アクセル・ワールド・アナザー 曼殊沙華には祈らない   作:クリアウォーター

50 / 57
第五十話

 第五十話 頭寒足熱バイオレンス

 

 

 数分前。PK集団に取り囲まれているデーモンを確認したゴウは、すぐに行動を開始していた。

 棘やチューブで突起だらけのビルの壁面をよじ登り、屋上に到達。屋上で一団との距離を確認してから、反対の端まで移動して助走距離を確保。走り幅跳びの要領で一気に飛び降りる。

 地面に着地してからは、正面の一番近くにいたアバターへ、すぐさま召喚した《アンブレイカブル》をフルスイングで叩き付けた。

 そして、与えたダメージでチャージされた必殺技ゲージを消費し、発動した《限界突破(エクシーズ・リミット)》アビリティによる膂力で、デーモンをたったいま自分が飛び降りた建物に向かって投げ飛ばしたのだ。

 狙った通り、三階部分に空いていた長方形の縦穴を、デーモンは無事通り抜けていた。自分でやっておいてなんだが、狙いを外して壁にぶつけてあわや、という事態にならずに済み、ゴウは内心で胸を撫で下ろす。

 

「誰だお前ぇ! っざけた真似しやがって……」

「おい、どうすんだ? 聞いてないぞこんなの!」

「うるっせえな、そんなのこっちが聞きてえよ」

「向こうを追いかけんに決まってんだろ」

「じゃああいつは!? それにボスはどうすんだよ!?」

 

 ゴウを警戒してか、散開した残り五体のPK達が口々に喚く。大まかな色の分類で、遠隔系が二体。近接系、防御系、間接系がそれぞれ一体ずつ。

 最初こそ人数差から二の足を踏んでいたゴウだったが、とうに恐れはなかった。何故なら今のゴウにとって、そんなものはもうどうでもよかったから。

 

「…………違う」

 

 ぽつりと呟いた割によく通ったゴウの声にPK達が黙る。初めて対面するPK集団。リアル情報を割り、現実にてバーストリンカーを襲い、ポイントを根こそぎ奪う者達。

 怪訝そうに睨むその視線に、抑えていた感情が一気に湧き上がり、口を突いて噴き出した。

 

「あいつはお前らのじゃない!! 僕のだ! 僕が勝つんだ! その為にこっちがどれだけ……それを……それを邪魔するなぁ!!」

 

 デーモンを投げた建物を指差し、ゴウは吼えた。

 今のゴウの心を占めるもの。それは怒りに他ならない。

 この日の為に、デーモンと再戦して勝利する為に、どれだけ備えたと思っているのか。

 何の為に、得られるかも分からないアビリティの獲得に、パープル・ソーンから致死の電撃を何度も受けたのか。何の為に、ハイランカー三人がかりでアビリティの使い方を叩き込まれたのか。

 それを横から掻っ攫っていこうとする連中。犯罪行為に手を染め、碌に努力もしない、平気で人を傷つけながらポイントを稼ぐ不届き者共。

 第三者の視点では言いがかりに逆恨みもいいところだろうが、ゴウには断じて許せる相手ではない。自分から見て、右端に立つ一体。薄いベージュ色をした、円盤状の装甲を纏うアバターへ目を付けるや否や、一気に距離を詰める。

 

「ぐごぉっ!?」

 

 ゴウはベージュアバターが動くより先に顔面に裏拳を食らわせた。《限界突破(エクシーズ・リミット)》終了後の一時的な弱体化は、発動時間が短かった分すでに消えている。

 殴り飛ばされて地面を滑っていく相手に追従して飛びかかり、脚で相手の腕を押さえ付けたマウントポジションで体重を乗せたパンチを何度も浴びせていく。

 

「まっ! がっ! やめぐぶぅっ!!」

 

 ベージュアバターは必死に抵抗してゴウをどかそうとするが、間接系アバターの例に漏れず近接戦闘は苦手なようで、それも敵わない。必殺技を出そうにも、ゴウに顔面を絶えず殴られて発声どころではない。そして──。

 

「《アダマント・ナックル》!!」

 

 殴打のラッシュによって敵のマスクが亀裂だらけになったところで、ゴウは容赦なく必殺技を叩き付けた。

 打ち込まれた正拳突きは顔面を貫通し、もがいていたベージュアバターは動かなくなった。

 倒したアバターの体から、同色をしたリボンのようなものが何本も立ち昇る。正体は微細なバイナリーコードで構成された、デュエルアバターのデータそのもの。ポイントがゼロになったことで発生した、デュエルアバターの最終消滅現象である。

 一度の死亡でこの現象が起きたということは、やはりすでにサドンデス・デュエルは始まっているようだ。自分が乗っかっていた敵が消滅し、地面に座る形になったゴウは、立ち上がって残りのPK達の方を向いた。

 十秒にも満たない間に仲間の一人が目の前で消えたことで、こちらを見る目つきが『意味不明なことを喚くヤバい奴』から、『自分達を殺しに来ている危険人物』に変わっている。ゴウにしてみれば、そう判断するのも遅すぎる気がするが。

 

「……俺が標的をやってくる。お前ら、三人でアイツをやれ」

 

 消防士のような恰好をした、サーモンピンクのアバターがそう言うと、仲間の一人がピンクアバターの肩を掴んだ。

 

「おい待てよ、お前一人だけ逃げようってんじゃ……」

「頭使えボケ! 標的殺すまで俺らあんなふうに、一回死んだだけで終わんだぞ! 逃げられたらこっちも向こうが死ぬまでログアウトもできねえ。今ここでやるんだよ!」

 

 怒鳴りながら仲間の手を払いのけたピンクアバターは、両腕を地面に向けた。すると手の甲に備わったノズルから、物凄い勢いで水流が放出され、反動でアバターの体を浮かび上がらせる。そのまま水流を利用したハイジャンプで、ゴウがデーモンを投げ飛ばしたビル内へと入っていった。

 相性的に熱を冷却してしまう水を扱うあのアバターが相手では、デーモンが不利。先程は心意技も使おうとしていたので尚更だろう。すぐに向こうを追いたいゴウだったが、さすがに他の敵を放っておけるわけもない。

 ──まずは、目の前の敵を一体ずつ潰す。

 ゴウは動き出した。怒りを抱いていても、冷静さは失わないままに。

 

 

 

 今より一ヶ月前。まだメンバーになる前の宇美が、それまで大悟達へ消息を一切絶っていた晶音についての相談をしに、アウトローへ訪れた時のこと。

 話し合いを終え、宇美も交えてエネミー狩りをする運びになり、ホームを出たところでゴウは大悟に呼び止められた。他のメンバーは先に行かせた大悟と対面しゴウは訊ねる。

 

「あのー師匠。何をするんですか?」

「エネミー狩りの前にまず、お前さんにやらせておきたいことがあってな。ずばり、この前みたいに怒りで暴走しないようにする」

「う……」

 

 ゴウは言葉が詰まる。

 数日前の大悟との直結対戦で、ゴウは怒りを源にして心意技を発動した。その時の気分は、吐きそうなほどの胸のむかつきを抱くと同時に、どこか全能感に包まれていた。大悟に手傷を負わせた時など、昏い興奮に満たされたほどだ。

 

「ああいった状態のことを《逆転現象(オーバーフロー)》という。これは前の修行中に話したな」

「……はい。強い負の感情から発生した心意に突き動かされて、暴走を引き起こす。あんまりひどいと現実でもそうなることがあるとか。《零化現象(ゼロフィル)》の一種というか、上位版でもあるんですよね?」

「その通り。アバターを自分で制御できなくなるのはどっちも同じだな。もうお前さんが簡単にあの状態になるとは思わんが、それでも間が空かない内に念押しをしておきたい」

「それで、具体的には何を?」

「うん、実は今回は俺じゃなくて──」

「俺が教えよう!」

 

 いきなりした声の方へゴウが振り向くと、《荒野》ステージのオブジェクトである大岩の上に、コングが仁王立ちしていた。他の皆と先にエネミー狩りに行ったと思っていたら、どうやら岩の陰に隠れて出番を待っていたらしい。

 コングは「とう!」と掛け声を上げてジャンプし、ゴウと大悟の傍に土煙を巻き上げながら着地する。

 そんなコングに、大悟は手を向けた。

 

「はい、ご存じコング君です。昨日メールで事前に段取りはつけてあるから。じゃあコング、あと任せていいか」

「おう。大船に乗ったつもりでいろい」

 

 コングがそう言うと、大悟はゴウへひらひらと手を振り、駆け足で去ってしまった。

 残されたゴウは、今度はコングと対面する形となる。手合わせならともかく、大悟以外からこうした形でものを教わるのは、ブレイン・バーストではゴウにとって初めてのことだ。

 

「じゃ、じゃあよろしくお願いします」

「おいおーい、そう固くなるなって」

 

 少し身構えるゴウの肩を、コングが笑いながらべしべしと叩く。

 

「ちょっとした補講みたいなもんだ。いやそれも少し違うか……あー何てんだろ……」

「心構え?」

「そう、それそれ! 心だ、感情だってのは、ちょっとしたことでコロコロ変わるよな。嬉しいとか腹立つとか悲しいとか楽しいとかさ」

 

 コングは自身の厚い胸板を、大きな手で叩く。ビースト・モードではなくとも、太鼓のようによく響く音がした。

 

「んで、問題はネガティブな感情をどうするか。これはただ抑え付けたところで、いつか限界がくる。じわじわ溢れるか、あるいは──」

「……一気に爆発する」

 

 ゴウの呟きに、コングは重々しく頷いた。

 

「だから抑えるんじゃない。制御すんのさ」

「でもそれが難しいんじゃ……」

「まぁな。でも考えてみろよ。俺らくらいの年になったら、ちょっと気にいらないことがあったからって、赤ん坊みたいにすぐにぐずって泣いたりしないだろ?」

「それは……まぁ」

 

 確かに人は成長につれて我慢を覚える。しかし、それは感情を抑えることと変わらないのではないか。ゴウがそう思っている中、コングは続ける。

 

「ブレイン・バーストじゃ感情ってのは、でっかい武器になるわけだ。その最たるものが心意技だな。あっ、別に負の心意を使えってんじゃないぞ。要は正しく発散するのが大事なんだ」

「それが制御ですか?」

「そうだ。どんなに怒っていようが、勝つには相手をいかにして倒すかに頭を回していく必要があるわけだな。だからエネルギーにすんだよ」

「エネルギー?」

 

 その意味を少し考えてから、ゴウは一つのイメージが思い浮かんだ。

 

「……例えば、電気そのものを直接は使えないけど、電化製品を動かすエネルギーとしてなら間接的に扱える、みたいなことですか?」

「おおう、分かりやすいなそれ! 正にそのとぉーり。花丸だぜオーガー!」

 

 我が意を得たりとばかりに、コングは嬉しそうに両腕を上げ、頭上で丸を作った。

 

「別に許せないことには怒っていいんだ。でも我を忘れちゃいけない。だからそういう時に俺はよ、『頭寒足熱』って意識すんだ」

「ずかんそくねつ?」

 

 ゴウは首を傾げた。頭寒足熱とは確か、頭は冷やして足を温めることは健康に良いとされ、体調が悪い時などにも効果があるという意味だった気がする。

 

「コングさん。その、それって意味が違──」

「分かってるって、イメージだよイメージ。(うえ)はクールに(した)はホットに。森の中で松明を振り回してちゃ、火が木に移って自分も危ねえ。振り回すなら、研ぎ澄まされた剣にしろってこった」

 

 腕を振り回すジェスチャーを交えながら、コングはまた分かるような分からないような例えを出してきた。

 つまりは考えなしに暴れたり、相手を倒すことだけに頭が一杯になっていては、自分の首を絞めることになる上に、勝てる勝負も負ける。周りに味方がいれば、味方も自分も傷付くことになる。

 だからこそ、体が熱くなるほどに怒ってはいても、思考を放棄してはいけない。そういうことだろう。そう考えれば、ゴウにはかなり腑に落ちる話だった。

 普段は賑やかしのムードメーカーな面が目立つが、やはりコングも大悟に並ぶベテランのバーストリンカーなのだと、ゴウが改めてそう思っていると──。

 

「んじゃ、実際にどんなもんか見せようか」

 

 コングがいきなりそんなことを言い出した。

 

「あー……何をです?」

「だから、感情のこもったファイトっぷりをだよ。それでいて頭は理性的の、な」

「ぼ、僕相手にですか!?」

「もちろんオーガーが本当に憎いわけじゃねえよ? 憎たらしい相手だとイメージすんのさ。あくまでイメージ。《シェイプ・チェンジ》」

 

 微妙に韻を踏んだコングが、さらりとビースト・モードへと姿を変え始めた。変身を終えたそのアイレンズに宿る光は、心なしかいつもよりぎらついている気がする。

 

「フー……フー……」

「コングさん? 息荒いんですけど……あの、本当に理性的──」

「ゴオオオオオオオオオオオオオオオ!!」

「うおおおおおおおおおおおおおおお!?」

 

 それからは、こちらの全身をびりびりと震わせる咆哮を轟かすコングに、ゴウは追い回された。これに比べれば、前の自分の暴走などかわいいものだと思いながら、繰り出される攻撃の嵐をかいくぐっていく。

 そして、きっかり五分後にコングがすっかり元に戻った頃には、ゴウの胸には今回教わったことが、トラウマ一歩手前のレベルで刻まれたのだった。

 

 

 

「せあぁいっ!」

 

 地面に放っていた《アンブレイカブル》を拾い上げ、ゴウは迫るPKの一体に投げつけた。

 猛烈な勢いで回転する重い金棒を避けるのが間に合わず、両腕で防御しようとしたPKアバターの一人が耐え切れずに吹っ飛ばされた。

 

「オオッ!」

 

 暗い黄緑色をした重装甲の防御系アバターが低い声を上げ、特に装甲の厚い両腕でゴウを殴りにかかる。両腕には過剰光(オーバーレイ)が宿っており、まともに受ければ一撃でこちらの装甲が砕け散るだろう。

 だが、コングのものに比べれば大振りで、精度も速度もさほどではない。

 

「シッ!」

 

 ゴウは相手の攻撃を紙一重で避け、隙を見て大柄なアバターの片足へ、骨も砕けよと重く鋭いローキックを放った。

 相手が片膝を着いたところで背後から突き飛ばし、地面に突っ伏させる。そのまま間髪入れずに両肩を踏み付けながら、両腕を無理やり引っ張り上げた。

 

「っぎ!? ぎゃああああああああ!!」

 

 ぼぎぃ、と鈍い音がして、黄緑アバターが絶叫する。ゴウによって両肩の関節部分を折られたのだ。どんなに厚い装甲をしていようが、関節を攻撃すればしっかりダメージは入る。

 ゴウは黄緑アバターの絶叫は無視し、今度はローキックを放っていた右脚を取って、膝関節を逆方向に折り曲げた。四肢の内三つをここまで損傷させれば、しばらくは痛みで何もできまい。

 ──次。

《アンブレイカブル》をぶつけていた、濃く暗い青色の近接系アバターがすでに起き上がり、複眼のアイレンズを血走らせてゴウに接近してくる。手足の(のこぎり)状の突起を、光の刃に変化させて。

 同時に、離れた所から小豆色をした遠隔系アバターが、機関銃の照準を向けているのにゴウは気付いた。

 

「シャラアッ!」

「……!」

 

 銃弾を避けたはいいが、隙ができてしまった。青色アバターの最初の一撃を完全には躱し切れず、斬撃がゴウの頬を掠める。それだけでもマスク下の素体まで届き、ダメージが入った。

 

「バラバラにしてやるぁ……!」

 

 興奮状態の青色アバターが、更に激しく手足を振り回す。そんな中、ゴウの目にあるものが留まった。地面からそれを拾い上げ、青色アバターに向かって放り投げる。

 何なのか確認する前に、青色アバターはゴウの投げたものを斬り裂いた。瞬間、切断された物体が赤い液体を撒き散らす。

 ゴウが投げたものは、《煉獄》ステージのギミックである金属虫。一体目のPKアバターを激突させてできた、建物の大穴から這い出てきた内の一匹だ。その中でも特別に色の濃い紅色で、体液は毒を持っているタイプだった。

 毒液の飛沫に相手が怯んだところで、ゴウは攻勢に出る。

 

「はあっ!」

 

 青色アバターの鳩尾に、ゴウは膝蹴りを叩き込んだ。そのまま悶絶するアバターの片足を取って倒し、引き摺っていく。

 

「げほっ……! 放せよクソが! はな──ああああ!?」

「げうぇっ!」

 

 ゴウは悪態を吐く青色アバターを、未だに倒れている黄緑アバターへ上段から振りかぶって叩き付けた。繰り返し何度も叩き付け、二色の装甲の破片が周囲に飛散していく。

 装甲が砕けて全身ボロボロになった二体のアバターは、とうとうぐったりして声も出さなくなった。

 ──次。

 ゴウは振り向いて、距離を取っていた小豆色のアバターを見た。一度目の銃撃以降に攻撃してこなかったのは、他のPKとゴウの距離が近すぎたことに加え、仲間が射線上に入るようにゴウが立ち位置を調整していたからである。

 

「ひっ!? くっ、来るなああああ!」

 

 歩いて近付くゴウに、小豆色アバターが銃弾を撃ちまくる。声が上ずっているのは、仲間が野蛮かつ暴力的な方法で叩きのめされたのを目の当たりにしたからか。

 これに対してゴウは、首根っこを掴んだ二体のアバターを、左右の片腕で一体ずつ前方に突き出し、盾代わりにして進み続けた。「撃つな」、「やめろ」などの二体の弱々しい叫びは、もう仲間には届いていないようだ。

 心意の込められた弾丸がようやく止んだところで、ゴウは小豆色アバターの目と鼻の先まで接近していた。

 青色アバターは途中で死亡。黄緑アバターは前面が穴だらけでもう虫の息。

 ゴウは黄緑アバターを地面に放り捨て、小豆色アバターの弾切れ中の銃をもぎ取るようにして奪い取った。

 丸腰の赤色アバターが両手を挙げる。

 

「わ、悪かった! 勘弁してくれ、み、見逃しぅぐぇっ!」

 

 降伏を無視し、ゴウは小豆色アバターの首を喉輪で掴む。片手には強化外装の銃身部を持ち、地面に倒れている黄緑アバターへ鈍器として振り下ろした。

 すでに死亡寸前だった黄緑アバターは一発で体力が尽き、全身がバイナリーコードと化して天に昇っていく間に、ゴウは銃を遠くに投げ捨てる。

 掴まれた腕から必死に逃げようと、もがく小豆色アバターに殴られ蹴られるのも構わず、ゴウは両手で頭上高くまで担ぎ上げ、狙いを調整してから額の角で胸部を突き刺した。

 

「《ランブル・ホーン》」

「がっ……」

 

 浅めに刺さっていた両角が大きく伸長し、片角が小豆色アバターの心臓部を貫く。

 ──次。

 怒りが体を駆け巡っていても、ゴウはあくまで冷静に敵の無力化を確認した。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。