弾く。
>襲撃者は距離を取ると、こちらの動きを探るかのように見つめてくる。
「ああ……ずいぶん久しいねクリスティーヌ。あの時から変わらず、君の瞳は美しい。だが……」
>謎の襲撃者は何かの合図を出す。すると今度は何かを引きずるような音が聞こえてきた。
「武さんっ、後ろです!」
>マシュの警告を聞いたあなたが、慌てて振り向きざまに月闇を振るう。
>その直後、金属と金属がぶつかり合う鈍い音が鳴り響いた。
「Arrrrrrr……」
>後ろからあなたを襲撃した犯人である人物は、全身を黒い甲冑で覆い、くぐもったような唸り声をあげてあなたを見つめる。
あっ!ランスロットとファントムが飛び出してきた!(ポケモン風)
はい、もうみなさんご存じ、アーサー王限界オタクことランスロットとクリスティーヌ限界オタクことファントム・ジ・オペラですね。この二人に関しては特に説明することはないです。二人とも特定の人物に対して拗らせに拗らせた狂気を向けているヤバい人たちという認識があれば大丈夫です。
見るからに会話が通じなさそうな相手ですが、一応話しかけてみましょう。
>あなたは襲撃犯であるファントムに対し、ジャンヌ・オルタからの指示かと揺さぶりをかける。
「んん……相変わらずいい声をしている。やはり君の声は世界に聞かせるべきものだ」
だ め だ こ り ゃ
まぁ理由は重度の精神汚染があるせいで、同じランクの精神汚染がない相手とは会話すら成り立たないからなんですけどね、初見さん。
これ以上の会話は無駄なので、立香ちゃんを先に行かせてドラ娘コンビと合流させます。合流したのを確認したらさっさと引き上げましょう。
>話にならないと感じたあなたは立香達に先に行ってくれと伝えると、闇黒剣月闇を構えて攻撃態勢に入る。
「……わかった。無理はしないでね」
「ドクター、この先にサーヴァント反応はありますか?」
『ああ。ティエールの街には二つのサーヴァント反応がある。だけどその反応はジャンヌ・オルタ達のものではないから、事情を話せば協力してくれるだろう』
「君は声だけでなく、姿も美しい……だが……その瞳は前よりずっと美しく……そして醜くなった」
>ファントムもまた、鋭利なかぎ爪を構えてあなたを睨む。どうやらファントムには、あなた以外の姿は映っていないようだ。
「故に……ここで始末する。一切の容赦なく、残酷に……君の美しい最期を飾ってあげよう」
あ、そういうのは間に合ってるんで大丈夫です。
「Arrrrrrr!!」
>痺れを切らしたランスロットがあなたに向かって弾丸の如く突撃してくる。
「やらせん!」
>しかしあなたに得物を振りかぶった直前、アルトリア・オルタが間に入って迎撃した。
立香ちゃん、ここは俺たちが食い止めるから早くティエールに行ってくれ!Hurry!
「うん!行こうみんな!」
>立香はサーヴァント達を引き連れ、ティエールの方角へと走っていった。
さて、立香ちゃんたちも無事に行ってくれたことですし、こちらもとっとと片付けて立香ちゃんのもとへ向かいます。
『ジャアクリード!』
「変身」
『闇黒剣月闇!』
『ジャアクドラゴン!』
まずはファントムから片付けましょう。正直意思疎通ができないぐらいで、特に気を付けるべきところはありませんし。カリバーの敵ではありませんね。ランスロットの方はアルトリア・オルタに任せます。
「了解した。あの気が狂ったランスロットは任せてもらおう」
「Arrrrrrrrthurrrrrrrr!!」
>アルトリア・オルタとランスロットは互いに距離を詰め、それぞれの得物を振るって打ち合いを始めた。
「……それが、君の仮面なのか」
>カリバーに変身したあなたを見て、ファントムは笑いながら……睨みながらそうつぶやいた
>あなたはファントムに肉薄し、闇黒剣月闇を横薙ぎに振るう。
「ああ、クリスティーヌ!そんなに熱い思いをぶつけてくれるなんて!」
>しかしファントムはそれをかがんで躱すと、そのままカウンターにかぎ爪を振るってきた。
>それを闇黒剣月闇の刀身で防ぎ、あなたとファントムは互いに距離を取る。
「君のその仮面は何を隠す?喜び?怒り?悲しみ?楽しみ?」
>ファントムは語りながら、あなたの頭上にシャンデリアを召喚してそのまま落とす。
>あなたは一瞬驚くも、特に苦も無くそれを両断する。
「私もかつて、仮面を被って自分を偽っていた身だ。君がその仮面の下に何かを隠していることぐらいは、私にもわかる」
>するとファントムは、今度は己の分身を複数体生み出してあなたにけしかける。
>あなたは分身も対処していくが思ったより分身の数が多く、本体のファントムが後ろにいることに気が付かなかった。
「仮面というものは、いつだって何かを偽るために……何かを隠すために……自分を騙すためにある。君はなんのためにその仮面を被る?」
>ファントムは大きく腕を振りかぶり、あなたの顔面目掛けて巨大な爪を振り下ろした。
>かろうじてあなたは腕で防ぐが思ったより力が強く、どんどん体が下がっていく。
はっ?なにこれ?やけに強くないこのオペラ仮面?なんで分身なんか生み出してんの?あんたそんな能力なかったよね?
これは思わぬ誤算ですね。ファントムも邪ンヌに聖杯でテコ入れされたのでしょうか?だとしてもちょっと強くなりすぎな気もしますけどね。ですが倒せないかと言われたらそうでもありません。押し負けて潰されるほど力があるわけでもなさそうですし、そろそろ終わらせます。
>あなたはもう片方の腕でファントムの腕を掴むと、勢いよくぶん投げる。
>それと同時に即座に必冊ホルダーに月闇を納刀し、空中にいるファントムを狙い抜刀しようとする。
「Masterrrrrrrr!!」
>しかし抜刀しようとした直前、ランスロットが目にもとまらぬ速さであなたに肉薄し、得物を横一閃に振るってきた。
>瞬時に月闇の刀身で防ぐも、その隙にファントムは態勢を整えてしまった。
ちょ、危なっ!あと一歩遅かったらホモ君吹っ飛ばされてましたよ!アルトリア・オルタは何やってんの!
「くっ、すまない……思いの外、奴はお前に執心だったようでな。奴の動きを抑えきれなかった」
>あなたの傍に、鎧が砕けて素肌を晒したアルトリア・オルタがやってくる。その姿を見ただけで、あの狂戦士の恐ろしいパワーが窺い知れる。
まじ?あのアルトリア・オルタが鎧砕かれるなんて……やはり円卓最強の名は伊達ではありませんね。
とはいえ、感心している場合ではありません。このままではいつまでたっても立香ちゃん達と合流できません。ひとまずここは撤退して――
「さて、こちらの役目は果たした。こちらは退散させてもらうとしよう。いくぞ、ランスロットよ」
「…………」
>その言葉と共に、ファントムとランスロットはその場から消えようとする。
ファ!?おいちょっと、どこ行くんだよあんたら!
「今頃君の仲間たちは血の海に沈んでいるだろうね……。ふふふ、我が愛しのクリスティーヌ。またいずれ会おう」
>あなたの疑問に答えるようにファントムは口を開くと、今度こそランスロットと共にその場から消えた。
仲間たちが血の海に沈む……。まさかあのオペラ仮面、ホモ君たちをここに抑え込んで時間稼ぎすることが目的だったのかっ!?
『武君、緊急事態だ!立香ちゃん達がジャンヌ・オルタ率いるサーヴァント達に襲われている!今すぐ救援にむかってくれ!』
やはりそうだったか!こうしちゃいられません!こちらも急いでティエールに向かわなければ!立香ちゃん達が危ない!
>あなたはアルトリア・オルタと共に、急いでティエールへと向かった。
>しばらく全速力で走っていると、いたるところから煙が出ているティエールの街が見えてきた。
>街に入ると中は既に半壊状態であり、激しい戦闘で一面が廃墟と化していた。
もうティエールの街はボロボロですね……。住民の避難とかは大丈夫なんでしょうか?お~い!無事か立香ちゃん!まさかもう死んでるなんてことは……。
>あなたは必死に辺りを見渡し、立香達の姿を探す。
>すると少し離れたところでボロボロの状態で倒れている立香達を発見した。
>あなたは慌てて立香に駆け寄って、しっかりしろと声を掛ける。
「た、武……」
よかった……ひどい怪我ですが、かろうじてまだ死んではいません。マシュや他のサーヴァント達も生きてます。ですがマリーやジャンヌなど、一部のサーヴァントは瀕死状態です。今すぐに治癒させないと死んでしまうでしょう。
「気を付けて……とっても強い奴が、いる……」
>それだけ伝えると、立香は意識を失ってしまう。
『大丈夫だ、立香ちゃんのバイタルサインは消えていない。怪我で意識を失ってるだけだ!』
>それを聞いたあなたはひとまず安心すると同時に、現在の状況がどうなっているかを確認する。
『状況は……最悪だ。ティエールにいたサーヴァントとはひとまず合流できたけど、その後にジャンヌ・オルタがサーヴァント達を率いて襲ってきたんだ。戦闘が始まってしばらくは持ちこたえてたけど、あるサーヴァントが戦闘に加わってからはまるで話にならなかった。そのサーヴァントはたった一人でエミヤや小次郎、そしてジャンヌの三人に瀕死の重傷を負わせた』
マジ?ジャンヌはまだしも、エミヤや小次郎ニキまでやられたのは痛すぎますね。それで、他のメンバーはどうなったんですか?
『それからは他のサーヴァント達もあっという間にそいつに無力化されて、立香ちゃんにも被害が……。幸いマシュが全力で守ったから何とか生きてるけど、マシュも立香ちゃんももう限界だ。そして……』
「そしてあなたたちが探し求めていたお仲間は、ご覧の通りボコボコにして差し上げました。もうじき、限界を迎えて死ぬでしょう」
>ロマンの言葉を遮って現れたのは、複数のサーヴァント達を引き連れたジャンヌ・オルタの姿だった。
>両腕には二人の少女が血まみれの状態で意識を失っていた。一人は着物を着た少女、もう一人はゴスロリのファッションをしている少女だった。
うっそだろ……。きよひーとエリちゃんが見るも無残な姿にされとる……。え、あれ死んでないよね?二人とも意識失ってるだけだよね?
「ごきげんよう。また会いましたね、カルデアの剣士さん?今日は愉快な仲間たちはご一緒じゃないのね?」
>ジャンヌ・オルタはニヤリとした笑みを浮かべて、あなたをあざ笑うように挑発する。
「残念ですが、あなたたちの冒険はここで終わりです。本当なら、私自らの手で終わらせてやろうとも思ったのですが、私はもっと面白いことを考えました」
>ジャンヌ・オルタはそう言うと、手を振りかざして何かを呼び寄せる。
この状況でファヴニールを呼ばれたらひとたまりもありません。とにかく時間を稼いで、どうにかして立香ちゃん達を連れてこの場を離れる方法を考えなければ!
>あなたはジャンヌ・オルタに対し、巨大なワイバーンでも呼ぶのかと揺さぶりをかける。
「ふんっ、まさか!確かにそんなデカブツであんたたちを燃やし尽くすのも面白いだろうけど、
>ジャンヌ・オルタはその問いかけを鼻で笑うと、自身の後ろを指さす。
>しばらくすると、ジャンヌ・オルタの後ろから、一人の男が前に出てきた。その男は背中に大剣を背負い、頭には黒い龍の角が、背には黒い龍の翼が生えており、腰からは立派な尻尾が生えていた。
ん?なんか見たことのある姿の気がするけど……ま、まさかね?まさかあいつに限って、そんなはずは……。
「さぁ、あの愚かに足掻き続ける馬鹿の旅を終わらせてあげなさい……セイバー」
>男はジャンヌ・オルタの言葉を聞くと、背中に背負った大剣を抜き、剣先をあなたに向ける。
おい、おいおいおいおいおい……冗談だろ?なんで……。
「…………すまない。不本意だが、これも俺の……ジャンヌ・オルタのサーヴァントとしての使命なんだ。悪くは思わないでくれ。本当に……すまない」
なんで
原作ではすぐにやられるせいで影が薄すぎるファントム・ジ・オペラ。今作ではなんとかそれなりに印象に残るようにしていきたいと思っています。
でも正直最後のすまないさんが全部持っていったような気もするので、結局影が薄いと言わざるを得ないかも。
すまない、ファントム。本当にすまない……。