お久しぶりでございます。
ぶっちゃけた話をすると、話は湯水のように湧いてくるのですがそれを書き進めるたび比例して忘れていって、それを思い出そうとするたびに忘れていってということを繰り返していると
「…めんどいッッ!!!」
と、あれ、よく考えれば私がここまで頑張る必要なくね?という考えに至ってしまった所存です。
ですが、最近になって活発化してきた“◯NE PIECE”や“BLEA◯H”、“ヒ◯アカ”などの二次創作を見ていると
「書きてぇッッ!!!」
と唐突に意欲が活火山になりました。
これからちょくちょく、ぼちぼち、布団の中で扇風機の風を浴びる生活(秋)の中で書いていこうと思います。
“こ◯すば”の方はただいま進めるか検討中です。なにせ私でさえ何を書いているのかわからなくなったので(爆)
では、久々の黒金君をお楽しみくださいませ。
それでは、どうぞ…
僕が食事を始めて数分後が経った。
「ま、まさかあの量を全て食べ切るなんて…!」
「す、凄いです!鈴八様は大食漢なのですね!」
「…まだ食べたいけど…流石にこれ以上は申し訳ないからやめとく」
「まだ食べれるって言うのかい…!こりゃとんだ胃袋の持ち主だね…!」
諏訪子は僕の食事量に戦慄し、縁はこの量の料理を一人で食べ切れていることに興奮している。実際はまだ胃袋の3分の2も満たしていないが、ここは腹一杯ということにしておこうと思う。
「…美味でした」
「そ、そりゃ良かったよ。お粗末様。…さて、そういえば自己紹介してなかったっけ?私は洩矢諏訪子。こっちは縁って言って、ウチの神社の祝子さ」
「…ん、知ってる。さっき縁に教えてもらった。僕は黒金鈴八」
「はい!鈴八様に教えました!」
「そ、そう。自己紹介が出来て良かったね、縁。…さて、鈴八はこれからどうすんだい?国に滞在する?」
「…うん、今の人間の文明も見てみたいし、なにより美味しいものがあるかも」
「へぇ…じゃあさ!ウチに住んじゃいなよ!宿代もバカにならないし、丁度良いさ!縁も懐いてるしね!」
「え!鈴八様も御住みになるんですか!?嬉しいです!」
「………じゃあ、お邪魔します」
こうして、僕の『洩矢神社』への住み込みは決まったのだった。
そして僕の寝床なのだが…
「…ここ?」
「うん、誰も使ってないから丁度良いと思って。縁の部屋の隣だしね、防犯にももってこいの部屋でしょ?」
そこは、中庭の縁側の横にある、意外と広い一室だった。広さは8畳半位で、真ん中に小さな囲炉裏がある。一人鍋も出来そうな広い場所だった。
「布団は後で縁が持ってくるから、寝るときはそれ敷いてね?」
「…何から何まで有難うございます」
「良いって良いって!私がやったことなんだから!」
胸を張って応える諏訪子に僕は改めて感謝を示して頭を下げる。本当に、今まで一回も宿を取っていないで野宿ばっかりしていたから、こういう部屋に泊まるのは新鮮だ。美味しいご飯までご馳走されたし…これは腕によりをかけて恩返しをしなければいけないだろう。
どうすれば良いか…そうだ、諏訪子は神だ。ということは信仰を得ないといけない訳で、僕が人里で諏訪子の名前を広めながら人助けとかをすれば、この国の諏訪子への信仰が多くなるんではないだろうか。
よし、明日から鍛錬の後にやろう。あ、そういえば何処かを借りて鍛錬をすることはできないだろうか。
「…鍛錬をする場所、何処にある?」
「あー…なんなら中庭を使いなよ。荒らしさえしなけりゃ自由に使って良いよ」
「…感謝」
これで鍛錬をする場所の確保はできた。もうこれ以上の申し分は無いから、あとはこの分の恩返しをすればスッキリするね。
「んじゃ、私は普段居間にいるから困ったことがあったら来なよ!」
「…ん」
そういうと諏訪子は襖から出て、居間へと向かった。一人残された僕は一息付くと畳の上に正座して、囲炉裏に狐火を灯した。“金の混じった黒い炎“が部屋を灯して、僕はぼぅっとその炎をじっと見ている。
人の文明が復活して約数年。千二百年前の旧文明よりは遥かに劣る技術力だが、前の娯楽に生きる技術とは違って、今の時代の技術は“生きる“ことを中心とした技術だった。おそらく原因は“霊力“の有無。今の時代では霊力を持つ人間がごく僅かしかいなくて、生身で妖怪に立ち向かえる人間がいないからこそ、妖怪に立ち向かえる技術が発展して今のような状況になったのだろう。
昔の妖怪は強かった。でも、人間の技術はそれよりも上だった。だけど今の妖怪は弱い。が、人間はもっと弱い。一撫ですれば死んでしまうほど弱く、軽く拳をぶつけただけで体が壊れるほど脆い。だからこそ僕は今まで人間に手を上げず、守るべき存在だと接して来た。そのせいだろうか、僕の中に…“諏訪子と同じ力がある“のは。
気づいたのはご飯を食べて、回復した妖力を確認した時だ。妖力が反発する何かを感じ取った時に、これが諏訪子と同じ力と気づいた。
諏訪子はこれを“神力“と言っていた。そして、神力は人の信仰心によって増えていくものだと教わった。つまり僕の体の中にある神力の原因は、どこかの街や村の誰かが、僕を信仰しているということだ。いったいどこの誰かなのかはわからないが、こうして新たな力が手に入るのは新しい強さへの道のりができたということだから、かなり嬉しい。これから僕は、この人間の信頼の証明とも言えるこの力を正しく使えるようにしなければいけないのだろう。
「…鍛錬」
今はそれしかやることがない。
僕は狐火を消して立ち上がり、中庭へと続く襖を開けて、中庭へと赴いた…。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
“神力“。それは神が使う、世界の常識を超えた力のことだ。天地を創り、砕き、壊すほどの強大な力。それは生物の信仰心によって量が増幅し、そして生物の命を脅かす妖怪を裁く力である。
では、その妖怪が神力を持った場合はどうなるのだろう。手に入れてしまったその力に苦しみ、信仰に殺されるのか。はたまたその力を自在に操り、妖怪にして神に至った存在として世界に君臨するのか。
僕こと黒鉄鈴八は、その後者だった。
拳に妖力を乗せて、一撃。その一撃にさらに神力を加えると、相乗効果にも比にならないほどの威力が空を切る。一撃が突風となって広がり、桜の木を大きく揺らした。
「…(凄まじいな)」
軽い一撃でこの威力。かつての百鬼夜行の主と戦った時以上の威力であり、あの時の百鬼と今の状態で戦えば、おそらく勝負にもならないだろう。元はと言えばこれは妖怪を裁く力。妖怪の一種でしかない鬼である百鬼にはめっぽう強いのだ。
それなのに一通り確認してみても、神力が僕の体を蝕むことはない。むしろ逆に活力が湧いてきて、今なら1週間はぶっ通しで戦い続けられそうな気がする。
やはり、自分の力が高まる感覚は心地良い。もっと正確に、もっと的確に自分の力を見抜くことができれば良いのに…と僕は思う。そうすれば、僕の身体の事について深く知れるし、知ることができればもっと強くなれる。僕はまだまだ強くなれる、新たな力と新たな使い方を覚えて、もっと精進しないと…。
「…っ!」
一撃一撃を丁寧に。寸分狂わない軌道で拳をゆっくりと突き、ゆっくりと構えを解く。そしてまた構え、丁寧に突き、解く。突き、解く。このルーティンを繰り返し、このゆっくりから少しずつ速くする。
これは随分と前に“思い出した”鍛錬法で、名を“感謝の正拳突き”というものだ。とあるアニメの最強級のキャラクターが編み出した鍛錬法であり、その内容の本質は“武への感謝”というもの。
感謝、即ち心の洗練。心から正し、肉体を正し、武を正す心身一体の修行法。感謝の礼から始まり、構え、拳を放つ。僕がやっているのはこの鍛錬法を少し変化させたものである。
そもそもとして、僕の闘い方は“武”ではない。どちらかというと“喧嘩”や“闘争”に近く、生き残るための戦い方なのだ。肉体を鍛えるための鍛錬に、武への感謝はいらない。だから僕は、感謝を省いて生き残るために…“殺意”を込めて拳を突いている。
闘争に於いて生きることとは、相手を殺すこと。僕にとっての闘争とは、生き残るための戦い。
ひたすらに、いかに相手を殺すか、いかに相手に諦めさせるかを追求した闘い方。
その大元となる殺意を洗練するために、僕は今日も殺意を込めて拳を突く。
…それにしても、
永琳も百鬼もここ千二百年、姿形も噂すらも見つけられない。
…もしかしたら、僕のような千を生きる妖怪はもういないのかもしれない。
そう思うと…拳が重たくなった。思うように動かない、殺意が燻る。
今日はだめだ、これ以上鍛錬を続けようにも確実に意味がない。
僕は拳を下ろし、妖力と神力を納める。
ふと上を見上げると、綺麗な満月が淡く輝っている。
「…永琳、百鬼」
___君達は今もこの満月を眺めているのかな。
“また明日”はまだ遠そうだ。
いかがでしたでしょうか?
私は疲れました(絶)
次回の話は何にしましょうか…とここ数ヶ月考えてるうちに私は成人と共に車の免許までとってしまう始末。偉業とも言っていい所業なので誰か褒めてください。次作書きますから(涙)
上司には理不尽な理由やタイミングの悪さが重なって怒られ、仲が良かった同僚とはあまり話さなくなり、唯一の救いは私が大人になっても変わらない態度で接してくれる数少ない友人や家族、そしてサボテン(枯れかけ)。
まだまだ弱卒&出来損ないの私ですが、これからの人生を頑張って、隙間を縫うようにしてこの小説を進めたいと思います。
これからも私共々私の作品達をよろしくお願いします。
それでは、また次回…