アクセル・ワールド・アナザー 曼殊沙華には祈らない 作:クリアウォーター
第二十六話 ハロー、フリークス
電車に揺られること約三十分。
ゴウと宇美が降りたのは、神奈川県横浜市の《長津田駅》だった。
ヴァンパイアと決めた待ち合わせ場所と時間は、十五時に無制限中立フィールドの《町田駅》。そこでヴァンパイア率いるフリークスのメンバーと顔を合わせ、高尾山へ向かうことになっている。実際に山を登るわけでもないのに、わざわざ山の最寄り駅まで行くのも馬鹿らしいし、登山場所ではダイブスペースも限られてしまうからだ。
現実でも町田駅まで移動すればもっと楽なのだが、リアル割れ防止にそれは避けた。ここまで来て最初から罠であったとは考え辛くとも、最低限の警戒は忘れてはならない。
さりとて世田谷からダイブして町田まで歩いていくのはさすがに距離があるので、間を取って二子玉川駅から電車一本で行ける駅を選んだのだ。
ゴウとしてはリアル割れ防止、ダイブ後の徒歩移動での苦労、ついでに電車の往復移動で発生する懐事情等々を宇美と話し合い、あらゆるリスクなり効率なりを天秤にかけた末の判断である。
ゴウ達は事前に調べていた駅近辺のフルダイブ用スペースがあるダイブカフェへ入店し、無人の受付で手早くツインの部屋を確保してから、ドリンク片手に個室(という名の区切られただけのブース)に入った。
椅子に腰かけて手早く、そんなに複雑な手順が必要なわけでもない準備をしていく。
備え付きのラックからXSBケーブルを二本取り出し、入口から入って真正面に設置されている、テーブルにビルドインされた有線接続用ルータに端子を挿入。続けてルータに繋げたケーブルの反対側の端子を、ワイヤレス・グローバル接続を切ったニューロリンカーに挿入していく。
ルータの自動切断タイマーは十五時より三分後に設定。これにより無制限中立フィールド内部活動時間の二日と少しで有線接続が自動切断され、どんな状況であろうと現実に強制帰還される。これが万が一の不測の事態に陥った際での緊急回避、唯一の命綱となるのだ。
十五時の十秒前にダイブするまでの間、十分そこそこの時間をゴウは宇美との雑談で潰し、一分前になったところで少しだけ居住まいを正してから、ニューロリンカーが視界に表示する時間のカウントに注視し始める。
これから向かうのは土地勘も何もない、普段とは違う場所。そこで共に行動するのは、普段の仲間とは異なるバーストリンカー達。目的地は東京から出てもいない場所なのに(今いる長津田は神奈川だが)、不安と緊張がじんわりとゴウの腹のあたりに渦巻く。そして、それらと同じくらいに期待と興奮が占めていた。
ゴウがヴァンパイアへの協力を引き受けたのは、彼の手助けをしてやりたいと思ったことも間違いないのだが、それと同じか、あるいはそれ以上に興味を惹かれたからだ。
見聞を広める、というほどに大層な気構えではない。普段の対戦や無制限中立フィールドで行動をしているだけでもブレイン・バーストは未だ発見の連続なのだ。加速世界での山登りともなれば、何が飛び出してくるのか分かったものではない。実に──楽しそうではないか。
現実ではそんなアグレッシブな思考にはまずならないのに、加速世界ではそのあたりのタガが若干緩くなるのは、自分だけではあるまいとゴウは思っている。アウトローの面々を見ていると特にそう思う。……本当にそう思う。
──やっぱり、染まってんのかなぁ。
『朱に交われば赤くなる』と言うが、少なくとも悪い方向には進んでいないだろうとゴウが自分に言い聞かせていると、もうダイブの十秒前になっていた。
「いくよ、五、四……」
宇美の小声のカウントにゴウも声を合わせる。
「「二、一、《アンリミテッド・バースト》」」
ニューロリンカーが拾える最小限の声量で、永続なる加速空間へ向かうコマンドを呟くと、ゴウの視界が暗転していった。
一瞬の暗転を経てダイヤモンド・オーガーとなったゴウの目に飛び込んできたのは、漆喰の壁と柱、板張りの天井と床に囲まれただだっ広い屋内だった。ダイブカフェだったワンフロア分の区切りが取り払われて、ぶち抜かれたような構造になっているのだろう。
中央にはこの建造物を支えているのが分かる、朱塗り太い柱がでんと据えられ、四隅の一角に手すりのついた木造の昇り階段、その反対側に降り階段がそれぞれ設置されている。
現実のガラス窓は代わりに木製の格子窓となっており、爽やかな風が吹き込んでくる中で、ひらりひらりと紅葉が風に乗っているのが見えた。
ここまで和風のデザインをしたフィールドは、《平安》ステージに他ならない。
「それじゃ、まずは町田駅だね」
隣に立つ白狐のデュエルアバター、ムーン・フォックスとなった宇美にゴウは頷いて、階段を下って建物から出る。
現実ではまだ七月だというのに、まるで数ヶ月分の時間をスキップしたかのような秋の空は太陽がかなり西に移動していた。あと何時間かしたら、日が完全に暮れるだろう。
ひとまずゴウは方角を確認した。
「えーと、北がこっちで……そうなるとあれが駅だから……うん、あっちですね」
建物は純和風の装いになっても、《平安》ステージは建物の位置や地形に大きな変化は見られないので、道に迷う心配はなさそうだ。
ゴウと宇美は現実では線路だった、両端が玉砂利で中央が石畳の大通りに入ると、北北西に向かって道なりに歩を進めていく。
「《平安》ステージだと電車はないんだよね。
「僕はないですね。あ、前に聞いたんですけど、《平安》ステージだと電車の代わりに、たまに二頭立ての牛車が通るらしいですよ。時代劇に出てくるような、小さい屋形みたいなのを曳いたやつ」
「へー! 知らなかったな、お貴族様みたい。乗るとしたら払うポイント高いのかな」
「どうなんでしょうね。ただ牛の歩く速度が遅いから、歩く速さと五十歩百歩だとか」
「えー……? それじゃポイント勿体なくて誰も乗らないでしょ」
そんな雑談を交えつつ、度々目に付いたオブジェクトを壊しながら、二人が道なりに歩き続けて約一時間後。
もしエネミーに補足された場合は宇美にビースト・モードになってもらい、ゴウを乗せて逃げるという段取りを決めていたが、エネミーは遠目に見つけることはあっても交戦の機会は訪れず、また当然のように他のバーストリンカーに出会うこともなく、待ち合わせ場所である町田駅が見えてきた。
町田駅は二つの鉄道路線がほぼ十字の形に交差しており、二つの路線の駅舎は連絡通路によって繋がっている。その内の片方が百貨店と一体化していることもあって、駅はどこぞの城か砦のような出で立ちになっていた。
そんな建造物を目指して、大橋となった高架駅の線路を渡るゴウ達に向かって、不意に呼びかける声がした。
「お────い!! こちらだ────!!」
高い城郭の瓦屋根に、大股立ちでこちらに両手をぶんぶん振っているトワイライト・ヴァンパイアの姿があった。彼はすぐさまマントを翼状に変化させると、そこから身を躍らせてこちらに接近しながら降下してくる。そうして何十メートルか手前で、降下の角度がより鋭角になり、ゴウと宇美の前に見事な着陸を決めた。
「やぁやぁご両人、よく来てくれた!」
「う、うん……」
「ど、どうも、ヴァンパイアさん」
最初に宇美、次にゴウと、順番に両手でがっちりと握り、熱烈な挨拶をするヴァンパイアは、ゴウから手を離すとふるふると頭を振った。
「あぁオーガー、そんな堅苦しい敬語など使ってくれるな。今日は共に行動する間柄ではないか。それと二人共、ワガハイのことは是非とも『ヴァン』と呼んでくれ」
ワッハッハッと笑いながら、右肩をばしばしと叩いてくるヴァンパイアに、ゴウはひたすら圧倒される。
──きょ、距離めちゃくちゃ詰めてくる……。圧が、圧が凄い……。
実はゴウ、ブレイン・バースト内で出会うバーストリンカーに対し、敬語とタメ口の使い分けに割と悩んでいる。
というのもブレイン・バーストのプレイ歴、実年齢、レベルなど、それらの数値の組み合わせはバーストリンカーによってバラバラだからだ。立ち振る舞いから判断するに、同年齢か年上らしき人物でレベルが自分より低いこともあれば、逆に小学生らしき人物が自分よりレベルが上の場合もある。
しかし、長くこのゲームをプレイしている者ほど精神だけが年を経ていくので、この判断事項も必ずしも当てにはならない。
その為ゴウは初対面時で自分よりもゲームプレイ歴が短いであろう、レベルが自分より低い者には(決して格下などとは思わないが)タメ口、それ以外は敬語と、あやふやな判断で使い分けていた。例外としてレベルも推定年齢も何も問わず、初めから敬語を使わずに接するのは、『敵』と認識した相手だけだ。
今回は向こうからタメ口で話すよう促しているので、ひとまず向こうの流儀に合わせようと決めたゴウは、単純にアバターネームを短くした愛称を聞いて、そう言えば彼とコンビを組んでいたグレープ・アンカーもそう呼んでいたことを思い出しながら、更に別のことに気付く。
「あ、ねえヴァンパ……ヴァン。今更なんです……なんだけど、アンカーさんには声かけなかったの? コンビ組んでたからには、そこそこの交流はあるんでしょ?」
「アンカー? ああ、いの一番に声をかけたが、『海賊が山登りしてどうする』と取り付く島もなく断られたわ」
「あー、言いそう」
その場に居合わせたわけでもないのに、にべもなく断るアンカーの姿がゴウには容易に想像できた。
「……で、あなた一人だけ? レギオンメンバーはまだ来てないの?」
「いや、もう全員向こうに集合しているぞ。早速顔合わせといこうではないか。あ、奴らにも敬語など不要だぞ」
周りを見渡す宇美に、ヴァンパイアが白塗りの城壁の向こうを指差してから、身を翻して歩き出した。まだ集合時間まで一時間半は猶予があるが、エネミーやステージギミックで時間を取られる可能性を考慮すれば妥当ではある。
意気揚々と歩いていくヴァンパイアに先導されながら大橋を渡り、城と化した駅のホームを通り抜け、連絡通路を進む。やがて、巨大な御影石から彫り出された仏像が鎮座する駅前広場に、複数のデュエルアバターの姿が見えてきた。向こう側もすでにゴウ達に気付いており、こちらに視線が注がれる。
「……マジで連れてきた! それに二人も。さっすがヴァンのアニィだぜ!」
広場に到着すると、嬉々とした声を上げてメンバーの一人が前に出てきた。
小柄なM型アバターだ。明るい赤色のボディカラーが、蛍光塗料のように目に残る。
色を除いて体に目立つパーツはないが、顔面の九割を占めている黄緑色をした半球形のバイザーマスクの表面には、一つの大きな赤い光点が灯っていた。まるでマスク自体が巨大な一つ目のようだ。
「ハッハッハッ、そう褒めてくれるなレンズ。丁度いいから、貴公が一番手で二人に名乗ってやれ」
「へい! ども、俺っちフリークスの末席やっとります、レベル4の《シグナル・レンズ》っす。よろしくお願いしやす!」
江戸っ子と舎弟が混ざったような言葉遣いで頭を下げるレンズは、顔を上げて眼球マスク内部の光点をぎょろぎょろと走らせ、ゴウと宇美を交互に見やる。
どこか圧力が感じられるその視線に耐えかねて、ゴウの方が先に口を開いた。
「な、なにか……?」
「いえ……若輩の俺っちが言うのもおこがましいんすが……。一度の対戦に勝っただけで、アニィを全ての面で負かしたとだけは思わないように頼んます。アニィはいつか──うぐぇ!?」
「失礼な真似してんじゃないよ。初対面の人様に向かって」
レンズの背後に立っていた、真夜中の空模様を思わせる暗めな群青色をしたF型アバターが、少しだけ不貞腐れた様子を見せるレンズの襟首を捕まえて引き戻した。
イヌ科系のマスクは、狐頭のムーン・フォックスに比べてより獰猛そうなフォルムをしており、背はフォックスよりわずかに低いが、体格はがっしりしている。また、粗い毛並みが逆立ったような装甲には、各所で色合いの濃淡が微妙に異なって斑点模様を描いていた。
「いでででで! 痛えよアネゴ、首裏つねるな、離しやがれ!」
「離し、や・が・れぇ?」
「あっ、うそうそマジすいませんでし──だだだだぁ!」
「いつからそんな偉くなったんだい。しかも謝る相手はアタシじゃないだろうが。えぇ?」
「えっ!? あっ、お二人共、ナマ抜かしてすんませんでしたぁ!」
蓮っ葉な調子で話すF型アバターとレンズとのパワーバランスは、傍から見ても明らかだ。レンズはこちらに向かって謝ったところで、生意気の代償とばかりに後頭部から決められていたアイアンクローからようやく解放された。
あうあうと呻きながら自分の頭をさするレンズを横目に、F型アバターがこちらに向き直る。
「いきなり身内が恥ずかしいとこ見せてごめんね。アタシは《プルシャン・リカオン》、一応このレギオンの副長さ。ヴァンが負けたって聞いて、こいつちょっと拗ねてんの。気を悪くしないでね」
「え? ああ、いや別にそんな。気にしてないから大丈夫」
レンズへの折檻から一転。友好的な対応のリカオンに、宇美が戸惑いながらも返答し、ゴウもそれに賛同して頷く。
「ハハ、リカオンは手厳しいからな。そのようにすぐに手が出るから──」
リカオンにキッと睨まれ、苦笑気味のヴァンパイアが何かを言い切る前に口を閉じた。
マスターを一瞥で黙らせるサブマスター。このレギオン内の力関係は一体どうなっているのか。今のところゴウには謎である。
「……えー何でもないですはい。はい次にいこう次に」
リカオンが何も言わずにヴァンパイアの指示に従って下がると、入れ替わるように前に出たのは、ゴウが広場に着く前から特に目立っていた大柄なM型アバターだった。
アウトローのコングと同等の百九十センチを超える背丈で、横幅はコングよりも更に広い。レンズほどではないが、全身を包む彩度の高い赤色の装甲は、どの部分も肉厚だ。金属のバケツにでも挿げ替えたような、しゃくれ気味のややメタリックな下顎が、マスク代わりに口元を覆っている。
加えてその全身には、手荒い処置が為された手術痕を思わせる黒いラインが走っていて、全体的な風貌はかなり恐ろしげだ。
「……………………」
巨漢アバターは機械じみた駆動音を立てつつ、無言のまま距離を詰めてゴウと宇美の眼前で止まった。
こちらを見下ろす視線。顔面の目元にあたる部分はアイレンズではなく、2Dの液晶ディスプレイらしきものが埋め込まれたデザインをしている。
そんな広い面積をした目元がびかっ! と唐突に光り──横に並んだ二つの円が電光掲示板のように表示された。
「うん……?」
ゴウが呆然としていると、二つの円が二つの上向きに描かれた円弧に変わり、まるでにっこり笑っているかのような形になる。続けて、膝下まで届く長く太い両腕が持ち上げられた。どうやら握手を求められているらしい。
「すまんな。《バルサム・マガジン》はシャイボーイなのだ。コマンドを唱えるとき以外には滅多に口を聞かん。だが、なんとなく言わんとしていることは分かるだろう?」
ヴァンパイアの説明を受けて、申し訳なそうにぺこぺこと首を上下させる巨漢アバターことマガジン。確かに頭部全体が兜やマスクで覆われているタイプのアバターより、抱いている感情は分かりやすい。
ゴウと宇美に握手を応じられた後、マガジンはのそのそと他の仲間の元まで下がっていった。
「よし次」とヴァンパイアに言われて一歩だけ前に出たのは、頭のてっぺんから爪先まで全身が一部の隙も無く、緑褐色の包帯タイプの装甲に覆われているM型アバター。目元の辺りにうすぼんやりと光るアイレンズは、ちゃんと見えているらしく、視線も感じられる。
「僕、《ケルプ・ラッパー》。あ、ラッパーつってもYoでチェケラの方のラッパーじゃないから。そこんとこよろしくね」
口元まで包帯に覆われているからなのか、ややくぐもった声で挨拶すると、ラッパーは包帯に巻かれていても指が五本にしっかり分かれている手をひらひらと振り、すぐに一歩下がって元の位置に戻ってしまった。こちらはマガジンとは違って、かなり淡白な性格のようだ。
「じゃ、次は俺か」
そう言って、
「わ……」
その姿にゴウは小さく声を漏らした。
一言で表すと骸骨だ。あるいは学校の理科教室に設置された骨格標本。装甲は頭蓋骨、肋骨、脊柱等々、人骨そのものの形と色。
しかし、肩から先の両腕、股関節から下の両脚は、頭部から胴体部分までとは異なり、ダークグレーの素体──言わばデュエルアバターの肉体となる部分が存在せず、完全に骨型装甲のみで形成されていた。その証拠に両腕の前腕部と両脚の脛部、それぞれ構成している二つの骨の隙間からは、その奥の羽織っている外套の裏側がはっきり見える。
「《チョーク・ボーンズ》だ。会えて嬉しいよ」
「よ、よろしく……」
ゴウの前に立ち、シンプルながらインパクトのある骨の右手が差し出される。
師である大悟のアバター、アイオライト・ボンズに名前の一部が似ていると思いながら、ゴウがボーンズの手を取ると──こきん。
「え?」
そんな小さく短い音が聞こえ、ボーンズの右腕がだらりと垂れ下がる。だが、右手だけはゴウの手と握手をしたままだ。何故なら右手が取れて、ボーンズ本体と離れているからである。
「あ……」
「ハッハッハッ! いたずら好きめ、うまく決めたなボーンズ! 貴公のそれは皆必ず面を食らう──」
愉快そうなヴァンパイアの笑い声も、ボーンズが笑いながら上下の歯をカタカタと鳴らす音も、ゴウの耳にはほとんど届いていなかった。
ゴウは昔からホラージャンルが苦手だった。単純に怖いだけでなく、その手の映像なりを見た日の夜は、高確率でそれが夢に出てくることも原因の一つだ。
成長するにつれ、段々と耐性がついているつもりなのだが、明るい空の下であっても白骨の手に掴まれているという状況は、ゴウにとっては取り乱すには充分なもので──。
「う、うおわああああああああああ!?」
アバター持ち前の腕力に加え、一切の加減をされずに大きく振りかぶって放たれたゴウの遠投によって、ゴウの手を掴んでいた白骨はその勢いに耐え切れず、明後日の方角へと飛んでいく。
「「み、右手────────!?」」
続けてボーンズとヴァンパイアのシンクロした叫びが、秋空に大きく響き渡るのであった。