FGORPG仮面ライダーセイバーDLCカリバールートRTA 作:かかむりょう
絶体絶命の状況からなんとか逃げ出したいRTAはーじまーるよー!
さて、前回は影が薄いアサシンとドンパチやっている間に、立香ちゃん達がボコボコにされるという非常にまずい事態に直面したところで終わりましたね。しかもその下手人が、まさかのすまないさんことジークフリートだったという。
いや、マジで何やってんすかあんた?ネタで呼ばれていたすまないさんが本当にすまないさんになってるんですが?(ドン引き)
>あなたは目の前の竜剣士……ジークフリートに、この惨状を引き起こしたのはお前かと尋ねる。
「その通りだ。俺はそこにいるジャンヌ・オルタのサーヴァントとして、お前の仲間を打ち倒した。できる限り苦しめないように努めはしたが、如何せん俺も例に漏れず破壊衝動に囚われている身でな。手加減してやれなかったことは本当にすまないと思っている」
すまないさんって、本当に申し訳なさそうに言うのがまた質が悪いんだよなぁ……。そんでもってめちゃくちゃに強いから手に負えない。
>ジークフリートの言葉を聞いたあなたは顔に怒りの形相を浮かばせ、ジークフリートを睨む。
「……俺が憎いか、カルデアのマスター」
当たり前だこん畜生!あんたが邪ンヌのサーヴァントになっているという特大ガバをかましやがったせいで、こっちはチャートとかいろんなもんが潰されてんだよ!どう責任取ってくれんだ!
何?そもそもお前は普段からガバやらかしまくってるから今更変わらないだろって?それ以上いらんこと喋ったらアゾるぞ?(圧)
茶番はここまでにして、そろそろすまないさんとの戦闘に入ります。ですが今回はあくまで撤退メインですので、攻めるよりも時間稼ぎを優先します。というわけで、道満カモン!
「ははっ、蘆屋道満がここに」
というかよくよく考えたら、あんた立香ちゃん達と一緒に行ってたよね?俺とアルトリア・オルタで十分だと判断したのか知らんけど、オペラ仮面や狂スロットとドンパチしてる間にあんたは立香ちゃん達についてったよね?一体何をしていたのかな?
「申し訳ありませぬ……拙僧も加勢しようと試みたのですが、あのセイバーの力が予想以上に強く、拙僧ごときでは足止めにすらもなりえぬと判断し、気配を隠しておりました」
あんたなら本気出せば普通に倒せそうだけどなぁ……?でもあのジークフリートは普通じゃなさそうですし、あんたが無傷なおかげで結果的に立香ちゃん達を連れて逃げる算段が付きそうなので、特に言及する必要はなさそうですね。もし何か企んでたら速攻問い詰めますが。
とりあえずホモ君が時間稼ぐんで、その間に立香ちゃん達を一か所に集めて逃げる準備を整えておいてくれませんかね?
「御意。くれぐれもお気をつけください、マスター」
>道満は立香を抱えながら、仲間たちを一か所に集めるべく動き出した。
「話は済んだか、カルデアのマスター?」
ええ。丁度今終わったところですよ、すまないさん。
「そうか、なら……いくぞ!」
>ジークフリートは一歩踏み出し、真正面から突っ込んできた。その勢いのまま、背中の大剣――バルムンクを抜いて力強く振るう。
>それに対しあなたは闇黒剣月闇を横に構え、バルムンクの一撃を受け止める。受け止めると同時に、常人なら容易く押しつぶされるであろう剣圧が、あなたの全身に襲いかかる。
ひぃ!?挨拶代わりの一撃がやたらと重いんだが!?骨がミシミシ言ってるよ!というか今カリバーに変身しようとしてたところなのに、ブック取り出す暇すらなかったよ!
>ジークフリートの一撃はとても重く、あなたは徐々に押されていく。
えぇい、これしきで潰されるホモ君ではないぞ!立香ちゃん達を何としてでも逃がすためにも、死ぬ気で時間を稼ぐんだ!
>あなたは押しきられる前に全体重を使ってバルムンクを押し返し、カウンターの一撃を放つ。
「むっ!」
>ジークフリートは後ろに飛びのいてそれを躱す。躱すと同時に、今度は大剣を刺突の体勢で構えて突撃してきた。
>あなたは横に動いてそれを躱す。
「甘いな」
>しかし躱したと思ったその直後、ジークフリートはその場で方向転換し、横薙ぎでバルムンクを振るう。
あ、ちょっと待って。それ駄目なやつ。
>あなたは咄嗟に月闇を構えて防ぐも体勢が悪く、そのまま吹き飛ばされてしまった。
「逃がさん!」
>さらにジークフリートは吹き飛ばしたあなたを追撃するかのように距離を詰め、がら空きとなった腹に強烈な飛び蹴りを放つ。
>後ろにあった家屋に勢いよく衝突し、あなたは口から血を吐いて膝をつく。どうやら今の一撃で一部の内臓がやられたようだ。
ごめん立香ちゃん、やっぱ無理そう。この竜殺し強すぎるわ(涙目)
いろいろネタにされているすまないさんですが、あのアーサー王やシグルドに並ぶ最強格のセイバーと言われるだけあって、単純な戦闘能力は異次元レベルで高いです。加えて所持する宝具も凄まじく、燃費が良すぎて乱発しまくれる竜種特攻の【
敵の攻撃を不死身の肉体で受け止めつつ、バルムンクで敵を屠りまくるその様はまさに剣の要塞と呼ばれるにふさわしいです。
>ジークフリートは膝をついているあなたにゆっくりと近づいてくる。
「ぐっ……!?」
>しかしバルムンクを構えようとした直後、ジークフリートの胸が大きく切り裂かれ、そこから大量の血が噴き出してきた。
まぁ、闇黒剣月闇なら問題なく貫通できるんですけどね、初見さん。
空間を切り裂ける月闇の切れ味は伊達ではなく、ジークフリートのスーパーアーマーをもってしても普通に貫通するレベルです。ジークフリートでなければ多分普通に死んでますね。
「……まさか、後ろに吹き飛ばされる直前に、返しの一撃を振るっていたとは。サーヴァントでもないのに、なかなかやるな」
ですがそこは不死身のすまないさん。ただ胸を切り裂かれただけでは倒れません。加えて再生能力も凄まじく、既に血が止まって再生が始まっています。ジークフリートを倒すためにはスーパーアーマーを貫通でき、かつ再生が追いつかないレベルの攻撃を喰らわせる必要があります。空間転移して背中の葉っぱ模様の弱点を一突きするのも手ですが、今のジークフリートを見る限り、その弱点が弱点として機能していない可能性があります。何しろ所々から竜の角とか尻尾が生えてるしね、あのすまないさん。最悪葉っぱ消えて……はなくても一発で仕留められないかも。
どちらにせよ、今ここでジークフリートを倒しに行くのは無謀なので、道満が準備を終わらせるまでひたすら耐えるしかありません。
「だがお前の傷も軽いものではあるまい。このまま続ければ、死ぬまでの苦痛が長引くぞ?」
>ジークフリートは特に胸の傷を気にするそぶりも見せず、あなたに無駄な抵抗をやめるよう話しかけてくる。
なんかこっちに無駄に気を使ってくれてる人がいますが、そんなもん無視だ無視。
>あなたは一言も喋ることなく立ち上がり、再び月闇を構える。
「……あくまで剣を納めるつもりはないか。ならば、望み通り相手をしてやる」
やってやるよ!生身でな!(無謀)
さて、ここからは一定時間が経過するまでひたすら耐える時間です。だらだら見せるのもあれなので、時間終了まで倍速します。
>あなたとジークフリートはそれから何度も斬り合った。互いに決定打となる一撃を放てないまま、時間だけが過ぎていった。
「……もう諦めろ。俺とお前ではそもそもの力の差が違いすぎる。どうあがこうと、お前に勝ち目はない」
はい、あれから時間が経ちましたが、一向に道満が来ません。
まだかな道満?もうそろそろ一定時間が経過するけど、その前にホモ君が死にそうです。助けてリンボマン!(切実)
先ほどからひたすらジークフリートの剣を避けたり受け止めたりして時間を稼いでいたのですが、ホモ君とジークフリートの力の差がありすぎてかなり追い詰められています。現在のホモ君は致命傷こそ負ってないものの、全身のいたるところが傷だらけなうえに内臓や骨もいくつかやられています。
対してジークフリートはほとんど無傷です。何回かカウンターを入れてはいるものの、持ち前のタフネスと再生能力で一瞬で元通りになります(無慈悲)
カリバーに変身してない生身のホモ君では今のところ防戦一方が精々ってところですね。それでも即死しないだけ十分すごいですが。
「マスター!撤退の準備が整いましたぞ!あとはここから逃げるだけです!」
なんてこと言ってたらようやく道満が撤退準備が整ったことを報告しに来ました。これで戦闘は終了です。辛かった、本当に(涙目)
>あなたは道満の報告を聞き、かすかに笑顔を見せる。
「むっ、撤退する気か。やらせん!」
>あなたの狙いに気づいたジークフリートは、撤退を阻止すべくあなたと道満に斬りかかる。
「おやおや、竜殺しの英雄ともあろう御方が、随分荒れておられる。これでは自慢の魔剣も泣いておられますぞ?」
「なっ……!?」
>しかしあなたにバルムンクの刃が届く直前、道満が間に入ってバルムンクの刃を親指と人差し指で挟んで受け止めた。
ファ!?道満がバルムンクを指二本で白刃取りした!?どうなってんだ!?
「くっ……このっ……!」
>ジークフリートはバルムンクを道満から引き離そうとするも、バルムンクはびくともしない。
「ふむ……放した方がよさそうですかな?それでは失礼して……はぁ!」
「ぐぅぅぅぅ!?」
>道満はバルムンクを放すと同時に、ジークフリートの腹に力強く掌底を喰らわせた。
>もろに掌底が直撃したジークフリートは、そのまま後ろにあった家屋へ勢いよく衝突する。
すげぇぇぇ!あのジークフリートを赤子を捻るようにぶっ飛ばしやがった!強い!強いぞリンボマン!
「マスター。あの竜の魔女はアルトリア・オルタ殿が抑えています。立香殿たちはティエールの外れに集めました。撤退するなら今をおいて他にありませぬ」
ちゃっかりアルトリア・オルタも頑張ってくれていますね。狂スロットとの戦闘でダメージ負ってるにも関わらず、本当によくやってくれています。カルデアに戻ったらハンバーガーをプレゼントしてあげましょう。
「くそっ!手負いの分際で手こずらせてくれる!」
「ふんっ、貴様の実力が伴っていないだけだろう?」
なんてこと言ってたらアルトリア・オルタが戻ってきました。邪ンヌも黒王も両方傷を負ってますね。ですが時間稼ぎは十分に行えました。もうここに用はありません。
>あなたは闇黒剣月闇を振るい、アルトリア・オルタと道満と共にその場から転移した。
はい、というわけで無事にティエールから脱出できました。ですがこちらの被害は甚大です。何せ立香ちゃん達が戦闘不能に追い込まれたうえに、味方になるはずだったサーヴァントも既にやられているという有様。全滅を免れただけでも良しとしましょう。
>あなたがティエールの外れに転移すると、そこには負傷した立香達が一か所に集まっていた。そこには、ジャンヌ・オルタに痛めつけられた二人の少女もいた。
おお!きよひーとエリちゃんじゃないか!もしかしてまだ生きているのでしょうか?
「かなり危ない状態でしたが、ギリギリのところで一命を取り留めています。ひとえに、このお二方の生命力が強かったおかげです」
これは幸運ですね。ここで戦力が増えずに立香ちゃん達の戦線離脱というオチならかなりのダメージでしたが、なんとか戦力は増えそうです……この二人が協力してくれれば、の話ですが。
というわけで、今回はここまでです。
ご視聴ありがとうございました。
***
武たちがティエールから撤退した後、ジャンヌ・オルタはジークフリートに詰め寄っていた。
「どういうつもりですか、ジークフリート?あなたの実力があれば、あいつらを一人残らず倒せたのではないのですか?」
「……すまない。思いの外、彼らの力は強かった。特にあのカルデアのマスター……確か、星本武と言ったか。あの少年は人間の身でありながら、傷だらけになっても最後まで倒れることなく逃げるまでの時間を稼いで見せた。お前が警戒するのもよくわかる」
「くっ……」
ジャンヌ・オルタは今回、ジークフリートを自分の配下にすることができたのを幸運に思っていた。これまで自分が敗北してきた原因には、必ずと言っていいほどジークフリートが絡んでいたからだ。
自分がワイバーンやファヴニールと言った竜種を配下としている以上、竜殺しの英雄であるジークフリートは脅威そのものである。故に今回、自分の配下にジークフリートがいることは、武や立香達に王手をかけるものと思っていたのだ。
自分の記憶が正しければ、ジークフリート以上に竜種に対するアドバンテージを持つ英雄はこの特異点には存在しない。そして、ジークフリート以上に最強戦力と呼べるサーヴァントがいないことも。事実として、立香達に対してはジークフリートの圧倒的な力であっさりと敗北に追いやれた。もはや戦闘とすら呼べないほど、一方的に。
だというのに――
「なぜ星本武を倒せなかったの?まさかとは思うけど……あいつらを生かすために手加減していた、なんてことはないでしょうね?」
ジークフリートは歴史上でも類を見ないほどの優しさを持っている。それは時に、最優のサーヴァントとすらも呼ばれるほどに。そんな根が善の塊のような英雄なら、たとえ狂化の影響を受けていたとしても武たちを逃がそうとするかもしれない。
しかしジャンヌ・オルタがジークフリートに問い詰めた瞬間、ジャンヌ・オルタの喉元にバルムンクの切っ先が突きつけられる。ジャンヌ・オルタに切っ先を向けるジークフリートの目は、常人なら泡を吹いて倒れるほどの睨みを利かせていた。
「勘違いするな。俺はそんな生温い優しさを戦場に持ち込むほどお人好しじゃない。それは戦場で命を懸けて戦う戦士たちに対する侮辱だ。二度と口にしないでもらおう」
「……ごめんなさい。いらない心配だったようね」
素直に謝罪したジャンヌ・オルタは、これからのことについて考える。
(順当にいけば、次はオルレアンでの決戦になるわね。向こうもそろそろ決着をつけないと、戦力的にまずいでしょうから)
このままいけば、次に衝突するのは自分たちの拠点であるオルレアンになることは予想できる。お互いに戦力の消耗も激しく、これ以上戦いが長期化すればカルデア陣営は不利になっていく。おそらく数日以内には、オルレアンへ攻め込んでくるだろう。
そこまで考えていると、ふと何かを思い出したかのようにジークフリートが口を開く。
「それとジャンヌ・オルタ。警戒すべきなのは星本武だけではないぞ」
「え?」
「……俺はむしろ、あの奇妙な術を使うキャスターを警戒すべきだと思う。あの男はとにかく底が知れない。俺でも勝てるかどうか」
「……あんたでもそこまで言うほどなのね」
ジャンヌ・オルタはそう言いながら、先ほどの戦闘を思い出す。武がジークフリートと戦っている間、ジャンヌ・オルタは配下のサーヴァントと共に、武のサーヴァントである蘆屋道満とアルトリア・オルタの二人と戦っていた。
アルトリア・オルタの方は前の戦闘のダメージもあって終始ジャンヌ・オルタが押していた。問題は蘆屋道満の方だ。
(……あの男、私が目を離した隙に清姫とエリザベートを救出しただけじゃなく、私の配下のサーヴァントも足止めした。しかも特に苦戦することもなく、無傷で)
ジャンヌ・オルタにとって、蘆屋道満というサーヴァントは只のキャスターという認識でしかなかった。しかし今回の戦闘を踏まえ、ジャンヌ・オルタは蘆屋道満に対する警戒を強めた。蘆屋道満の強さもそうだが、何を考えているかがわからない得体の知れなさが、より一層警戒を強めるものとなった。
(それに、あいつの言っていた言葉……)
『あなた方がどれだけ足掻こうと、結末は変わりませぬぞ。拙僧の愛しき主の旅路は、あなた方ごときが止められるほど安いものではありませぬ。故に……身の程をわきまえなさい、哀れな小娘よ』
「……ジークフリート、戻るわよ」
「いいのか?追撃しなくて」
「ええ。私たちはオルレアンで彼らの襲撃に備えます。遅かれ早かれ、彼らのほうから攻め込んでくるのはわかりきってる。なら、出迎えの準備をしてあげなくちゃね」
「……了解した」
ジャンヌ・オルタはどこか言い知れぬ不安を抱えながらも、決戦に向けて準備するべくオルレアンに戻る。
そのすぐ後ろで、不気味な模様の式神がどこかあざ笑うように飛び去って行くのを、ジャンヌ・オルタは知る由もなかった。
ジークフリートとの本格的な戦闘はもう少し先になります。
今回は道満のおかげで何とか助かりましたが、口では足止めすらできないと言ってたくせに、いざ戦えば指でバルムンクを受け止める道満。いまだに道満の底が知れませんが、その強さがホモ君たちに向かないことを祈るばかりです。
次回は小説パートです。